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Instagramのアンケート(投票)機能のやり方。事例も合わせて魅力を徹底解説

2022.03.17

Instagramのストーリーズには、スタンプを入れることで新たな機能が拡張されます。

本記事でご紹介するアンケート機能もその一つで、自身からユーザーの声を集められる点が魅力的だと注目が集まりました。

今回はインスタのアンケート機能の特徴や使い方、実際に企業で使われている例をご紹介します。

Instagramのアンケート(投票)機能とは

その瞬間に起こったことを共有できるInstagramのストーリーズは、24時間以内に消える手軽さとユーザーとダイレクトに繋がれるシステムが人気です。

アンケート機能はストーリーズに搭載されたアクションスタンプの一種で、フォロワーやリーチしたユーザーに質問を投げかけることができます。

ストーリーズ投稿は24時間で表示が消えてしまうので、限られた時間で市場調査をしたい時にとても便利です。

ビジネスを行う方にとっては「無料で市場調査ができる最強のツール」といえるでしょう。

Instagramのストーリーズには様々なスタンプがある

Instagramのストーリーズでは、「アンケート機能」以外にもアクションスタンプが多く存在します。

意識して投稿に添えれば、インプレッション率やエンゲージメント率の上昇が狙えますので、どんな機能があるのか抑えておきましょう。

・質問BOX

こちら側が設定した質問広告に、ユーザー達が自由に答えられる形となったアクションスタンプです。

最大36文字のテキストを埋めることができるので、比較的自由な受け答えが可能でしょう。

貰った回答はストーリーズとして上げられるので、一方的なコミュニケーションにならずに済みます。

ファンとの意思疎通を図りたいアカウントに便利なアクションスタンプでしょう。

・絵文字スライダー

絵文字を動かしてそのストーリーズに対する感情を視覚的に表せられるアクションスタンプです。

投票したユーザーは、その投稿に集まった票数の平均値を見ることができます。

・カウントダウン

任意の日付と時間を設定すると、その時間までカウントダウンを続けてくれるアクションスタンプです。

イベントや新商品リリースの告知などに使えるアクションスタンプで、様々な場面で有効に機能するでしょう。

カウントダウン終了後には、リマインドが届く仕組みとなってます。

・クイズ

1つの質問に対して、4択形式で答えるアクションスタンプです。

ストーリーズを見たユーザーが解答群の中から、1つタップすると正解が発表されて各項目の割合が画面上で表示されます。

・場所、メンション、ハッシュタグ、時間

ユーザーのアクションを促す以外にも、アクションスタンプにはできることがあります。

「時間・メンション、ハッシュタグ」といったユーザーの現在状況をストーリーズに載せられるのです。

こちらのアクションスタンプはエンゲージメント率を高めて、フォロワーを増やしていくのに適しています。

自身をアピールしたいアカウントは、使用すべきアクションスタンプでしょう。

アンケート(投票)機能の特徴

ユーザーに気軽に質問ができるアンケートは、アカウント成長のためにぜひ利用すべき機能と言えます。

ただし、気軽に利用できることだけがアンケート機能のメリットではありません。

ここからは、アンケート機能が持ついくつかの特徴をご紹介していきます。

ユーザーニーズを手軽に把握できる

Instagramのアンケート機能は、「誰でも簡単に、直感的に利用できる」ため、マーケティング担当者でなくともユーザーのニーズを簡単に把握できます。

企業がアンケートを行う場合、アンケート用のフォームを作成して質問内容を考えたり、回答者を探すなど多くの工程が必要になります。

従業員数の多い大企業であれば上記の方法でアンケートを実施できますが、個人で運営を行っている方にはなかなか骨の折れる作業でしょう。

こうした問題を解決してくれるのがInstagramのアンケート機能です。

Instagramのアンケート機能は、質問フォームや質問内容の作成から投稿まで、ストーリーズ内で完結し、手軽にご自身のフォロワーに質問を投げかけられます。

フォロワーはご自身の見込み客であることが多いので、回答から来店や購入意思の高いユーザーの声を多く集められる点も魅力の1つでしょう。

「効率的にアンケートを実施できること」と「ユーザーのニーズが把握できること」がInstagramアンケートの特徴です。

フォロワーの意思を「見える」化できる

