マケスク > SNS > Instagram > Instagramのリールとは?投稿方法やメリット、企業の活用事例を紹介

Instagramのリールとは?投稿方法やメリット、企業の活用事例を紹介

2021.12.23

Instagramをビジネス運用している中で、一度は「写真だけでなく、動画も活用して店舗の集客率や売上をアップさせたい」と考えたことがあるのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのがInstagramのリール機能です。

一方で、「リールは撮影や編集が難しそうで使ったことがない」という声もよく耳にします。
本記事は投稿方法や活用事例を交えてInstagramのリールについて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

Instagramのリールとは?

Instagramの「リール」とは、スマホの縦画面で表示される動画を最長90秒まで投稿・視聴できる機能です。
スマホで撮影した動画をアプリ上で編集して投稿でき、人気が出れば数百万回以上も視聴される可能性があるため、効果的に活用することで店舗の集客率や売上のアップが期待できるでしょう。

リールとストーリーズの違いについて

Instagramには、リールと同じように動画を投稿・視聴できるストーリーズという機能があります。さて、この2つの機能をどのように使い分ければ良いのでしょうか。

リールとストーリーズの違いは以下の通りです。

リール ・最長90秒まで投稿できる
・フォロワー以外にも投稿が表示される
・削除しない限り投稿が残る
ストーリーズ ・最長60秒まで投稿できる
・フォロワーのみに投稿が表示される
・閲覧履歴(足跡)が残る
・24時間で投稿が消える

これらの違いを利用して、以下のような目的別にリールとストーリーズを使い分けるのが有効です。
・店舗のメニューや商品の魅力を多くのユーザーにアピールして、フォロワーの増加や店舗の集客につなげたい。
⇒「リール」を使う
・店舗の割引券や限定商品をフォロワーにアピールして、友好的な関係を構築したい。
⇒「ストーリーズ」を使う

このように、それぞれの機能の特性を効果的に活用していきましょう。

リールを活用するメリット

リールはフィードと比べて動画の撮影や編集が難しそうなイメージがありますが、活用することで得られるメリットには以下の3点が挙げられます。

  1. フォロワーが増えやすい
  2. 写真よりもインパクトがある
  3. 自社のアカウントの影響力が上がる

フォロワーが増えやすい

リール機能のメリットは、まず、フォロワーが増えやすいことです。
リールはフォロワー以外のユーザーのフィード、ストーリーズタブやリールタブ、発見タブに表示されるため、より多くのユーザーに自社の魅力をアピールできます。

自社アカウントに興味を持ったユーザーからのフォローが増えることで店舗の集客率や売上アップに繋がりやすくなります。

写真よりもインパクトがある

次に、写真よりもインパクトがあることです。
リールはスマホの縦画面の最大サイズで表示されるため、見ているユーザーに臨場感あふれる動画で自社の魅力をアピールできます。

例えば、ご自身がレストランを経営していてて看板メニューのハンバーグを紹介したい場合、写真よりも、鉄板の上で焼かれて肉汁が溢れている様子を映した動画の方がユーザーにインパクトを与えられます。
インパクトのある動画に興味を惹かれたユーザーは、「実際に食べに行きたい」、「これからもこういうメニューの投稿が見たい」と思ってくれるので、自社アカウントのフォロワーになってくれる可能性が高まるでしょう。

自社のアカウントの影響力が上がる

Instagram公式サイトでも明言されていますが、リールやストーリーズへの投稿など、通常のタイムライン以外の様々なフォーマットに応じたコンテンツを投稿をすることで、新しいフォロワーの獲得やリーチの拡大に繋がり、自社のアカウントの影響力が上がるとされています。

ストーリーズ、Live、Instagram動画、リールなど、さまざまなフォーマットを使用することで、メッセージが届きやすくなり、利用者にブランドを見つけてもらえるチャンスが増えます。

引用:Instagram公式サイト

リールの投稿方法

この章ではリールを投稿する方法を実際のInstagramの画像を使って解説していきます。
リールを投稿する方法は以下の通りです。

  1. トップ画面から「リール」を選択する
  2. 動画を撮影 or 選択する
  3. 動画を編集する
  4. キャプションなど必要な項目を入力する

トップ画面から「リール」を選択する

Instagramのトップ画面からリールを選択する

まず、Instagramのトップ画面を開いたら、画面右上にある「+」をタップし、「リール」を選択します。

動画素材を撮影または選択する

リール用の素材を撮影or選択する

次に、リールに投稿する動画を撮影またはギャラリーから投稿したい動画を選択します。
撮影をする場合は画面中央下の「カチンコマーク」をタップし、選択する場合は画面左下の「+」をタップしましょう。

動画の撮影が完了したら、画面右下の「プレビュー」をタップします。
また、動画を撮影するときは画面左に表示されるアイコンから以下の機能を使うことができるので、色々と試してみましょう。

音源 自分の好みや動画の雰囲気に合った音源を使用できる
エフェクト クリエイターが作成した多種多様なARエフェクトが使用できる
長さ 動画の再生時間を、「15秒」「30秒」「60秒」「90秒」のいずれかに設定できる
速度 動画をスローや早送りに設定できる
タイマー 「カチンコのアイコン」をタップしてから撮影が始まるまでの時間を「0~15秒」の範囲で設定できる

動画を編集する

リールの動画を編集する

動画の撮影が完了したら必要に応じて編集をします。
画面上に表示されるアイコンから以下の機能を使って編集することが可能です。

エフェクト クリエイターが作成した多種多様なARエフェクトが使用できる
マーカー マーカーで線や矢印を挿入できる
スタンプ 「アンケート」や「クイズ」などのスタンプを挿入できる
テキスト 好きな文字(テキスト)を挿入できる
音量 使用する音源のボリュームを調整できる

