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Googleビジネスプロフィールの使い方とは?登録から編集、集客までの流れを解説

Googleビジネスプロフィールとは、店舗の「営業時間」「写真」「電話番号」といった基本的な情報を登録することで、Googleマップのユーザーにアピールできる無料の集客ツールです。

しかし、実際に店舗集客に活用しようとしてもなにから始めればいいのかわからない方や、各機能の使い方が分からない方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、Googleビジネスプロフィールの使い方を初心者の方でもわかりやすいようにくわしく解説します。

店舗の集客アップさせるための使い方も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

Googleビジネスプロフィールを利用する3つのメリット

店舗集客につなげるための手段には、ホームページやポータルサイト、SNSなどさまざまな選択肢があります。

そうしたツールや媒体があふれるなか、Googleビジネスプロフィールを利用することでどんなメリットがあるのでしょうか。

この章では、Googleビジネスプロフィールを店舗集客に利用する3つのメリットを紹介します。

多くの人がGoogleマップでお店探しをしている

まず1つ目のメリットは、Googleマップに表示されるビジネスプロフィールの情報をたよりにお店を探すユーザーが増えていることです。
とくに飲食店においては、およそ77%の人がGoogleビジネスプロフィールの情報を見てから来店するというデータもあるほど、年々増加しています。

こういったデータの背景には、ポータルサイトの情報がユーザーに信用されにくくなっていることも関係しています。
その理由は掲載料が高額であること、印象操作されることがある、といった点です。

一方、Googleビジネスプロフィールであれば無料で利用できるうえ、店舗情報は「ユーザーにとって有益かどうか」を基準に、あくまでも公平にあつかわれます。

より多くのユーザーに無料でアピールできる、それこそがGoogleビジネスプロフィールを使うべき最大のメリットといえるでしょう。

競合が少ない

2つ目のメリットは、Googleビジネスプロフィールはほかのツールや媒体に比べて、競合店舗が少ない点です。
なぜなら、自社の周辺地域にあるおなじ業種の数店舗しかライバルがいないからです。

一方のポータルサイトやSNSの場合は、全国各地のユーザーに対してアピールできるので、無数の競合店舗としのぎを削らなければなりません。
競合の数が多いぶん、思ったような集客効果を得られる確率は低くなってしまいます。

ですが、Googleビジネスプロフィールならしっかりと使い方さえマスターすれば、いまよりも集客効果がアップする可能性は高いでしょう。

ユーザーが行動を起こしやすい

3つ目のメリットは、Googleビジネスプロフィールはほかのツールよりも、ユーザーが行動を起こしやすい点です。
なぜかというと、Googleビジネスプロフィール内で情報収集から予約の電話、店舗までのルート案内が一貫してできるからです。

ほとんどのユーザーは、来店するまでに複数のサイトやページを往復したり、段階を踏んだりすることを嫌がります。
一度「めんどくさい」と感じたユーザーは、店舗探しをあきらめてしまうでしょう。

その点、Googleビジネスプロフィールなら予約から来店までストレスなくできるので、ユーザーの機会損失を防げます。

着実に集客へつなげるためには、Googleビジネスプロフィールを使うべきでしょう。

Googleビジネスプロフィールを集客に利用するならまずは「オーナー確認」をしよう

結論からいうと、Googleビジネスプロフィールを店舗の集客に利用するなら、まずはオーナー確認をしておきましょう。

オーナー確認とは、その店舗の責任者が自社のGoogleビジネスプロフィールの情報を正しく管理するための認証作業です。

オーナー確認が必須な理由は、店舗の責任者がオーナー確認をしておくことで第三者のユーザーによるイタズラを防げるほか、集客に欠かせないさまざまな機能が使えるようになるからです。

具体的には、以下のような機能です。

投稿 店舗の最新情報や新メニューの告知などをユーザーにアピールできる機能
情報 店舗の営業時間や住所など基本的な情報を登録できる機能
インサイト ユーザーがどのように店舗の情報を見つけたか、見ているときにどのような行動をしたかなどのデータを見られる機能
クチコミ ユーザーからGoogleビジネスプロフィールに投稿されたクチコミの確認や返信ができる機能
メッセージ ユーザーからGoogleビジネスプロフィールに送信されたメッセージの確認や返信ができる機能
写真(動画) 店舗の外観やメニュー、サービス風景などの写真(動画)の追加や削除ができる機能
商品メニュー・サービス 店舗で取り扱っている製品をネットショップのように写真や説明文付きでアピールできる機能
ウェブサイト 簡易的な店舗用のホームページの作成や管理ができる機能
ユーザー Googleビジネスプロフィールの管理者(オーナー)の追加や削除ができる機能

