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インスタアカウント設計の完全ガイド|成功する運用の秘訣と具体的手法

2024.12.02

Instagram運用を考える際

「どのようなコンセプトで運用すればよいのか」

「Instagramアカウントをどのように設計すればよいのか」

などの疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

Instagram運用において最も重要なのが「アカウント設計」です。

明確な設計コンセプトを持ったアカウントは、投稿のクオリティが向上し、アカウントの目的に合わせた成果を上げやすくなります。

本記事では、Instagram運用を成功に導くためのアカウント設計の基本から具体的な手法までをわかりやすく解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

インスタアカウント設計の重要性とは?

Instagramは、企業や個人が商品やサービスを効果的にアピールし、ターゲット層と深い繋がりを築くための強力なプラットフォームです。

近年では、企業がSNSマーケティングの一環としてInstagramを利用する機会が増えており、適切なアカウント設計が成功への鍵とされています。

アカウント設計の重要性を理解するにはInstagramの特性を知ることが大切です。
Instagramは視覚的な要素が中心となるプラットフォームで、投稿内容の統一感やプロフィールの分かりやすさがユーザーの信頼を得る大きなポイントになります。
たとえば、明確なブランドイメージが伝わるアカウントは、訪問者の記憶に残りやすく、フォロワーの増加やエンゲージメントの向上につながります。
しっかりと設計されたアカウントは、単なる投稿の集合体ではなく、一つのストーリーを描く場として活用できます。
企業の場合、提供している商品やサービスがどのような価値を持つのかを明確に伝えることで、顧客の共感を得ることが可能です。
一方、個人アカウントでも、趣味やライフスタイルに合ったテーマを設定し、それに基づいた投稿を行うことで、同じ興味を持つ人々とつながることができます。

Instagramを効果的に活用するためには、単なる投稿だけでなく、全体の設計に力を入れることが成功への第一歩です。
視覚的な魅力があり、明確なメッセージを持つアカウントを構築することで、多くの人々と信頼関係を築き、目標を達成する可能性が高まります。

アカウント設計の第一歩|ペルソナの明確化と目標設定

Instagramのアカウント設計を成功させるためには、最初にペルソナを明確にし、運用の目標を設定することが非常に重要です。この準備が整っていないと、投稿内容や運用方針に一貫性がなくなり、フォロワーの関心を引きつけることが難しくなります。

この章ではペルソナの作成方法と目標設定の具体的な手順について解説します。

ペルソナの明確化

ペルソナとはターゲットとする理想的な顧客像のことです。具体的に誰に届けたいのかを考えることで、投稿の内容やトーンを的確に設定できます。

たとえば、20代後半の女性で、健康志向が高く、オーガニック食品に興味がある人をターゲットにする場合、その人が共感しやすい情報を発信することが必要です。  

ペルソナを明確にする際には、次のような項目を具体的に決めると良いでしょう。

  • 年齢、性別、居住地  
  • 職業や趣味、興味関心  
  • 解決したい課題やニーズ  

これらを紙に書き出したり、チームで話し合ったりすることで、具体的なイメージが湧きやすくなります。

運用の目標設定

ペルソナが明確になったら、次に運用の目標を設定します。

この段階でのポイントは達成可能な範囲で具体的な目標を立てることです。

たとえば「フォロワー数を3ヵ月で1,000人増やす」や「月に10件以上の問い合わせを得る」などです。目標を設定することで、具体的な戦略を考えやすくなり、成果を測定する基準にもなります。

また、目標を設定する際には短期的な目標と長期的な目標の両方を考えることが大切です。短期的な目標は小さな成功体験を積み重ねるために必要で、長期的な目標は大まかな方向性を示します。

たとえば、短期的には「毎週3回投稿を続ける」長期的には「1年でブランド認知度を高める」などが考えられます。

ペルソナを明確にし、目標をしっかり設定することはInstagram運用の第一歩です。

この2つのステップを丁寧に進めることで、運用の方向性がブレることなく、成果を得られる可能性が高まります。

統一感を生む!投稿テーマとトーンの設計方法

Instagramのアカウント運用を成功させるために、統一感のある投稿テーマとトーンを設計することは非常に重要です。

この章では、統一感を生むための5つのポイントを紹介します。

具体的には以下の通りです。

  • ターゲット層を意識する
  • ブランドのイメージに合ったトーンを選ぶ
  • テーマの投稿を定期的に行う
  • 統一感を意識する
  • 反応を見て微調整する