「いいね」や「シェア」といった簡素なリアクションでは、フォロワーがどんな想いを抱えて投稿に興味を持ってくれたのかを把握するのは難しいでしょう。

中には投稿にコメントを残してくれる方もいますが、見ず知らずのアカウントにいきなりコメントを残すのはハードルが高く感じてしまう方も多いはずです。

そんなアカウントとフォロワー間のコミュニケーションの難しさを取り払ってくれたのが、アンケート機能でした。

アカウント運営者は、簡単な質問を1タップで回答できる形で投げかけることで、フォロワー達の意思を「見える化」できるようになり、フォロワーの目線に立ったアカウント運用を意識できます。

また、ユーザーは「いいね」や「フォロー」以外の意思表示ができるようになったことで、アカウントとフォロワーの間で意思を伴ったコミュニケーションが取れるようになりました。

ユーザーとのコミュニケーションの機会が増え、親密度が上がる

Instagramでは各投稿についたアクション数や質を確認して、その投稿がユーザーにとってどれくらい親密度(アカウントとの関連性)が高いかを判断します。

もちろん、アンケート機能への投票数も親密度を判断する重要な指標の1つです。

投票が集まれば集まるほど、「シグナル」と呼ばれるアカウントを評価するポイントが溜まっていき、フォロワーとの親密度が高まっていきます。

親密度が高いアカウントの投稿は「フォロワーとの関連性」が強いと判断され、フォロワーの画面に表示されやすくなり、 「いいね」や「保存」されるチャンスも増えていきます。

「いいね」や「保存」の数が増えていけば、次第にInstagramから「投稿の質が良い」と判断されて、フォロワー以外のユーザー達の画面にも投稿が表示されやすくなります。

まだ認知されていない層へ投稿を拡散させるためにも、アンケートは重要な機能の1つと言えるでしょう。

自身のファンを再確認できる

アンケートに答えてくれたユーザーの多くは、あなたのビジネスに強い関心を持っている可能性が高いです。

アンケート制作者は回答者の詳細も把握できるので、どういったユーザーが自身のファンになってくれているかを再確認しましょう。

Instagramは1人でも多くのユーザーをファンに変えていくことが大事になってくるSNSなので、どんなアカウントが自身の客層なのかを把握して、投稿やアカウント設計に反映しましょう。

また回答してくれたアカウントと似たようなユーザーを探し出し、「いいね」を送ることで新たなフォロワーを獲得できる可能性も高まります。

2択から4択へアンケート機能がアップデート

今までは2択方式でしか、質問を用意することができなかったアンケート機能ですが、2022年3月にInstagram側のアップデートにより、4つまで設問を増やすことが可能となりました。

ユーザーの声をより細分化したいと思っている方には待望のアップデートでしょう。

4つの選択肢を利用することで、ユーザーとより密なコミュニケーションやユーザーニーズの把握ができます。

アンケートでユーザーの声を集めたい場合は、ぜひ利用して下さい。

アンケート(投票)機能の使い方

ここまでアンケート機能の概要と特徴をお伝えしました。

ここからは画像を交えながらアンケート機能のやり方をわかりやすく解説致します。

ストーリーズの作成

アンケート機能を表示させるためには、まず「ストーリーズ」を作成する必要があります。

アンケート(投票)機能

トップ画面の十字アイコンから、「ストーリーズ」をタップして画像を選択するか、新たに素材を撮影します。

またトップ画面から右にフリックするだけでも作成が可能です。

ストーリーズにアンケートスタンプをつける

使用する素材が決まったら、そこにアンケートスタンプを付けましょう。

画面右上のスタンプアイコンをタップすると、投稿に付けることができるスタンプが表示されます。

アンケートのスタンプをタップします。

質問内容を決める

質問内容と回答を選択します。

質問内容は自身がユーザーに聞きたいもの、かつ簡単に答えられるものを選ぶと良いでしょう。

回答内容もユーザーによって、2択~4択まで設定できます。

「はいorいいえ」などの2択で答えられない質問は、選択肢を増やしてユーザーが最も質問の答えに近しいと思えるような選択肢を作成しましょう。

アンケート(投票)結果を確認する

アンケート結果は自身が投稿したストーリーズから確認します。

ストーリーズを開いて下から上にスワイプすると、「誰がどの選択肢に投稿したか」が表示され、フォロワーの中から投票してない人物もチェックできるので、どんなユーザーに響いていて、どんなユーザーにはスルーされてしまったのかをきちんと振り返りましょう。