第三者によるイタズラ防止、および集客に役立つ機能を開放するため、まずはオーナー確認を完了させておくことをおすすめします。

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認後にやるべき3つのこと

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認は完了したものの、まず何から手をつければ良いか迷ってしまうこともあるでしょう。

そんなときは、以下の3つの作業から始めてみましょう。

  • 店舗の不足している情報を入力する
  • 店舗の写真を追加する
  • メール通知設定をすべてONにする

まだ登録していない情報を入力する

まずは、Googleビジネスプロフィールにまだ登録していない店舗の情報をすべて入力しましょう。

店舗名や住所はもちろん、電話番号・営業時間など、できるだけ空欄がないように埋めておくことが大事です。

こういった情報が不足していると、ユーザーが情報収集から来店までスムーズに完結できなくなるほか、自社のGoogleビジネスプロフィールを見たユーザーが不信感を抱く原因となってしまいます。

自分が来店する側の立場であれば、店舗の情報があまり載っていないと「この店は大丈夫かな」と不安になってしまうはずです。

そのため、不足している情報がある場合は、まずはしっかりと入力しておきましょう。

店舗の写真を追加する

つぎは、Googleビジネスプロフィールに店舗の外観や店内の雰囲気を収めた画質の良い写真を追加しましょう。

ユーザーに対して写真で視覚的にアピールすることで、「来店してみたい」「購入してみたい」という購買意欲を刺激しやすくなります

実際、Googleビジネスプロフィールに美味しそうな料理やおしゃれな店内の写真が掲載されていたら、それを見ただけで来店したくなってしまうものです。

だれもが来店したくなる魅力的な写真をたくさん追加して、より多くのユーザーにアピールしましょう。

Googleから届くメールの通知設定をすべてONにする

最後に、Googleビジネスプロフィールのメールの通知設定をすべてONにしましょう。

Googleから送信されるメールは、ユーザーからの問い合わせや来店予約の通知など、いずれも重要なものばかりです。

もしもメールの通知がOFFのままだと、

  • 問い合わせ(メッセージ)に気がつかず、返信が遅れた
  • ユーザーからの来店予約に気がつかず、対応できなかった

といったトラブルの原因となってしまいます。

そうすると、ユーザーに「無視された」「せっかく来店しようと思ったのに」とネガティブな印象を与え、店舗の信頼性の低下や機会損失を招いてしまいかねません。

トラブル対応やクレーム処理に追われて店舗に悪影響を及ぼさないよう、忘れずにGoogleからのメール通知設定を「ON」にしておきましょう。

Googleビジネスプロフィールで集客するための使い方

最初にやるべき3つの作業が完了したら、次はGoogleビジネスプロフィールを本格的に使って店舗の集客率アップを目指しましょう。

そのために重要なポイントは以下の6つです。

  • 「投稿」で店舗の情報を発信する
  • 「写真」で店内の雰囲気をアピールする
  • 「ウェブサイト」で店舗用のホームページを作成する
  • 「クチコミ」をたくさん集める
  • 「ローカル検索広告」でさらに集客効果をアップさせる
  • 「インサイト」で集客効果を確認する

