マケスク > SNS > Instagram > Instagramで投稿できる動画とは。種類・メリット・事例をご紹介

Instagramで投稿できる動画とは。種類・メリット・事例をご紹介

2022.05.24

画像共有アプリとしてスタートした「Instagram」。
スタート時はインスタ映えを狙った写真をいかに上手く投稿するのがカギでした。

しかし、YouTubeなどの動画サービスが広がると共にInstagram側も「動画サービス」の拡張をどんどんと行いました。

今では、写真だけでなく動画投稿も行わないと「バズる」のが難しくなっているのが現状です。

今回はそんな「Instagramの動画」に焦点を当てた記事になります。
「どんな動画が使えるの?」
「動画投稿にはどんなメリットがある?」
「お手本の動画は?」
などの疑問に答える記事になってますので、ぜひ最後までご覧ください。

Instagramに投稿できる動画とは?

Instagramに投稿できる動画は以下の4種類です。

詳しくは後ほど解説しますが、動画の種類によってサイズや時間が異なるのが特徴です。

以下はInstagramで上げられる動画の違いについてまとめた表になります。

タイプ 時間 容量 解像度
Instagram動画(IGTV) 正方形or縦型 60分 3.6GB 720px以上
リール 縦型 30秒 4GB 1080×1920px
ストーリーズ 縦型 15秒 4GB 1080×1920px
Instagramライブ 縦型 8時間 1080×1920px
※ライブ配信の為、無記入

各動画アップロードできる拡張子はMP4、MOVとなります。
それ以外の拡張子の動画をアップロードしたい場合は、動画の変換作業が別途必要になるので注意しましょう。

Instagram動画の投稿の仕方

Instagramの動画は公式アプリから投稿が可能です。

投稿する動画が無い場合は、自身のスマートフォンのカメラ機能を使用したり、Instagramの撮影モードを使用しましょう。

Instagramの撮影モードにはプロフィールトップ画面にある+ボタンを押すか、フィード画面を右にスワイプするだけで切り替わります。

Instagram公式アプリの方が、動画の種類によって撮影モードを切り替えられるので便利かもしれません。

カメラロールの動画を投稿する場合は・・・
「動画の種類に適したサイズ・長さか」
「テロップが足りなくないか」
など動画のクオリティ面をしっかりと確認して投稿に進みましょう。

素材の中に「情報やクオリティ面の不足」を感じた場合は、Instagram公式アプリでスタンプや文字を入れるか、編集アプリやソフトなどを使用して自身が満足できる動画を作成して下さい。

Instagram動画の種類

Instagramで投稿できる動画の種類は、「Instagram動画(IGTV)」「リール」「ストーリーズ」「Instagramライブ」の4種類です。

それぞれ異なった特徴を持っているため、業種やアカウントのトンマナによって投稿した方が良い動画の種類に違いが出てきます。

本章では各動画の魅力について解説しますので、自身の店舗や業種にどれが最適なのかを考えながらご覧下さい。

Instagram動画(IGTV)

2021年の10月までは「IGTV」と呼ばれてましたが、フィードにある動画と統合されて「Instagram動画」と名称変更されました。

本記事ではInstagram動画(IGTV)と書くことにします。

Instagram動画(IGTV)は長い尺(最大60分)の動画を投稿できる機能で、リールやストーリーズなど短い尺では魅力を充分にアピールできない時に使用されます。

動画のサイズは縦と横どちらでもアップロードできるので、アーティスティックな動画や日常の切り取りなどジャンルレスな投稿ができるのが魅力の1つでしょう。

Instagramライブで配信した映像も、切り取ってIGTVとして投稿することで「ユーザーの見逃し」を防止できます。

60分のフル尺で動画を投稿するには、いくつかの条件を満たさないといけないので注意が必要です。

リール

リールは2020年に実装された短い時間でユーザーを楽しませることに特化した動画です。

投稿のポイントは「ユーザーに面白く思ってもらうこと」で、心の底から笑える「おもしろ系」や知識やテクニックを吸収できる「ハウツー系」など、短い時間で充実感を与えられる動画が人気を博しています。

アカウントそれぞれの趣味・興味に合わせたリールをInstagram側がレコメンドしていくので、自身のファン層になりやすいユーザーに動画を届けられるのが最大のメリットでしょう。

