Googleマップを見たら、自分のお店が「閉業」になっていた。営業時間や店名が、いつの間にか変わっていた。こうしたことは、お店の人が知らないうちに起きることがあります。

原因の一つが、お店の人以外の利用者による「編集の提案」です。Googleは提案を受けたオーナーに通知を送り、4日以内に承認か拒否をするよう案内しています。対応しないままにすると、事実と違う内容でも反映されてしまうことがあります。

この記事では、編集の提案の仕組みと「4日」の意味を、Googleのヘルプをもとに整理します。あわせて、当社で確認した2つの事例(4日以内に対応して閉業を防げたお店と、対応されずに閉業になったお店)と、勝手に変わったときの直し方をご紹介します。

Googleマップの情報は、お店以外の人も修正を提案できる

Googleマップの店舗情報は、お店の人だけが書き換えられるものではありません。Googleは、利用者からの情報提供を募っています。

たとえばGoogleマップのヘルプには、利用者が場所を選び、「情報の修正を提案」、「この場所は閉業したか、ここにはありません」、「閉業している」の順に選んで送信する手順が掲載されています。つまり、お店の人でなくても、そのお店を「閉業」として報告できるということです。

出典:Google マップで「営業再開」または「閉業」のマークを付ける(Google マップ ヘルプ)

提案される内容は閉業だけではありません。当社で確認しているだけでも、営業時間、店名など、さまざまなパターンがあります。

届く通知メールには「Google マップのユーザー」としか書かれておらず、提案した人が誰なのか、どんな意図だったのかは分かりません。嫌がらせのこともあれば、利用者の勘違いのこともあるでしょう。ただ、どちらの場合でも、お店がやるべきことは同じです。

米国では、提案がさらに手軽になる機能も

Googleは2026年9月、米国で先行して、会話形式で店舗情報の修正を提案できる「Tell Maps」という機能の提供を始めました。店頭の看板の写真をアップロードすると、Googleマップが写真から営業時間を読み取り、確認のうえで提案として送信できる仕組みです。今後ほかの国にも広げるとしていますが、日本での提供時期は発表されていません。

Googleは、提案された内容は正確かどうかを確認しており、ポリシーに違反する提案は掲載しないと説明しています。一方で海外の専門家からは、手軽になったぶん悪用されるおそれを指摘する声も出ています。

もっとも、Tell Mapsが日本で使えるようになるかどうかにかかわらず、Googleマップの「情報の修正を提案」からは、日本でもすでに誰でも店舗情報の修正を提案できます。

出典:Search Engine Roundtable(2026年9月2日)

編集の提案は、通知から4日以内に承認か拒否を

第三者からの提案について、お店のオーナーは確認の機会を与えられています。Googleのヘルプには、次のように書かれています。

Googleのヘルプに書かれていること
  1. Google は、ビジネス プロフィールの更新に関する提案をユーザーから受け取ることがあります。
  2. 提案された編集内容をご確認いただく必要がある場合は、メールまたはサービス内通知が届くことがあります。
  3. 通知が届いてから 4 日以内に、提案を承認または拒否してください。
  4. 一般公開されている他の情報で裏付けられる更新内容については、自動的に公開されることがあります。
  5. Google は、ユーザーから提案された編集内容を、事前の審査なしでビジネス情報に適用することがあります。

出典:ビジネス プロフィールに対する Google による変更を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

この「4日」は、2026年9月にGoogleがヘルプに明記したものです。海外のSEO専門メディアは、新しいルールができたというより、それまでの運用が文章で明確にされたものだと伝えています。

出典:Search Engine Roundtable(2026年9月23日)

第三者から編集の提案があったときの流れ
第三者が、お店の情報の修正を提案する
オーナーに、メールまたは管理画面で通知が届く
4日以内に対応した
オーナーの判断が反映される・正しい提案なら承認
・事実と違う提案なら拒否
4日以内に対応しなかった
自動で反映されることがある・ほかの公開情報で裏付けられると判断されれば、事実と違う内容でも反映されうる
このほか、事前の審査なしで反映されることもあります。

なぜ、事実と違う提案でも反映されてしまうのか

ポイントは、「一般公開されている他の情報で裏付けられる」という条件です。Googleは、ホームページなど、ほかの場所に出ている情報と照らし合わせて判断します。

ほかのサイトに古い営業時間が残っていたり、以前の店名のままのページがあったりすると、それが「裏付け」と判断されるおそれがあります。お店の人から見れば事実ではない内容でも、Googleから見て裏付けがあると判断されれば、反映されてしまうことがあるわけです。

さらにヘルプには、事前の審査なしで適用されることもあると書かれています。4日待ってもらえるとは限らないので、通知が来たらその日のうちに確認するくらいの意識でいるのが安全です。

どんな通知が届くのか

当社では、2026年5月1日にはこの件名の通知を受け取っていたことを確認しています。そのときの通知は「7日以内」の返信を求める文面でしたが、今届く通知には「4日以内」と書かれています。件名は次のとおりです。

[ご対応のお願い]: ●●●● 様、ビジネス プロフィールへの Google による変更をご確認ください

Googleから届いた編集の提案の通知メール(この編集内容は正しいですか?お店やサービスのステータスを「閉業」に更新するよう提案されています)
当社で確認した事例で、実際に届いた通知メール(画像を押すと拡大できます)

メールの本文には、次のように書かれています。

この編集内容は正しいですか?

Google マップのユーザーが、お客様のビジネス プロフィールに記載されている情報に 古いものが含まれている可能性があることに気づき、更新を提案しました。

お店やサービスのステータスを「閉業」に更新するよう提案されています。

4 日以内に下のリンクをクリックして、フィードバックをお寄せください。

メールの中に「はい、正確です」と「いいえ、間違っています」の2つのボタンがあります。提案が正しければ「はい、正確です」、事実と違っていれば「いいえ、間違っています」を押します。通知メールそのものにも、4日以内という期限がはっきり書かれています。

ボタンを押して回答すると、「フィードバックが記録されました」という画面が表示されます。この画面が出れば回答は送れています。提案が反映されずに済んだかどうかは、数日後にGoogleマップでお店の情報を見て確かめましょう。

編集の提案に回答したあとに表示される「フィードバックが記録されました」の画面
回答したあとに表示される画面(画像を押すと拡大できます)

海外でも、「Does this look right to you?(この情報で合っていますか?)」という件名で、同じ形式のメールが届いていると報じられています。

出典:Search Engine Roundtable(2026年9月)

【事例】4日以内に対応したお店と、対応されなかったお店

当社で確認した2つの事例を紹介します。どちらも「閉業」への更新を提案されたケースですが、4日以内に対応できたかどうかで、結果がはっきり分かれました。

事例1:通知に気づいてすぐ対応し、閉業を防げた(当社の契約店舗)

当社が担当しているカフェに、「閉業」への更新を提案する通知が届きました。上で紹介した通知メールが、このときに届いたものです。

当社では通知メールを社内のチャットに自動で転送しているため、届いてすぐに気づき、お店の営業状況を確認しました。そのうえで「いいえ、間違っています」でフィードバックを送り、閉業に変わるのを防ぎました。

事例2:対応されないまま、約4日で閉業に(当社の取引先ではないハウスクリーニング店)

こちらは、提案に対応がされないまま4日が過ぎ、お店の情報が「閉業」に変わってしまったケースです。

時期起きたこと
通知が届いた日「閉業」への更新を提案する通知が届く
約4日後提案に対応がないまま、お店の情報が「閉業」に変わる
その後プロフィールがオーナー確認の必要な状態になり、執筆時点でもまだ元に戻っていない

2つの事例から分かったこと

1. 4日という期限どおりに反映された
対応されなかった店舗では、通知から約4日で、提案どおり「閉業」に変わりました。Googleのヘルプや通知メールにある「4日」は、実際にそのとおりに動く期限だということです。

2. 一度反映されると、元に戻すのに手間がかかる
閉業に変わったあと、プロフィールはオーナー確認が必要な状態になりました。4日以内に「いいえ、間違っています」を押していれば防げたことが、反映されたあとは手続きのやり直しになります。

3. 分かれ目は「4日以内に判断して動けるかどうか」
同じ「閉業」の提案でも、通知にすぐ気づいて対応したお店は守られ、対応されなかったお店は閉業になりました。通知を受け取る仕組みと、4日以内に判断する人の両方が必要です。

勝手に変わってしまったときの直し方

閉業にされてしまった場合

Googleビジネスプロフィールで、営業中に再設定します。Googleのヘルプでは、パソコンでの手順が次のように案内されています。

営業中に再設定する手順(Googleのヘルプより)
  1. ビジネス プロフィールに移動する
  2. 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選ぶ
  3. 「営業時間」の横にある編集アイコンを押し、「決まった営業時間で営業している」を選ぶ
  4. 営業日のチェックボックスをオンにする
  5. プルダウンで営業時間を設定する
  6. 「保存」をクリックする

出典:ビジネス情報を営業中に再設定する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

再設定すると、Googleマップと検索で、プロフィールに閉業のマークが表示されなくなります。

営業時間や店名などが変わってしまった場合

管理画面の「プロフィールを編集」から、正しい情報に直します。店名や住所の変え方は、次の記事で詳しく解説しています。

▶ Googleマップに表示された店舗名を変更する方法とは?

▶ Googleマップの住所変更方法!反映されない時の対処法も解説

直したあとに、ほかのサイトの情報もそろえる

Googleは、ほかの公開情報を裏付けにして判断します。ホームページやグルメサイト、SNSなどに古い情報が残っていると、また同じ内容の提案が通ってしまうおそれがあります。Googleビジネスプロフィールを直したら、ほかの場所の店舗情報も同じ内容にそろえておきましょう。

勝手な変更を防ぐために、お店がやっておくこと

第三者からの提案そのものを止めることはできません。できるのは、提案に気づいて、4日以内に対応できる状態をつくっておくことです。

お店がやっておくこと
  1. 通知が確実に届く受信箱にしておく:Googleからの通知メールが、運用の担当者が毎日見ているメールアドレスに届くようにしておきます
  2. 通知が来たら4日以内に確認する:正しい提案なら承認、事実と違う提案なら拒否します。事前の審査なしで反映されることもあるので、できるだけ早く確認します
  3. ほかのサイトの情報を最新にそろえる:ホームページやグルメサイトなどに古い情報が残っていると、誤った提案の裏付けにされるおそれがあります
  4. ときどき自分のお店のページを確認する:店名、営業時間、営業状況などが正しいかを、定期的に見ておくと早く気づけます

担当者が複数いる場合は、それぞれのGoogleアカウントをビジネスプロフィールのオーナーか管理者として招待しておくと、1人が休みの日でもほかの人が対応できます。Googleのヘルプによると、管理者もオーナーと同じく「Google による変更」を承認できます。

出典:ビジネス プロフィールのオーナーと管理者を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

▶ 【図解】Googleビジネスプロフィールの管理者アカウント追加方法とは?

当社で行っていること

当社では、契約している店舗について、Googleからの通知メールを社内のチャットに自動で転送しています。通知が届いたらすぐに事実を確認しに行き、事実と違う提案であれば「いいえ、間違っています」でフィードバックを送って、情報が勝手に変わるのを防いでいます。

通知を1人の受信箱だけに届けていると、休みの日や見落としで4日が過ぎてしまうことがあります。チームで見られる場所に通知が届く仕組みにしておくのがおすすめです。

Googleからの通知メールを見落とさないことは、編集の提案に限りません。クチコミの投稿が制限されたときも、気づく手がかりは通知メールでした。

▶ Googleのクチコミが書けない原因は?投稿制限の実例と再審査の手順

Googleマップの店舗情報を、勝手に変えられないように守りたい方へ

当社のMEO対策サービス「MEO prime」の契約店舗では、Googleからの通知を社内のチャットで共有し、編集の提案が届いたらすぐに事実を確認して対応しています。

MEO primeのサービス内容を見る

よくある質問(FAQ)

Googleマップの情報が勝手に変わるのはなぜですか?

Googleマップでは、お店の人以外の利用者も、店名や営業時間、閉業などの情報について修正を提案できます。Googleはユーザーから提案を受け取ることがあり、内容によってはビジネス情報に反映されます。オーナーが知らないうちに情報が変わっていた場合は、第三者からの編集の提案が反映された可能性があります。

第三者からの編集の提案には、いつまでに対応すればよいですか?

Googleのヘルプでは、通知が届いてから4日以内に、提案を承認または拒否するよう案内されています。4日以内に対応しない場合、一般公開されているほかの情報で裏付けられる更新内容は、自動的に公開されることがあります。

事実と違う提案でも反映されてしまうことはありますか?

あります。Googleは、ホームページなど一般公開されているほかの情報で裏付けられる更新内容を、自動的に公開することがあるとしています。ほかのサイトに古い情報や誤った情報が残っていると、それが裏付けと判断されるおそれがあります。また、事前の審査なしでビジネス情報に適用されることもあるため、通知が届いたら早めに確認することが大切です。

勝手に閉業にされてしまったら、どう直せばよいですか?

Googleビジネスプロフィールで、営業中に再設定します。Googleのヘルプでは、「プロフィールを編集」から「営業時間」を選び、「決まった営業時間で営業している」を選んで営業日と営業時間を設定し、保存する手順が案内されています。再設定すると、Googleマップと検索で閉業のマークが表示されなくなります。

閉業などの提案をしたのは誰か分かりますか?

通知メールには「Google マップのユーザー」としか書かれておらず、提案した人やその意図は分かりません。嫌がらせの場合もあれば、利用者の勘違いの場合もあります。どちらの場合でも、事実と違う提案は4日以内に拒否し、正しい情報になっているかを確認するという対応は同じです。

勝手に情報を変えられないようにするには、どうすればよいですか?

提案そのものを止めることはできません。Googleからの通知メールが確実に届く受信箱にしておき、通知が来たら4日以内に確認して承認か拒否をすることが基本です。あわせて、ホームページやほかのサイトの店舗情報を最新にそろえておくと、誤った提案が裏付けと判断されにくくなります。

まとめ

Googleマップの店舗情報は、お店以外の利用者も修正を提案できます。閉業、営業時間、店名など、提案される内容はさまざまです。

Googleのヘルプでは、通知が届いてから4日以内に、提案を承認または拒否するよう案内されています。対応しないままにすると、ほかの公開情報で裏付けられると判断された場合、事実と違う内容でも反映されることがあります。当社で確認した事例でも、通知にすぐ気づいて対応したお店は閉業を防げた一方、対応されなかったお店は約4日で閉業に変わりました。

提案そのものは止められません。通知が確実に届くようにしておき、4日以内に対応すること、ほかのサイトの情報も最新にそろえておくことが大切です。Googleビジネスプロフィールの運用でお困りの場合は、MEO primeまでお気軽にご相談ください。

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お客様から「Googleにクチコミを書こうとしたら、書けなかった」と言われたことはありませんか。あるいは、自分のお店のページを開いたら、クチコミの欄そのものが見当たらなかったということはないでしょうか。

原因はお客様側の操作にあることもあれば、お店のビジネスプロフィール側で、Googleがクチコミの投稿を制限していることもあります。後者の場合、お客様が何度試しても書くことはできません。

この記事では、まず「書けない」の原因の切り分け方を整理し、Googleがクチコミを制限する2つのケースを解説します。そのうえで、当社がMEO対策を担当しているラーメン店で実際に2回制限を受けたときの記録と、再審査の請求から解除までの流れをご紹介します。

「クチコミが書けない」と言われたら、まず切り分けること

クチコミが書けない原因は、大きく分けて「お客様側」と「お店側」の2つです。まずはお客様側でよくある原因を確認してください。

お客様側でよくある原因
  1. Googleアカウントにログインしていない(クチコミの投稿にはログインが必要です)
  2. 同じアカウントで、すでにそのお店にクチコミを書いている(内容を変えたい場合は、投稿済みのクチコミを編集できます)
  3. アプリやブラウザの一時的な不具合(アプリを最新にする、別のブラウザで試すなど)

投稿・編集の手順は、Googleのヘルプ「Google マップでクチコミと評価を追加、編集、削除する」で確認できます。

なお、「書けたのに表示されない」という場合は、投稿後にGoogleの審査で非表示になっている可能性があります。こちらは原因と対処法が異なるため、次の記事で詳しく解説しています。

▶ Googleマップでクチコミが表示されない!その原因と対処法とは?

一方、お店のページにクチコミを書く場所そのものが表示されていない場合や、複数のお客様から同じ時期に「書けない」と言われた場合は、お店側の原因を疑ってください。Googleがそのお店へのクチコミの投稿を制限している可能性があります。

「クチコミが書けない」と言われたときの見分け方
お客様から「クチコミが書けない」と言われた
Googleマップで自分のお店のページを開き、
クチコミの欄が表示されているかを見る
欄が表示されている
まずはお客様側の原因・Googleアカウントにログインしているか
・アプリやブラウザの不具合ではないか
・複数の人から言われたら、Googleからの通知メールも確認
欄が消えている
お店側の原因の可能性が高い・Googleがクチコミの投稿を制限している
・Googleからの通知メールを確認
・心当たりがなければ再審査を検討

Googleがクチコミの投稿を制限する2つのケース

Googleがお店へのクチコミの投稿を止めるケースは、大きく2つあります。理由も期間も異なるため、届いた通知の中身で見分けてください。

ケース1:ポリシー違反(虚偽のエンゲージメント)と判断された場合

Googleが、お店のクチコミの中に「虚偽のクチコミ」や「見返りと引き換えに投稿されたクチコミ」があると判断した場合に行われる制限です。当社が担当するラーメン店に届いたのは、こちらの通知でした。

Googleから届いたクチコミ投稿制限の通知メール(お客様のビジネス プロフィールへのレビューと評価の投稿が制限されます)
当社が担当するラーメン店に実際に届いた通知メール

メールの本文は次のとおりです。

お客様のビジネス プロフィールへのレビューと評価の投稿が制限されます

●●●● 様のプロフィールにおいて、虚偽またはインセンティブ(支払い、割引、無料の商品やサービスなど)が提供されたレビューの投稿が認められました。これは、Google の虚偽のエンゲージメントに関するポリシーに違反するものであり、許可されておりません。

そのため、間もなくお客様のプロフィールに制限が適用されます。ユーザーは 30 日間、お客様のビジネス プロフィールへの評価とクチコミの新規投稿ができなくなります。また、ユーザーには不審なクチコミが削除された旨の警告が表示されます。

これが誤りであるとお考えの場合は、下のボタンを使用して、この決定の再審査を請求していただけます。

Googleのヘルプでは、この制限の内容として次の3つが挙げられています。

ポリシー違反による制限の内容(Googleのヘルプより)
  1. 一定期間、ビジネス プロフィールで新しいクチコミや評価を受け取ることができなくなる
  2. 一定期間、ビジネス プロフィールの既存のクチコミや評価が非公開になる
  3. 虚偽のクチコミが削除されたことを消費者に知らせる警告がビジネス プロフィールに表示される

出典:ポリシー違反によるビジネス プロフィールの制限(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

注目したいのは2つ目です。新しいクチコミが書けなくなるだけでなく、これまでのクチコミも見えなくなります。お店のページからクチコミの欄が消えたように見えるのは、このためです。

ケース2:スパムと思われるクチコミの急増を検知した場合

2026年9月には、別の種類の通知がオーナーに届いたことが、海外のSEO専門メディアで報じられました。こちらは、短期間にクチコミが急に増えたことをGoogleが検知し、一時的に受付を止めるものです。

急増を検知したときの通知の要点
  1. スパムと思われるクチコミの急増を検知し、評価に影響しないよう削除した
  2. 新しい評価・クチコミ・その他のユーザーからの投稿を一時的に停止した
  3. リスクが下がれば停止を解除する。通常は数日以内
  4. オーナー側の対応は不要。正当なクチコミが誤って削除されたと考える場合は、再審査を依頼できる

出典:Search Engine Roundtable(2026年9月22日)。英語版の通知メールの文面をもとに要約しています。

同じ記事では、海外のSEO専門家が、新しく開業した店舗でいつもどおり継続的にクチコミを集めていたところ、この通知を受けたという元顧客の事例を紹介しています。本人は「Googleが集め方を疑ったのだろう」と見ています。正当に集めたクチコミでも、疑われることはあるということです。

2つのケースの違い

ケース1ポリシー違反と判断された
30日間
通知メールに書かれた制限の期間
きっかけ虚偽や見返りつきのクチコミがあると判断された
これまでのクチコミ一定期間、非公開になる
再審査制限の決定そのものに対して請求できる
ケース2クチコミの急増を検知した
通常数日
通知メールに書かれた解除の目安
きっかけ短期間のクチコミの急増を検知した
これまでのクチコミスパムと判断したものは削除
再審査誤って削除されたクチコミについて依頼できる

【実例】当社が担当するラーメン店で、2回制限を受けた記録

当社がMEO対策を担当しているラーメン店で、実際に2回、ケース1の制限を受けました。そのときの経緯を記録として残します。

項目1回目2回目
通知の日2026年5月29日2026年9月28日
通知の内容ポリシー違反(虚偽のエンゲージメント)による30日間の制限1回目と同じ
Googleマップでの見え方クチコミの欄そのものが表示されず、書き込めない状態。管理画面でもクチコミが見えなくなった1回目と同じ
お客様からの指摘なしなし
当社の対応通知メールの「再審査を請求」から請求1回目と同じく再審査を請求
解除7月12日に解除を確認(約6週間)執筆時点で対応中
見えなくなったクチコミ解除後、再び表示されるようになった—

また、同じ系列の別の店舗では、7月24日に同じ内容の制限の通知が届き、9月6日に解除の通知が届きました。こちらも通知から解除まで約6週間です。ただしこの店舗では、通知が届いていた期間も、実際にはクチコミの欄は閉じられていませんでした。

これらの経験から、分かったことが4つあります。

1. お客様からは言われないので、気づきにくい
クチコミの欄そのものが表示されなくなるため、お客様は「書けない」と感じる前に、そもそも書く場所を目にしません。実際、お客様からの指摘は1件もありませんでした。気づく手がかりは、Googleからの通知メールだけでした。

2. 期間は案内どおりとは限らない
通知メールでは30日間とされ、Googleのヘルプでも再審査の審査と決定には最長5営業日かかることがあるとされています。しかし1回目は、解除を確認できるまで約6週間かかりました。同じ系列の別の店舗でも、通知から解除の通知まで約6週間でした。一方で、当社が担当する美容系の店舗では約1週間で解除されたこともあり、期間はケースによって大きく異なります。

案内された期間と、実際にかかった期間
通知メールの案内制限の期間
30日間
Googleのヘルプの案内再審査の結果が出るまで
最長5営業日
実際:ラーメン店1回目 通知5月29日 → 解除7月12日
約6週間
実際:同じ系列の別店舗通知7月24日 → 解除の通知9月6日
約6週間
実際:美容系の店舗
約1週間
棒の長さは、日数のおおよその比率です。

3. 違反の覚えがなくても、制限されることがある
このラーメン店では、クチコミの購入や見返りつきの依頼は一切行っていません。高評価だけでなく低評価のクチコミも自然に投稿されていました。それでも、Googleの判断で制限を受けることがあります。

4. 通知と実際の状態が一致しないこともある
同じ系列の別の店舗のように、制限の通知が届いてもクチコミの欄が閉じられていないことがありました。通知が届いたら、あわてる前に、まず自分のお店のページで実際にクチコミの欄がどうなっているかを確かめるのが確実です。

再審査の請求方法と、当社が実際に送った文面

ケース1の制限に心当たりがない場合は、Googleに再審査を請求できます。当社は、届いた通知メールにある「再審査を請求」ボタンから請求しました。

再審査フォームの入力項目

ボタンを押すと、「Submit Your Business Profile for Review」という再審査のフォームが開きます。通知メールは日本語でも、フォームは英語で表示されます。

Googleビジネスプロフィールの再審査請求フォーム(Submit Your Business Profile for Review)
実際の再審査フォーム。通知メールの「再審査を請求」ボタンから開きます(画像を押すと拡大できます)

入力する項目は次のとおりです。

フォームの項目(英語)意味入力するもの
Your Full Name氏名申請する人の氏名
Your official email address used to manage your Google Business Profileビジネスプロフィールの管理に使っているメールアドレスオーナーや管理者として登録しているアドレス
What is your Business Profile ID?ビジネスプロフィールID数字のID。確認方法は表の下を参照
What is the name of your business?店名Googleに登録している店名
Please explain in detail why you believe your listing has not violated our Fake Engagement policy and should not be subject to restrictions?ポリシーに違反しておらず、制限を受けるべきではないと考える理由ここに再審査を求める文面を書きます(下の実例を参照)
If applicable, please attach copies of documents (e.g. emails, images)必要に応じて、判断の助けになる資料を添付任意。機密性の高い書類は送らないよう案内されています
ビジネスプロフィールIDの確認方法
  1. Googleビジネスプロフィールにログインして、自分のお店のプロフィールを開く
  2. その他アイコン(縦に3つ並んだ点)を押す
  3. [ビジネス プロフィールの設定]→[詳細設定]の順に選ぶ
  4. 表示された「ビジネス プロフィール ID」の数字をコピーして、フォームに貼り付ける

出典:プロフィールの詳細設定を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

送信して審査が終わると、Googleからあらためてメールで連絡が来ます。

Googleのヘルプに書かれている注意点

再審査請求で気をつけること(Googleのヘルプより)
  1. 再審査請求の審査と決定には、最長で5営業日かかることがある
  2. 証拠書類は、再審査請求を送信してから60分以内に提出する必要がある
  3. 決定が出る前に、同じ問題について複数の再審査請求を送信しない

出典:ビジネス プロフィールのコンテンツとプロフィールの制限に対する再審査請求(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)

当社が実際に送った文面

1回目の制限で、理由を書く欄に記入して送った文面は次のとおりです。

Googleビジネスプロフィールの運用にあたり、レビューの購入や投稿依頼による対価提供、その他ポリシーに違反する行為は一切行っておりません。

今回ご指摘いただきましたレビューにつきましても、実際にサービスをご利用いただいたお客様が、ご自身の体験に基づいて自主的に投稿されたものと認識しております。

また、直近では高評価レビューだけではなく低評価レビューも投稿されており、さまざまなご意見やご感想が自然な形で反映されている状況です。

そのため、今回の判断に至った理由や基準について、ご教示いただくことは可能でしょうか。

弊社といたしましては、Googleのポリシーを遵守した運用を徹底しておりますため、もし誤判定による措置である場合には、再度ご確認および再審査をご検討いただけますと幸いです。

文面を考えるときのポイントは、次の4つです。

  1. ポリシーに違反する行為をしていないことを、はっきり書く(クチコミの購入や、見返りと引き換えの依頼をしていないこと)
  2. クチコミが自然に投稿されている根拠を書く(高評価だけでなく低評価も入っている、など)
  3. 判断の理由を丁寧に尋ねる
  4. 感情的にならず、事実だけを書く

送信したあとは、結果が出るまで待ちます。ヘルプにあるとおり、決定が出る前に同じ内容を何度も送らないようにしてください。

制限を受けないために、お店がやっておくこと

違反の覚えがなくても制限されることはありますが、疑われるきっかけを減らすことはできます。

やってはいけないこと
×見返りと引き換えに依頼する割引・無料の商品やサービスなどと引き換えにクチコミを依頼することは、Googleのポリシーで禁止されています
×短期間に集中して集めるキャンペーンで一気に依頼するより、日々の来店の中で自然にお願いするほうが安全です。スタッフにクチコミの件数のノルマを課すことも、ポリシーで禁止されています
×従業員や家族など、関係者に書いてもらう現在や過去の雇用関係、家族関係などにある人のクチコミは、利益相反としてポリシーで禁止されています
×満足していそうなお客様だけを選んで頼む良いクチコミだけを選んで集めることは、ポリシーで禁止されています。来店されたお客様には、同じようにお願いしましょう
×書いてほしい内容を指定するスタッフの名前など、特定の内容を書くよう頼むことも、ポリシーで禁止されています
やっておくこと
✓Googleからの通知が確実に届くようにしておく制限を受けてもお客様からは言われないことが多く、通知メールが唯一の手がかりになります。運用の担当者が毎日見ている受信箱に届くようにしましょう
✓ときどき自分のお店のページを確認するクチコミの欄がきちんと表示されているかを定期的に見ておくと、早く気づけます。通知が届いたときも、実際に欄が閉じているかを確かめましょう

出典:禁止および制限されているコンテンツ(Google マップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシー)

ポリシーに沿ったクチコミの頼み方は、例文つきで次の記事にまとめています。

▶ 【例文付き】Googleビジネスプロフィールのクチコミ投稿を依頼する方法とは?