編集が完了したら、画面右下の「次へ」をタップします。

キャプション(説明文)の入力とカバー画像を選択する

キャプションの入力とカバー画像の選択

ユーザーがリールを見たときに表示される、キャプション(説明文)を入力します。
フィードなどと同じくハッシュタグを付けることも可能なので、必要に応じて入力しましょう。

カバー画像は動画の一部を選択するか、ギャラリーから別の写真を選択することができます。
リールが表示された時、最初目にするのがカバー画像なので、思わずそのままリールを見たくなるインパクトのあるものを選択しましょう。

キャプションの入力とカバー画像の選択をしたら次の画面に移動し「シェア」をタップしてリールの投稿が完了です。
なお、今すぐ投稿しない場合は、リールを下書き保存しておくことも可能です。

下書きに保存する

リールを集客に活用するコツ4選

Instagramで店舗の集客率や売上アップに繋げるためには、リールをどのように活用すれば良いのでしょうか。
Instagramのリールを効果的に活用するコツは以下の4つです。

  1. 人気の音源を使用する
  2. 冒頭でユーザーの興味を引きつける
  3. ハウツー情報を投稿する
  4. リール広告を配信する

人気の音源を使用する

まず、1つ目のコツは人気の音源を使用することです。
現在流行している人気の音源をリールに使用することで、ユーザーがリールを最後まで見てくれる確率が高まります。(著作権の関係で使用できないものもありますので、その点は注意が必要です)

また、発見タブはユーザーがお気に入りに登録した音源を使用したリールが優先的に表示される仕組みになっているため、より多くのユーザーへアプローチしやすくなります。

冒頭でユーザーの興味を引く工夫をする

次に2つ目のコツは冒頭でユーザーの興味を引く工夫をすることです。
リールは次々と動画を流し見できるため、最初の1〜3秒間でユーザーの興味を引けないとあっさりと他の動画に切り替えられてしまいます

一方、例えば美容室のリールの場合、「やってはいけない美容法5選」とカバーに画像とテキストを表示してユーザーの興味を引き、ひとつずつ順番に紹介することで最後まで動画を視聴してくれる確率が高まります。

ハウツー情報を提供する

3つ目のコツは、ハウツー情報を提供することです。
ハウツー情報とは何かの作業方法や手順を初心者に向けて分かりやすく解説した情報を指します。

リールは動画の特性上、テキストを交えて具体的に解説できるので、ハウツー情報を提供するのに適しています。
例えばエステサロンの場合、「1日10秒でできる小顔マッサージの方法」など美容に興味のあるユーザーにとって価値のあるハウツー情報を提供することで、フォロワーの増加だけでなく店舗の集客や売上アップなどが期待できます。

リール広告を出稿する

4つ目のコツは、リール広告を出稿することです。
リール広告とは他のユーザーのリール動画の投稿と投稿の間に挿入され、また、「リールタブ」や「発見タブ」などにも表示される広告です。

広告の出稿は最低で1日100円程度〜と有料にはなりますが、アプローチしたいユーザーの年齢層や性別、居住地などを細かく設定して配信できるので、集客効果が高い事が特徴です。
予算に応じて適切な広告運用をすることで店舗の集客や売上アップ臨めるので、ぜひ、活用していきましょう。

企業でリールを活用した事例3選

この章では企業でリールを活用した事例を3つ紹介していきます。
実際に自社のアカウントでリールを投稿する際の参考にしてみてください。

アパレル系:GU

出典:GU

ファストファッションブランドの「GU」の公式アカウントでは、季節やシーンに合わせたおしゃれなコーディネートを投稿しています。
「子どもと公園に行くときに最適」や「きれいを叶えるスタイルアップワンピ」などコーディネートに合わせたキャッチコピーをテキストで挿入することで、集客したいターゲットの興味を惹くことに成功しています。
カバー画像、テキストの色や企業のロゴの配置など、全体的に統一感があり爽やかな印象を演出しています。

美容系:album_hair

出典:album_hair

美容室「ALBUM 」の公式アカウントには、自宅で再現できるヘアアレンジのハウツー情報を投稿しています。
ヘアアレンジの手順をテキストで挿入することで、ユーザーが実際に動画を見ながら挑戦しやすいように配慮がなされています。
また、キャプションに担当スタイリストのInstagramアカウントを載せることで、ヘアアレンジに関する質問や店舗の予約が簡単に出来るようになっています。

カフェ:スターバックスジャパン

出典:スターバックスジャパン

コーヒーショップ「スターバックスコーヒージャパン」の公式アカウントでは新発売のメニューの情報などを投稿しています。動画のテキストや色合いなど随所にこだわりを感じるデザインで、思わず店舗に足を運びたくなるような魅力的な動画が特徴です。
また、店舗で購入できる商品を使って自宅で簡単に作れるドリンクのレシピも紹介しており、幅広いユーザーの獲得にも成功しています。

まとめ

今回はInstagramのリールについて解説しました。
リールはフィードやストーリーズとは違い、フォロワー以外のユーザーにも表示される可能性があるため、新しいフォロワーの獲得や店舗の集客に最適な機能です。
ぜひ、本記事で紹介した活用のコツや企業の活用事例を参考に、店舗の魅力が最大限ユーザーに伝えられるリールを投稿してみてください

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

Instagram