1. ターゲット層を意識する

投稿するテーマは、まずターゲットとするフォロワー層に合った内容であることが大切です。

たとえば、若い世代向けのアカウントなら、トレンドやカジュアルな内容を取り入れると良いでしょう。

2. ブランドのイメージに合ったトーンを選ぶ

トーンはブランドのイメージに合わせて設定します。

フレンドリーで親しみやすい印象を与えたい場合は、カジュアルで軽い表現を使用し、洗練されたイメージを出したい場合は、落ち着いた言葉を選びましょう。

3. テーマの投稿を定期的に行う

投稿内容に統一感を持たせるためには、定期的に同じテーマの投稿を行うことが効果的です。

たとえば飲食店の場合、毎週特定の日に「週末特別メニュー」を紹介するなど、決まったテーマで更新するとフォロワーが次の投稿を楽しみにしてくれます。

4. 統一感を意識する

投稿のビジュアルにも統一感を持たせましょう。カラーやフィルターを統一することで、全体的にまとまりが出ます。

たとえば、ブランドカラーを背景に使ったり、同じフィルターで写真を加工することで視覚的な統一感を出すことができます。

5. 反応を見て微調整する

テーマやトーンは初めに設定したものがすべてではなく、改善や調整を重ねることでさらに良いものに進化する可能性があります。

フォロワーの反応を見ながら、少しずつ修正を加えていくことも大切です。

フィードバックを取り入れながら、より良い投稿を目指していきましょう。

以上のポイントを実践することで、Instagramのアカウントに統一感が生まれ、フォロワーとの信頼関係が深まります。

自社のブランドに合ったテーマとトーンを設定し、定期的な投稿を続けていきましょう。

運用を効率化する投稿スケジュールとカレンダー作成のコツ

Instagramの運用を効率的に行うためには、投稿スケジュールの設定とカレンダー作成がとても大切です。活用することで、継続的に魅力的なコンテンツを発信し、フォロワーとの関係を深めることができます。

まず、投稿スケジュールを作成する際に一貫性を持たせることが重要です。

たとえば、毎週決まった曜日と時間に投稿することで、フォロワーは「この時間に投稿される」と予測しやすくなります。

投稿の見逃しを防ぐことができ、フォロワーのエンゲージメントも向上します。

次に、カレンダー作成のポイントですが、月単位での計画を立てると便利です。

月初めにどのテーマで投稿するかを決め、そのテーマに沿った写真やキャプションのアイデアを事前に準備しておきましょう。

たとえば、毎月のテーマを「商品の紹介」「キャンペーン告知」「フォロワーとの対話」などに分けると、投稿内容にバリエーションが生まれ、フォロワーを飽きさせることがないでしょう。

投稿スケジュールとカレンダーをうまく活用することで、Instagramの運用を効率化し、効果的な運営が可能になります。

計画的に運用を進め、定期的に見直しながら、フォロワーとの関係を深めていきましょう。

成果を可視化|アカウント運用で設定すべきKPIとは

Instagramの運用において、成果を測るためにはKPI(重要業績評価指標)の設定が欠かせません。

KPIは、アカウントの運用状況や目標達成度を数字で把握できるため、運用の方向性を明確にし、次にどのような施策を取るべきかを判断する指針となります。

主に以下の5つの指標を押さえれば、アカウント運用の成果をしっかりと可視化することができます。

  • フォロワー数
  • エンゲージメント率 
  • リーチ数とインプレッション数
  • ウェブサイトへのアクセス 数
  • コンバージョン数

1. フォロワー数 

フォロワー数はアカウントの成長を示す基本的な指標です。増加している場合は、アカウントに興味を持っているユーザーが増えている証拠です。

2. エンゲージメント率 

エンゲージメント率は、フォロワーがどれだけ投稿に反応しているかを示します。

いいね、コメント、シェアなどのアクションを追うことで、コンテンツの魅力やユーザーとの関わりを測ることができます。

3.リーチ数とインプレッション数

リーチ数はどれだけ多くのユーザーに投稿が届いたか、インプレッション数は投稿が表示された回数を示します。認知度向上を目指す場合、この2つの指標は特に重要です。

4. ウェブサイトへのアクセス数 

Instagramを通じて自社のウェブサイトへの訪問者数を測定することで、投稿がどれだけ効果的に集客しているかを把握できます。

5. コンバージョン数

Instagramを活用して商品やサービスの購入を促進する場合、コンバージョン数をKPIに設定することが大切です。

ショッピング機能やリンクを使って、どれだけの人がアクションを起こしたかを測定しましょう。

これらのKPIを設定し、定期的に見直すことで、Instagramアカウントの運用がより効果的になります。目標に向かって改善を続けることが、成功への近道です。

インスタ運用を支えるおすすめツール5選

Instagramの運用を効率よくサポートしてくれるツールはたくさんあります。

この章では、おすすめのツールを5つご紹介します。

活用することで、Instagramアカウントの管理が格段に楽になり、より効果的な運用が可能になります。

1.Instagramインサイト

InstagramインサイトはInstagramが提供する無料の分析ツールです。

アカウントのパフォーマンスをチェックできるため、フォロワーの活動時間や投稿に対する反応など、詳細なデータを確認することができます。より効果的な投稿時間やコンテンツの方向性を見極めることができます。