Googleビジネスプロフィールで避けるべき行動は、こちらの記事でまとめています。

▶ アカウント停止を防ぐ!GoogleビジネスプロフィールガイドラインのNG行動

Googleからの通知メールで気づくべきことは、クチコミの制限だけではありません。店名や営業時間、営業状況などの修正を第三者が提案したときも通知が届き、4日以内に対応しないと、事実と違う内容が反映されることがあります。

▶ Googleマップが勝手に閉業に?第三者からの編集の提案は4日以内に対応を

クチコミのお願いと管理を、仕組みで回したい方へ

当社のクチコミ管理ツール「Survey prime」は、Webが苦手な方でも30秒ほどでお客様にクチコミをお願いできる仕組みと、投稿されたクチコミの内容をポジティブ・ネガティブで判定して管理する機能をそろえています。

Survey primeの資料を見る(無料)

フォームにご入力いただいたメールアドレスに、資料の閲覧用URLをお送りします。

よくある質問(FAQ)

Googleのクチコミが書けないのはなぜですか?

原因は「お客様側」と「お店側」の2つに分かれます。お客様側では、Googleアカウントにログインしていない、アプリやブラウザの一時的な不具合などがよくある原因です。お店のページにクチコミの欄が表示されていない場合や、複数のお客様から同じ時期に言われた場合は、Googleがお店へのクチコミの投稿を制限している可能性があります。

Googleにクチコミの投稿を制限されると、どうなりますか?

Googleのヘルプでは、一定期間新しいクチコミや評価を受け取れなくなること、既存のクチコミや評価が一定期間非公開になること、虚偽のクチコミが削除されたことを知らせる警告が表示されることの3つが挙げられています。当社が担当するラーメン店では、お店のページからクチコミの欄そのものが見えなくなりました。

クチコミの投稿制限は、どのくらいで解除されますか?

ポリシー違反による制限の通知メールでは、期間は30日間とされています。ただし当社が担当するラーメン店の1回目は、解除を確認できるまで約6週間かかりました。同じ系列の別の店舗でも、通知から解除の通知まで約6週間でした。約1週間で解除された店舗もあり、期間はケースによって異なります。なお、クチコミの急増を検知した場合の一時停止は、通常は数日で解除されるとGoogleの通知に書かれています。

再審査はどこから請求できますか?

Googleから届いた通知メールにある「再審査を請求」ボタンから請求できます。開くフォームは英語で表示され、氏名、ビジネスプロフィールの管理に使っているメールアドレス、ビジネスプロフィールID、店名、ポリシーに違反していないと考える理由などを入力します。

再審査の結果が出るまで、どのくらいかかりますか?

Googleのヘルプでは、再審査請求の審査と決定には最長で5営業日かかることがあるとされています。ただし当社が担当するラーメン店の1回目の制限では、再審査を請求してから解除を確認できるまで約6週間かかりました。決定が出る前に、同じ問題で何度も再審査を請求しないよう注意してください。

制限中に見えなくなったクチコミは戻りますか?

Googleのヘルプでは、制限中は既存のクチコミや評価が一定期間非公開になるとされています。当社が担当するラーメン店では、解除後に、見えなくなっていたクチコミが再び表示されるようになりました。

クチコミの投稿制限を受けないためには、どうすればよいですか?

見返りと引き換えにクチコミを依頼しない、満足していそうなお客様だけを選んで頼まない、従業員や家族など関係者に書いてもらわない、書いてほしい内容を指定しないといった、Googleのポリシーを守ることが基本です。あわせて、短期間に集中して集めないこと、Googleからの通知メールが確実に届くようにしておくことも大切です。

まとめ

「Googleのクチコミが書けない」原因には、お客様側とお店側の2つがあります。お店のページにクチコミの欄が見当たらない場合や、複数のお客様から同じ時期に言われた場合は、Googleがクチコミの投稿を制限している可能性があります。

制限には、ポリシー違反と判断された場合の制限(通知では30日間)と、クチコミの急増を検知した場合の一時停止(通常は数日)の2つがあります。前者では、これまでのクチコミも一定期間見えなくなります。

当社が担当するラーメン店では、実際に2回制限を受けました。1回目は再審査を請求したうえで、解除を確認できたのは約6週間後でした。解除後は、見えなくなっていたクチコミも再び表示されるようになりました。お客様から指摘されることはなく、気づく手がかりは通知メールだけでした。一方で、通知が届いても実際には制限されていなかった店舗もあり、通知と実際の状態は必ずしも一致しません。

違反の覚えがなくても制限されることはあります。見返りつきの依頼をしない、短期間に集中して集めないといった基本を守りつつ、通知を見落とさない体制をつくっておくことが大切です。クチコミの集め方や、Googleビジネスプロフィールの運用でお困りの場合は、MEO primeまでお気軽にご相談ください。

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本記事は提携サービスの紹介を含みます。料金・機能は2026年9月9日時点で各社公式サイトに掲載されている情報をもとにしており、非公開の項目は「要問い合わせ」と記載しています。最新の条件は必ず各社公式サイトでご確認ください。
この記事の要点
  • グルメサイトは「予約を取る」媒体、Googleマップは「近くの人に見つかる」媒体、SNSは「認知とファン化」の媒体。役割が違うので、まず何を増やしたいかを決めてから選ぶ。
  • 主要7媒体のうち無料で始められるのはホットペッパーグルメ・食べログ・楽天ぐるなび・Retty・Googleビジネスプロフィールの5つ。ヒトサラは月額制、一休.comレストランは審査制の来店成果報酬。
  • 来店1名あたりの予約課金(ディナー・公開分)は楽天ぐるなびスタート205円、ホットペッパーグルメ150円+50pt、食べログ200円と横並び。差がつくのはポイント設計・ユーザー層・管理機能。
  • 「どれか1つに全部任せる」のではなく、Googleビジネスプロフィール(無料)を土台に、客層に合うグルメサイトを1〜2つ重ねるのが現実的な組み方。

飲食店の集客経路はこの数年で大きく変わりました。かつては「グルメサイトに載せれば予約が入る」時代でしたが、いまはGoogleマップで「駅名+業態」を検索して決める人、InstagramやTikTokで店を見つけてから予約する人が増え、グルメサイトは複数ある入口のひとつになっています。

一方で、ネット予約・ポイント・クーポンをまとめて提供できるのは依然としてグルメサイトの強みです。「ホットペッパーグルメ・食べログ・楽天ぐるなび、どれに載せればいいのか」「無料プランと有料プランは何が違うのか」「Rettyやヒトサラ、一休は自分の店に合うのか」という相談は、当メディアのMEO支援の現場でも非常に多く寄せられます。

この記事では、主要7媒体(ホットペッパーグルメ/食べログ/楽天ぐるなび/Retty/ヒトサラ/一休.comレストラン/Googleビジネスプロフィール)を、各社公式サイトの掲載情報だけをもとに比較します。特定の媒体を売る記事ではなく、自店の客層・客単価・予約比率に合った媒体を選ぶための整理として読んでください。

飲食店向けグルメサイトとは?

グルメサイトとは、飲食店の店舗情報・メニュー・写真・クチコミを掲載し、利用者が検索から予約まで行えるポータルサイトのことです。店舗側は無料または有料で店舗ページを持ち、ネット予約が入るたびに手数料やポイント原資を支払う、というのが基本の仕組みです。

グルメサイトを利用するメリット

  • 予約が自動で入る:24時間ネット予約を受け付けられ、電話対応の手間が減る。ホットペッパーグルメの公式案内では「飲食店を訪れるお客様の約80%は予約なしで来店」とされ、予約なし客を予約客に変える余地が示されています。
  • 比較検討中の人に届く:「新宿 焼肉 個室」のように条件で探している人に、まだ店名を知られていなくても表示される。
  • ポイント・クーポンで背中を押せる:Ponta・dポイント(ホットペッパーグルメ)、楽天ポイント(楽天ぐるなび)、PayPayポイント(Retty・一休)、Vポイント(食べログ)など、媒体側のポイント経済圏が来店動機になる。
  • 予約台帳・分析がついてくる:無料の予約台帳(レストランボード、食べログノート、ぐるなび台帳など)で複数媒体の予約を一元管理できる。

グルメサイトとGoogleマップ(MEO)の違い

Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)は掲載もクチコミ返信もメニュー掲載も無料です。違いは「探され方」にあります。Googleマップは「近くで今すぐ」という地図起点の検索に強く、グルメサイトは「条件で比較して予約する」行動に強い。予約機能もGoogleマップは「Google で予約」という提携プロバイダ経由の仕組みで、グルメサイト各社がその予約在庫を提供する側に回っています。つまり両者は競合ではなく、MEOで見つけてもらい、グルメサイトで予約を確定させる関係です。

Googleマップ側の具体的な対策は「MEO対策で集客力アップ!Googleマップで上位表示させる方法と成功事例を紹介」で詳しく解説しています。

グルメサイトとSNS集客の違い

InstagramやTikTokは、店の空気感・料理の見た目・スタッフの人柄を伝えて「この店に行きたい」という指名をつくる媒体です。検索して比較される前に選ばれるため、グルメサイトの手数料を払わずに来店を生めるのが利点ですが、投稿を続ける運用コストがかかり、予約導線は別途用意する必要があります。多くのグルメサイトがInstagramやLINEからの予約連携を用意しているのは、この役割分担を前提にしているからです。

OVERVIEW

飲食店の集客経路は3系統。役割が違う

マケスク
  • グルメサイト

    検索→比較→ネット予約まで一気通貫。ポイント・クーポンで来店を後押し

    予約を取る
  • Googleマップ(MEO)

    「駅名+居酒屋」の地図検索で表示。無料でクチコミ・写真・メニューを掲載

    近くの人に見つかる
  • SNS

    写真・動画で店の空気を伝える。フォロワーに直接届き、指名来店をつくる

    認知・ファン化

主要グルメサイト7媒体を一覧比較

まず全体像です。運営会社・規模・料金体系・予約課金・無料プランの有無を、公式サイトの記載どおりに並べました。

媒体運営会社公式が出している規模無料プラン
ホットペッパーグルメリクルート累計利用者5億人超・掲載約10万店(2024年5月)あり(10席未満に推奨)
食べログカカクコム月間利用者約9,225万人・掲載90万店・クチコミ9,355万件(2026年6月)あり(店舗会員)
楽天ぐるなびぐるなびぐるなび会員2,920万人(2026年4月)・楽天ID連携1,116万人あり(スタート)
RettyRetty有料お店会員6,817件(2026年7月末)あり(無料お店会員)
ヒトサラUSEN料理人掲載15,000人超(2022年7月)なし
一休.comレストラン一休(LINEヤフーグループ)一休会員1,000万人以上固定費ゼロ(審査制)
GoogleビジネスプロフィールGoogle非公開全機能無料
媒体月額(原文の税表記)ネット予約の課金ポイント
ホットペッパーグルメ有料プランは非公開来店1名150円(税抜)+50pt、ランチ40円+10ptPonta/dポイント
食べログPR:10,000/25,000/50,000/100,000円(税抜)ディナー200円/ランチ100円(税抜)×実来店人数Vポイント
楽天ぐるなびライト11,000円/ベーシック33,000円ディナー55〜205円/ランチ11〜41円×予約人数楽天ポイント
Retty有料は非公開非公開(予約は有料会員のみ)PayPayポイント
ヒトサラサブスク10,000円〜(税別)+初期費用成果課金プランあり(単価非公開)ヒトサラPOINT+dポイント
一休.comレストラン月額なし来店成果報酬(料率非公開)PayPayポイント
Googleビジネスプロフィール0円「Google で予約」は連携プロバイダ次第なし
COMPARE

7媒体の料金体系はこう違う(公式・2026年9月)

マケスク
媒体無料プラン月額(税表記は原文)ネット予約の課金
ホットペッパーグルメあり有料プランは非公開来店1名150円(税抜)+50pt/ランチ40円+10pt
食べログありPR 10,000〜100,000円(税抜)ディナー200円/ランチ100円(税抜)×来店人数
楽天ぐるなびありライト11,000円/ベーシック33,000円ディナー55〜205円/ランチ11〜41円×予約人数
Rettyあり有料は非公開非公開(予約は有料会員のみ)
ヒトサラなしサブスク10,000円〜(税別)成果課金プランあり(単価非公開)
一休.comレストラン固定費ゼロ月額なし(審査制)来店成果報酬(料率非公開)
Googleビジネスプロフィール全機能無料0円予約は連携プロバイダ次第

※ 各社公式サイト(2026年9月9日確認)。非公開項目は要問い合わせ

一覧で分かるのは、「無料で始められるか」「予約1件ごとに払うのか、月額で払うのか」「ポイントの原資を誰が持つのか」の3点で媒体の性格が決まるということです。次章から各媒体を個別に見ていきます。

ホットペッパーグルメの特徴

ホットペッパーグルメ 飲食店向け掲載案内ページ(出典:https://www.hotpepper.jp/keisai/ 2026年9月9日時点)
ホットペッパーグルメ 飲食店向け掲載案内ページ(出典:https://www.hotpepper.jp/keisai/ 2026年9月9日時点)

ホットペッパーグルメはリクルートが運営するグルメサイトで、公式サイトでは「累計利用者5億人超」「掲載店舗 全国約10万店(2024年5月1日時点・有料プラン含む)」と案内されています。「飲食店のネット予約で満足度No.1」(東京商工リサーチ調べ・2025年11月・全国20〜59歳男女3,090名対象)を掲げており、ネット予約の使いやすさを前面に出している媒体です。

ネット予約・集客面の特徴

  • 24時間ネット予約に対応。「即予約」ではサイト上で予約が確定し、「リクエスト予約」では店舗からの受付可否の連絡を経て予約が成立する。
  • 「直前席押さえ」機能で、当日の空席を探している人に席を確保してもらえる。
  • 検索軸が90種類以上あり、「個室」「飲み放題」「駅近」など条件検索から流入する。
  • 公式の注記として「ネット予約の設定は必須。未設定の場合は検索順位が低下」とあり、掲載するならネット予約を開ける前提の設計になっている。

掲載プラン・料金体系

公式サイトに料金が明記されているのは「掲載料無料のネット予約プラン」です。掲載料・登録料は無料、最低契約期間なし、課金は実際に来店した人数分のみで、キャンセル分は課金されません(ただし店舗側でキャンセル処理をしないと請求が発生する点に注意)。

時間帯ネット予約手数料(税抜)ポイント付与料来店1名あたり合計
通常(ディナー等)150円50pt200円相当
ランチ(7:00〜14:59)40円10pt50円相当

この無料のネット予約プランについて、公式は「席規模が10席未満のお店などにおすすめ」と案内しています。あわせて有料の月額プランも用意されていますが、月額プランの金額は公式サイトに掲載されていません(要問い合わせ)。また、ネット予約手数料は「単価変動の可能性あり(1ヶ月前告知)」と注記されています。

クーポン・ポイントなどの販促機能

ネット予約して来店した利用者には、予約人数×50pt(ランチは10pt)のポイントがつきます。リクルートポイント・Ponta・dポイントに対応しており、ポイント原資は上記の「ポイント付与料」として店舗が負担する仕組みです。店舗側の機能としては、メッセージ配信(誕生日の自動配信)、料理・ドリンク・テイクアウトメニュー設定、ホームページ作成が用意されています。

管理面では、同じリクルートの無料予約台帳「レストランボード」、POSレジ「Airレジ」、決済「Airペイ」と連携でき、ヘルプデスクは9:30〜23:00の年中無休です。

クチコミの扱い

ログインすれば予約の有無にかかわらず投稿できます。クチコミ掲載ポリシーでは実体験が必須で、「掲載店から高評価で投稿してほしいと依頼された投稿」「掲載店関係者の投稿」は掲載不可。店舗が事実誤認の証跡を提示し、客観的に判断できた場合は削除される場合がある、と明記されています。

ホットペッパーグルメが向いている飲食店

  • ネット予約を軸に集客したい店(居酒屋・焼肉・宴会対応店など、条件検索で探されやすい業態)
  • 固定費をかけずに、来店した分だけ払う形で始めたい店
  • Airレジ・レストランボードなど、リクルートの店舗ツールをすでに使っている店

食べログの特徴

食べログ 飲食店プロフィールサービス案内ページ(出典:https://owner.tabelog.com/home/restaurant_profile/ 2026年9月9日時点)
食べログ 飲食店プロフィールサービス案内ページ(出典:https://owner.tabelog.com/home/restaurant_profile/ 2026年9月9日時点)

食べログはカカクコムが運営し、店舗向けページでは「月間利用者数 約9,225万人/掲載店舗90万店/クチコミ9,355万件(2026年6月時点)」と案内されています。掲載店舗数・クチコミ数で国内最大規模の媒体です。

クチコミ・店舗検索の特徴

食べログの中心はクチコミと点数です。運営ポリシーとして「全クチコミを専任スタッフが目視確認」「点数は単純平均ではなく、食べ歩き経験豊富なユーザーの影響が大きい」「有料利用の有無で点数・クチコミを変えることはない」と明記されています。つまり有料プランを契約しても点数は動かず、有料でできるのは「露出を増やす」ことに限られます。

掲載プラン・料金体系

無料の「店舗会員(飲食店プロフィールサービス)」に登録すると、初期費用・月額0円で店舗情報・メニュー・営業時間の編集、クーポン発行、アクセス解析が使えます。登録には営業許可証の画像が必要で、審査と電話確認があります。

有料メニュー料金(税抜・月額)内容
食べログPR ライト10,000円露出強化の基本プラン
食べログPR ベーシック25,000円トップページバナー・サポート付き
食べログPR プレミアム550,000円ゴールデンタイム強化(週7枠)
食べログPR プレミアム10100,000円ゴールデンタイム強化(週14枠)
食べログネット予約固定費0円ディナー200円/ランチ100円×実来店人数

ネット予約は初期費用・固定費0円で、ディナー(16:00〜翌5:59)200円、ランチ(6:00〜15:59)100円(いずれも税抜)を実来店人数分だけ支払います。利用開始月は請求なし、大人1名分の食事をしない子供は人数に含めない、というルールも公式に明記されています。公式実績として「有料契約店舗の総予約の約6割がネット予約(2024年6月)」「契約店舗75,000店舗以上(2024年6月)」が示されています。

販促・管理機能

無料会員でもデジタルクーポンを発行でき、公式は「予約ユーザーの約30%が『クーポンが使えるから』」と説明しています。無料の予約台帳「食べログノート」で他媒体の予約も一元管理でき、キャンセル料請求機能、LINE公式アカウントへの予約通知、インバウンド向けに美団・大衆点評・OpenRiceへの自動連携も用意されています。予約は「即予約」と「リクエスト予約」(店舗が24時間以内に可否回答)の2方式です。

食べログが向いている飲食店

  • クチコミ数・点数で選ばれる業態(ラーメン、寿司、専門店など「食べログで探す」文化が強いジャンル)
  • 最大規模の利用者数に載せつつ、来店課金だけで始めたい店
  • 訪日客が多く、中国語圏のクチコミサイトへの連携も欲しい店

楽天ぐるなびの特徴

楽天ぐるなび 加盟案内ページ(出典:https://lp.pro.gnavi.co.jp/kamei/ 2026年9月9日時点)
楽天ぐるなび 加盟案内ページ(出典:https://lp.pro.gnavi.co.jp/kamei/ 2026年9月9日時点)

楽天ぐるなびは1996年開設の老舗グルメサイトで、2023年10月に「ぐるなび」から「楽天ぐるなび」へ名称を変更しました。公式資料では「ぐるなび会員2,920万人(2026年4月1日時点)」「楽天ID連携会員1,116万人(2026年3月末)」とされ、楽天ポイントとの連携が最大の特徴です。加盟案内ページの「月間ユーザー数3,800万人」は2022年12月時点の数字である点に注意してください。

ネット予約・店舗情報掲載の特徴

全プランでネット予約が使え、「Googleで予約」「LINEで予約」との連携も用意されています。宴会・幹事向けの設計が厚く、楽天ポイントは店舗設定に応じて来店人数×50/100/200pt(ランチは10/20/40pt)が付与され、幹事向けのランク制度もあります。会社の公式資料(Investors Guide 2026年7月)では、ネット予約の利用目的として飲み会・忘新年会・歓送迎会・食事・誕生日記念日・接待・デートが示されており、団体・宴会需要に強い媒体であることが読み取れます。

掲載プラン・料金体系

プラン月額(加盟ページの表示)予約手数料(×予約人数)主な内容
スタート0円ランチ41円/ディナー205円店舗ページ・ネット予約・Googleビジネスプロフィール登録運用代行・LINE公式アカウント管理代行・外国語版ページ
ライト11,000円ランチ11円〜/ディナー55円〜+予約台帳・付与ポイントの選択・ネット予約クーポン(ぐるなび原資)・コース予約
ベーシック33,000円ランチ11円〜/ディナー55円〜+ディスプレイ広告・無断キャンセル保険・営業サポート

予約手数料は「送客手数料+追加ポイント費」の合算で、ライト以上は付与ポイント数(S/M/L)の選択によって11〜41円(ランチ)/55〜205円(ディナー)の幅で変わります。加盟ページの月額は11,000円/33,000円、公式IR資料では基本加盟料が税抜10,000円/30,000円と記載されているため、表示は税込と読むのが自然です。なお公式には「ユーザーの予約方法により手数料が変更となる場合がある」との注記があります。

加盟案内では「ライトプラン3か月無料」キャンペーン(2026年4月1日〜2027年3月31日)が掲示されていますが、ネット予約掲出・幹事プログラム参加などの条件があり、3ヶ月終了後は自動で有料に切り替わる、6ヶ月未満の解約には違約金がある、と明記されています。申し込む場合は条件を必ず確認してください。

楽天ぐるなびが向いている飲食店

  • 宴会・団体・幹事需要が多い店(居酒屋、コース中心の店、貸切対応店)
  • 楽天経済圏のユーザーを取り込みたい店
  • 0円プランでもGoogleビジネスプロフィールの登録運用代行やLINE公式アカウント管理代行がつくため、MEOやLINEの初期整備まで一緒に任せたい店