アンケートが作成できない時は

多くのユーザーが使用できるアンケート機能ですが、何かしらの不具合によって正常に作動しない時もあるでしょう。

そんな時の解決策として3つの方法をご紹介します。

Instagramアプリをアップデート

Instagramアプリのバージョンが低いことにより、アンケート機能が動作してない可能性があります。

一度アプリをアンインストールをして、最新バージョンをダウンロードしましょう。

反映されるのを待つ

アプリを最新バージョンにしても、アンケート機能が2択のままだったりする方もいるでしょう。

そうなった場合は、そのアカウントにアンケート機能のアップデートが反映されてない可能性が高いです。

アンケートの4択機能は2022年3月から使えるようになった機能なので、全アカウントに反映されるまでにはまだ時間が掛かります。

反映されてない場合は、こちら側からできることは無いのでInstagram側が反映してくれる時まで待ちましょう。

どうしても4択でアンケートを取りたい場合は、アクションスタンプのクイズ機能を利用してユーザーの声を集めて下さい。

別のアカウントでアンケートを取る

サブ垢を持っている場合は、そちらのアカウントでアンケートを取ってみるのも良いでしょう。

リポストを行い、サブ垢でアンケートを実施していることをフォロワーやユーザーに広めて下さい。

アンケートが魅力的であれば、ユーザーはサブ垢にアクセスして回答を残してくれるでしょう。

サブ垢でもメイン垢でも、ユーザーが答えやすいアンケートを作成することがカギです。

アンケート(投票)機能の事例

では、実際に企業はどのようにアンケート機能を使っているのでしょうか?

飲食や美容などいくつか事例をまとめてみました。

自身のビジネス内容を踏まえて、どんな投稿が最適か参考にしながらご覧頂ければ幸いです。

飲食店

最初にご紹介するのは、人気コーヒーチェーン店のスターバックスコーヒーです。

新商品が出たタイミングや「コーヒーと生活」をテーマにした質問など、パッと答えられる質問が多いです。

回答内容も文字で入力するのではなく、スタンプやアイコンを使って表示させているのもポイントですね。

丸亀製麺のInstagramアカウントでは、どっち派というハイライトができており、「好きなうどんはどっち?」などの質問がユーザーの食欲を搔き立てるような画像と共に投稿されていました。

アパレルブランド

洋服に関しては流行の色やカタチがその時々に関して変化していくため、アパレルブランドはその流行に対応しながらユーザーが「着たいと思う」商品を制作し続ける必要があります。

そのために、ユーザーの声は欠かせません。

海外ブランドの「Rouje(ルージュ)」のInstagramアカウントでは、ユーザーの声を集めるために「2パターンの洋服のうち、どっちが好き?」などの質問を行っています。

アンケートに使う写真も「インスタ映え」を狙った写真になっています。
ユーザーの視覚が反応する投稿を心がけるのも大事なポイントの1つでしょう。

美容系

化粧水などの美容商品を扱っている花王SOFINA iPの公式アカウントでは、スキンケアの意識調査や商品の使用感など、自社に限らずどのように商品を使用しているかを質問するアンケートが多いです。

ライバル企業も多い業種なので、ユーザーの声を広く集める市場調査の目的もあって上記のような質問を投稿を残しているのでしょう。

商品のPRだけでなくユーザーの声を聞き出しながら、その後の商品開発に役立てることも「アンケート機能」の活用方法の1つです。

新商品や新サービスを考えている方は商品やサービスを考える前に「アンケート機能」を使って、ユーザーの声を集めてから考えてみるのも1つの方法ではないでしょうか。

まとめ

24時間で消えてしまうストーリーズ投稿は時間と共に利便性が向上してきました。

今回ご紹介した「アンケート機能」はユーザー達の声を集めたり、Instagramアカウントを大きくしていくために欠かせない機能となっています。

扱う商品やサービスによって質問も大きく変わってきます。
ユーザー達が思わず答えたくなるアンケートを制作して、多くのユーザー達の声を集めていきましょう。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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