フォロワー以外からのリーチを狙いたい方におすすめの動画になります。

ストーリーズ

プロフィールトップの一番上に表示されるストーリーズは、その一瞬で思ったことを投稿できる手軽さから多くのユーザーに愛されています。

動画は15秒までしか投稿できないので、伝えたいメッセージがハッキリ届くように作成するのがポイントです。

投稿から24時間経つと非表示になってしまう特性を活かして、どんな動画が多く反響を集めるのか調べてみるも良いでしょう。

反響の大きかったストーリーズをハイライトにまとめることで、何度もユーザーに楽しんで貰えますので投稿後のインサイトは逐一確認しましょう。

Instagramライブ

Instagramアプリ上で生配信できる機能がInstagramライブで、訪れた視聴者とダイレクトに繋がってコミュニケーションを取れるのが一番のメリットです。

話してる方の熱が視聴しているユーザーに直接伝わるので、店頭でのコミュニケーションを大事にしている企業には打ってつけの方法です。

質問やコメントにリアルタイムで上手く返事をしていくのが大事になるので、不測の事態に対応できる人におすすめの方法でしょう。

Instagramライブ終了後は、盛り上がった部分をInstagram動画(IGTV)でシェアして、閲覧できなかったユーザーにもInstagramライブの様子を届けましょう。

Instagramで動画投稿するメリットとは

Instagramは写真ばかり投稿しているユーザーの方には、動画投稿のメリットについて知らない方も多いでしょう。

Instagramでの動画投稿は、アカウントの成長や自身のアピールに多大な影響を与えてくれます。

では、どの様な点が魅力なのかを「メリット」としてお伝えしましょう。

滞在時間が増える

動画の視聴時間が増えることで、あなたのアカウントの滞在時間が増えます。

滞在時間はInstagramの評価を決める要素の1つで、長ければ長いほどInstagram側があなたのアカウントを高く評価します。

フィード欄やストーリーズトレイが画像だけだと、画像を一目見ただけでユーザー達は満足して離脱される可能性が高くなるでしょう。

その点、動画は「最初の掴み」でユーザーの心を引きつけて「何が起こるんだろう」と期待させることができれば、最後までユーザーにコンテンツを見て貰えます。

動画の視聴維持率が伸びれば、滞在率も増加してアカウントに評価が集まります。

評価が集まったアカウントは、フォロワー以外のユーザーにもレコメンドされてリーチ数やフォロワー数が増加するでしょう。

だからこそ、動画投稿はInstagramにおいては欠かせません。

理解してもらったユーザーからのシェアでさらに広がる

動画には画像と違って、「テロップ・音楽・話し声・表情」など様々な情報を埋め込むことができます。

商品・サービスを利用した時の感想や、提供している側が知っているポイントを分かりやすく伝えることで、ユーザー自身のイメージが湧きやすくなり、来店・購入へ繋げやすくなるでしょう。

また、理解が深まったユーザーがリポストを使用して拡散(シェア)を行ってくれることで、自身の知らないユーザーにも動画が届けられます。

上記のような口コミ効果も大きく狙える点も動画投稿を行う充分なメリットだと言えます。

そこから、1人、また1人と動画が広がり、新たな購入層へリーチが実現するでしょう。

Instagram広告を出せる

投稿したInstagramの動画は広告としても出稿できます。

いきなり動画広告を出しても、ユーザーに見て貰えなかったら元も子もありません。

ですので、動画を一旦投稿しておいて反響を見てから、「効果が出る」と判断した動画のみ広告を出稿する方法がおすすめです。

このように広告テストとして、様々な動画を試していけるのもメリットの1つでしょう。

Instagram動画投稿の事例

実際にInstagramで動画投稿を行っている企業の事例をまとめてみました。

投稿内容によっては動画の種類を分けてるアカウントも多く、どの様な動画が投稿されているかを確認することで、「あなた自身に合った動画投稿スタイル」が見えてくるかもしれません。