Retty・ヒトサラ・一休.comレストランの特徴

「3大グルメサイト」以外にも、客層や課金方式がはっきり違う媒体があります。客単価が高い店、実名クチコミを重視する店には、こちらの方が合う場合があります。

Retty:実名・点数なしのクチコミ

Retty 飲食店向け集客サービス案内(出典:https://omise.retty.me/ 2026年9月9日時点)
Retty 飲食店向け集客サービス案内(出典:https://omise.retty.me/ 2026年9月9日時点)

Rettyは実名制で点数評価がなく、「レビューではなくレコメンド」を掲げるグルメサイトです。無料の「お店会員」で店舗情報・写真・メニューの編集、簡単なアクセス解析まで使えますが、ネット予約を受け付けるには有料会員が必要です。有料の料金は「利用する機能によって異なる」とされ、公式サイトに金額はありません(要問い合わせ)。公式決算資料では有料お店会員6,817件(2026年7月末)で、固定プランと従量プランの2区分があることが示されています。

有料会員の機能は、約300種類のまとめページへの上位掲載、Googleビジネスプロフィール自動連携と予約在庫連携、SNS一括投稿、自店ホームページ作成、4言語対応、予約台帳7サービスとの連携、キャンセル料回収代行など、Googleマップ・SNS・HPをRettyの管理画面から一元運用させる方向に振っています。クチコミの点数で消耗したくない店、Googleマップ運用も一緒に整えたい店に向いています。

ヒトサラ:40〜50代・記念日と接待に強い月額型

ヒトサラ 店舗向け掲載案内(出典:https://hitosara.com/success/ 2026年9月9日時点)
ヒトサラ 店舗向け掲載案内(出典:https://hitosara.com/success/ 2026年9月9日時点)

ヒトサラはUSENが運営する「料理人の顔が見えるグルメサイト」で、公式のユーザーデータでは「男女とも40〜50代が多く、会社員・管理職・経営者が多い」「利用シーンは食事会・記念日・デート・宴会・接待」と示されています。

料金はサブスクプラン(月額10,000円〜・税別、成果課金なし)と成果課金プラン(固定費なし、予約成果課金あり・単価非公開)の2種類で、いずれも別途初期費用がかかります(金額非公開)。無料プランはなく、掲載には審査があります。両プラン共通で、プロカメラマンの撮影とPR動画(商用フリー)、Googleで予約・Instagram・LINEからの予約連携、食べログへの掲載情報自動連携、外国語対応ページが含まれ、ヒトサラPOINTとdポイントのダブル付与があります。撮影素材を他媒体やSNSにも使い回せる点は、写真に投資したい店にとって実利があります。

一休.comレストラン:審査制・固定費ゼロの高単価媒体

一休.comレストラン 飲食店向けサービス紹介(出典:https://restaurant.ikyu.com/join 2026年9月9日時点)
一休.comレストラン 飲食店向けサービス紹介(出典:https://restaurant.ikyu.com/join 2026年9月9日時点)

一休.comレストランは「一定の基準をクリアしたレストランを厳選」する審査制で、審査基準は非公開、掲載を見送る場合もあると明記されています。料金は「固定費ゼロ」で、実際に予約・来店があった分だけ送客手数料が発生しますが、料率は公式サイトに掲載されていません(要問い合わせ)。一休会員は1,000万人以上、PayPayポイントが予約・来店ごとに付与され、事前クレジットカード登録機能や多言語自動翻訳の公式予約ページが用意されています。

客単価が高く、記念日・接待の予約を確実に取りたい店に向く一方、審査に通る店構え・価格帯であることが前提です。

Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)は「無料の土台」

Googleビジネスプロフィール 公式ページ(出典:https://business.google.com/jp/business-profile/ 2026年9月9日時点)
Googleビジネスプロフィール 公式ページ(出典:https://business.google.com/jp/business-profile/ 2026年9月9日時点)

Googleビジネスプロフィールは、Google検索とGoogleマップに店舗情報を無料で掲載・管理できる仕組みです。グルメサイトと並べて比較する理由は、7媒体の中で唯一、全機能が無料で、しかも各グルメサイトの予約機能が「Google で予約」を通じてここに接続されているからです。

飲食店向けには、メニューエディタ(写真やPDFからAIで自動変換)、料理写真、投稿(特典・最新情報)、クチコミ返信、順番待ちリスト(飲食店限定)、オンライン注文などが用意されています。ガイドライン上は「実在する店舗で営業時間内にスタッフが対応できること」「メニューは全メニューを掲載(人気メニューだけの抜粋は不可)」が条件です。クチコミポリシーでは、割引や無料サービスと引き換えの投稿依頼、関係者による投稿、否定的なクチコミの削除依頼などが禁止されています。

「Google で予約」は提携プロバイダ経由の仕組みで、公式ヘルプには「Google 経由で予約すると、プロバイダから料金が請求される場合があります」とあります。無料と断定せず、使っているグルメサイトや予約台帳の条件を確認してください。

Googleマップの具体的な設定手順は「MEO対策を自分で始める方法!具体的な手順と上位表示のコツを解説」、クチコミ返信の書き方は「【例文付き】Googleビジネスプロフィールクチコミ返信のやり方」を参照してください。

7媒体を項目別に詳しく比較

集客方法・ユーザーへのアプローチで比較

媒体探され方ユーザー層(公式記載のあるもの)
ホットペッパーグルメ条件検索(90軸以上)・直前席押さえ・ポイント公式の層記載なし(満足度調査は20〜59歳)
食べログクチコミ・点数・ランキング公式の層記載なし
楽天ぐるなび宴会・幹事・楽天ポイント飲み会・忘新年会・歓送迎会・接待・記念日(IR資料)
Retty実名レコメンド・目的別まとめページ公式の層記載なし
ヒトサラ料理人・特集・記念日40〜50代、会社員・管理職・経営者
一休.comレストラン厳選・高単価・記念日「上質なひとときを求める人」(数値なし)
Googleビジネスプロフィール地図検索・「近くの店」記載なし

ユーザー層を公式が明示しているのは楽天ぐるなび・ヒトサラ・一休の3媒体だけです。ホットペッパーグルメ・食べログ・Rettyは「誰が使っているか」を公式が数字で出していないため、自店の商圏で競合店がどこに載っているかを見て判断するのが確実です。

料金・費用体系で比較

COST

ネット予約の来店1名あたり課金(ディナー・公開分)

マケスク

楽天ぐるなび スタート(0円プラン)

205円

ホットペッパーグルメ(150円+50pt)

200円

食べログ(有料ネット予約)

200円

楽天ぐるなび ライト/ベーシック(最小)

55円

※ 税抜。ランチはぐるなび41円/HPG40円+10pt/食べログ100円/ぐるなびライト以上11円〜。Retty・ヒトサラ・一休は非公開

公開されている来店課金は、ディナー1名あたりでほぼ200円前後に収れんしています。違いは「月額を払うと予約課金が下がる」楽天ぐるなびの設計と、「月額は露出の購入で、予約課金は別」という食べログの設計です。ホットペッパーグルメは無料プランの課金だけが公開されており、有料プランは非公開。Retty・ヒトサラ(成果課金)・一休は単価が非公開なので、見積もりを取って初めて比較できます。

客単価3,000円の店で1名200円なら課金率は約6.7%、客単価10,000円なら2%です。同じ課金額でも、客単価が低い店ほど負担率は重くなるので、来店課金型は客単価と組み合わせて評価してください。

POSITIONING

客単価×課金方式で見る7媒体の立ち位置

マケスク

日常使い・幅広い客層

記念日・接待・高単価

月額固定費あり

露出を買う

  • 食べログPR(1〜10万円)
  • 楽天ぐるなび ライト/ベーシック
  • Retty 有料会員

厳選層に載る

  • ヒトサラ サブスク(1万円〜)
  • 撮影・PR動画つき

固定費なし・来店課金

まず0円で始める

  • ホットペッパーグルメ 無料プラン
  • 食べログ 店舗会員+ネット予約
  • 楽天ぐるなび スタート
  • Googleビジネスプロフィール

成果報酬で高単価

  • 一休.comレストラン(審査制)
  • ヒトサラ 成果課金プラン

ネット予約機能で比較

媒体即時予約予約台帳外部予約連携
ホットペッパーグルメ○(直前席押さえあり)レストランボード(無料)Airレジ・Airペイ
食べログ○(即予約/リクエスト予約)食べログノート(無料)LINE通知・美団・大衆点評・OpenRice
楽天ぐるなび○ぐるなび台帳(ライト以上)Googleで予約・LINEで予約
Retty○(有料会員のみ)外部台帳7サービス連携Google予約在庫連携・LINEリッチメニュー
ヒトサラ○(即予約)外部台帳4サービス連携Googleで予約・Instagram・LINE
一休.comレストラン○(事前カード登録)デジタル台帳RESZAIKO
Googleビジネスプロフィールプロバイダ次第なし各グルメサイト・予約台帳が接続

複数媒体に載せる場合、予約台帳を1つに決めて他媒体の予約を流し込む形にしないと、ダブルブッキングと管理工数が一気に増えます。無料台帳を持つホットペッパーグルメ・食べログ、外部台帳との連携が広いRetty・ヒトサラは、この点で組み合わせやすい媒体です。

クチコミ・店舗情報の見せ方で比較

  • 食べログ:点数とクチコミが中心。運営が全件目視、有料でも点数は変わらない。
  • ホットペッパーグルメ:予約の有無を問わず投稿可。実体験必須、関係者投稿は禁止。
  • 楽天ぐるなび:「応援クチコミ・応援フォト」。店舗と会員がメッセージを返し合える。
  • Retty:実名・点数なし。「おすすめしたい」人だけが書く設計。
  • Googleビジネスプロフィール:クチコミ返信が可能。インセンティブと引き換えの投稿依頼は禁止。
  • ヒトサラ・一休:店舗向け公式ページにクチコミ機能の記載はなく、料理人・厳選という編集軸で見せる媒体。

クチコミの扱いは媒体ごとに思想が違います。点数で戦いたくない店はRettyやヒトサラ、クチコミ数で勝負できる店は食べログ、と分けて考えると選びやすくなります。なお、どの媒体でも「高評価の依頼」「関係者投稿」「見返りつきの依頼」は規約違反で、発覚すればクチコミ削除や掲載停止につながります。Googleでの対応は「Googleビジネスプロフィールの星だけのクチコミへの対応方法」も参考にしてください。

クーポン・ポイント・販促機能で比較

媒体ポイントクーポン・販促
ホットペッパーグルメPonta/dポイント(来店1名50pt、店舗負担)メッセージ配信・誕生日自動配信
食べログVポイントデジタルクーポン(無料会員も可)
楽天ぐるなび楽天ポイント(50/100/200pt、ライト以上は選択)ネット予約クーポン(ぐるなび原資・ライト以上)
RettyPayPayポイントニュース配信・SNS一括投稿
ヒトサラヒトサラPOINT+dポイントプロ撮影・PR動画(商用フリー)
一休.comレストランPayPayポイント事前カード登録で無断キャンセル対策
Googleビジネスプロフィールなし「特典」投稿でクーポン告知

ポイント原資を店舗が負担する媒体(ホットペッパーグルメ、楽天ぐるなびスタート)と、媒体側が原資を持つ施策(楽天ぐるなびのネット予約クーポン)は、見た目の「ポイント〇倍」だけで判断せず、原資の負担者を確認してください。

【目的別】おすすめのグルメサイト

各媒体を一律に勧めるのではなく、店舗の課題・客層・目的で分けて整理します。

HOW TO CHOOSE

迷ったらこの順で絞り込む

マケスク
どのグルメサイト から始める? 客単価と 利用シーンは? 利用者数の多い ボリューム型 審査・厳選型 いちばん 増やしたいのは? 固定費は かけられる? 予約数 → HPG/食べログ 宴会・幹事 → 楽天ぐるなび 費用ゼロ → Google+無料プラン かけない → 一休(成果報酬) かけられる → ヒトサラ 実名クチコミ → Retty 日常使い 記念日・接待

ネット予約を増やしたい店舗

条件検索からの予約導線が太く、来店課金だけで始められるホットペッパーグルメか食べログ。どちらも無料台帳がつくため、予約管理の手間を増やさずに始められます。両方に載せる場合は台帳を1つに寄せてください。

クチコミ・認知を重視したい店舗

クチコミ数・点数で選ばれる業態なら食べログ。点数評価を避けて実名の推薦で見せたいならRetty。どちらの場合も、Googleビジネスプロフィールのクチコミ返信を同時に整えることで、地図検索からの流入も取りこぼさなくなります。

宴会・団体客を獲得したい店舗

楽天ぐるなびが公式に幹事・宴会向けの設計を打ち出しています。コース予約・予約台帳・無断キャンセル保険はライト以上の機能なので、宴会需要が本格的な店はライト以上を前提に検討してください。ホットペッパーグルメも宴会検索に強い媒体で、併用の候補になります。

販促やクーポンを活用したい店舗

ポイント経済圏で来店を後押しするなら、Ponta・dポイントのホットペッパーグルメ、楽天ポイントの楽天ぐるなび。クーポンを自前で回すなら、無料会員でもクーポンを発行できる食べログが始めやすい選択肢です。

コストを抑えて始めたい店舗

まずGoogleビジネスプロフィールを完全に整え、そのうえでホットペッパーグルメ・食べログ・楽天ぐるなびの無料プランを1つ追加するのが最も費用のかからない組み方です。3社とも固定費0円で、支払いは来店した分だけ。無料プランで予約数の実測値を取ってから、有料プランに上げるかを判断できます。

記念日・接待など高単価の予約を取りたい店舗

固定費なしで審査制の一休.comレストラン、月額型で撮影・PR動画までつくヒトサラ。客単価が高いほど来店課金の負担率は下がるため、成果報酬型との相性がよい領域です。

飲食店がグルメサイトを選ぶポイント

CHECK

契約前に確認したい8項目

マケスク
⚠ 5つ以上あいまいなら、まず無料プランで数字を取る
  • ✓主客層(年代・目的)と媒体のユーザー層が合うか
  • ✓商圏で競合店がどの媒体に載っているか
  • ✓客単価に対して来店1名あたりの課金が重すぎないか
  • ✓ネット予約比率の見込み(電話予約が多い店は要注意)
  • ✓月額固定費と成果課金、どちらが自店に向くか
  • ✓ポイント・クーポン原資を誰が負担するか
  • ✓予約台帳・Googleで予約との連携で二重管理を防げるか
  • ✓最低契約期間・違約金・自動更新の条件
  • ターゲットとなる顧客層:公式がユーザー層を明示しているのは楽天ぐるなび・ヒトサラ・一休のみ。他は商圏の競合店の掲載状況で判断する。
  • 店舗の商圏・立地:地図検索が強い立地(駅前・観光地)はGoogleマップの整備を先に。
  • 客単価:来店1名200円前後の課金は、客単価3,000円なら約6.7%、10,000円なら2%。
  • 予約比率:電話予約が中心の店は、ネット予約課金型の恩恵が小さい。
  • 掲載料金と送客費用:月額型(露出購入)と来店課金型(成果報酬)を分けて総額で比べる。
  • クーポン・ポイント施策:原資を店舗が持つのか媒体が持つのかを確認する。
  • 運用工数:複数媒体に載せるなら予約台帳を1本化する。
  • 既存のMEO・SNS施策との相性:Googleで予約・Instagram・LINE連携の有無を見る。

グルメサイトだけに依存しない店舗集客も重要

グルメサイトは「比較して予約する」段階に強い媒体です。しかし来店課金型は予約が増えるほど支払いも増え、月額型は露出を買い続ける限り固定費が残ります。手数料を固定費化させないためには、無料で積み上げられる経路を並行して育てておく必要があります。

CYCLE

グルメサイトは集客の輪の一部。単体で回さない

マケスク
店舗集客の輪 1 認知 SNS・クチコミ 2 検索 Googleマップ 3 比較・予約 グルメサイト 4 来店・体験 待ち時間・接客 5 クチコミ Google・グルメサイト

POINT

①②⑤は無料で積める。
③だけ有料媒体に頼ると
手数料が固定費化する。

Googleマップ(MEO)との併用

Googleビジネスプロフィールは無料で、グルメサイト各社の予約機能も「Google で予約」を通じて接続されます。営業時間・メニュー・写真・クチコミ返信を整えるだけで、地図検索からの来店を取りこぼさなくなります。2026年時点のアルゴリズムと実装手順は「Googleマップ対策2026年版|最新アルゴリズムと実装ステップ」にまとめています。

Instagram・TikTokなどSNSとの併用

SNSは「比較される前に選ばれる」経路です。多くのグルメサイトがInstagramやLINEからの予約連携を用意しているので、SNSで認知をつくり、予約はグルメサイトか自店の予約ページで受ける、という分業が組めます。

公式サイト・店舗ページの整備

Rettyの自店HP作成、ヒトサラの商用フリー撮影素材、食べログノートの予約フォームなど、グルメサイト側の機能で公式サイトの予約導線を整えられます。媒体の手数料がかからない自店予約の入口を1つは持っておくのが安全です。

グルメサイト・MEO・SNSを使い分ける考え方

「Googleビジネスプロフィール(無料)を土台に、客層に合うグルメサイトを1〜2つ、SNSは店の性格に合うものを1つ」が、固定費を抑えつつ入口を複線化する基本形です。訪日客が多い立地なら、食べログの中国語圏サイト連携やRetty・ヒトサラの多言語ページも判断材料になります(「飲食店のインバウンド対策!訪日外国人に選ばれる集客戦略と実践方法」)。

まとめ|自店舗の集客方法に合ったグルメサイトを選ぼう

  • 無料で始められるのはホットペッパーグルメ・食べログ・楽天ぐるなび・Retty・Googleビジネスプロフィール。ヒトサラは月額型、一休は審査制の成果報酬型。
  • 公開されている来店課金はディナー1名あたり200円前後で横並び。差がつくのはポイント設計・ユーザー層・予約台帳との連携。
  • ネット予約なら ホットペッパーグルメ/食べログ、宴会なら 楽天ぐるなび、実名クチコミなら Retty、高単価なら 一休/ヒトサラ、費用ゼロなら Googleビジネスプロフィール+各社無料プラン。
  • どの媒体を選んでも、Googleマップ・SNS・自店予約ページを並行して育て、手数料を固定費化させない。

料金・機能は変更される可能性があります。契約前には必ず各社公式サイトで最新の条件と契約期間・違約金の有無を確認してください。

参考(各社公式・2026年9月9日確認)
ホットペッパーグルメ 掲載案内 https://www.hotpepper.jp/keisai/ / ネット予約プラン https://www.hotpepper.jp/lcp_keisai/ / 食べログ 店舗会員 https://owner.tabelog.com/home/registration/ / 食べログPR https://owner.tabelog.com/home/pr/ / 食べログネット予約 https://owner.tabelog.com/home/net_reservation/ / 楽天ぐるなび 加盟案内 https://lp.pro.gnavi.co.jp/kamei/ / Retty https://omise.retty.me/ / ヒトサラ https://hitosara.com/success/ / 一休.comレストラン https://restaurant.ikyu.com/join / Googleビジネスプロフィール https://business.google.com/jp/business-profile/restaurants/

本記事の料金・機能は2026年9月9日時点で各社公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。最新の条件は必ず各社公式サイトでご確認ください。本記事は提携サービスの紹介を含みます。
お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

本記事は提携サービスの紹介を含みます。料金・機能は2026年9月9日時点で各社公式サイトに掲載されている情報をもとにしており、非公開の項目は「要問い合わせ」と記載しています。最新の条件は必ず各社公式サイトでご確認ください。
この記事の要点
  • 順番待ちシステムは「受付→待ち状況の表示→呼び出し→着席」を自動化し、行列で客が逃げる機会損失と受付業務の負担を同時に減らす仕組み。
  • 7サービスのうち料金を公開しているのは5社。無料プランがあるのはAirウェイト・MATENE・Junban(+ジュンバンウォッチの120日簡易版)、EPARKとSmartWaitは個別見積。
  • 最安の有料プランは月2,980円(Junban)〜11,000円(Airウェイト ベーシック)。ただし機器代、電話・SMS呼出の従量課金、店舗の公式LINEアカウントとの連携費用は別なので総額で比べる。
  • 発券機が要らないスマホ受付型(MATENE・Junban・ジュンバンウォッチ)と、iPad・発券機で店頭発券する型(Airウェイト・EPARK・マイジュンバン)で、まず大きく分かれる。

人気店や混雑する時間帯のある店舗にとって、「待ち時間」は満足度を下げる最大の要因のひとつです。紙の名簿に名前を書いてもらい、スタッフが順番に声をかける運用では、待ち人数も目安時間も客には見えません。読めない待ち時間に耐えられず並ばずに帰る人が出れば、Googleマップや広告でせっかく集客した来店客をその場で失うことになります。

順番待ちシステムは、この受付から呼び出しまでをタブレットやスマホで自動化する仕組みです。ここ数年でLINE呼び出しやWebからの事前受付が一般化し、無料で使えるサービスも増えました。一方で、料金を公開していないサービスや、無料プランに制限があるサービスもあり、公式サイトを横断して比較しないと選びにくいのが実情です。

この記事では、Airウェイト(リクルート)・EPARK順番待ちシステム・SmartWait・マイジュンバン・MATENE・Junban・ジュンバンウォッチの7サービスを、各社公式サイトの掲載情報だけをもとに、料金・必要端末・受付方法・呼び出し方法・多言語・多店舗対応で比較します。特定のサービスを売る記事ではなく、店舗の規模・業態・予算に合うものを選ぶための整理として読んでください。

順番待ちシステムとは?