2.SINIS

引用元:サービスサイト

テテマーチ株式会社が提供する「SINIS(サイニス)」は、60,000以上のアカウントに利用されている人気のInstagram分析ツールです。初心者でも直感的に使いやすく、現場での実務に役立つ機能が充実しています。  

主な機能には、各種指標のグラフ表示や順序のカスタマイズ、競合アカウントのデータ収集と比較、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の分析などがあり、アカウントやブランドの成長を支援します。  

「LITEプラン」は無料で利用開始でき、アカウントの成長に合わせてプランのアップグレードも可能です。

3.SAKIYOMI

引用元:コーポレートサイト

株式会社SAKIYOMIが提供する「SAKIYOMI」は、Instagram運用に特化したサポートサービスです。

企業や個人がInstagramアカウントを効果的に成長させるための戦略やノウハウを提供し、フォロワー数の増加やエンゲージメント向上を目指した支援を行っています。  

SAKIYOMIの運用支援ツールは、初心者でもプロフェッショナルな運用が可能となります。月額1万円から利用できるため、事業を始めたばかりで予算が限られている方にも最適です。

4.INSIGHT SUITE

引用元:サービスサイト

INSIGHT SUITEはスマートシェア社が提供するInstagram分析ツールです。

試しに使ってみたい場合、1アカウントまでであれば月額料金や初期費用が発生しないため、手軽に導入できる点が魅力です。

複数アカウントの分析やトレンド分析など、より詳細なデータ解析が行えます。

スマートフォンでも利用でき、直感的に操作できる優れたUIを備えた管理画面も特徴です。

5.CCX Social

引用元:サービスサイト

CCX Socialは、株式会社ライスカレーが提供するSNSアカウント運用・分析ツールです。Instagramの運用やトレンドの把握に必要な機能が充実しており、アカウントの管理に役立ちます。

特に注目すべき点は完全無料で利用できることです。Instagramを活用して自社の商品やサービスの販売につなげたい方には非常におすすめのツールです。

成功事例から学ぶ!効果的なインスタアカウント設計のポイント

Instagramを効果的に活用するためには、ターゲット層を明確にし、一貫性のあるデザインでアカウントを作ることが重要です。

成功しているアカウントは、ユーザーに親近感を与えるようなコンテンツを投稿し、ブランドの印象を強く残しています。

この章ではアカウント設計に成功した事例をご紹介します。ぜひ、参考になさってください。

成功事例①:make happy home


引用元:https://www.instagram.com/make_happy_home/

こちらのアカウントは、アフィリエイト収益を目的にInstagramを運営し、住宅・不動産に関する投稿からスタートしました。

直接の収益化が難しかったため「後悔しない家づくり」というコンセプトを設定しました。ホーム率や保存率を意識して運用を続け、15ヶ月でフォロワー5万人を達成し、高額商材は月10件のコンバージョンを実現しました。

成功事例②:EARTH FRIENDLY

引用元:https://www.instagram.com/earth_friendly_official/

こちらのアカウントは「地球にやさしい商品」をテーマに掲げた小売ブランドです。主にEC事業を中心に、商品製造・販売を行っています。
投稿は、共感を引き出すキャッチコピーやキャプションから始まり、自然な流れで商品を紹介する構成が特徴です。押し売り感がなく、自然な流れでユーザーの関心を引きつけています。

さらに、投稿ごとに異なるハッシュタグを使用し、利用件数が少ないハッシュタグも積極的に活用しています。投稿が埋もれるのを防ぎ、新たなフォロワーを増やすことに成功しました。

成功事例③:icotto

引用元:https://www.instagram.com/icotto_official/

こちらのアカウントは「心みちる旅」をテーマに、女性が癒される旅情報を発信しています。

滞在時間を延ばす工夫として、雑誌風の文字が多めの投稿や場所のタグを付けない設定「Swipe→」で続きを促す、2枚目で感情を言語化するなどが挙げられます。

アルゴリズム上、滞在時間を意識した施策は効果的で、どなたでも取り入れやすい方法です。さらに、心に響くキャッチコピーや感情を重視したハイライトなども工夫されています。  

まとめ

Instagramアカウントの設計と運用には、目的やターゲットの明確化、魅力的なプロフィール作成、投稿計画、ハッシュタグの活用などが重要です。

フォロワーとの交流や分析による改善を続けることで効果的な運用が可能になります。

ぜひ本記事を参考に、成果を引き出す運用を目指してみてください。

もしもアカウント設計が難しいという場合は弊社・株式会社トリニアスのSNS運用代行サービスをご検討ください。

専門家の支援を受けることで、アカウント運営がより効率的になり、エンゲージメントの向上やフォロワーとの結びつきが一層強化されます。  

Instagram運用でお困りの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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