「投稿」で最新情報の発信やクーポンを掲載する

Googleマイビジネスの投稿が表示される場所

Googleビジネスプロフィールでは、店舗の最新情報やお得なクーポンを掲載した投稿ができます。

「本日のおすすめメニュー」「雨の日限定クーポン」など、ユーザーが興味を示しやすい内容を投稿して店舗の集客率のアップを目指しましょう。

ただし、投稿する内容や質にこだわりすぎると、次第にアイデアが尽きて投稿を断念してしまいかねません。

Googleはつねに新しい情報やサービスをユーザーに届けたいという願いを掲げているので、重要なのは投稿をつづけることです。

「投稿する内容がなかなか浮かばない」という場合は、店舗の近況や経営者のつぶやきなどSNS感覚で投稿を継続することを目標にしましょう。

「写真」で店内の雰囲気をアピールする

Googleマイビジネスの写真

Googleビジネスプロフィールには、店舗やメニューを収めた写真を追加できます。

店内の雰囲気が伝わる写真でユーザーに来店した時のイメージをさせて、集客率のアップを目指しましょう。

多くのユーザーは、店内の雰囲気やメニューの内容がわからない状態で来店することをためらってしまいます

実際にリクルートライフスタイルの「飲食店リピート実態&要因調査」によると、「店舗を探すユーザーの多くは、店内の雰囲気やメニューなどを事前に見てから来店している」ということがわかっています。

そのため、ユーザーが安心して来店できるように店内の雰囲気をアピールできる写真を追加しましょう。

また、店内の雰囲気がユーザーに伝わりやすくなるもうひとつの方法が、「Googleストリートビュー屋内版」の導入です。

Googleストリートビュー屋内版とは、Google検索やGoogleマップから店内360°のパノラマ写真を見られるサービスです。

Googleストリートビュー屋内版を導入することで、

  • ユーザーの興味を引ける確率が2倍になる
  • ユーザーが商品を購入する確率が1.3倍になる

というデータを、Googleがストリートビューの公式ページで公表しています。

業者に導入を依頼する場合、約3万円〜10万円ほどで店内の写真撮影や編集、Googleビジネスプロフィールへの追加ができます。

一度追加すれば維持費をかけることなく店舗の魅力を最大限にアピールできるので、まだGoogleビジネスプロフィールの管理を始めたばかりの店舗や、いまから本格的に運用をしたい店舗におすすめです。

弊社ではGoogleから正式に実績やスキルを評価された「認定フォトグラファー」と呼ばれるプロの撮影スタッフが、店舗・中小企業様のストリートビュー導入のサポートをしております。

弊社ではお見積もりのみのご相談も承っておりますので、興味のある方はぜひ一度ご相談ください。

「ウェブサイト」で店舗用のホームページを作成する

Googleビジネスプロフィールには、簡易的なホームページを無料で作成できる「ウェブサイト」という機能があります。

店舗用のホームページがあると、

店舗の売上がアップする店舗の信頼性がアップする

など、さまざまなメリットがあります。

一方で、作成が面倒だからとホームページがないまま放置していると、「本当に実在する店舗なのか」「やましい商売をしているのではないか」など、ユーザーが不信感を抱く原因となってしまいます。

たしかに、ホームページの作成は「専門的な知識や技術が必要だから面倒」というイメージがありますが、Googleビジネスプロフィールのウェブサイト機能ならいくつかの手順に従うだけで簡単に作成できます。

まだ店舗用のホームページがない場合は、この機会に作成して集客率のアップを目指しましょう。

「良い口コミ」を増やす

Googleビジネスプロフィールには、来店したユーザーに店舗の口コミを投稿してもらえる機能があります。

良い口コミを増やして店舗の集客率アップを目指しましょう。

実際に三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「口コミに関するアンケート」の調査結果では、「商品・サービスの購入前におよそ80%以上の人がクチコミを確認する」ということがわかっています。

このように多くの人がクチコミを商品・サービス購入の判断材料にしていることから、ビジネスにおいてクチコミを集めることの重要性が伺えます。

ユーザーからの良い口コミを増やすためには以下の方法がおすすめです。

  • 来店したユーザーに直接依頼する
  • 店内にチラシを掲示する
  • 公式SNSで呼びかける

ただし、ユーザーからGoogleビジネスプロフィールにクチコミを投稿してもらう見返りとして、現金や金品などを渡す行為はガイドラインで禁止されているので注意しましょう。