順番待ちシステムとは、来店客の受付を店頭のタブレット・発券機・QRコード・Webページ・LINEなどで受け付け、待ち状況を表示し、順番が近づいたらLINE・メール・SMS・自動音声電話・店内モニターで呼び出す仕組みです。飲食店だけでなく、クリニック・薬局・美容室・携帯ショップ・自治体窓口・イベントの物販列など、待ち行列が発生するあらゆる現場で使われています。

HOW IT WORKS

順番待ちシステムの4ステップ

マケスク
  • 1

    受付

    店頭タブレット・発券機・QR・Web・LINEから

  • 2

    待ち状況の表示

    待ち組数・目安時間をスマホやモニターで

  • 3

    呼び出し

    LINE・メール・SMS・自動音声電話・画面

  • 4

    着席・分析

    来店数・待ち時間データを次の運営に

店頭受付をデジタル化できる

紙の名簿を廃止し、来店客自身がタブレットで人数や席の希望を入力する、あるいは店頭のQRコードを読み込んでスマホで受け付ける形にできます。受付の順番が機械的に管理されるため、「先に来たのに後回しにされた」というトラブルも減ります。

待ち時間・待ち人数を可視化できる

多くのサービスは、番号券のQRコードや店頭モニター、自社サイトの埋め込みウィジェットで「現在の待ち組数」「目安の待ち時間」を見せられます。待ち時間が見えるだけで、客は近くで買い物をして戻ってくる、という行動が取れるようになります。

LINE・メールなどで呼び出せる

順番が近づいたらLINEやメール、SMS、自動音声電話で通知します。店の前に人が滞留しなくなるため、近隣とのトラブル回避や、待合スペースが狭い店舗の混雑緩和に直結します。

店頭の行列・混雑緩和につながる

行列が「見える化された順番待ち」に変わることで、店頭の混雑が減るだけでなく、待ちの不満による離脱・低評価クチコミを防げます。Googleマップのクチコミに「待たされた」「案内が雑だった」と書かれると、MEOの評価にも影響します(クチコミへの対応は「【例文付き】Googleビジネスプロフィールクチコミ返信のやり方」を参照)。

店舗が順番待ちシステムを導入するメリット

PROBLEM

行列を放置すると集客した客が逃げる

マケスク
⚠ 順番待ちシステムは①で止める仕組み
  • ① 待ち時間が読めない

    紙の名簿・口頭案内

  • ② 並ばず離脱

    近くの別の店へ

  • ③ 機会損失

    広告費をかけた客が消える

  • ④ 低評価のクチコミ

    「待たされた」が残る

  • 受付業務を効率化できる:名簿記入・呼び込み・電話対応の手間が減り、ピーク時のスタッフを接客に回せる。
  • 店頭の行列を減らせる:離れた場所で待ってもらえるため、店前の滞留がなくなる。
  • 待ち時間による離脱を防ぎやすくなる:目安時間が見えることで「並ぶかどうか」の判断がしやすくなり、無言で帰る客が減る。
  • 顧客満足度向上につながる:待ちのストレスが下がり、クチコミの評価が安定する。
  • 混雑状況をデータとして把握できる:曜日・時間帯別の来店数や待ち時間が記録され、シフトや席数の見直しに使える(分析機能の有無はサービスによる)。

順番待ちシステムを選ぶ際のポイント

CHECK

導入前に確認したい8項目

マケスク
⚠ 機器代と従量課金を含めた総額で比べる
  • ✓iPad・プリンター・発券機が必要か(機種指定の有無)
  • ✓店頭に来ずにスマホで並べるか(Web・LINE受付)
  • ✓呼び出し手段(LINE/メール/SMS/電話)と追加料金
  • ✓待ち組数・待ち時間を客に見せられるか
  • ✓時間指定予約と同じ画面で管理できるか
  • ✓多言語表示(訪日客の多い立地か)
  • ✓多店舗を本部で一括管理できるか
  • ✓解約条件・最低契約期間・電話サポートの有無

初期費用・月額料金

月額だけでなく、iPadやプリンターなどの機器代、電話・SMS呼び出しの従量課金、LINE連携の追加費用を含めた総額で比べます。今回の7サービスでは、料金を公開しているのが5社、非公開が2社です。

店頭受付・オンライン受付への対応

「店頭で発券したい」のか「来店前にスマホで並んでもらいたい」のかで、必要な機器も料金も変わります。

LINE・メール・SMSなどの呼出方法

LINE呼び出しは標準搭載のもの、有料プラン限定のもの、オプション課金のもの、非対応のものに分かれます。客層がLINEを使うかどうかも含めて確認します。

発券・待ち時間表示など必要な機能

紙の整理券が必要か、待ち時間の目安を表示したいか、店内モニターに出したいか。

必要端末・周辺機器

iPad専用のサービス、ブラウザだけで動くサービス、指定プリンターが必要なサービスがあります。手持ちの端末で動くかは最初に確認すべき点です。

スタッフの操作性

アルバイトが初日から使えるか。無料プランやトライアルで実際の画面を触ってから決めるのが確実です。

多店舗・チェーン展開への対応

本部で複数店舗を一括管理できるか、店舗ごとの待ち状況をまとめて表示できるか。

既存システムとの連携

予約台帳・POSレジ・LINE公式アカウント・電子カルテなどとの連携は、サービスによって大きく差があります。

順番待ちシステムおすすめ7選を比較

まず全体像を一覧にします。料金・無料プランは各社公式サイトの記載どおり、税込・税別も原文のままです。

サービス運営会社初期費用月額
Airウェイトリクルート0円(iPad・プリンターは別途)0円/11,000円/22,000円(税込)
EPARK順番待ちシステムEPG非公開非公開(個別見積)
SmartWaitヤプリフードコネクト非公開非公開(スタンダード/Pro)
マイジュンバンTwelvebits0円(機器は自前)5,980円/7,980円/9,980円(税別)
MATENE個人開発記載なし0円/5,500円/11,000円(税込)
JunbanSUMMONS(個人事業)記載なし0円/2,980円(税込)
ジュンバンウォッチジュンバンウォッチ4,528円(税別)4,364円(税別)〜
サービス無料プラン必要端末店頭発券
Airウェイトあり(受付・発券・メール呼出)iPad+対応プリンター○
EPARK順番待ちシステムなし店頭発券機・モニター○
SmartWait記載なし客はLINE、Proで店頭iPad・プリンター○(Pro)
マイジュンバン30日間無料トライアルiPad/iPhone(Android・PC不可)○(プレミアム以上・指定プリンター)
MATENEあり(広告表示・期間制限なし)スマホ・タブレット・PCのブラウザ紙の整理券を自前印刷
Junbanあり(10人まで・通知なし)ブラウザ(インストール不要)展示用受付画面
ジュンバンウォッチ簡易版120日(1回限り)端末不問・番号札番号札を手渡し
サービスオンライン受付LINE呼出メール呼出SMS/電話呼出
AirウェイトWeb受付○(ベーシック以上)○(ベーシック以上)○○(ベーシック以上・従量)
EPARK○(EPARKサイト・LINEミニアプリ)○(オプション)○電話○(オプション)
SmartWait○(LINEミニアプリ)○○(フォロー)SMS○
マイジュンバン○(LINE・メール)○(追加料金なし)○電話○(月100回超は20円/回)
MATENEQRで番号配布○(無料でも可)○記載なし
Junban○(QR・Web)記載なし○(プレミアム)記載なし
ジュンバンウォッチ記載なし記載なし記載なし記載なし
サービス待ち時間表示多言語多店舗
Airウェイト○英・中・韓(ベーシック以上)○(複数店舗管理)
EPARK○(特許表記)記載なし○(本部管理)
SmartWait○(Web表示)日英中韓(Pro)店舗別表示
マイジュンバン○記載なし記載なし
MATENE○(自動計算)ブラウザ翻訳本部・支部で運用可
Junban○記載なし複数列(1,500円/列)
ジュンバンウォッチ案内番号のみカスタマイズで対応グループ管理
COMPARE

7サービスの料金と無料プラン(公式・2026年9月)

マケスク
サービス初期費用月額無料プラン
Airウェイト0円(機器別)0円/11,000円/22,000円(税込)あり(受付・発券・メール呼出)
EPARK順番待ちシステム非公開非公開(個別見積)なし
SmartWait非公開非公開(資料請求)記載なし
マイジュンバン0円(機器別)5,980円〜9,980円(税別)30日無料トライアル
MATENE記載なし0円/5,500円/11,000円(税込)あり(広告表示・期限なし)
Junban記載なし0円/2,980円(税込)あり(10人まで・通知なし)
ジュンバンウォッチ4,528円(税別)4,364円(税別)〜簡易版120日(1回限り)

※ 各社公式サイト(2026年9月9日確認)。税込・税別は原文どおり

一覧から読み取れるのは次の3点です。

  1. 料金の透明性:Airウェイト・マイジュンバン・MATENE・Junban・ジュンバンウォッチは公式サイトに金額があり、EPARK・SmartWaitは資料請求・見積が前提。
  2. 発券機の要否:Airウェイト・EPARK・マイジュンバン(プレミアム)は店頭発券型、MATENE・Junban・ジュンバンウォッチは発券機・プリンターが不要。
  3. LINE呼び出しの扱い:追加料金なしがマイジュンバン・MATENE、有料プラン内がAirウェイト、オプションがEPARK、LINEミニアプリ前提がSmartWait、記載なしがJunban・ジュンバンウォッチ。

Airウェイトの特徴

Airウェイト 公式サイト(出典:https://airregi.jp/wait/ 2026年9月9日時点)
Airウェイト 公式サイト(出典:https://airregi.jp/wait/ 2026年9月9日時点)

Airウェイトはリクルートが提供する順番待ちシステムで、Airレジ・Airペイ・Airリザーブなどと同じ「Air ビジネスツールズ」の一つです。導入事例には飲食チェーン(回転寿司・焼肉・和食など)、クリニック、ホテル、百貨店、倉庫まで40社以上が掲載されており、業種の広さが特徴です。

Airウェイトの料金・プラン

プラン月額(税込)主な内容
無料0円受付・発券、お客様キャンセル、メール呼出。番号券の下部に他のAirサービス案内が印字される
ベーシック11,000円+オンライン順番受付、多言語、質問画面、Airリザーブ連携、LINE呼出、電話・SMS呼出、Push通知、外部ディスプレイ、分析レポート、公式LINE連携、API連携
スタンダード22,000円+発番範囲指定、窓口ごとの呼出、モニター自動音声呼出、受付データのCSVダウンロード、配色カスタマイズ

初期費用は0円、契約期間の縛りと解約金はありません。ただし「iPad、プリンター等は別途費用がかかります」と明記されており、電話呼出・SMS呼出は利用回数に応じた従量課金(単価非公開)、公式LINE連携は別途費用(金額非公開)です。

公式サイトには飲食店限定のキャンペーン(申込期限2026年9月24日・先着1,000店舗)が掲示されており、受付・発券・メール呼出・オンライン順番受付とホットペッパーグルメのアプリ内掲載・順番受付機能の利用料が2027年9月末まで無料、iPad2台・プリンター1台などの機器(税込約24万円相当)が無料提供されるとされています。適用条件があり、記事公開時点では終了している可能性があるため、必ず公式サイトで確認してください。

Airウェイトで利用できる主な機能

  • iPadで受付・発券。番号券のQRコードから待ち組数・待ち時間をスマホで確認(30秒自動更新)
  • オンライン順番受付(ベーシック以上)で、来店前にWebから並べる
  • 外部ディスプレイ・デジタルサイネージ・自社サイトへの待ち状況表示、API連携で館内サイネージに複数店舗の混雑状況を一元表示
  • 分析レポート(混雑する曜日・時間帯)、担当者別の対応時間記録
  • 英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語表示(ベーシック以上)
  • 1つのAirIDで複数店舗を管理(同一法人)

店頭受付・オンライン受付の特徴

アプリはiPad専用で、プリンターは「必ずAirウェイト対応機器」を使う必要があります。店頭発券とオンライン受付を同じ画面で管理でき、Airリザーブ(予約)やレストランボード(飲食店向け予約台帳)と連携すると予約客と順番待ち客を一元管理できます。なお、Airレジとの機能連携は公式FAQに明記がなく、「同じAirIDで利用できる」に留まります。

呼び出し機能

メール(全プラン)、LINE・電話(自動音声)・SMS・スマートフォンPush通知(ベーシック以上)、外部モニター+スピーカーでの音声案内(スタンダード)。Push通知は機能ページに「Android対応」と記載されています。

Airウェイトがおすすめの店舗

  • 発券機で整理券を出しつつ、Web受付・LINE呼出・多言語・分析まで一式そろえたい店舗
  • 複数店舗を本部で管理したいチェーン、商業施設内の店舗
  • レストランボードやAirリザーブなど、リクルートの店舗ツールをすでに使っている店舗
  • まず無料プランで受付・発券・メール呼出だけ試したい店舗

EPARK順番待ちシステムの特徴

EPARK 順番待ち&予約受付システム(株式会社EPG)公式ページ(出典:https://www.epg.co.jp/service/epark/ 2026年9月9日時点)
EPARK 順番待ち&予約受付システム(株式会社EPG)公式ページ(出典:https://www.epg.co.jp/service/epark/ 2026年9月9日時点)

EPARK順番待ちシステムは、株式会社EPG(株式会社EPARKのグループ会社・2023年設立)が飲食店向けに提供する店頭発券機+管理画面のシステムです。消費者向けポータル「EPARK」(株式会社EPARK運営、会員6,095万人以上・2026年7月時点)と組み合わせて使う点が他社にない特徴で、導入事例にはくら寿司(2008年〜)、焼肉きんぐ(2009年〜)など大手チェーンが並びます。

順番待ち・オンライン受付機能

  • 店頭タッチパネル発券機(QR付き整理券)
  • スマホ順番受付・日時指定受付(標準)。日時指定は「順番待ちの列の一番前を予約する」仕組みで、席予約ではない
  • LINEミニアプリ「Just Pass」(店舗のLINE公式アカウントからEPARK会員登録なしで順番待ち予約・オプション)
  • 発券機不要の「PocketPass」(2026年8月提供開始。店頭QRから顧客のスマホで受付、LINEで呼出)
  • 呼び出しはメール(標準)、電話(自動架電・オプション)、LINE(オプション・月額定額)、店内外モニター(表示機連携)
  • 待ち時間表示は「特許取得」と表記
  • 本部管理機能、会員属性・来店履歴を使ったメルマガ配信、QSC改善アンケート(オプション)

料金

公式サイトは「掲載費用(初期費用・月額料金)は公開しておりません」と明記しており、業種・規模・来店数による個別見積です。LINEミニアプリ、電話・LINE呼出などのオプションも金額非公開です。EPGは「非公認の外部サイトが誤った情報を掲載している場合がある」とも注意喚起しているため、比較サイトに載っている金額をあてにせず、必ず見積を取ってください。

集客媒体としての特徴

順番待ちシステム単体ではなく、EPARKポータルからの流入(スマホで並ぶ・日時指定で並ぶ)と会員データを使った販促がセットになっています。「順番待ちを集客の入口にしたい」という発想の店舗向けです。

EPARKがおすすめの店舗

  • 回転寿司・焼肉・ファミリー向けなど、来店数が多く発券機運用が前提の店舗
  • 本部でデータを取りたい多店舗チェーン
  • 24時間365日のコールセンターとオンサイト保守を求める店舗

その他の主要な順番待ちシステム

SmartWait(Yappli Mobile Order):LINEミニアプリで受付から呼び出しまで

SmartWait(株式会社ヤプリフードコネクト)公式ページ(出典:https://yappli-fc.co.jp/smartwait 2026年9月9日時点)
SmartWait(株式会社ヤプリフードコネクト)公式ページ(出典:https://yappli-fc.co.jp/smartwait 2026年9月9日時点)

SmartWaitは株式会社ヤプリフードコネクト(福岡・旧チューズモンスター、旧サービス名「順番待ち子ちゃん」)が提供する飲食店向けサービスで、客はLINEミニアプリで受付・通知を受け取ります。アプリのダウンロードは不要で、店舗のLINE公式アカウントの友だち増加にもつながる設計です。公式には「累計1,000店舗以上の導入実績」「最短7日で利用開始」とあります。

プランは「スタンダード」と「Pro」の2種で、違いは受付機の有無。Proでは店頭iPad受付端末とプリンターで整理券を発行し、呼出モニター・音声案内、受付機の日英中韓表示と多言語の音声呼出が使えます。料金は公式サイトに掲載がなく、資料請求またはオンライン相談で案内されます。サイト上部に「最大2年分の月額利用料が3/4補助」というバナーがありますが、補助金名や条件は記載されていません。

LINE公式アカウントを集客の軸にしている飲食店、訪日客が多く多言語の受付機が欲しい店舗に向いています。

マイジュンバン(myJunban):iPadでLINE・自動音声電話まで月5,980円〜

マイジュンバン(Twelvebits株式会社)公式ページ(出典:https://myjunban.com/ 2026年9月9日時点)
マイジュンバン(Twelvebits株式会社)公式ページ(出典:https://myjunban.com/ 2026年9月9日時点)

マイジュンバンはTwelvebits株式会社が2015年から提供するiPad/iPhone用の順番待ちシステムです。初期費用0円(端末は自前)、30日間の無料トライアル(クレジットカード登録不要)があり、月単位契約で長期の縛りはありません。

プラン月額(税別)内容
順番待ち(スタンダード)5,980円発券機なし。複数待ち列・セルフ受付・オンライン受付・待ち状況ウィジェット・CSVレポート
順番待ち(プレミアム)7,980円+番号発券(スター精密の指定プリンター、Bluetooth接続)
順番待ち&日時指定予約9,980円+日時指定予約(最大5つの予約枠、24時間前通知、予約客チェックイン)

呼び出しはLINE(追加料金なし)、自動音声電話(月100回まで、超過は1コール20円・税別のポイントチャージ制)、メール、PC経由の店内ディスプレイ。ガラケー利用者にも電話とメールで対応できます。オンライン受付はLINEまたはメールで会員登録不要、GPSで受付範囲を制限したり、混雑時だけ表示したりできます。導入事例はクリニック、眼科、耳鼻科、ヘアサロン、自転車店、ペットクリニック、接骨院など。

Android端末とPCでは利用できない点、発券にはスター精密mC-Print3/mC-Print2が必要な点は事前に確認してください。多言語対応と多店舗管理は公式に記載がありません。

MATENE(マテネ):紙の整理券×スマホ通知、無料で期限なし

MATENE(マテネ)公式ページ(出典:https://matene.jp/ 2026年9月9日時点)
MATENE(マテネ)公式ページ(出典:https://matene.jp/ 2026年9月9日時点)

MATENEは個人開発の整理券・順番待ちシステムで、店側はスマホ・タブレット・PCのブラウザから番号を進め、客はQR付きの紙の整理券(A4に8枚・自前印刷)を受け取って現在の呼出番号と目安時間をスマホで確認します。2026年6月から無料プランの期間制限が撤廃され、広告表示はあるものの期限なく使えるようになりました。2026年8月にはLINE通知(LINEミニアプリのサービスメッセージ機能・友だち追加不要)にも対応し、無料プランでも利用できます。

プラン月額(税込)内容
FREE0円広告表示あり。メール・LINE通知、番号リセット、整理券自動作成
BASIC5,500円広告非表示、ロゴ・差出人名変更、通知タイミング変更(2026年6月以降の新規は1イベント2,000番まで、リセットで繰り返し可)
PRO11,000円最大100イベント、Excelで一括登録

待ち時間は直近30番号の進み具合から自動計算(非表示可)。順番の飛ばし・入れ替えはできず、電話サポートの記載もありません。イベント物販、学校説明会、飲食店のオープン時、災害時のシャワー待ちなど「一時的に大量の待ち列が発生する現場」で使われた例が公式に紹介されています。

Junban:ブラウザだけで動く無料の順番待ちアプリ

Junban 公式ページ(出典:https://junban.app/ 2026年9月9日時点)
Junban 公式ページ(出典:https://junban.app/ 2026年9月9日時点)

Junbanはクリエイター集団SUMMONSが2023年に公開した順番待ちアプリで、インストール不要、店頭のQRコードやWebからワンタッチで受付できます。無料プランは並べる人数が10人固定で通知機能なし、プレミアム(月2,980円・税込)で最大100人、順番が近づいた人へのメール通知、臨時休業、PWA配信、CSVダウンロード、展示用受付画面が使えます。店舗ごとに列を分ける複数列オプションは1列あたり月1,500円(税込・プレミアム契約者のみ)。登録者数は2,371(2026年3月6日時点)と公表されています。

通知手段は公式に「メールで通知」とあり、LINEやプッシュ通知の記載はありません。少人数の待ち列を安く、すぐに始めたいカフェ・小売・クリニック・イベント向けです。

ジュンバンウォッチ:番号札×QRの「表示型」

ジュンバンウォッチ 公式ページ(出典:https://junban-watch.com/ 2026年9月9日時点)
ジュンバンウォッチ 公式ページ(出典:https://junban-watch.com/ 2026年9月9日時点)

ジュンバンウォッチ(株式会社ジュンバンウォッチ・兵庫)は、市販や手作りの番号札を渡し、客がQRを読み込んで「現在の案内番号」を確認する仕組みです。端末はiPad・Android・Mac・Windowsを問わず、プリンターもロール紙も不要。LINE・メール・電話などの呼び出し通知は公式に記載がなく、モニター表示とスマホでの番号確認が中心の「表示型」と考えてください。

料金は簡易版0円(120日間・同時アクセス100人まで・申込は1回限り)、通常版が月4,364円(税別)+初期費用4,528円(税別)、1日単位のスポットプラン2,800円〜、スマホ整理券プラン月6,800円(税別・初期費用15,000円〜)。複数の診察室や窓口を1画面で管理するグループタイプがあり、導入事例はクリニック・市役所の確定申告窓口・銭湯・撮影スタジオ・食品工場など、飲食店以外が中心です。

7サービスを項目別に詳しく比較

料金で比較

COST

最安の有料プラン 月額を税込で並べる

マケスク

Airウェイト ベーシック

11,000円

マイジュンバン スタンダード(5,980円税別)

6,578円

MATENE BASIC

5,500円

ジュンバンウォッチ 通常版(4,364円税別)

4,800円

Junban プレミアム

2,980円

※ 税別表記は10%で税込換算。EPARK・SmartWaitは非公開。機器代・従量課金は含まない

月額だけを見ればJunban(2,980円)、ジュンバンウォッチ(4,364円税別)、MATENE(5,500円)、マイジュンバン(5,980円税別)、Airウェイト(11,000円)の順ですが、機能の幅が違います。Airウェイトのベーシックには多言語・分析・予約連携・Push通知まで含まれ、マイジュンバンはLINEと電話呼出が追加料金なしで入ります。逆にJunbanとジュンバンウォッチは呼び出し通知が限定的です。EPARK・SmartWaitは非公開なので、見積を取って初めて同じ土俵に載ります。

呼び出し方法で比較

POSITIONING

呼び出し方法×費用で見る7サービスの立ち位置

マケスク

無料〜月1万円未満

月1万円以上・非公開

LINE・電話で呼び出せる

低コストで通知まで

  • マイジュンバン(LINE・自動音声電話)
  • MATENE(LINE通知・無料でも可)

フル機能・チェーン向け

  • Airウェイト ベーシック以上
  • EPARK(LINE・電話はオプション)
  • SmartWait(LINEミニアプリ)

メール・画面表示が中心

まず0円で試す

  • Junban(プレミアムでメール通知)
  • ジュンバンウォッチ(番号表示型)

無料枠の入口

  • Airウェイト 無料プラン(メール呼出のみ)
  • LINEで呼びたい:マイジュンバン(追加料金なし)、MATENE(無料でも可)、Airウェイト(ベーシック以上)、SmartWait(LINEミニアプリ)、EPARK(オプション)
  • 電話で呼びたい:マイジュンバン(自動音声・月100回まで)、Airウェイト(従量課金)、EPARK(オプション)
  • SMSで呼びたい:Airウェイト(ベーシック以上・従量)、SmartWait
  • メールだけで十分:Airウェイト無料プラン、Junbanプレミアム、MATENE
  • 通知なし・番号表示で運用:ジュンバンウォッチ、Junban無料プラン

受付方法・必要端末で比較

型サービス備考
店頭発券型(iPad・発券機)Airウェイト、EPARK、マイジュンバン(プレミアム以上)、SmartWait(Pro)機器代は別途。マイジュンバンは指定プリンター
スマホ・QR受付型(発券機不要)MATENE、Junban、ジュンバンウォッチ、マイジュンバン(スタンダード)、EPARK PocketPass紙の整理券はMATENEなら自前印刷、ジュンバンウォッチは番号札
LINEミニアプリ完結型SmartWait、EPARK Just Pass店舗のLINE公式アカウントが前提

予約との併用で比較

時間指定予約と順番待ちを同じ画面で扱えるのは、Airウェイト(Airリザーブ連携・ベーシック以上)、EPARK(日時指定受付=列の先頭を予約)、マイジュンバン(日時指定予約プラン・9,980円税別)の3つ。SmartWait・MATENE・Junban・ジュンバンウォッチは公式に予約併用の記載がありません。

多言語・多店舗で比較

多言語表示を明記しているのはAirウェイト(英・中・韓、ベーシック以上)とSmartWait(Proで日英中韓)。MATENEはブラウザ翻訳頼み、ジュンバンウォッチはカスタマイズ対応です。多店舗の本部管理はAirウェイト(複数店舗管理)とEPARK(本部管理機能)が明記しており、Junbanは列単位、MATENEは本部・支部でのイベント運用が可能です。

【目的別】おすすめの順番待ちシステム

HOW TO CHOOSE

迷ったらこの順で絞り込む

マケスク
順番待ちシステム どれにする? 店頭で紙の 整理券を出したい? 発券機不要型 (スマホ・QR受付) 店頭発券型 (iPad・発券機) 月にかけられる 費用は? 重視するのは? 0円 → MATENE/Junban LINE・電話 → マイジュンバン LINE完結 → SmartWait 台帳・多言語 → Airウェイト 大手並み → EPARK(見積) iPadで安く → マイジュンバン いいえ はい

コストを抑えて導入したい

まず無料で始めるなら、期間制限のないMATENE、10人までのJunban、120日限定のジュンバンウォッチ簡易版。Airウェイトの無料プランは受付・発券・メール呼出が使えるため、iPadとプリンターを用意できる店舗なら「無料で発券機運用」も可能です。有料でも月1万円未満で抑えるなら、LINE・電話呼出込みのマイジュンバン(5,980円税別〜)、広告非表示のMATENE BASIC(5,500円)が候補です。

LINEなどで来店客を呼び出したい

追加料金なしでLINE呼出が使えるマイジュンバンとMATENE。有料プラン前提ならAirウェイト ベーシック(11,000円・電話やSMSも従量で追加可)。LINE公式アカウントの友だち獲得も兼ねるならSmartWaitやEPARKのLINEミニアプリ。

Webから順番受付を受け付けたい

来店前にスマホで並べるのは、Airウェイト(オンライン順番受付・ベーシック以上)、EPARK(スマホ順番受付・日時指定受付)、マイジュンバン(LINE・メールでオンライン受付、GPS制限可)、SmartWait(LINEミニアプリ)、Junban(QR・Web受付)。

集客まで行いたい

EPARKはポータル(会員6,095万人以上)からの流入と会員データを使った販促がセットです。Airウェイトはホットペッパーグルメのアプリ内掲載・順番受付との連携キャンペーンを公式に掲示しています(期限・条件あり)。集客そのものはGoogleマップの整備が前提になるため、「Googleマップ対策2026年版|最新アルゴリズムと実装ステップ」も併せて確認してください。

多店舗・チェーン店で導入したい

本部管理機能を明記しているAirウェイトとEPARK。Airウェイトは1つのAirIDで複数店舗を管理でき、API連携で館内サイネージに複数店舗の混雑状況を一元表示できます。

操作しやすいシステムを導入したい

ブラウザだけで動くJunban・MATENE・ジュンバンウォッチは、機器設定が不要で導入のハードルが最も低いグループです。iPad運用に慣れている店舗なら、30日トライアルのあるマイジュンバンや無料プランのあるAirウェイトを実際に触って決めるのが確実です。

順番待ち対策は店舗集客にも重要

「集客する」だけでなく「来店客を離脱させない」ことも重要

MEO・SNS・広告で店の前まで来てもらっても、行列で帰られては集客費がそのまま損失になります。順番待ちシステムは「集客の後工程」を守る投資で、客単価×離脱人数で考えると回収は早い部類です。