ぜひ参考にして下さい。

飲食店・食品

飲食店の場合は、メニューを美しく撮ってユーザーの空腹感を刺激する方法が一番楽でしょう。
素材となるメニューの「見栄え」がとても重要になります。

一目見て美味しそうと思わせるメニューを動画にしましょう。

回転すしチェーン店の「くら寿司」のアカウントでは、旬のネタをピックアップしてじっくり時間をかけて寿司の様子を見せる動画を投稿してました。

寿司が主役の動画を撮ることで、ユーザーの頭の中に強烈にお寿司の映像を埋め込んで「食べたい」と思わせます。

メニューだけを映して、ユーザーの満腹中枢を刺激するやり方は非常に効果的でしょう。

日清食品の有名メニュー「チキンラーメン」の公式Instagramは、バラエティ系、TVCMなどの他にも「チキンラーメンを使ったアレンジレシピ」の動画がありました。

「最初に映える完成品」を見せて興味を持たせて、調理工程はユーザーが退屈しないようにテンポよく進めていきます。

テロップを端に寄せてるのも、ユーザーの見やすさを考えたものでしょう。
調理工程が終わった後には、改めて製品をアピールしてユーザーに訴えかけます。

自身の目玉商品がある店舗・アカウントの場合は、製作者の目線からおすすめする「アレンジメニューの動画」を作り出すのも悪くないかもしれません。

その際は、ユーザーに伝わりやすいように「リール」、「ストーリーズ」で短くまとめてみるのをおすすめします。

飲食店・食品

小売店の場合は「目玉商品を使ってみた動画」を製作するのが良いでしょう。

商品がどれだけ優れていても、「使い方が難しい」「説明書が分かりづらい」などの理由でユーザーに不便な想いを与えてしまう事もあるでしょう。

そんな時に助け舟となるレクチャー動画があると、ユーザーに親切なアカウントだと認識されます。

100円とは思えないクオリティの商品を定期的に産み出している「Daiso」は、ターゲット層(主婦・女性)が思わず欲しくなる商品のPR動画を投稿しています。

アイデア満載の商品の数々に驚くユーザーも多いでしょう。
短い尺で伝わりやすい動画にしているのもユーザー目線に立った末の決断と言えます。

また、100円ショップにはおすすめの商品がいっぱいあり、全て動画にするのは困難です。

そんな時にDaisoが利用するのは、Instagramライブで閉店後の店内から担当者がおすすめの商品をPRする生配信です。

何度も見返せるように必ずInstagram動画(IGTV)にライブ配信の様子を残しておき、その配信で一番目玉となった商品をアイキャッチにしていました。

動画以外にも、キャプションやハッシュタグ、アイキャッチなどの細かい要素まで意識を働かせることで、ユーザーが動画にアクセスしやすくなります。

ジム・美容

美容・整体サロンは店舗ごとによってInstagramアカウントを作成し、独自のコンテンツを配信していることが多いです。

多くのチェーン展開をしている「Dr.ストレッチ 高田馬場店」のアカウントでは、店舗で行うストレッチの魅力を丁寧に解説している動画がアップロードされていました。

実際の施術の雰囲気を感じられる動画は、ユーザーに「来店時に提供されるサービス内容」を想像させやすいので大事になります。

スキマ時間で閲覧できるように「リール」投稿をするのもポイントの1つでしょう。

トータルエステティックサロンの「PMK」の公式アカウントでも、実際の施術の様子や検証内容をInstagram動画で公開しておりました。

ユーザーに安心感を与えるためにも、スタッフ達の様子を捉えた姿は非常に効果的です。

入店から施術までの流れを「お客様目線」で撮影することで、店内の雰囲気や接客の様子が分かりやすくなります。

Instagram動画(IGTV)だけでなくリールやストーリーズにも動画を投稿しており、動画のタイプに合わせて動画の「長さ」や「大きさ」を調整しているのも良い所の1つでしょう。

また専門家の目線から語るボディケアのハウツーが詰まったリールを投稿するなど、バラエティに富んだ動画たちが並んでおります。

動画投稿を行うのであれば、自身だけが伝えられる有益な情報をどんどん投稿していくとユーザーをファンに変えていきやすくなるでしょう。

まとめ

Instagramの動画投稿には、Instagram動画(IGTV)、リール、ストーリーズ、Instagramライブの4種類があり、それぞれの長所を活かす投稿を行う事で新たなリーチやフォロワー層の獲得へ繋げられるでしょう。

画像の投稿だけでは伸びづらいと感じてる方には、ぜひ「動画の投稿」をおすすめします。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

Instagram