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インバウンドMEOとは?取り組むメリットや成功のコツを紹介

インバウンドMEOとは?取り組むメリットや成功のコツを紹介

インバウンドは、海外から日本へやってきた観光客を指す言葉です。

パンデミックの影響で一時は訪日客が激減しましたが、2023年に入ってから急速に回復してきました。

とくにインバウンドが売上に大きく結びつく飲食店や宿泊業界では、いかに自店舗に訪日客を呼び込めるかが経営のカギとなるでしょう。

そこでおすすめな方法が、MEO対策によってインバウンド需要を自社に取り込むことです。

この記事では、インバウンドとMEO対策の相性がいい理由や取り組むメリット、具体的な施策内容について解説します。

インバウンドとMEO対策の相性がいい3つの理由

地図アプリのなかでもGoogleマップ利用者が圧倒的に多い

Googleマップはほかの地図検索アプリのなかでも、もっとも利用者数が多いです。

アプリの統計調査をしているapptopia.comによると、Googleマップは全世界の旅行系アプリのなかで最多の1億600万回もダウンロードされた実績があります。

またGoogleマップの公式ページでも、トータルユーザーは10億人にものぼると明言しています。

MEO対策はGoogleマップ経由で自店舗に集客するための施策ですので、インバウンドとの相性はとても良いといえるでしょう。

Googleマップが多言語に対応している

Googleマップで対応している74言語

Googleマップアプリそのものが多言語に対応していることも、インバウンドとの相性がいい理由のひとつです。

なんとGoogleマップは220以上の国と地域でサービスを展開しており、74もの言語に対応しています。

世界人口のおよそ4割を占める言語である「英語」「中国語」ももちろん対応しているので、Googleマップはインバウンド集客にはもってこいのアプリでしょう。

口コミ情報を事前にチェックする外国人観光客が多い

英訳されたGoogleビジネスプロフィールの口コミ

来店前にお店の口コミやメニューを確認する日本人と同じように、外国人観光客も来日前に宿泊施設や飲食店を念入りにチェックしている方が多いです。

しかし、母国語に翻訳された日本のポータルサイトやブログでは使い勝手もわからず、上手く情報収集できないでしょう。

そんなときに多くの訪日客がチェックするのは、Googleマップに記載されている店舗の口コミです。

Googleマップなら使い方もほとんどの人が理解していますし、口コミを母国語に翻訳することもできます。

インバウンドMEO対策に取り組む3つのメリット

「爆買い」による売上大幅アップが見込める

訪日客は観光地で大量にお金を消費する、いわゆる「爆買い」をする傾向にあります。

2015年から注目され始めた「インバウンド」というワードと同時に、テレビ放送で大量の手土産をかかえていた訪日客の映像は記憶に新しいでしょう。

彼らは観光客ですので、行き当たりばったりではなく事前にリサーチしたうえで店舗を探します。

そういった爆買いをしてくれる訪日客を、MEO対策によって自社に呼び込むことができたらどうでしょうか。

たしかに安定した収益性には欠けるかもしれませんが、大幅な売り上げ・知名度アップが見込めるのは間違いないでしょう。

訪日客はリピート率が高い

訪日客のリピート率グラフ

インバウンドは自店舗に集客することで、お店のリピーターになってくれる可能性が高いです。

日本にやってくる外国人観光客は来日のリピート率が圧倒的に高く、およそ6割以上にのぼることが観光庁のデータで分かっています。

さらに二回目以降の来日となると、一人あたりの消費額が2〜4割も増えるというデータもあります。

これらによって、インバウンドをMEO対策で集客するのは経営戦略としてとても重要であることがわかります。

自社ブランドや商品の知名度アップが期待できる

インバウンドによる大量消費によって、単純に自社ブランドの知名度アップが期待できます。

なぜなら、帰国した訪日客がブログやSNSで日本の店舗の良い口コミを拡散してくれる可能性があるからです。

インバウンドがきっかけで火が付いた商品やブランドは、いまや国内外で数えきれないほどあるでしょう。

そのため自国のみならず、インバウンド集客に取り組むことには大きなメリットがあるといえます。

インバウンドMEOを成功させるための施策内容

Googleビジネスプロフィールを多言語表示させる

インバウンドを自社に集客するためには、Googleビジネスプロフィールに登録している情報を多言語表示させることが大事です。

Googleマップ上に表示される情報は一部を除いて自動翻訳されますが、あまり正確ではないので不自然に変換されてしまうことも少なくありません。

インバウンドMEOでもっとも注意すべき点は、自社の情報が訪日客の母国語に対応していないせいで来店機会を逃してしまうことです。

実際に観光庁が訪日客に対して「旅行中に困ったこと」を調査した結果、地図が多言語対応していないことが挙げられています。

訪日客が旅行中に困ったこと

こうした調査結果からも、Googleビジネスプロフィールの多言語表示は重要だといえます。

自動翻訳されない情報には英語表記を添える

Googleビジネスプロフィールの以下の情報は、自動翻訳がされません。

  • 商品
  • メニュー
  • ビジネスの説明

これらの情報には、自社の集客ターゲットの国・地域に対応した言語、または公用語である英語表記を添えておきましょう。

多言語対応することでビジネスへの理解や関心が深まり、集客につながる可能性が高まります。

海外で普及しているキャッシュレス決済を登録する

インバウンドMEOを成功させるためには、海外で普及しているキャッシュレス決済を登録しておくことも大切です。

日本ではPayPayやモバイルSuica、楽天ペイなどが主流であるように、海外でもそれぞれ普及しているキャッシュレス決済は異なります。

例えば、

  • 中国:支付宝(アリペイ)、Wechat Pay
  • 韓国:ZeroPay、KakaoPay
  • 近隣諸国:Apple Pay、Google Pay

などは海外でよく使われている代表的な決済方法です。

まだこれらの決済方法を導入していない店舗は、集客ターゲットの地域に合わせた手段を検討してみてもいいでしょう。

Googleビジネスプロフィールの属性情報から、決済方法の設定ができます。

インバウンドMEOのまとめ

インバウンドMEOは、集客ターゲットである外国の方に合わせた言語で情報の最適化をすることが大事です。

しかし、本記事で紹介したようなインバウンド対策を万全にしている店舗は、まだまだ少ないのが現状です。

だからこそ、いまから本格的にインバウンドMEOに取り組めば、競合店を出し抜くことができるでしょう。

とはいえ、訪日客に自社の魅力を感じてもらうためには、

  • 店舗の最新情報を投稿する
  • 商品・メニューの魅力的な写真を追加する
  • ビジネスの説明をより簡潔にわかりやすく編集する

など、単純にビジネスプロフィールの情報を最適化させるためのMEO対策も必要です。

もしインバウンドMEOについて不明な点やGoogleビジネスプロフィールの最適化に不安があれば、ぜひ弊社までご相談ください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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