GoogleマップやSNSで集客→店舗体験まで改善する

Googleビジネスプロフィールには飲食店向けの「順番待ちリスト」機能もあり、待ち状況を見せる発想はGoogle側にも組み込まれています。Googleマップで見つけてもらい、順番待ちシステムで待ちのストレスをなくし、来店体験をクチコミに変える、という流れを一本でつなげてください。Googleマップの基本整備は「MEO対策を自分で始める方法!具体的な手順と上位表示のコツを解説」にまとめています。

待ち時間や店舗体験はクチコミ・顧客満足度にも影響する

「待たされた」「順番を抜かされた」は低評価クチコミの定番です。待ち時間の見える化と公平な受付は、クチコミの星を守る施策でもあります。低評価がついたときの対応は「Googleビジネスプロフィールの星だけのクチコミへの対応方法」を参考にしてください。

まとめ|店舗に合った順番待ちシステムを選ぼう

  • 料金を公開しているのはAirウェイト・マイジュンバン・MATENE・Junban・ジュンバンウォッチの5社。EPARK・SmartWaitは個別見積。
  • 無料で始めるならMATENE・Junban・Airウェイト無料プラン。LINE・電話呼出まで低コストで使うならマイジュンバン。
  • 店頭発券・多言語・分析・予約連携・多店舗管理まで一式そろえるならAirウェイト ベーシック以上、大手チェーン型の運用と集客セットならEPARK。
  • 月額だけでなく、機器代・従量課金・LINE連携の追加費用・解約条件を含めた総額で比べる。

料金・機能は変更される可能性があります。導入前には必ず各社公式サイトで最新の条件を確認し、無料プランやトライアルで実際の画面を触ってから決めてください。

参考(各社公式・2026年9月9日確認)
Airウェイト https://airregi.jp/wait/ / 料金 https://airregi.jp/wait/cost/ / EPARK順番待ちシステム https://www.epg.co.jp/service/epark/ / 料金 https://www.epg.co.jp/service/epark/price-epark/ / SmartWait https://yappli-fc.co.jp/smartwait / マイジュンバン https://myjunban.com/pricing / MATENE https://premium.matene.jp/ / Junban https://junban.app/price / ジュンバンウォッチ https://junban-watch.com/

本記事の料金・機能は2026年9月9日時点で各社公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。最新の条件は必ず各社公式サイトでご確認ください。本記事は提携サービスの紹介を含みます。
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はじめに

Google検索に「AIモード」が加わり、検索結果の見え方が変わりました。AIが質問に直接答え、通常の検索結果(リンクの一覧)はさらに下へ押し下げられています。

この記事では、AIモードとは何かを整理したうえで、使い方と、2026年8月末に起きた仕様変更を解説します。あわせて「AIの表示を消したい」という声にも、できること・できないことを分けて答えます。

店舗や中小企業の集客担当の方は、後半の「事業者側が今からできること」から読んでいただいても構いません。

Google検索のAIモードとは

左がAI Overviews(AIによる概要)、右がAIモードの画面。同じ質問に対する表示の違いを並べて比較したもの
左:AI Overviews(AIによる概要)/右:AIモード 同じ質問を入力したときの表示の違い。AI Overviewsは通常の検索結果の上部に要約が出るのに対し、AIモードは対話形式の専用画面になります(2026年9月時点の実画面)

Googleは2026年5月時点で、AIモードの月間アクティブユーザーが10億人、AI Overviewsの月間アクティブユーザーが25億人に達したと発表しています。

出典:Google/Sundar Pichai・Google I/O 2026 基調講演(2026年5月19日)
blog.google/innovation-and-ai/sundar-pichai-io-2026/

AI Overviews との違い

混同しやすいので先に整理します。どちらもGoogleのAIによる機能ですが、役割が違います。

 AI OverviewsAIモード
表示される場所通常の検索結果の上部専用の画面
形式検索結果に添えられる要約対話形式で質問を重ねられる
従来のリンク要約の下に表示されるAIの回答が主体になる

AI Overviewsは「答えが添えられた検索結果」、AIモードは「検索という形をした対話」と考えると分かりやすくなります。

どのくらい表示されているのか

AIによる回答が表示される割合は、調査によって数字が異なりますが、すでに例外ではない水準です。

AI検索の広がりを示すデータ
  • AI Overviewの出現率は76.9%
  • AI Overview表示時のゼロクリック率(どのサイトもクリックせずに検索を終える割合)は55.6%と推定(実測値ではなく推定値)
  • 生成AIサイトへの訪問数は月95億回(前年比+70%)
  • ChatGPT利用者のうち95%はGoogleも併用している

出典:出現率・ゼロクリック率=株式会社Itera「2026年7月 LLMOトレンドレポート」/日本語クエリ・30カテゴリ・1,459クエリ/調査期間2026年7月・2026年8月5日発表(出現率は実測、ゼロクリック率は推定値)
訪問数・併用率=Similarweb「2026 Generative AI Landscape: The Evolution of AI Search」(2026年7月公開/集計期間2025年6月〜2026年5月)

注目したいのは95%という併用率です。AIが検索を置き換えたのではなく、AIとGoogleを行き来しながら調べる形に変わった、と読むほうが実態に近くなります。

2026年8月末に起きた2つの変化

AI OverviewsからAIモードへ自動で遷移するようになった

2026年8月28日、AI Overviewsから「もっと見る」を押さなくてもAIモードへ自動で遷移する動作が確認されました。Googleも公式に認めています。

追加で質問を入力する「Ask anything」欄まで自動的に表示されるようになり、通常の検索結果(リンクの一覧)は、さらに下へ押し下げられています。

出典:Search Engine Roundtable(2026年8月28日)

ユーザーが意識して切り替えなくても、AIとの対話に入る流れになったということです。従来のリンクにたどり着くまでの距離は、さらに遠くなりました。

AIモードの回答内に広告が入り始めた

2026年8月31日、AIモードの回答内にショッピングカルーセル広告の出稿が始まりました。

出典:Search Engine Roundtable(2026年8月31日)

AIの回答が広告枠を持ち始めたことは、この機能が実験段階を抜けたことを示しています。今後、掲載面としての整備が進んでいくと考えられます。

AIモードの使い方

特別な設定は必要ありません。通常どおり検索し、AIモードのタブに切り替えるか、AI Overviewsから続けて質問する形になります。

従来の検索との書き方の違い

キーワードを並べるのではなく、条件を文章で伝えるほうが機能します。

従来の検索AIモード
渋谷 歯医者 評判渋谷駅から近くて、仕事帰りに寄れて、説明が丁寧だと評判の歯医者を教えて
MEO対策 費用 相場飲食店1店舗でMEO対策を外注する場合、月いくらくらいが相場か教えて

条件が多いほどAIが絞り込みを行うため、従来なら複数回検索して比較していた作業が、1回の質問にまとまります。

そのまま信じてよいか

AIの回答は毎回つくり直されるため、同じ質問でも結果が変わります。重要な判断に使う場合は、回答に付いている出典リンクを開いて確認してください。

「AIの表示をオフにしたい」への回答

この要望には、立場の異なる2つの意味が含まれています。分けて考える必要があります。

結論:完全にオフにする公式設定はないが、「ウェブ」タブで避けられる

2026年9月時点で、Google検索のAIによる表示をアカウント単位で完全に無効化する公式設定は確認できていません。ただし、検索するたびに「ウェブ」タブへ切り替えることで、AIによる概要を表示させずに、従来どおりリンクの一覧だけを見ることはできます。具体的な手順は次の項で説明します。

① 使う側として、AIの回答を見たくない場合

従来のリンク形式の結果だけを見たい場合は、検索結果の上部にあるタブから「ウェブ」を選びます。AIによる概要が表示されなくなり、リンクの一覧だけが並びます。

「ウェブ」に切り替える手順
  • いつもどおり検索する
  • 検索結果の上部にあるタブ(すべて/画像/動画 など)の中から「ウェブ」を選ぶ
  • タブに見当たらない場合は「もっと見る」の中を確認する

2026年9月時点の検索結果画面で確認。タブの並び順は環境によって変わります。

Google検索結果のタブ「もっと見る」を開き、その中の「ウェブ」を選択している画面
「もっと見る」の中にある「ウェブ」を選ぶと、AIによる概要が表示されなくなります(2026年9月時点の検索結果画面)

毎回この操作をするのが面倒な場合は、検索結果のURLの末尾に &udm=14 を付けても同じ状態になります。ブックマークに登録しておくと、次回から直接ウェブ検索の結果を開けます。

アカウント全体で完全に無効化する設定は、確認できていません

「AI OverviewsもAIモードも、常に出さない」という公式の設定については、本記事の執筆時点で確認できていません。表示の仕様はGoogle側の更新で変わるため、最新の状態はご自身の画面でご確認ください。

② サイト運営者として、AIに使われたくない場合

こちらには公式の設定があります。2026年8月31日、Google Search Consoleに「Search AI制御」が追加され、全世界で公開されました。

⚠️ オプトアウトすると、AIの回答から消えます

この設定は、日本語の管理画面では「設定」→「検索の生成 AI」という名称です。ここで「サイトのリンクとコンテンツを検索の生成 AI 機能から除外する」を選ぶと、Googleは設定画面上で「これらの機能を通じて、インプレッションやトラフィックが発生することはありません」と明記しています(2026年9月時点の管理画面表記)。

ただし、通常のGoogle検索への影響はありません。公式ヘルプには「この設定は、特定の検索の生成 AI 機能にお客様のコンテンツを表示するかどうかにのみ影響します。Google 検索の他の部分に影響を与えるランキングや掲載可否のシグナルとしては使用されません」と明記されています。

いずれにせよ、集客を目的にサイトを運営している場合、設定の意味を確認せずに触らないでください。設定の詳細と注意点はサーチコンソールでAI検索の表示回数を見る方法で解説しています。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」(support.google.com/webmasters/answer/16908024)/Google Search Console「設定 → 検索の生成 AI」の画面表記(2026年9月時点)

同時に生成AIパフォーマンスレポートも追加され、AI OverviewsとAIモードでの自社ページの表示回数を、ページ別・国別・デバイス別・日付別に確認できるようになっています。ただしクリック数・クエリ別のデータ・AI OverviewsとAIモードの内訳は提供されていません。Discover内のAI機能は別レポートとして分かれています。開き方と読み方はサーチコンソールでAI検索の表示回数を見る方法で詳しく解説しています。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)/「生成 AI パフォーマンス レポート(Discover)」(support.google.com/webmasters/answer/16983858)

事業者側が今からできること

AIモードが広がるほど、「検索結果で上位に出る」ことと「AIの回答に選ばれる」ことが別の話になっていきます。

比較記事への掲載本数と、AIに推薦される割合

株式会社Coneが2026年8月に公開した調査では、比較記事への掲載本数とAIに推薦される割合の間に、次の差が報告されています。

比較記事への掲載本数AIに推薦された割合
1〜3本7.4%
4〜5本54.7%
6本以上85.2%

出典:株式会社Cone「生成AIがおすすめする企業の実態調査」/調査対象525社(比較記事に掲載されている512社+AIのみが挙げた13社)/Gemini・Google AIモード・ChatGPT・Perplexityの4種で検証/調査期間2026年8月19〜20日・2026年8月26日発表
prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000089413.html

ただし、この調査は掲載本数と推薦率の相関(相関係数0.50)を示したもので、原典自身が因果関係までは切り分けていないと明記しています。知名度や実績のある企業ほど比較記事に載りやすく、同時にAIにも推薦されやすい、という順序でも同じ差は説明できます。掲載本数が原因なのか、評価されている企業の見え方なのかは、この調査だけでは区別がつきません。

それでも、掲載本数は自社の現在地を測る目安として使えます。まず「自社が何本の比較記事に載っているか」を数えてみてください。

自社サイトだけでは足りない

買い物に関する質問を対象にした調査では、AIの回答が引用する情報源のうち、ブランドの自社ページが占める割合は2.8%にとどまりました。

出典:Shero Commerce/Google AIモード・ChatGPT・Perplexityの3サービスにおける引用1,851件を分析。対象は60の製品カテゴリの購買に関する質問/Search Engine Journal 2026年8月26日報道

つまりAIは、企業自身の発信よりも第三者のページを多く参照しているということです。自社サイトの整備だけでは、AIの回答に登場するには足りません。比較記事・レビューサイト・地域情報サイトなど、外部での言及を増やす必要があります。

なお、この調査の対象は商品の購買に関する質問です。店舗やサービスを探す場面での比率は、この調査からは分かりません。ただし「自社サイトより第三者サイトが多く参照される」という構造自体は、参考になる見方だと考えられます。

流入は減るが、質は上がる可能性がある

ゼロクリックが増える一方で、ChatGPT・Copilot・Gemini・Perplexityから流入した訪問者のキーイベント(購入・登録など、重要と設定した行動)の発生率は、通常の検索結果からの流入の1.5倍だったという分析があります。

出典:Digiday「In Graphic Detail: How AI search has impacted the web traffic of over 50 advertisers」(2026年8月25日)/Brainlabs・広告主54社・2025年1月〜2026年4月の実データ分析
※この数字はChatGPTなどGoogle以外のAIサービスからの流入を対象にしたものです。GoogleのAI OverviewsやAIモードを経由した流入の数字ではありません。

AIが比較・絞り込みを済ませた状態で訪問しているため、検討が進んだ人が来ていると考えられます。アクセス数の減少だけを見て判断すると、実態を見誤ります。

なお、GoogleのAIモード経由の流入について同様の分析は、現時点では確認できていません。ただし「AIが絞り込んだうえで訪問している」という構造は共通しているため、参考になる見方だと考えられます。

まず現状を数字で把握する

前述の生成AIパフォーマンスレポートで、自社のどのページがAI機能内で表示されているかを確認できます。Search Consoleの標準機能で、費用はかかりません。左メニューの「すべてのレポートとツール」→「パフォーマンス レポート」→「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」から開けます。手順は自分のサイトがAIモードに何回表示されたか調べる(Search Consoleの無料機能)にまとめました。

よくある質問

Q1. AIモードを使うのに料金はかかりますか?

かかりません。Google検索の機能として提供されており、通常の検索と同じように利用できます。

Q2. AIモードとAI Overviewsは何が違いますか?

AI Overviewsは通常の検索結果の上部に表示される要約で、AIモードは対話形式で質問を重ねられる専用の画面です。2026年8月28日には、AI Overviewsから「もっと見る」を押さずにAIモードへ自動遷移する動作が確認されており、両者の境目は曖昧になりつつあります。

Q3. AIの回答を非表示にできますか?

検索結果の上部にあるタブから「ウェブ」を選ぶと、AIによる概要が表示されず、リンク形式の結果だけが並びます。タブに見当たらない場合は「もっと見る」の中を確認してください。ただし、アカウント全体で常にAIを表示させないようにする公式の設定については、本記事の執筆時点では確認できていません。

Q4. 自社サイトをAIに使わせない設定はありますか?

日本語の管理画面では「設定」→「検索の生成 AI」から設定できます。「除外する」を選ぶと、Googleの設定画面の説明どおり、検索の生成AI機能でサイトが表示されなくなり、インプレッションやトラフィックも得られなくなります。集客が目的の場合はおすすめしません。

Q5. AIモードで自社が紹介されているか確認する方法はありますか?

実際にAIモードへ想定質問を入力して確認します。AIの回答は毎回つくり直されるため、1回の結果で判断せず、同じ質問を複数回試した出現率で見ることをおすすめします。表示回数の推移は、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートでも確認できます。

まとめ

Google検索のAIモードについて、要点を整理します。

  • AI Overviewsは検索結果に添えられる要約、AIモードは対話形式の専用画面
  • 2026年8月28日、AI OverviewsからAIモードへ自動遷移する動作が確認された
  • 2026年8月31日、AIモードの回答内にショッピングカルーセル広告の出稿が始まった
  • 使う側がAIを完全に無効化する公式設定は、執筆時点では確認できていない
  • サイト運営者はSearch AI制御でオプトアウトできるが、AIの回答から消えるため集客目的では推奨されない
  • AIの引用元のうち自社ページは2.8%。外部での言及を増やす視点が必要になる

検索の形は変わりましたが、やることが根本から変わったわけではありません。正確な情報を、AIが読み取れる形で置いておく。この基本を、自社サイトの外側まで広げて考える段階に入っています。

本記事の出典
  • 「検索の生成 AI」の設定項目と、除外した場合の説明:Google Search Console「設定 → 検索の生成 AI」の画面表記(2026年9月時点)
  • 生成 AI パフォーマンス レポートの仕様(検索版/Discover版):Google 検索セントラル ヘルプ/support.google.com/webmasters/answer/16984139・support.google.com/webmasters/answer/16983858
  • 比較記事への掲載本数とAI推薦率:株式会社Cone「生成AIがおすすめする企業の実態調査」/525社/4AIで検証/調査2026年8月19〜20日・2026年8月26日発表/prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000089413.html
  • AIモード10億人・AI Overviews 25億人(いずれも2026年5月時点の月間アクティブユーザー):Google/Sundar Pichai・Google I/O 2026 基調講演(2026年5月19日)/blog.google/innovation-and-ai/sundar-pichai-io-2026/
  • AI Overview出現率76.9%(実測)・AI Overview表示時のゼロクリック率55.6%(推定値):株式会社Itera「2026年7月 LLMOトレンドレポート」/日本語クエリ・30カテゴリ・1,459クエリ/調査期間2026年7月・2026年8月5日発表/prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000177930.html
  • 生成AIサイトへの訪問数95億回/月・ChatGPT利用者の95%がGoogle併用:Similarweb「2026 Generative AI Landscape: The Evolution of AI Search」(2026年7月公開/集計期間2025年6月〜2026年5月)
  • AI OverviewsからAIモードへの自動遷移(2026年8月28日)/AIモード内のショッピングカルーセル広告(2026年8月31日):Search Engine Roundtable
  • 生成AIサイトへの訪問数95億回/月(前年比+70%)・ChatGPT利用者の95%がGoogle併用:Similarweb「2026 Generative AI Landscape: The Evolution of AI Search」(2026年7月公開/集計期間2025年6月〜2026年5月)/similarweb.com/corp/the-2026-generative-ai-landscape/
  • 「検索の生成 AI」設定の内容・除外した場合の影響・通常の検索への影響がない点:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」/support.google.com/webmasters/answer/16908024
  • 生成 AI パフォーマンス レポート(検索):Google 検索セントラル ヘルプ/support.google.com/webmasters/answer/16984139
  • 生成AIパフォーマンスレポート・「検索の生成 AI」設定の提供開始(2026年9月1日):Search Engine Roundtable「Google Search Console Generative AI Tools Now Live」/seroundtable.com/google-search-console-generative-ai-tools-live-41984.html
  • AI回答の引用元に占める自社ページの割合2.8%(対象は60の製品カテゴリの購買に関する質問):Shero Commerce/Google AIモード・ChatGPT・Perplexityの引用1,851件を分析/Search Engine Journal 2026年8月26日報道/searchenginejournal.com/ai-tools-recommend-brands-but-cite-other-sites-data-shows/587160/
  • ChatGPT・Copilot・Gemini・Perplexity経由の流入におけるキーイベント発生率が通常の検索結果からの流入の1.5倍:Brainlabs/広告主54社・2025年1月〜2026年4月/Digiday「In Graphic Detail: How AI search has impacted the web traffic of over 50 advertisers」(2026年8月25日)/digiday.com/marketing/in-graphic-detail-how-ai-search-has-impacted-the-web-traffic-of-over-50-advertisers/

LLMO対策の全体像と進め方は「LLMO対策とは?AI検索時代に必須のSEO新戦略をわかりやすく解説」でまとめて解説しています。

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はじめに

「AI検索経由で、自社のページはどのくらい見られているのか」。これまで確認する手段がありませんでした。2026年8月31日、Google Search Consoleに生成AIパフォーマンスレポートが追加され、全世界で利用できるようになっています。

この記事は、Search Consoleに自社サイトを登録済みの方を対象にしています。まだ登録していない場合は、先にサイトの登録を済ませてからお読みください。

この記事では、レポートの開き方と見方を整理したうえで、このレポートでは分からないことまで含めて解説します。できることだけを書くと判断を誤るため、制約も同じ比重で扱います。

あわせて、同時に追加された「Search AI制御」という設定についても触れます。この設定は操作を誤ると、自社サイトがAIの回答から消えます。触る前に必ず確認してください。

生成AIパフォーマンスレポートとは

2026年8月31日に全世界で公開

Google Search Consoleに、生成AIパフォーマンスレポートと「Search AI制御」が追加され、2026年8月31日に全世界での公開が完了しました。

これまでSearch Consoleの検索パフォーマンスに含まれていたのは、通常の検索結果での表示回数とクリック数でした。AI OverviewsやAIモードでどう扱われているかは、サイト運営者からは見えない状態が続いていました。今回の追加で、AI機能の中で自社ページが何回表示されたかを、はじめて数字で確認できるようになっています。

出典:Search Engine Roundtable「Google Search Console Generative AI Tools Now Live」(2026年9月1日)
seroundtable.com/google-search-console-generative-ai-tools-live-41984.html

なお、このレポートは2026年9月時点でベータ版として提供されています。画面上部のレポート名の横に「ベータ版」と表示されており、今後仕様が変わる可能性があります。

何が見られるのか

レポートで確認できる範囲
  • AI Overviews(AIによる概要/検索結果上部のAI回答)での表示回数
  • AIモードでの表示回数
  • 上記を、ページ別・国別・デバイス別・日付別にまとめて確認できる

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)

なお、Google Discover内のAI機能の表示回数は別のレポートです。公式ヘルプでも「生成 AI パフォーマンス レポート(Discover)」として、検索版とは別のページで案内されています。1つのレポートで検索とDiscoverをまとめて見られるわけではない点に注意してください。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(Discover)」(support.google.com/webmasters/answer/16983858)

ページ別に見られる点が実務上は大きく、「どの記事がAIに拾われているか」を特定できます。感覚ではなく、自社のどのコンテンツがAI検索の中で機能しているかを判断できるようになります。

このレポートで「分からない」こと

先に制約から確認します。ここを誤解したまま数字を見ると、社内報告で誤った結論を出すことになります。

現時点で提供されていないもの

クリック数は提供されていません。公式ヘルプがこのレポートの指標として説明しているのは表示回数のみです。AI経由で実際にサイトへ何人来たかは、このレポートでは分かりません。

クエリ別のデータも提供されていません。公式ヘルプがまとめられる項目として挙げているのはページ・国・日付・デバイスで、クエリは含まれていません。どの質問に対して自社が表示されたのかは特定できません。

AI OverviewsとAIモードの内訳を分けて見る機能も、公式ヘルプには記載がありません。合算された数字として扱う前提で読む必要があります。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)

つまりこのレポートは、「AIに認識されているかどうか」を確認するものであって、「AI経由で何件成果が出たか」を測るものではありません。成果の測定は引き続きアクセス解析側の仕事になります。

⚠️ 「検索の生成 AI」の設定を触る前に

生成AIパフォーマンスレポートと同時に追加されたのが、自サイトをGoogleのAI機能に使わせるかどうかを決める設定です。日本語の管理画面では「検索の生成 AI」という名称で、左メニューの「設定」→「検索の生成 AI」から開けます(英語メディアでは「Search AI controls」と報じられています)。

設定は次の2択です。

Google Search Consoleの「設定」内にある「検索の生成 AI」の設定画面。サイトを生成AI機能に含めるか除外するかを選ぶラジオボタンが表示されている
「設定」→「検索の生成 AI」の画面。含めるか除外するかを選ぶ(一部を伏せています)
「検索の生成 AI」の設定項目
  • サイトのリンクとコンテンツを検索の生成 AI 機能に含める:検索の生成AI機能にサイトを表示して、サイトの認知度を最大限に高めます。リンクとして掲載されたり、AIの回答の根拠として活用されたりするようになります。
  • サイトのリンクとコンテンツを検索の生成 AI 機能から除外する:検索の生成AI機能でユーザーにサイトが表示されないようにします。これらの機能内でのリンクや、AIの回答の根拠としての活用が行われないようになります。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」(support.google.com/webmasters/answer/16908024)/Google Search Console「設定 → 検索の生成 AI」の画面表記(2026年9月時点)

⚠️ 除外すると、AI経由の表示も流入もなくなります

「除外する」を選んだ場合について、Googleは設定画面上で「これらの機能を通じて、インプレッションやトラフィックが発生することはありません」と明記しています(2026年9月時点の管理画面表記)。

「AIに勝手に使われたくない」という理由だけで除外すると、AI検索経由の露出をすべて失うことになります。集客を目的にサイトを運営している場合、設定の意味を確認せずに変更しないでください。

ただし、通常のGoogle検索への影響はありません。公式ヘルプには「この設定は、特定の検索の生成 AI 機能にお客様のコンテンツを表示するかどうかにのみ影響します。Google 検索の他の部分に影響を与えるランキングや掲載可否のシグナルとしては使用されません」と明記されています。除外しても、通常の検索結果での順位やインデックス登録が不利になることはありません。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」(support.google.com/webmasters/answer/16908024)/Google Search Console「設定 → 検索の生成 AI」の画面表記(2026年9月時点)

なお、この設定には継承の仕組みがあります。設定画面には「管理設定の継承元」が表示され、初期状態では上位のドメインプロパティの設定を引き継ぎます。設定を変更すると、子プロパティを含むプロパティ内のすべてのページに影響します。複数のプロパティを管理している場合は、どのプロパティで変更しようとしているかを確認してから操作してください。