また、ユーザーからのクチコミは決してポジティブなものばかりではなく、店舗に対する厳しい意見やサービスへの不満などネガティブなものもあるでしょう。

そういったクチコミをGoogleビジネスプロフィールの管理者(オーナー)の判断で削除する機能は、2023年12月現在も実装されていません。

ネガティブなクチコミに対しては、謝罪とサービス改善の旨を返信して真摯な対応を心がけましょう。

「ローカル検索広告」でさらに集客率をアップさせる

ローカル検索広告

Googleビジネスプロフィールのローカル検索広告を利用して、さらに店舗の集客率アップを目指しましょう。

ローカル検索広告とは、Googleに料金を支払うことで自社のGoogleビジネスプロフィールをGoogleマップの目立つ場所に表示できる機能です。

必然的にユーザーに店舗を見つけてもらえる機会が増えるため、Googleビジネスプロフィールからの集客効果が高まることが期待できます。

ただし、ローカル検索広告を運用するためには毎月料金を支払う必要があるので、店舗の予算をふまえて慎重に検討しましょう。

「インサイト」で集客効果を確認する

Googleビジネスプロフィールには、「インサイト」というGoogleが公式で提供している分析機能があります。

インサイトでは、自社のGoogleビジネスプロフィールに関する以下のデータが見られます。

ユーザーに何回見られたかユーザーがどのような方法でたどり着いたかどのような検索キーワードで表示されたか

これらのデータを分析して、Googleビジネスプロフィールで店舗の集客効果がどれほど現れているのかを確認しましょう。

あまり集客効果が現れていない場合は、「投稿内容にキーワードを盛り込む」「店舗の写真をたくさん追加する」などユーザーに見てもらいやすくなる対策をして、再度集客効果を確認します。

このサイクルによって徐々にGoogleビジネスプロフィールの情報が充実し、店舗の集客効果が現れやすくなるでしょう。

Googleビジネスプロフィールの運用を開始したいけど人員や時間が足りないときは

Googleビジネスプロフィールは、登録や情報の編集などのシンプルな操作だけなら、本記事を参考にすればカンタンにできます。

しかし、中にはお店が忙しくてGoogleビジネスプロフィールの運用に人員や時間を割けないという方もいらっしゃるでしょう。

そんなときは、トリニアスのGoogleビジネスプロフィール運用代行サービスをご検討ください。

弊社の代行サービスはGoogleビジネスプロフィールへの登録作業はもちろん、情報の最適化から集客につなげるための施策まで、忙しいあなたに代わって対応します。

集客に興味はあるけど人員や時間が確保できない、Googleビジネスプロフィールの使い方がよくわからないという方は、まずはトリニアスまでご相談ください。

また、Googleビジネスプロフィールの運用方法に関する資料(無料)もあるので、ダウンロードだけでもしてみてください。

Googleビジネスプロフィールの使い方でよくある質問

ここからはGoogleビジネスプロフィールの使い方に関してよくある質問を、Q&A方式で紹介していきます。

Q.ログインができない

A.Googleビジネスプロフィールにログインできない場合は、「ログインパスワードの再設定」「ログインするアカウントが間違っていないか」などを試してみましょう。

Q.店舗を一時的に休業したい

A、Googleビジネスプロフィールの管理画面から臨時休業マークを設定しましょう。

Q.店舗の住所を非公開にしたい

A、Googleビジネスプロフィール管理画面から、店舗の住所を非公開に設定しましょう。

Q.同じ内容の投稿をSNSでも発信したい

A、GoogleビジネスプロフィールとSNSを連携させましょう。そうすることで一度の投稿で同時に発信できるので、作業の負担を軽減できます。

Googleビジネスプロフィールの使い方まとめ

今回は、Googleビジネスプロフィールの使い方について解説しました。

初心者の方が最初からさまざまな機能を使いこなすことは難しいかもしれませんが、店舗の集客率をアップさせるためには、それぞれの使い方を正しく理解して運用することが重要です。

本記事を参考にGoogleビジネスプロフィールを使いこなして、店舗の集客率や売上のアップを目指しましょう。

また、自社でGoogleビジネスプロフィールを管理・運用するのが難しい場合は、代行サービスを利用するのもひとつの手段です。

そうすることで、自社でGoogleビジネスプロフィールの管理のために人員を確保する必要がなく、店舗本来の業務に専念できるようになります。

トリニアスではMEO対策を中心に、これまで4,000社以上の中小企業・店舗様のGoogleビジネスプロフィールの運用をお手伝いしております。

Googleビジネスプロフィールの使い方や店舗の集客対策にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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