レポートの開き方

STEP 1

Search Consoleにログインし、対象のプロパティを選ぶ

複数サイトを管理している場合は、左上のプロパティ選択で対象サイトに切り替えます。

STEP 2

左メニューの「検索パフォーマンス」→「検索結果」を開く

「検索結果」を開くと、その下に「生成 AI」という項目が表示されます。左メニューに「生成 AI」が見当たらない場合は、「検索結果」が閉じている可能性があります。

STEP 3

「生成 AI」を選ぶ

画面上部のパンくずが「検索結果のパフォーマンス > 生成 AI 機能」に切り替わり、表示回数の推移がグラフで表示されます。こちらの直リンクからも開けます(Search Consoleにログインした状態で、対象プロパティが選択されている必要があります)。

STEP 4

「ページ」でページ別に確認する

グラフの下に「ページ」「国」「デバイス」「日」のタブが並びます。「ページ」で表示回数の多い順に並べ替えると、AIに拾われているページが特定できます。

画面の表記は、2026年9月時点の実際の管理画面で確認したものです。公式ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)にも日本語版があり、グループ化できる項目が「ページ」「国」「日付」「デバイス」である点は実画面と一致しています。なお、レポートの位置は今後変更される可能性があります。左メニューに見当たらない場合は、ヘルプの「すべてのレポートとツール」からも探してみてください。

Google Search Consoleの左メニュー。「検索パフォーマンス」→「検索結果」の下にある「生成 AI」を赤枠で示している。画面右側には生成AIパフォーマンスレポートのグラフとページ・国・デバイス・日のタブが表示されている
左メニュー「検索パフォーマンス」→「検索結果」の下に「生成 AI」が表示される(赤枠部分。数値は伏せています)

画面の名称や配置は、Google側の更新によって変わる場合があります。左メニューに見当たらない場合は、次の「レポートが表示されない場合」を確認してください。

レポートが表示されない場合

公式ヘルプでは、レポートが見当たらない理由として次の3つが挙げられています。

レポートが表示されない理由(公式ヘルプ記載)
  • 段階的な提供のため、すべてのプロパティで使えるわけではない
  • Google検索の生成AI機能での表示回数が十分にたまっていない
  • 自サイトを検索の生成AI機能から除外している

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)

過去のデータは遡って見られるのか

公式ヘルプには、データの開始時期や遡及可否についての記載が確認できませんでした。ただし実際の管理画面では、レポート公開以前の期間についてもデータが表示されています(2026年9月時点の確認では、過去3か月分のグラフが表示されました)。

どこまで遡れるかはプロパティによって異なる可能性があるため、実際の表示範囲はご自身の画面でご確認ください。

数字をどう読むか

表示回数がゼロに近い場合

AIに認識されていない可能性があります。ただし、扱っているテーマによってはAI Overviewsがそもそも出にくい領域もあるため、ゼロ=問題とは限りません。

参考として、AI Overviewの出現率は76.9%という調査があります(Itera・日本語クエリ・30カテゴリ1,459クエリ・調査期間2026年7月/2026年8月5日発表)。多くの検索でAIによる回答が表示される状況にはなっています。

特定のページだけ表示回数が多い場合

そのページの構成が、AIにとって引用しやすい形になっていると考えられます。見出しの立て方、結論の位置、FAQの有無などを確認し、他の記事へ横展開する材料にできます。

通常の検索順位と比べる

検索順位は高いのにAIでの表示回数が少ないページは、順位はあるがAIには選ばれていない状態です。逆に、順位が低いのにAIでの表示回数があるページもあります。両者は別の評価軸として動いていると考えたほうが実態に近くなります。

あわせて押さえておきたい前提
  • AI Overviewが表示されたときのゼロクリック率は55.6%と推定されている(Itera・日本語クエリ・30カテゴリ1,459クエリ・調査期間2026年7月/2026年8月5日発表)。実測値ではなく、検索結果画面の占有状況から算出された推定値である点に注意してください
  • ChatGPT・Copilot・Gemini・Perplexityからの流入は、キーイベント(購入・登録など、重要と設定した行動)の発生率が通常の検索結果からの流入の1.5倍だったという分析がある(Brainlabs・広告主54社・2025年1月〜2026年4月)。これはGoogleのAI OverviewsやAIモードとは別の経路の数字であり、このレポートに出てくる表示回数とは対象が異なります

クリックされる回数自体は減っていく一方で、AI経由でたどり着いた人は検討が進んだ状態で訪問している、という見方ができます。表示回数が少なくても、質の面では意味がある可能性があります。

よくある質問

Q1. 生成AIパフォーマンスレポートの利用に費用はかかりますか?

かかりません。Google Search Consoleの標準機能として提供されており、追加の契約や課金は不要です。Search Consoleを利用できる状態であれば、そのまま確認できます。

Q2. AI経由で何件の問い合わせがあったかは分かりますか?

このレポートでは分かりません。クリック数が提供されていないため、成果の測定はアクセス解析ツール側で行う必要があります。レポートで確認できるのは、AI機能の中で自社ページが表示された回数です。

Q3. どの質問で自社が表示されたのか知りたいのですが

クエリ別のデータは提供されていません。現時点では、実際にAI検索へ想定質問を入力して確認する方法しかありません。AIの回答は毎回つくり直されるため、1回の結果ではなく、同じ質問を複数回試した出現率で見ることをおすすめします。

Q4. 「検索の生成 AI」で除外したほうがよいですか?

日本語の管理画面では「設定」→「検索の生成 AI」から設定できます。「除外する」を選ぶと、Googleの設定画面の説明どおり、検索の生成AI機能でサイトが表示されなくなり、インプレッションやトラフィックも得られなくなります。集客が目的の場合はおすすめしません。

まとめ

生成AIパフォーマンスレポートによって、AI検索での自社の見え方をはじめて数字で確認できるようになりました。要点を整理します。

  • 2026年8月31日に全世界で公開完了。Search Consoleの標準機能で、費用はかからない
  • AI Overviews・AIモードでの表示回数を、ページ別・国別・デバイス別・日付別に確認できる(Discover内のAI機能は別レポート)
  • クリック数・クエリ別・AI OverviewsとAIモードの内訳は提供されていない
  • 「設定」→「検索の生成 AI」で除外すると、AI機能でのサイト表示・インプレッション・トラフィックが得られなくなる
  • 順位とAIでの表示は別の軸として動く。両方を見て判断する

まずは自社のどのページが拾われているかを確認するところから始めてください。数字が見えるようになったこと自体が、これまでとの大きな違いです。

AI検索での見え方を、実測から改善したい方へ

当社では、AI検索での露出状況を実測したうえで、Googleビジネスプロフィール・情報の整合性・第三者サイトでの言及までを含めて改善を支援するサービス「LLMO prime」を提供しています。自社の現在地を確認したうえで何から着手するか整理したい場合に、あわせてご覧ください。

本記事の出典
  • 生成 AI パフォーマンス レポート(検索)の開き方・確認できる指標・表示されない理由:Google 検索セントラル ヘルプ/support.google.com/webmasters/answer/16984139
  • 生成 AI パフォーマンス レポート(Discover)が別レポートである点:Google 検索セントラル ヘルプ/support.google.com/webmasters/answer/16983858
  • 「検索の生成 AI」設定の内容・除外した場合の影響・通常の検索への影響がない点:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」/support.google.com/webmasters/answer/16908024
  • Search Engine Roundtable「Google Search Console Generative AI Tools Now Live」(2026年9月1日)/seroundtable.com/google-search-console-generative-ai-tools-live-41984.html
  • AI Overview出現率76.9%(実測)・AI Overview表示時のゼロクリック率55.6%(推定値):株式会社Itera「2026年7月 LLMOトレンドレポート」/日本語クエリ・30カテゴリ・1,459クエリ/調査期間2026年7月・2026年8月5日発表/prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000177930.html
  • ChatGPT・Copilot・Gemini・Perplexity経由の流入におけるキーイベント発生率が通常の検索結果からの流入の1.5倍:Brainlabs/広告主54社・2025年1月〜2026年4月/Digiday「In Graphic Detail: How AI search has impacted the web traffic of over 50 advertisers」(2026年8月25日)/digiday.com/marketing/in-graphic-detail-how-ai-search-has-impacted-the-web-traffic-of-over-50-advertisers/

LLMO対策の全体像と進め方は「LLMO対策とは?AI検索時代に必須のSEO新戦略をわかりやすく解説」でまとめて解説しています。

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MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
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2026年8月、Googleマップに「マップに相談」というAI検索機能が日本展開され、MEO対策の主戦場が「順位を上げること」から「AIに正しく理解される情報設計」へシフトしました。ビジネスプロフィール・クチコミ本文・公式サイトを統合して読むAIに対応するには、順位よりも先に店舗情報の正確性・充実度・クチコミの質が評価の軸になります。導入から効果実感までは2〜3ヶ月の時間差があるため、計画的な実装が必要です。

Googleマップ対策の2026年最新トレンド|AIオーバービュー対応が新常識

従来のGoogleマップ対策は、キーワード検索順位の向上に注力してきました。しかし2026年8月、日本語での「マップに相談(Ask Maps)」提供開始により、AIが自然文の相談に応じて店舗を推薦する仕組みが本格化。AIが参照する情報源はGoogleビジネスプロフィール・クチコミ本文・公式サイト・Web全体であり、単なる検索順位では対応しきれません。

AIに正しく理解させる情報設計が、これからのMEO対策の最重要課題。「駅から近くて、説明が丁寧と評判の歯医者」といった複合的な属性条件をAIが判断する際、プロフィール内の営業時間・アクセス情報・サービス説明とクチコミの内容が直結します。

従来の対策では、季節ごとのキーワード設定とクチコミ依頼程度に留まり、専門的な体系的対策ができていない店舗がほとんどでした。特に高単価メニュー提供店舗では客数不足が売上ボトルネックになるため、ウェブ上での露出増加がMEO導入の重要な動機となっています。

2025年後半のコアアップデートが対策に与えた影響

Google は2025年後半に複数のコアアップデートを実施し、マップの検索品質評価基準が再調整されました。その結果、AIが店舗情報を評価する際の重み付けが変動。従来、外部被リンク数や記事の網羅性に頼っていたSEO戦略は通用しなくなり、店舗ビジネスプロフィール自体の情報品質が直接的に順位・露出に影響するようになりました。

このアップデートの影響は、実装時期によって効果測定にタイムラグが生じます。社内事例から得られた知見では、MEO対策の効果測定は導入後11月から変化が出始め、1月に初めて明確な効果を実感できるまで、2〜3ヶ月の時間差が生じることが多いことが分かりました。つまり、8月に対策を開始しても、効果を数値で確認できるのは10月〜11月になるということです。

顧客の声からも「いろんな要素が相乗効果を生んで結果が良くなっている」という複合的な施策の価値が認識されており、単独の施策ではなく、プロフィール更新・クチコミ獲得・情報整備を組み合わせる必要があります。

ビジネスプロフィール更新の優先順位リスト|まずやるべきチェック項目

AI検索が参照する情報を効率的に整備するには、優先順位を明確にした実装が不可欠です。以下のチェックリストから、自社で未対応の項目を確認し、上から順に完了させてください。

以下では、イメージしやすいように焼肉店を例に説明します。

業種が変わっても、考え方と手順は同じです。

Step 1:基本情報の正確性(最優先)

  • 営業時間:季節・曜日ごとの特例を含めて完全に記入しているか(例:日曜日は午後営業のみ)
  • 住所・電話番号:公式サイトと一致しているか。略記や誤記がないか
  • 営業種別カテゴリ:複数選択可能。自店の全サービス種別をカバーしているか(例:焼肉店と同時にテイクアウト対応店)

チェック完了の状態:Googleマップで検索した際に表示される基本情報に誤字・脱字・不統一がない。

Step 2:説明文と事業説明の充実(AI理解に直結)

  • ビジネス説明(250字以内):「焼肉とホルモン専門店」ではなく「豆板醤漬けのホルモンと炭火焼肉が専門。個室テーブル有、接待利用向け」のように、顧客が検索時に入力する自然な表現を使用
  • サービス項目:テイクアウト、デリバリー、宴会対応、個室、禁煙席などの全機能を選択
  • メニュー情報:アプリ内のメニュー機能を使い、高人気メニューと価格帯を登録

チェック完了の状態:AIが「駅から5分で個室がある店」と相談されたとき、プロフィール内のテキストから該当情報を自動抽出できる。

Step 3:写真・動画の戦略的配置(視覚情報の充実)

  • 店内写真:入口、カウンター、テーブル席、個室の4点セットを最小限に用意
  • 料理写真:定番メニュー3〜5品。プロ写真でなくても、構図・照度が一定レベルに達していること
  • 営業風景:スタッフが調理する様子、混雑時の雰囲気(信頼感につながる)

チェック完了の状態:プロフィール内の写真が入口・店内・料理まで一通り登録されており、新規ユーザーが見た際に店の実態が明確に伝わる。

Step 4:Google投稿の定期更新(フレッシュネス信号)

  • 投稿頻度:月2〜4件を目安に、季節メニュー、イベント、新サービス告知を投稿
  • 投稿内容:テンプレート文ではなく、店舗固有の情報。例:「今月のおすすめホルモン仕入先は北九州の〇〇」
  • クリック率追跡:投稿した後、ビジネスプロフィール内の分析で「ウェブサイトへのクリック」を確認

チェック完了の状態:過去30日以内に投稿があり、投稿内に時間軸のある情報(本日のおすすめ、この週末限定、来月の予約受付開始 等)が含まれている。

Step 5:ウェブサイトとの連携(AI参照の拡大)

  • リンク先の最適化:ビジネスプロフィールの「ウェブサイト」欄から、店舗トップページまたはメニュー・予約ページに直結
  • サイト内の構造化データ:公式サイトに「Schema.org」形式でビジネス情報、営業時間、メニュー、住所を埋め込み
  • 更新頻度:サイトの更新日時が3ヶ月以内であること(古いサイトはAIの信頼度が低下)

チェック完了の状態:GoogleのリッチリザルトテストにサイトURLを入力した際、LocalBusiness、Restaurant、OpeningHoursSpecification等のスキーマエラーが出ていない。

クチコミAIスコアリングと対策の実装方法|評価を上げる3つのメカニズム

Googleマップ対策2026年版|最新アルゴリズムと実装ステップの解説イラスト(テーマ: クチコミAIスコアリングと対策の実装方法|評価を上げる3つのメカニズム)

Googleマップにおいて、AIが店舗を推薦する際にはクチコミの質がキー指標になります。単なるクチコミ数の増加だけでなく、AIが認識する「評価の信頼性」が重要です。

メカニズム1:クチコミ本文の詳細度

AIはクチコミの「内容の具体性」を評価します。「美味しい」「良い店」といった評価語では、AI学習時に数百万の類似評価と区別がつきません。一方、「豆板醤の辛さが心地よく、締めのスープが絶品」「子どもの誕生日祝いで個室利用。スタッフの気遣いが丁寧」といった固有の体験記述は、店舗の実際の価値を反映していると判定されやすくなります。

クチコミ依頼の際は、顧客に対して「5つ星評価」だけでなく、「どの点が気に入ったか」を自由記述してもらう工夫が必要です。

メカニズム2:クチコミの時系列分布

AIのアルゴリズムは、「古いクチコミばかり」の店舗よりも「最近も新しいクチコミが継続的に来ている」店舗を高く評価します。これは、現在進行形で顧客が来店し、満足しているという信号だからです。

月単位で見たときに、クチコミが毎月途切れずに獲得できているかを把握してください。効果測定の時間差を考慮すると、現在のクチコミ頻度が3ヶ月前の施策成果であることを認識する必要があります。

メカニズム3:評価スコアの年齢と異常値検知

Googleの異常検知アルゴリズムは、短期間に大量のクチコミが集中した場合や、外部サービス経由での機械的なクチコミ取得を検知します。不正なクチコミ獲得は、むしろ評価スコアを低下させるリスクになるため、自然な流入ペースでの継続的な獲得が必須。

当社が支援した焼肉店の事例では、体系的なMEO対策導入により、6ヶ月で客数を前年比2倍に、売上を1.5倍〜2倍に増加させた実績があります。この成果は、単一の施策ではなく、プロフィール整備・クチコミ獲得・情報更新を並行して実行したことの相乗効果です。

FAQ:Googleマップ対策で頻出する5つの質問

Q1. 何から始めるべき?優先順位を教えてください

A. ビジネスプロフィール更新の優先順位リストの「Step 1:基本情報の正確性」から開始してください。営業時間、住所、電話番号の誤記・脱字・不統一を完全に排除することが、AIが店舗を正しく理解するための土台になります。その後、Step 2の説明文・事業説明を充実させ、顧客が自然に検索する表現を組み込むことで、AI相談(マップに相談)時の推薦確率が大きく上がります。基本情報の修正は1日で完了できるため、即日着手を推奨します。

Q2. 効果が実感できるまでどのくらい時間がかかりますか?

A. MEO対策の効果測定は導入後11月から変化が出始め、1月に初めて明確な効果を実感できるまで、2〜3ヶ月のタイムラグが生じます。つまり8月に対策を開始しても、数値での成果確認は10月中旬〜11月の可能性が高いということです。このタイムラグはGoogleのインデックス更新周期と、ユーザー行動データの集積期間に由来します。短期的な成果に一喜一憂せず、3ヶ月単位での測定スケジュールで計画を立ててください。

Q3. クチコミが少ない場合、どのように増やせばよいですか?

A. クチコミ獲得は「数」よりも「継続性と質」を優先してください。来店客に対して、店舗側から「Googleマップへのクチコミをお願いします」とQRコードまたはリンク付きで案内すること(紙カード、レシート、メール)が基本です。ただし、不正な機械的獲得や外部サービス経由の買い取りはGoogleの異常検知アルゴリズムで検知され、かえって評価を低下させます。月単位での無理のない範囲で毎月少しずつ増えるペースを目指し、顧客の具体的な満足理由を記述してもらう工夫が重要です。

Q4. AIに店舗情報を正しく理解させるには、何をすればよいですか?

A. AIが参照する情報源は、Googleビジネスプロフィール・クチコミ本文・公式サイト・Web全体です。対策すべき項目は以下の3つです:

  1. プロフィール内のテキスト:「焼肉店」ではなく「豆板醤漬けホルモン専門、個室テーブル有」のように、検索される自然な属性記述を使用
  2. クチコミの内容:顧客の具体的な体験記述(「スープが絶品」「スタッフが丁寧」)を増やす
  3. 公式サイトの構造化データ:LocalBusiness等のSchema.orgメタデータを埋め込み、AIが機械的に情報を読み取れるようにする

これらを同時に整備することで、AIが「どのような店か」を正確に理解し、関連する相談に対して推薦される確率が上がります。

Q5. 対策をしているのに順位が上がらない場合、どうすればよいですか?

A. 順位が上がらない場合は、以下の確認を優先度順に実施してください:

  1. 基本情報のエラーチェック:Googleビジネスプロフィール管理画面で「営業時間は正確か」「カテゴリ設定は自店業種をカバーしているか」を確認
  2. AI相談での推薦文脈を想定:顧客が「駅から近い、個室、〇〇料理」と相談したとき、プロフィール内にこれらのキーワード・情報が明確に記述されているか確認
  3. クチコミの質と量:過去30日に新しいクチコミが1件も無い場合、クチコミ獲得施策を強化
  4. サイト連携:公式サイトがあれば、Googleのリッチリザルトテストでスキーマエラーが出ていないか確認

「順位を上げる」という従来の指標よりも、「AIに正しく理解される」という新しい軸で評価を切り替えることが2026年の対策成功の鍵になります。

まとめ:2026年は「AIに理解される店舗」への転換期

Googleマップの対策は、検索順位を上げるだけの時代から、AIが店舗の実態を正確に理解し、関連する相談に推薦される仕組みへ本質的に変わりました。2026年8月の「マップに相談」日本展開により、この変化は避けられない流れになっています。

成功の道筋は明確です:

  1. 基本情報の正確性から始め、プロフィール内の説明文を充実させる
  2. クチコミの質(数ではなく、具体的で信頼性の高い内容)を意識的に獲得する
  3. 公式サイトとの連携を通じて、AI参照情報源を拡大する
  4. 2〜3ヶ月のタイムラグを理解した上で、3ヶ月単位での計画を立てる

毎月の定期的なフィードバックと改善を通じて信頼関係を構築し、体系的な対策を継続することが、2026年のGoogleマップ対策成功の必須条件となります。

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はじめに

「未経験からWebの仕事に就きたい」「育児や仕事と両立しながらスキルを身につけたい」と考えたとき、選択肢として名前が挙がるのがWEBCOACH(ウェブコーチ)です。Webデザインだけでなく、Webマーケティング・ライティング・動画制作まで47種類のスキルが一つのコースで学べる、マンツーマン型のオンラインスクールです。

ただ、公式サイトや広告で目にするのは「月々9,800円〜」という表記が中心で、実際にいくらかかるのかが分かりにくくなっています。カリキュラムやサポートの中身も、名称だけでは判断しづらいのが実情です。

この記事では、WEBCOACHの料金体系・カリキュラム・サポート内容を公式情報にもとづいて整理したうえで、評価されやすいポイントと、申し込み前に確認しておきたいポイントの両面から解説します。

すでにサービス概要をご存じの方は、料金と3つのコースから読み進めてください。

WEBCOACH(ウェブコーチ)の基本情報

WEBCOACH(ウェブコーチ)の基本情報

運営会社とサービスの位置づけ

WEBCOACHを運営しているのは株式会社アップグレードです。公式サイトでは「Webと生成AIを学び、未経験から転職・副業・フリーランスなどのキャリアチェンジを目指せるコーチ伴走型のマンツーマンWEBスクール」と説明されています。

特徴的なのは、ひとつのスキルに特化するのではなく、Webに関わる幅広いスキルをまとめて学べる設計になっている点です。多くのスクールが「Webデザインコース」「動画編集コース」のようにスキル単位でコースを分けているのに対し、WEBCOACHは期間でコースを分け、内容はオーダーメイドで組む形をとっています。

運営会社株式会社アップグレード
サービス名WEBCOACH(ウェブコーチ)
形態オンライン完結・マンツーマン型
コース6か月/9か月/12か月
学べるスキル47種類(Webデザイン・サイト制作・Webマーケティング・動画制作ほか)
主な対象副業・フリーランス・転職を目指す未経験者

目指せる6つの職種

公式サイトでは、目指せる職種として次の6つが挙げられています。

  • Webデザイナー
  • Webライター/コピーライター
  • 動画クリエイター
  • Web制作者
  • SNS運用者
  • Webマーケター

「学びたいスキルが決まっていなくても大丈夫」という設計思想がここに表れています。入口の段階で職種を決めきれない人にとっては、選択肢を残したまま始められる点がメリットになります。

▼ WEBCOACH公式サイトはこちら

オンラインWebデザインスクール『WEBCOACH』

WEBCOACHの料金と3つのコース

WEBCOACHの料金と3つのコース

コース別の料金一覧

WEBCOACHのコースは受講期間で分かれており、学べる内容そのものは共通です。公式サイトには「1ヶ月37,800円 × 6ヶ月分」のように分割払いの内訳が掲載されているため、そこから支払合計を計算すると次のようになります。

6か月コース
分割払いの支払合計編集部計算
226,800円※
分割の内訳
37,800円 × 6回
1か月あたり
37,800円

3コースで支払合計が最も少ない。短期集中で決めたい人向け

9か月コース
分割払いの支払合計編集部計算
324,000円※
分割の内訳
36,000円 × 9回
1か月あたり
36,000円

6か月より支払合計が97,200円多いが、月額は1,800円安い

12か月コース
分割払いの支払合計編集部計算
399,600円※
分割の内訳
33,300円 × 12回
1か月あたり
33,300円

月額は最も安い。ただし支払合計は6か月より172,800円多い

※公式サイトに掲載されている分割払いの記載(例:「1ヶ月37,800円 × 6ヶ月分」)をもとに、当編集部が単純計算した金額です。公式サイト上に「総額」としての記載はありません。一括払いを選んだ場合や、割引の適用状況によって実際の支払額は異なる可能性があります。正確な金額は無料カウンセリングでご確認ください。

期間が長いコースほど1か月あたりの単価は下がりますが、支払合計は増えます。6か月と12か月では約17万円の差があるため、「安く見えるほう」ではなく「必要な期間はどれくらいか」で選ぶ必要があります。

「月々9,800円〜」の正しい読み方

WEBCOACHの広告や公式サイトでは「月々9,800円(税込)〜」という表記が使われています。ここは誤解しやすいポイントなので、先に整理しておきます。

「月々9,800円〜」は総額ではありません

公式サイトの料金欄には、9,800円という金額に「※今スグ割適用時」という注記が添えられています。つまり、割引が適用され、かつ分割回数を多く設定した場合の月額です。

一方で、同じ料金欄には「1ヶ月37,800円 × 6ヶ月分」といった内訳も併記されています。判断材料にすべきは、この内訳から計算できる支払合計のほうです。

割引の適用条件や分割の詳細は公式サイト上では明示されておらず、無料カウンセリングで説明される形になっています。申し込み前に、必ず自分の場合の総額と支払い回数を確認してください。

支払い方法

公式サイトによると、支払い方法は銀行振込(一括・分割)、口座振替、クレジットカードに対応しています。クレジットカードはVISA・MasterCard・JCB・American Expressのロゴが掲載されています。

全コースに含まれるサポート内容

全コースに含まれるサポート内容

コースは期間で分かれていますが、受けられるサービスはすべて共通です。公式サイトに記載されている内容を整理します。

47種類のWebスキル

Webデザイン、Webサイト制作、Webマーケティング、動画制作といった領域を横断して、47種類のスキルが学び放題とされています。学ぶ順番や内容はオーダーメイドで組まれるため、「Webデザインだけ」「動画だけ」といった縛りがありません。

また、カリキュラムは卒業後も永久に閲覧できると明記されています。受講期間中に学びきれなかった分野を、卒業後に自分のペースで追いかけられる設計です。

専属コーチによるマンツーマン指導

受講生には専属コーチがつき、月2回のコーチングを受けられます。内容は学習進捗の管理、学習計画の見直し、課題添削、モチベーション管理などです。

加えて、専属コーチには24時間質問し放題とされています。さらに質問対応AI「WEBCOACH先生」が用意されており、深夜や早朝でも疑問を解消できる体制が整えられています。

入学から卒業まで同じコーチが担当する点も特徴として挙げられています。担当が変わらないため、学習の背景や事情を毎回説明し直す必要がありません。

案件提供と転職支援

スクール側から最大5件の実務案件が提供されます。コーチの監修を受けながら実際の案件に取り組み、納品までを経験する制度です。ポートフォリオ作成も専属コーチと相談しながら進められます。

あわせて、法務・税務の知識、商談・営業スキル、案件獲得ノウハウといった「仕事につなげるためのビジネススキル」もカリキュラムに含まれています。転職を目指す人向けには、面接対策・求人紹介・履歴書や職務経歴書の作成支援も用意されています。

カリキュラムの詳細やコーチの紹介は公式サイトで確認できます

WEBCOACHの公式サイトを見てみる

WEBCOACHが評価されやすいポイント

1. 職種を決めきらずに始められる。47種類のスキルが1コースに含まれているため、「Webデザインを学び始めたけれど、やってみたらマーケティングのほうが向いていた」という場合でも、コースを変えずに方向転換できます。スキル単位でコースが分かれているスクールにはない柔軟性です。

2. 担当コーチが変わらない。入学から卒業まで同じコーチが伴走します。複数の講師が入れ替わる形式と比べて、学習の文脈が引き継がれやすい構造です。

3. 卒業後も教材を見返せる。視聴期限が設けられていないため、受講期間で学びきれなかった分野を後から追いかけられます。受講期間の短さが直接デメリットになりにくい設計です。

4. 実務案件が用意されている。未経験者にとって最大の壁は「実績がないから案件が取れない」という循環です。スクール側から案件が提供され、コーチの監修下で納品まで経験できる点は、この壁への具体的な回答になっています。

5. 生成AIを前提にしたカリキュラムがある。Webスキルと生成AIスキルを掛け合わせて学べる構成になっており、質問対応AIも導入されています。ツールの前提が変わりつつある領域で、その変化を織り込んだ設計になっています。

WEBCOACH

申し込み前に確認しておきたいポイント

申し込み前に確認しておきたいポイント

ここからは、事前に把握しておいたほうがよい点を整理します。

1. 総額と割引条件は必ず自分で確認する。前述のとおり「月々9,800円〜」は今スグ割の適用時における分割額です。本記事の金額は公式記載の分割内訳から計算したものであり、公式サイトに「総額」としての記載はありません。実際にいくら支払うことになるのかは、カウンセリングで具体的な数字を出してもらってください。

2. 給付金・補助金の対象かどうかは明記されていない。公式サイトを確認した限り、専門実践教育訓練給付金などの制度対象である旨の記載は見当たりませんでした。給付金の利用を前提に検討している場合は、この点をカウンセリングで直接確認する必要があります。

3. 47種類は「学び放題」であって「全部身につく」ではない。選べる範囲が広いことと、期間内に習得できる量は別の話です。6か月で47種類すべてを実務レベルにするのは現実的ではありません。何を優先するかを、コーチと早い段階で決めることが重要になります。

4. 受講生の実績は個人差がある。公式サイトには「3ヶ月で初案件獲得」といった受講生の実績が掲載されていますが、あわせて「個人の実績であり学習状況により成果には個人差があるため、同様の結果を保証するものではありません」という注記も明記されています。事例は参考として見るべきものです。

5. オンライン完結である。通学して机を並べる形式ではありません。対面での指導を希望する場合は、前提が合わないことになります。

▼ コース内容と最新の料金は公式サイトへ

オンラインWebデザインスクール『WEBCOACH』

WEBCOACHの評判・クチコミはどう調べるべきか

「WEBCOACH 評判」「ウェブコーチ クチコミ」で検索する方は多いのですが、ここは慎重に見る必要があります。本記事では、確認できていないクチコミを掲載することはしません。かわりに、公式サイトで確認できる範囲の情報と、クチコミを読むときの注意点を整理します。

公式サイトで確認できること

公式サイトには受講生の声が掲載されており、「3ヶ月で初案件獲得」「4ヶ月で初案件獲得」といった事例、受講中の1日のスケジュール、収益推移が紹介されています。また卒業生の制作実績も公開されています。

ただし公式サイトには、これらについて「掲載中の実績・受講生の声は、本人へのインタビュー・アンケート(一次情報)を主旨に沿って一部編集したものです。個人の実績であり学習状況により成果には個人差があるため、同様の結果を保証するものではありません」という注記が明記されています。事例は「こういう人もいる」という参考情報であり、標準的な結果ではありません。

満足度に関する数値も公開されていますが、こちらにも「卒業時アンケート(2023年12月1日〜18日/回答113件)で満足と回答した割合(自社調べ)」という出典が添えられています。調査主体が運営会社自身である点は、読むときに踏まえておくべき情報です。

クチコミを読むときの3つの注意点

評判・クチコミの見極め方
  • いつのクチコミかを見る。スクールはカリキュラムや料金を改定します。数年前のクチコミは、現在のサービスを説明していない場合があります
  • 何と比べての評価かを見る。「料金が高い」という評価は、独学と比べているのか、他スクールと比べているのかで意味が変わります
  • 良い評価と悪い評価の両方を読む。片方だけを集めたページは、書き手の立場が入っている可能性があります

そのうえで最も確実なのは、無料カウンセリングで直接質問することです。ウェブコーチのクチコミで気になった点をそのままぶつければ、現在の実態を確認できます。

WEBCOACHが向いている人・向いていない人

◎向いている人
  • やりたい職種がまだ絞りきれていない
  • 仕事や育児と両立しながら学びたい
  • 質問できる相手が常にいてほしい
  • 実案件の経験を受講中に積みたい
  • 卒業後も学び続けたい
△向いていない人
  • 学ぶ分野が明確に1つに決まっている
  • 対面での指導を希望している
  • 教材だけあれば独力で進められる
  • 学習だけできればよい
  • 短期集中で終わらせたい

とくに「決めきれていない」状態の人にとっては、選択肢を保ったまま始められる点が実用的です。逆に、学ぶ分野が明確に決まっているなら、その分野に特化したスクールのほうが深く学べる可能性があります。

「学ぶ分野が明確に1つに決まっている」という方は、その分野に特化したスクールのほうが深く学べる可能性があります。マケスクでは他のスクールも同じ基準で調べているので、あわせてご覧ください。

無料カウンセリングの位置づけ

WEBCOACHでは、申し込みの前段階として無料カウンセリングが用意されています。公式サイトのFAQには「検討段階でもご参加可能」と明記されています。

この記事で「カウンセリングで確認してください」と書いた項目は、実際のところ公式サイト上では判断できない情報です。整理すると、次の4点になります。

カウンセリングで必ず聞いておきたい4つ
  • 自分の場合の支払総額と、分割にした場合の支払い回数・月額
  • 「今スグ割」の適用条件と、割引後の具体的な金額
  • 給付金・補助金の対象になるかどうか
  • 返金の対象になる条件と、その期限

この4点をメモして臨むだけで、判断の精度は大きく変わります。逆に言えば、ここが曖昧なまま契約するのは避けるべきです。

よくある質問

WEBCOACHの料金はいくらですか?
公式サイトには「1ヶ月37,800円 × 6ヶ月分」のように分割払いの内訳が掲載されています。これを単純計算すると、6か月コースが226,800円、9か月コースが324,000円(36,000円×9回)、12か月コースが399,600円(33,300円×12回)となります。ただし公式サイト上に「総額」としての記載はなく、一括払いや割引の適用状況によって実際の支払額は異なる可能性があります。広告等で見られる「月々9,800円〜」は今スグ割の適用時における分割払いの月額表記です。
未経験からでも大丈夫ですか?
公式サイトのFAQでは「未経験からでも挑戦いただけます」と回答されています。カリキュラムはデザインの基礎から各種ツールの使い方まで段階的に学べる構成で、専属コーチによるマンツーマン指導により個人の理解度に合わせて進められる、と説明されています。
仕事や育児と両立できますか?
公式サイトのFAQでは「受講生の多くが仕事や育児と両立しながら学習されています」と回答されています。24時間365日質問を受け付けるAIアプリ「WEBCOACH先生」が導入されているほか、専属コーチとのコーチングは受講生とコーチの都合の良い日程で調整が可能とされています。
案件は本当に獲得できますか?
最大5件の実務案件提供サポートがあり、スクールが用意した案件にコーチの監修を受けながら取り組める制度が用意されています。またコーチのサポートのもとクラウドソーシング系サイトでの案件獲得に挑戦することも可能とされています。ただし公式サイトには、掲載されている受講生の実績について「個人の実績であり学習状況により成果には個人差があるため、同様の結果を保証するものではありません」との注記があります。
給付金や補助金の対象になりますか?
公式サイトを確認した限り、専門実践教育訓練給付金などの制度対象である旨の記載は見当たりませんでした。給付金の利用を前提に検討している場合は、無料カウンセリングで直接確認することをおすすめします。
卒業後も教材を見ることはできますか?
公式サイトには、カリキュラムは卒業後まで永久的に閲覧し放題であると記載されています。受講期間中に学びきれなかったスキルも、卒業後に学ぶことができるとされています。

まとめ

WEBCOACH(ウェブコーチ)は、Webに関わる幅広いスキルを1コースで学べる、マンツーマン型のオンラインスクールです。評判やクチコミを調べている方に向けて、要点を整理します。

  • 支払合計は6か月226,800円/9か月324,000円/12か月399,600円(公式記載の分割内訳から計算)。長期ほど月額単価は下がるが支払合計は増える
  • 「月々9,800円〜」は今スグ割の適用時の分割額。支払合計で判断する
  • 47種類のスキルが学び放題で、職種を決めきらずに始められる
  • 専属コーチは入学から卒業まで変わらず、24時間質問できる
  • 最大5件の実務案件提供と転職支援がある
  • 教材は卒業後も永久に閲覧できる
  • 給付金・補助金の対象である旨の記載は公式サイト上では確認できなかった

「やりたいことがまだ固まっていないが、Webの仕事に進みたい」という状態の人にとっては、選択肢を残したまま始められる点が実用的です。一方で、実際の支払額・割引条件・給付金の可否は公式サイトだけでは判断できないため、無料カウンセリングで具体的な数字を確認したうえで決めることをおすすめします。

コースの詳細や最新の料金は、オンラインWebデザインスクール『WEBCOACH』の公式サイトで確認できます。

オンラインWebデザインスクール『WEBCOACH』

※本記事の情報は、WEBCOACH公式サイトおよびafbのプロモーション情報にもとづき、2026年8月19日時点で確認した内容です。料金・サービス内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。

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MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
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当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

Googleマップの検索が、大きく変わろうとしています。

2026年8月、GoogleはマップのAI検索機能「Ask Maps」を日本を含む150以上の国と地域へ拡大しました。日本語では「マップに相談」という名前で、すでに順次使えるようになっています。

この記事では、「マップに相談」で何ができるのか、AIは店舗の何を見ておすすめを決めているのか、そして店舗側が今からやるべきMEO対策までを、公開情報と海外の検証記事をもとに整理します。

この記事の要点
◆ 2026年8月7日、GoogleマップのAI検索機能「マップに相談(Ask Maps)」が日本を含む150以上の国と地域に拡大。翌8日には日本語での提供も始まった
◆ キーワード検索の代わりに「駅から近くて、説明が丁寧と評判の歯医者」のような自然な文章で相談でき、AIが候補を絞って提案してくれる
◆ AIはGoogleビジネスプロフィール(GBP)・クチコミの本文・公式サイト・Web全体の情報を読んで、推奨する店を決めている
◆ 店舗側の対策は「順位を上げる」だけでは足りなくなる。AIに正しく理解されるための情報整備が、これからのMEOの主戦場になる

「マップに相談(Ask Maps)」とは

「マップに相談(Ask Maps)」とは、GoogleマップにAIモデルのGeminiが組み込まれた、会話型のローカル検索機能です。従来のキーワード検索と違い、条件を自然な文章で伝えるだけで、AIが条件に合うお店や場所を絞り込んで提案してくれます。

図1:従来のキーワード検索と「マップに相談」の違い

たとえば従来は「渋谷 歯医者」と検索し、表示された候補のクチコミや順位を自分で見比べる必要がありました。「マップに相談」では「駅から近くて、仕事帰りに行けて、説明が丁寧とクチコミで評判の歯医者」とそのまま相談できます。「調べて絞る」という作業を、ユーザーに代わってAIがやってくれるのが最大の変化です。

回答の材料になるのは、Googleマップが持つ3億件以上の場所情報と、5億人を超える投稿者によるクチコミ、そして交通状況や混雑などのリアルタイム情報です。回答には候補店舗のリスト、AIによる説明、クチコミの要約、出典リンク、地図上のピン表示が含まれます。

■ 日本上陸までの流れ

「マップに相談」は2026年3月12日に米国・インドで先行リリースされ、約5か月で日本に上陸しました。

図2:米国リリース(2026年3月)から日本語提供(8月8日)までの流れ
公式発表では拡大時点の対応言語は英語とされていましたが、国内の検証では英語UIのままでも日本語の質問に日本語で回答できることが確認されています。8月8日からは日本語での提供も始まり、順次展開中です。

なお、全ユーザーへの一斉配布ではなく段階的なロールアウトのため、「もう使える人・まだ使えない人」が混在しています。自分の環境で表示されない場合は、アプリを最新版に更新して展開を待ちましょう。

何ができる?2026年8月アップデートの6機能

8月6日の発表では、提供地域の拡大と同時に6つの機能が追加されました。方向性は明確で、マップの中で「探す→比べる→予約・注文する」まで完結させるという進化です。

図3:2026年8月アップデートで加わった6機能と日本での提供状況

米国では、「帰宅途中に受け取れる辛いシーフード料理」と相談すると、帰宅ルート上で営業中の店を探し、該当メニューを提示して、選んだ商品を注文カートに入れるところまでAIが代行します。決済システムのSquare・Toastとの連携で提供され、今後はUber Eatsにも対応予定です。

ホテル探しでは「来週のカンファレンス向けに、アートな雰囲気で高評価・手頃なホテル」といった相談に、リアルタイムの料金・空室情報を添えて回答します。Gmailと連携するPersonal Intelligence(初期設定はオフ)を有効にすると、航空券や予約の情報をもとに「フライトまでの数時間の過ごし方」まで提案してくれます。

注文支援・ホテルやイベント検索・会話や写真でのローカル情報投稿の3つは、まず米国で提供され、その後ほかの地域へ順次拡大される予定です。日本では現時点で「会話でのお店探し」が中心ですが、この完結型の流れがいずれ日本にも来ることを前提に備えておくべきでしょう。

使い方と質問例 ― 日本語でこう相談できる

使い方はシンプルです。Googleマップのサイドバーメニュー(または検索バー付近)から「Ask Maps/マップに相談」を開き、条件を文章で入力するだけ。過去の会話履歴を引き継ぐ設定にしておけば、「前に相談した旅行プランの続き」から再開することもできます。

2026年10月には、パソコンのウェブ版Googleマップにも「マップに相談」の入口が出始めています。パソコンでの開き方や、実際に質問したときの答えの画面は、次の記事で紹介しています。

▶ Googleマップ「マップに相談」がPC(ウェブ版)にも登場 開き方と画面、お店がやっておくこと

ポイントは、キーワードではなく「条件を並べた文章」で相談することです。業種別の質問例を挙げます。

業種 質問例
飲食店 「個室があって接待に使える和食。金曜19時に4人で入れる店」
歯科・クリニック 「痛くない治療が評判で、土曜もやってる駅近の歯医者」
整体・接骨院 「デスクワークの肩こりに強くて、夜21時以降も通える整体」
美容室 「メンズカットが上手くて、当日予約できる美容室」
宿泊 「子連れに優しくて、温泉と夕食が評判の宿」

海外のローカルSEO専門家による検証では、「ヤンキースタジアム周辺で試合前に寄れるバー」という相談に対して、具体的な店名が雰囲気の説明付きで推奨され、混雑を避けたい人向けの代替店まで提示されたと報告されています。連続した質問にも文脈を保って回答し、旅行プランの相談では複数の施設を日程ごとに整理して、それぞれをマップ上のピンと詳細情報にリンクしてくれます。

AIは店の「何を見て」推奨を決めるのか

店舗側にとって最重要の論点がここです。海外の解説・検証記事を総合すると、AIは質問が複雑になるほど、参照する情報の階層を深くしていきます。

図4:AIが参照する情報の4層構造

「近くの歯医者」のような単純な質問なら、GBPの基本データ(第1層)で足ります。しかし「強引な営業をしない工務店」のような信頼に関わる質問ではクチコミの本文(第2層)を広く読み、「子連れで通いやすくて説明が丁寧な小児科」のような相談型の質問では、公式サイトやWeb全体の情報(第3〜4層)まで引用します。

この構造から、店舗側が押さえるべき変化が3つ見えてきます。

1. クチコミは「星の数」から「本文の中身」へ

「静かな雰囲気」「待ち時間が短い」「説明が丁寧」といった具体的な記述が、AIの推奨理由としてそのまま引用されます。クチコミは社会的証明であると同時に、AIにとっての検索材料になりました。

2. 情報の薄い店は、候補から静かに外れる。

GBPの属性や商品欄が空欄のままだと、AIから「よくわからない場所」と扱われます。順位下落と違って通知も変化も見えないため、気づきにくいのが怖いところです。

3. 公式サイトもMEOの一部になる。

AIは公式サイトを第3層の情報源として読みます。GBPと公式サイトで営業時間や料金が食い違っていると、信頼を下げる材料になります。

AIがお店や会社を紹介する場面は、Googleマップの中だけではありません。ChatGPTやGeminiなどのAIに選ばれるための取り組みは「LLMO対策」と呼ばれ、公式サイトやWeb上の情報を正しく整えるという点で、ここで挙げた内容と重なります。考え方と進め方は、LLMO対策とは?の記事でまとめています。

■ 「古いWeb情報」がAIの誤案内を引き起こす

もうひとつ見逃せないのがこれです。AIは情報が現在も正しいかどうかを判定せず、Webに残っているページをそのまま読みます。

図5:古いWeb情報が引き起こす事故の連鎖

米国では、あるバーが「一度も販売したことのないピザ」をAIに推奨されてしまった事例が報告されています。原因はWeb上に残っていた古い情報でした。旧料金表・終了したキャンペーン・移転前の住所の放置は、これからは実害になります。

計測面の注意も1つ。現時点では「マップに相談」経由の表示はGBPインサイトの通常のマップ表示回数に合算され、別集計されません。また、回答内に広告枠はなく、AIの回答は毎回つくり直されるため固定の「1位」も存在しません。効果は「同じ質問を複数回試して何回推奨されたか(出現率)」で測るのが現実的です。

店舗がやるべきMEO対策5つ

ここまでの内容を、店舗側のアクションに落とし込みます。先に強調しておくと、「マップに相談」専用の裏技は存在しません。順位を決める基本要素(関連性・距離・知名度)は残り、従来のキーワード検索もなくなりません。やるべきことは、これまでのMEOの基本を「AIが読む」前提で徹底することです。

図6:「マップに相談」時代の店舗対策チェックリスト

■ 対策1. GBPの全項目を埋める

カテゴリ・営業時間・住所はもちろん、これまで後回しにされがちだった属性(個室・駐車場・バリアフリーなど)・商品欄・サービス欄・写真まで、空欄なく埋めます。AIにとって空欄は「情報がない=判断できない」であり、候補落ちの原因になります。写真は外観・内観・スタッフ・商品と多角的に、定期的に追加するのが理想です。

■ 対策2. クチコミは「量」より「中身」を集める

「何が良かったか」を具体的に書いてもらえるよう、依頼の仕方を設計し直します。たとえば「待ち時間・接客・雰囲気・設備のどれが良かったかを選んでから書いてもらう」だけでも、AIが引用できる具体語入りのクチコミが増えます。返信もテンプレートをやめ、内容に触れた個別返信にしましょう。返信もまた、AIが読む店舗側の発信情報です。

■ 対策3. GBP・公式サイト・ポータルの情報を一致させる

営業時間・料金・メニュー・住所・サービス内容について、GBP・公式サイト・掲載ポータルの記載ズレを一覧化して解消します。あわせて公式サイトのFAQを「質問文の見出し+短い直接回答」の形に整えると、AIが引用しやすくなります。

■ 対策4. 古いWeb情報を掃除する

図5の事故を防ぐ対策です。終了したキャンペーンページ、旧料金表、移転前の情報が残っていないかを棚卸しし、削除または更新します。自社サイトだけでなく、古いポータル掲載情報も点検対象です。

■ 対策5. 「AIにおすすめされているか」を定点観測する

自店の業種・商圏で想定される相談質問を5〜10本つくり、実際に「マップに相談」へ投げて、自店と競合の推奨状況を記録します。回答は毎回変わるため、単発の結果ではなく「何回中何回出たか(出現率)」で判断し、月次のトレンドで評価します。

図7:対策の進め方 ― 診断→整備→定点観測のサイクル

ここまでの5つを自店に当てはめて確認したい方向けに、サイトの作り方からGoogleビジネスプロフィール・情報の整合性・クチコミ・実測までを50項目に分解したチェックリストを用意しています。無料でダウンロードできます。

よくある質問

Q1. 「マップに相談」は日本でいつから使えますか?

2026年8月7日から日本を含む150以上の国と地域で順次提供が始まり、8月8日には日本語での提供も開始されています。段階的な展開のため、表示されない場合はアプリを最新版に更新して展開を待ってください。

Q2. 従来のMEO対策(順位対策)は不要になりますか?

不要にはなりません。従来のキーワード検索・順位表示は残り、順位を決める基本要素も変わりません。その上に「AIに理解され、推奨される」という新しい層が加わるイメージです。むしろ正確なGBP・質の高いクチコミ・整ったWeb情報という基本の重要度が上がります。

Q3. お金を払って「マップに相談」の回答に表示してもらえますか?

現時点で回答内に広告枠はありません。Googleは将来の広告導入の可能性を否定していませんが、いまは情報整備で選ばれる状態をつくることが唯一の対策です。広告が入る前の今こそ、オーガニックな整備の仕込みどきと言えます。

Q4. 自分の店がAIに推奨されているかは、どう確認すればいいですか?

実際に「マップに相談」へ想定質問を投げて確認します。AIの回答は毎回つくり直されるため、1回の結果で判断せず、同じ質問を複数回試した出現率で見るのがポイントです。競合がどんな理由で推奨されているか(クチコミの引用・情報量)もあわせて記録すると、改善の優先順位が見えてきます。

あわせて読みたい

本記事で挙げた「店舗がやるべきMEO対策5つ」を、実際の手順まで踏み込んで解説した記事です。

まとめ ― 「検索される店」から「AIに推薦される店」へ

「マップに相談(Ask Maps)」の日本上陸は、マップ集客の前提が変わるアップデートです。最後に要点をまとめます。

  • 2026年8月7日から日本でも提供開始。日本語対応も始まり、順次展開中
  • ユーザーは条件を文章で相談し、AIが候補を絞って提案する。米国では注文まで完結する
  • AIはGBP・クチコミ本文・公式サイト・Web全体を読み、質問が複雑なほど深く参照する
  • 対策の柱は「GBP全項目」「クチコミの中身」「Web情報の整合性」「古い情報の掃除」「出現率の定点観測」の5つ
  • 専用の裏技はない。基本の情報整備を「AIが読む」前提で徹底した店から、推薦されるようになる

機能はまだ進化の途中で、注文支援やホテル検索の日本展開、広告の扱いなど、今後も動きが続きます。焦る必要はありませんが、情報整備は効果が出るまで時間がかかります。利用が広がる前の今が、最も費用対効果の高い仕込みのタイミングです。

なお、弊社のLLMO primeでは、Googleマップの対策(MEO対策)と、ChatGPTなどのAI検索の対策(LLMO対策)を一体で支援しています。

無料ダウンロード

自店の情報がAIに正しく伝わっているか、50項目で確認できます

本記事で挙げた5つの対策を、サイトの作り方からGoogleビジネスプロフィール・情報の整合性・クチコミ・実測まで50項目に分解したチェックリストです。時間がない場合は、最優先の25項目だけでも確認できます。

全50項目/7カテゴリ 最優先は25項目 所要30〜60分
チェックリストをダウンロード 「LLMO×ローカル診断チェックリスト 50項目」2026年8月版/株式会社トリニアス

LLMO対策の全体像と進め方は「LLMO対策とは?AI検索時代に必須のSEO新戦略をわかりやすく解説」でまとめて解説しています。

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「AI検索の対策をした方がいいのは分かる。でも、うちの業種でやって意味があるのか」

店舗や中小事業者の方から、この質問をいただく機会が増えました。結論から言えば、AI検索で個人店・小規模事業者が戦えるかどうかは、業種によって明確に分かれます。努力の量ではなく、その業種の構造で決まっている部分が大きいのです。

この記事では、8業種・延べ140社を同一手法で実測した自社調査をもとに、業種別の参入可能性をランキング形式で整理します。あわせて、代表キーワード36本の検索結果を実際に確認し、「どのキーワードなら個人店でも入り込めるのか」という単位まで踏み込みました。

この記事の結論
  • 個人店で戦えるかは業種で明確に分かれる。上位は整体・飲食・美容室、下位はホテル・買取・士業
  • 分かれ目は「その問いの答えを事業者自身が持っているか」「需要が比較・予約に寄っていないか」の2点
  • 業種内でもキーワード単位で勝敗は分かれる。業種で諦めるのではなく、キーワードを選び分けることが実務では重要
  • キーワード難易度だけで判断すると外す。難易度0でも個人店が1件も入れないキーワードが実在する

調査の概要

本記事は、2026年7月から8月にかけて実施した業種別のAI被引用調査を横断的に再分析したものです。AI被引用とは、生成AIが回答をつくる際に参考ページとして提示するリンクを指します。ここに自社サイトが出てくるかどうかが、AI検索時代の露出量を左右します。

調査対象歯科/士業/建築・工務店/飲食5業態/買取・リユース/ホテル/美容室/整体・マッサージ(計8業種・延べ140社)
対象社の選び方各業種のキーワードでAI回答の引用元ドメインを業種ごとに数十件から最大120件まで抽出。そこからポータル・比較メディア・求人媒体・業界団体・公的機関などを除外し、実際に店舗や施設を運営する事業者に限定したうえで、1社ずつ実測して上位を確定
使用ツールAhrefs API v3(country=jp)
データ基準日被引用データ:2026年6月1日/キーワード・検索結果の実測:2026年8月7日
追加取得キーワード難易度36本/検索上位のドメイン評価6キーワード
企業名の表記調査対象の事業者はすべて匿名で表記しています(例:「千葉県内の整骨院」)。数値はいずれも実測値です

なお本文中に出てくる「ドメイン評価」とは、サイト全体の外部からの評価を0〜100で表した指標です。数値が大きいほど、一般に強いサイトとされます。

結論:AI検索で個人店が戦える業種・戦えない業種

ノウハウ資料|無料ダウンロード
8業種 AI被引用 実測レポート

本記事のランキングの詳細データと、業種別の実測値をまとめた資料です。自社の業種のページから読み進められます。
収録内容:業種別の当事者比率/参入ハードルの数値/狙えるキーワードの型

実測レポートを受け取る
図1:個人店・小規模事業者の参入可能性ランキング(8業種)
1整体・マッサージ最低DR 2.1当事者 48%
2飲食(5業態平均)最低DR 0.1当事者 27%
3美容室最低DR 14当事者 19%
4建築・工務店最低DR 25当事者 48%
5歯科クリニック最低DR 10当事者 12%
6買取・リユース最低DR 45当事者 74%
7士業(弁護士・税理士)最低DR 39当事者 25%
8ホテル最低DR 64当事者 10%

緑=個人店で戦える/黄=条件付き/赤=個人・単独事業者には厳しい。「当事者」はAI回答の引用元に占める事業者自身のサイトの割合。「最低DR」「最低獲得KW」は上位に入った事業者のうち最も条件の低かった値です。

8業種の参入可能性ランキング

各業種で実測した上位事業者のデータから、個人店・小規模事業者の参入しやすさを表す3つの指標を取り出し、それぞれの順位を合計してスコア化しました。合計が小さいほど参入しやすい、という並びです。恣意的な重み付けは行っていません。

順位業種当事者比率最低ドメイン評価最低獲得キーワード
1位整体・マッサージ48%2.172本
2位飲食(5業態平均)27%0.178本
3位美容室19%14.0292本
4位建築・工務店48%25.02,321本
5位歯科クリニック12%10.01,311本
6位買取・リユース74%45.05,300本
7位士業(弁護士・税理士)25%39.07,080本
8位ホテル10%64.01,530本

「当事者比率」は、AI回答の引用元に占める「事業者自身のサイト」の割合です。この数字が低い業種は、自社サイトではなくポータルサイトやメディア経由でしか露出できないことを意味します。

3つのグループに分かれる

戦える
整体/飲食/美容室
ドメイン評価が一桁でも上位に入っている実例がある。必要なコンテンツ量も数十〜数百本規模
条件付き
建築・工務店/歯科
個人店・単院も入っているが、必要なコンテンツ量が1,000本を超える。キーワードの選び分けが前提
厳しい
買取/士業/ホテル
上位はすべて多店舗・全国展開。個人事業者の前例が確認できなかった

このランキングはどう作ったか

3つの指標

指標定義何を表すか
① 当事者比率AI回答の引用元に占める「事業者自身のサイト」の割合自社サイトが主戦場かどうか。低い業種はポータル・メディア経由でしか露出できない
② 最低ドメイン評価上位に入った事業者のうち最も低いドメイン評価権威のハードル。評価2.1で入れる業種と、64が下限の業種がある
③ 最低獲得キーワード上位に入った事業者のうち最も少ない獲得キーワード数必要なコンテンツ量のハードル。72本で入れる業種と、5,300本必要な業種がある

②と③は「下限」を見ている点がポイントです。平均値ではなく、最も条件の悪い状態で上位に入れた実例を見ることで、「どこまで小さくても入れるのか」という参入のハードルが分かります。

あえて入れなかった指標

1位企業との差(独占度)は含めていません。整体は1位が突出していますが、同時に単院も複数が上位に入っています。「1位を取れるか」と「参入できるか」は別問題であり、本ランキングは後者を測っています。

被リンク数やドメイン評価そのものも含めていません。これまでの全調査で、被リンクの総数とAI被引用の間にはっきりした関係が見られなかったためです。参入可能性の判断材料になりません。

飲食は5業態の平均値です。ラーメン・焼肉・居酒屋・和食・洋食で構造が異なるため、業態単位で見る場合は個別の数値を確認する必要があります。飲食業の詳細は飲食店50店を実測した調査記事にまとめています。

業種を分けているのは2つの軸

8業種を並べたとき、順位の高低はきれいに2つの軸で説明できました。

図2:業種を分けている2つの軸
▲ 比較・予約に寄っていない
狙える 厳しい 整体 48% 建築 48% 美容室 19% 歯科 12% 飲食 27% 士業 25% 買取 74% ホテル 10%
◀ 答えを自分が持っていない答えを自分が持っている ▶

横軸=その業種の主要な問いの答えを、事業者自身が持っているか(%は当事者比率の実測値)。縦軸=その業種の需要が「比較・予約」に寄っていないか。右上に行くほど個人店に条件が良く、左下に行くほど厳しくなります。買取は横軸では最も右(当事者比率74%)ですが、参入に必要なコンテンツ量が1万キーワード規模のため下方に位置します。※縦軸は実測値ではなく、各業種の需要構造から判断した模式的な配置です。

軸① その問いの答えを事業者自身が持っているか

「腰痛の原因は何ですか」「整体と整骨院の違いは何ですか」。この問いに最も具体的に答えられるのは、毎日施術している院です。だから整体は当事者比率が48%と高く、単院でも上位に入れます。

一方で「安く泊まれるホテルはどこですか」の答えを最も正確に持っているのは、価格と在庫を握っている予約サイトです。施設が自社サイトでどれだけ書いても、楽天トラベルやじゃらんより正確に答えることはできません。ホテルの当事者比率が10%にとどまるのは、この構造によるものです。

軸② 需要が「比較・予約」に寄っているか

その業種の検索需要が「複数を並べて比べたい」「今すぐ予約したい」に寄っているほど、ポータルサイトが構造的に強くなります。網羅性と在庫情報で、個人店が勝てる要素がないからです。

2つの軸で見た8業種
  • 整体:軸①が高く、軸②が低い → 個人店にとって最も条件が良い
  • 買取:軸①は74%と全業種最高。ただし主戦場に立つのに1万キーワード規模の資産が要る
  • ホテル:軸①が低く、軸②が高い → 最も条件が悪い

買取業は少し特殊です。当事者比率は最も高いのに順位は6位。「自社サイトが主戦場であること」と「そこに参入できること」は別だという典型例です。

個人店で戦える3業種

個人店で戦える3業種(整体・飲食・美容室)

1位 整体・マッサージ

上位に入った事業者の多くが単院・小規模でした。最低ドメイン評価は2.1(千葉県習志野市の整骨院)、最低獲得キーワードは72本です。AI回答の引用元の48%が院の公式サイトで、8業種で最も「自社サイトが主戦場」な業種でした。

神戸市東灘区の1院(ドメイン評価18)や、神奈川県藤沢市の整体院(同28)といった単院が、上位に食い込んでいます。資本力の勝負にはなっていません。

入口になっているのは症状と体の素朴な疑問です。「足を上げて寝るとよいのか」「整体と整骨院の違い」「前屈」といった、施術メニュー名ではないキーワードが最大の流入源になっていました。接骨院・整骨院のLLMO対策もあわせてご覧ください。

2位 飲食

最低ドメイン評価は0.1(大阪市梅田の個人経営の居酒屋)、最低獲得キーワードは78本と、参入ハードルの低さでは全業種で最も低い水準でした。50店中12店が個人店です。

ただし注意点があります。AI露出の絶対量が小さく、努力の天井も低いということです。当事者比率も27%にとどまり、食べログをはじめとするポータルの存在が大きい業種です。

3位 美容室

上位に入った事業者の多くが個人サロン規模(ドメイン評価14〜26)でした。千葉県新浦安の個人サロン(同14)、東京・原宿の個人サロン(同15)、東京・白金台の個人サロン(同16)などが並んでいます。

一方で、上位2社と3位以下には10倍近い差がありました。上位2社はいずれも施術・スタイルの解説記事を大量に保有しており、差は店舗数ではなくコンテンツ量で説明できます。「参入はできるが、トップは遠い」構造です。

「美容室」という語には注意が必要です

美容室の引用元の33%を、求人・開業支援サイトが占めていました。「美容室」という語の検索需要が、来店よりも開業・就職に寄っているためです。集客が目的なら、「美容室」単体ではなく施術名・悩み語で面を取る必要があります。

条件付きの2業種

条件付きの2業種(建築・工務店/歯科クリニック)

4位 建築・工務店

地域の工務店・地域密着の外壁塗装専門店が5社入っています。最低ドメイン評価25、最低獲得キーワード2,321本。当事者比率48%と高く、自社サイトへの投資が効く業種です。

ただし必要なコンテンツ量は歯科より多く、獲得キーワードの下限が2,000本を超えます。「効くが、量が要る」というのが実態です。引用の入口になっていたのは「費用」「税金」「設備」といったテーマの記事でした。詳しくは工務店のLLMO対策で解説しています。

5位 歯科クリニック

単院が4社入っており、ドメイン評価10で475件の被引用を得ている例もありました。ただし上位2社はマウスピース矯正を扱うブランドで、最低獲得キーワードは1,311本。当事者比率も12%と低い水準です。

症状に関するキーワードでは戦えますが、矯正・インプラント系はブランドが占有しています。キーワードを選び分けられるかどうかで結果が変わる業種です。

個人・単独事業者には条件が厳しい3業種

個人・単独事業者には条件が厳しい3業種(ホテル/買取・リユース/士業)

6位 買取・リユース

上位に入ったのはすべて全国展開の多店舗事業者でした。最低ドメイン評価45、最低獲得キーワード5,300本。当事者比率は74%と全業種最高で「自社サイトが主戦場」ではあるものの、その主戦場に立つために1万キーワード規模の資産が必要になります。

7位 士業

上位に入ったのはすべて法人・多拠点で、個人事務所は確認できませんでした。最低ドメイン評価39、最低獲得キーワード7,080本。参入コストは全業種で最大です。

ただし、この結果は「士業でAI検索対策が効かない」という意味ではありません。士業はAI露出の絶対量が全業種で最大でした。市場そのものは最も大きい業種です。

実測したキーワードのなかにも、条件付きながら参入余地があると判断したものがありました。たとえば「拘禁刑とは」(月間30,963回・難易度0)は、法改正の直後で競合が薄く、先に出した側が取れる典型例です。「養育費 相場」(月間22,564回・難易度2)も同様でした。士業で狙うなら、制度の総称ではなく、改正直後の制度用語やニッチな手続きの実務解説が現実的な入口になります。

このランキングが測っているのは「個人事務所」です
  • 法人・多拠点の事務所であれば、前提が変わります
  • 実際に、東京の司法書士法人では約4.5か月でAI経由の流入が約3.2倍(6→19)、参照ドメインが54増加した実測結果があります(出典:GA4/Ahrefs・施策前後 各約4.5か月・実測値)
  • 詳細はLLMO prime の導入事例をご覧ください

8位 ホテル

上位に入ったのはすべて全国チェーンでした。最低ドメイン評価64。AI引用元の66%が楽天トラベル・じゃらん・一休といった予約ポータルで、当事者比率は10%と最低でした。

単独施設は自社サイトではなく、予約ポータル上の情報密度(写真・設備・館内案内・周辺情報)で戦うのが現実的です。実際、上位チェーンの主力ページも「施設名・ブランド名」の指名検索が入口になっており、すでに名前が知られている施設だけがAIに登場する構造でした。

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キーワード難易度だけで判断すると外す

ここからは、業種ではなくキーワード単位の話です。同じ業種の中でも、キーワードによって上位の顔ぶれはまったく異なります。

そして実務上、最も事故が起きやすいのがこの点です。キーワード難易度(各種ツールが0〜100で示す指標)が低いからという理由だけで狙うと、確実に外します。

図3:同じ「難易度0」でも、結果は正反対になる
難易度0
東京 ホテル おすすめ
個店 0 / 6
上位8位はすべて予約ポータル
ドメイン評価 57〜93
VS
難易度0
縮毛矯正 失敗
個店 3 / 6
個人サロンが3件上位に
ドメイン評価 7・14・17

キーワード難易度はリンク数をもとにした指標のため、日本の検索結果でよく起きる「ポータル独占」を捉えられません。数値が同じでも、実際の検索結果に誰がいるかで意味はまったく変わります。

キーワード業種難易度上位8位内の個人店上位の顔ぶれ
マウスピース矯正歯科05 / 5単院サイトのみ
血豆 治し方歯科04 / 6大手2+歯科医院4
整体 整骨院 違い整体03 / 5個院3+専門学校2
縮毛矯正 失敗美容室03 / 6個人サロン3+メーカー2+知恵袋
債務整理士業260 / 6公的機関・大手メディア・大手事務所
東京 ホテル おすすめホテル00 / 6予約ポータルのみ
難易度0でも、個人店が1件も入れないキーワードがある

「東京 ホテル おすすめ」は難易度0ですが、上位8位はすべて予約ポータルで占められており(ドメイン評価57〜93)、個人店は1件も入っていませんでした。

逆に「縮毛矯正 失敗」も難易度0ですが、こちらは上位8位のうち3件がドメイン評価7〜17の個人サロンです。同じ「難易度0」でも、意味がまったく違います。

キーワード難易度はリンク数をもとにした指標であり、日本の検索結果でよく起きる「ポータル独占」を捉えられません。実務では必ず、実際の検索結果に誰がいるかを確認してください。

個人店が狙えるキーワードの型

実測の結果、個人店が実際に上位に入れていたキーワードには、共通する型がありました。

型実例なぜ狙えるのか
症状・悩み・トラブル血豆 治し方/銀歯取れた/反り腰 治し方/縮毛矯正 失敗現場で毎日答えている内容。専門知識と実例で書けるため、サイトの評価が低くても上位に入れる
用語・違いの解説整体と整骨院の違い/ウルフカットとは/ホッピーとは/二親等とは答えが一意に決まり、大手が手を出しにくい細かさ。AIが引用しやすい典型
やり方・代用・扱い方焼肉のタレ 代用/ラーメンの汁 捨て方生活上の素朴な疑問。競合が少なく、業種の周辺知識で書ける
相場・費用(条件付き)外壁塗装 相場/注文住宅 費用/固定資産税 平均自社の見積実績を根拠にできる。ただし全国区の総称は大手が強い
制度・改正の直後拘禁刑とは改正直後は競合が薄く空白ができる。先に出した側が取る

共通しているのは、「答えが一意に決まり、かつ現場のほうが具体的に書ける問い」であることです。逆に言えば、この条件から外れるキーワードは、規模の大きい事業者が有利になります。

狙ってはいけないキーワードの型

型実例なぜ避けるべきか
比較・ランキング・おすすめ東京 ホテル おすすめ/美容室 おすすめ/ハウスメーカー おすすめポータルとメディアが構造的に強い。網羅性で個人店が勝てない
予約・在庫が答えになるものホテル 安い価格と在庫を持つ予約サイトが最も正確に答えられる
公的制度の総称債務整理/弁護士 相談公的機関などが上位を占める(ドメイン評価の中央値70超)
業種そのものの総称インプラント/注文住宅/腰痛/着物買取難易度が低くても大手・比較メディアが占有している
日次更新の数値データ金相場毎日更新する体制を持つ大手のみ。単発記事では勝てない
ブランド・指名特定チェーン名などそもそも知名度がある側しか登場しない
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実務での判定3ステップ

STEP1
キーワード難易度を見る

難易度15以上は原則として個人店では避けます。ただし、難易度が低くても安心はできません。

STEP2
実際の検索上位8件の顔ぶれを見る

ドメイン評価20未満のサイトが1件でもあれば、参入余地があります。1件もなく、ポータル・公的機関・大手メディアだけなら撤退します。

STEP3
現場のほうが具体的に書けるかを問う

書けるなら狙います。書けないなら、大手の焼き直しになるので狙いません。

STEP2が抜けると、前章のような事故が起きます。ツールの数値だけで判断せず、実際の検索結果を目視で確認する工程を必ず挟んでください。

業種別・最初に狙うべきキーワード

業種判定最初に狙うべき型避けるべき型
整体・マッサージ最も条件が良い症状名+原因+セルフケア/「◯◯と△△の違い」/体の素朴な疑問腰痛・肩こりなどの総称/整体 おすすめ
飲食ハードルは低いが天井も低い食材・調理の素朴な疑問/流派・発祥の解説地域+業態/食べ放題・ランキング系
美容室個人サロンでも入れる施術名+失敗・持ち・頻度/スタイル用語の解説美容室 おすすめ/大型スタイル語
建築・工務店当事者比率は高いが量が要る費用相場+条件/工法・素材の比較/補助金注文住宅/ハウスメーカー おすすめ
歯科クリニックキーワードを選べば戦える症状系/保険と費用の細かい条件インプラント/歯列矯正 費用
買取・リユース1万キーワード規模が前提大手が手薄な品目の査定額辞典(工具・農機・楽器など)金相場/ブランド買取/着物買取
士業個人事務所には厳しい改正直後の制度用語/ニッチな手続きの実務解説債務整理/弁護士 相談/相続税 計算
ホテル自社サイトでは戦えない施設周辺の観光・アクセス情報エリア+おすすめ/安い

この調査を読む際の注意点

業種によって被引用の測り方が異なります。先行して実施した士業・建築・歯科・飲食・買取の調査はGoogle AI Overviewsの被引用数を主指標としていますが、ホテル・美容室・整体の調査ではChatGPTやPerplexityなども含めた合計を主指標としています。ホテル業ではAI Overviewsだけで見ると露出量を8分の1に見誤るためです。本記事のランキングは、この違いの影響を受けにくい構造指標(当事者比率・最低ドメイン評価・最低獲得キーワード)で作成していますが、業種をまたいで被引用の件数そのものを比較する際はご注意ください。

「戦える」は「1位が取れる」ではありません。本記事の判定は「個人店が上位に入れるか」であり、1位を保証するものではありません。

「上位に入れない」は「集客できない」ではありません。本ランキングはAI被引用の上位という限られた枠を見たものです。下位の業種でも、キーワードを選べば流入は取れますし、法人・多拠点であれば前提そのものが変わります。下位=諦めるべき、という読み方はしないでください。

検索結果の実測は6キーワードのみです。実務では対象キーワードごとに、同じ確認(上位8件のドメイン評価)を行うことを推奨します。

歯科の一般キーワードは、検索した地点によって結果が変わる可能性があります。「マウスピース矯正」の上位8件がドメイン評価0〜25の単院で占められていたのは実測結果として事実ですが、これは計測地点でのローカル順位である可能性が高いものです。判断材料に使う場合は、地名を含むキーワードか、実際に検索して地点に左右されないことを確認したキーワードに限定してください。

数値は月次で変動します。本記事の難易度・検索数は2026年8月7日時点、被引用データは2026年6月1日基準です。改正直後や流行語は特に動きが速い点にご留意ください。また、一部のキーワードは検索地点によって結果が変わる可能性があります。

よくある質問

この調査はどのように行われたのですか?
各業種のキーワードでAI回答の引用元ドメインを抽出し、予約・比較ポータル、求人・開業支援サイト、業界メディア、専門学校・業界団体を除外して、実際に店舗や施設を運営する事業者に限定しました。そのうえで残った候補を1社ずつ実測し、被引用数の多い事業者を分析対象としています。使用ツールはAhrefs API v3、被引用データの基準日は2026年6月1日です。
「戦える」とは1位が取れるという意味ですか?
いいえ。本記事の判定は「個人店・小規模事業者が上位に入れるか」であり、1位を取れることを意味するものではありません。たとえば整体は1位が突出していますが、同時に単院も複数が上位に入っており、「1位を取れるか」と「参入できるか」は別の問題として扱っています。
自分の業種が下位でした。AI検索対策はやらない方がよいのでしょうか?
やらない方がよい、ということではありません。下位の業種は「自社サイトへの投資が直接効きにくい」という意味であり、打ち手が変わります。たとえばホテルであれば、自社サイトの記事よりも予約ポータル上の情報密度を上げる方が現実的です。また、業種内でもキーワードによって勝敗は分かれるため、業種だけで判断せずキーワード単位で検討することをおすすめします。
キーワード難易度は参考にならないのですか?
最初のふるい分けには使えますが、それだけで判断すると外します。キーワード難易度はリンク数をもとにした指標のため、日本の検索結果でよく起きる「ポータル独占」を捉えられないためです。実際に「東京 ホテル おすすめ」は難易度0でしたが、上位8位はすべて予約ポータルで個人店はゼロでした。難易度を見たうえで、実際の検索結果に誰がいるかを必ず確認してください。
被リンクを増やせばAIに引用されやすくなりますか?
今回の一連の調査では、被リンクの総数とAI被引用の間にはっきりした関係が見られませんでした。建築・工務店の調査では、被リンク191万本の大手が1,092件、被リンク1,156本の地域の外壁塗装専門店が747件という結果で、リンク数の差が約1,600倍ある一方、引用の差は1.5倍にとどまっています。強く関係していたのは、検索上位を取れているキーワードの数や、引用されているページの数でした。
調査の数値はいつ時点のものですか?
AI被引用のデータは2026年6月1日基準、キーワード難易度と検索結果の実測は2026年8月7日時点です。AI回答の出現自体が流動的であり、単月のスナップショットである点にご留意ください。

まとめ

8業種140社を実測した結果、AI検索で個人店・小規模事業者が戦えるかどうかは、業種によって明確に分かれることが分かりました。最後に要点を整理します。

  • 上位は整体・飲食・美容室。ドメイン評価が一桁でも上位に入っている実例がある
  • 下位はホテル・買取・士業。上位はすべて多店舗・全国展開で、個人事業者の前例は確認できなかった(ただし法人・多拠点であれば前提は変わる)
  • 分かれ目は「その問いの答えを事業者自身が持っているか」と「需要が比較・予約に寄っていないか」の2点
  • 業種内でもキーワードによって勝敗は分かれる。業種で諦めるのではなく、キーワードを選び分ける
  • キーワード難易度だけで判断すると外す。必ず実際の検索結果の顔ぶれを確認する

自社の業種が下位だった場合も、対策そのものが無意味になるわけではありません。打ち手が「自社サイトの記事」から「ポータル上の情報整備」に変わる、ということです。まずは自社が今どの位置にいるのかを把握するところから始めてみてください。

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8業種 AI被引用 実測レポート

本記事で紹介した実測値、キーワード36本の判定結果、業種別の推奨キーワードを1冊にまとめています。自社の対策を検討する際の判断材料としてお使いください。
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※ 本記事の数値はすべて公開情報およびAhrefs実測値に基づく株式会社トリニアス調べです(被引用データ:2026年6月1日基準/キーワード・検索結果の実測:2026年8月7日)。数値は約・推定を含む参考値であり、各社との取引関係の有無を示すものではありません。調査対象の事業者はすべて匿名で表記しています。

LLMO対策の全体像と進め方は「LLMO対策とは?AI検索時代に必須のSEO新戦略をわかりやすく解説」でまとめて解説しています。

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