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サーチコンソールでAI検索の表示回数を見る方法|生成AIパフォーマンスレポートの使い方

2026.09.11
サーチコンソールでAI検索の表示回数を見る方法|生成AIパフォーマンスレポートの使い方(マケスクの解説記事のアイキャッチ)

はじめに

「AI検索経由で、自社のページはどのくらい見られているのか」。これまで確認する手段がありませんでした。2026年8月31日、Google Search Consoleに生成AIパフォーマンスレポートが追加され、全世界で利用できるようになっています。

この記事は、Search Consoleに自社サイトを登録済みの方を対象にしています。まだ登録していない場合は、先にサイトの登録を済ませてからお読みください。

この記事では、レポートの開き方と見方を整理したうえで、このレポートでは分からないことまで含めて解説します。できることだけを書くと判断を誤るため、制約も同じ比重で扱います。

あわせて、同時に追加された「Search AI制御」という設定についても触れます。この設定は操作を誤ると、自社サイトがAIの回答から消えます。触る前に必ず確認してください。

生成AIパフォーマンスレポートとは

2026年8月31日に全世界で公開

Google Search Consoleに、生成AIパフォーマンスレポートと「Search AI制御」が追加され、2026年8月31日に全世界での公開が完了しました。

これまでSearch Consoleの検索パフォーマンスに含まれていたのは、通常の検索結果での表示回数とクリック数でした。AI OverviewsやAIモードでどう扱われているかは、サイト運営者からは見えない状態が続いていました。今回の追加で、AI機能の中で自社ページが何回表示されたかを、はじめて数字で確認できるようになっています。

出典:Search Engine Roundtable「Google Search Console Generative AI Tools Now Live」(2026年9月1日)
seroundtable.com/google-search-console-generative-ai-tools-live-41984.html

なお、このレポートは2026年9月時点でベータ版として提供されています。画面上部のレポート名の横に「ベータ版」と表示されており、今後仕様が変わる可能性があります。

何が見られるのか

レポートで確認できる範囲
  • AI Overviews(AIによる概要/検索結果上部のAI回答)での表示回数
  • AIモードでの表示回数
  • 上記を、ページ別・国別・デバイス別・日付別にまとめて確認できる

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)

なお、Google Discover内のAI機能の表示回数は別のレポートです。公式ヘルプでも「生成 AI パフォーマンス レポート(Discover)」として、検索版とは別のページで案内されています。1つのレポートで検索とDiscoverをまとめて見られるわけではない点に注意してください。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(Discover)」(support.google.com/webmasters/answer/16983858)

ページ別に見られる点が実務上は大きく、「どの記事がAIに拾われているか」を特定できます。感覚ではなく、自社のどのコンテンツがAI検索の中で機能しているかを判断できるようになります。

このレポートで「分からない」こと

先に制約から確認します。ここを誤解したまま数字を見ると、社内報告で誤った結論を出すことになります。

現時点で提供されていないもの

クリック数は提供されていません。公式ヘルプがこのレポートの指標として説明しているのは表示回数のみです。AI経由で実際にサイトへ何人来たかは、このレポートでは分かりません。

クエリ別のデータも提供されていません。公式ヘルプがまとめられる項目として挙げているのはページ・国・日付・デバイスで、クエリは含まれていません。どの質問に対して自社が表示されたのかは特定できません。

AI OverviewsとAIモードの内訳を分けて見る機能も、公式ヘルプには記載がありません。合算された数字として扱う前提で読む必要があります。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)

つまりこのレポートは、「AIに認識されているかどうか」を確認するものであって、「AI経由で何件成果が出たか」を測るものではありません。成果の測定は引き続きアクセス解析側の仕事になります。

⚠️ 「検索の生成 AI」の設定を触る前に

生成AIパフォーマンスレポートと同時に追加されたのが、自サイトをGoogleのAI機能に使わせるかどうかを決める設定です。日本語の管理画面では「検索の生成 AI」という名称で、左メニューの「設定」→「検索の生成 AI」から開けます(英語メディアでは「Search AI controls」と報じられています)。

設定は次の2択です。

Google Search Consoleの「設定」内にある「検索の生成 AI」の設定画面。サイトを生成AI機能に含めるか除外するかを選ぶラジオボタンが表示されている
「設定」→「検索の生成 AI」の画面。含めるか除外するかを選ぶ(一部を伏せています)
「検索の生成 AI」の設定項目
  • サイトのリンクとコンテンツを検索の生成 AI 機能に含める:検索の生成AI機能にサイトを表示して、サイトの認知度を最大限に高めます。リンクとして掲載されたり、AIの回答の根拠として活用されたりするようになります。
  • サイトのリンクとコンテンツを検索の生成 AI 機能から除外する:検索の生成AI機能でユーザーにサイトが表示されないようにします。これらの機能内でのリンクや、AIの回答の根拠としての活用が行われないようになります。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」(support.google.com/webmasters/answer/16908024)/Google Search Console「設定 → 検索の生成 AI」の画面表記(2026年9月時点)

⚠️ 除外すると、AI経由の表示も流入もなくなります

「除外する」を選んだ場合について、Googleは設定画面上で「これらの機能を通じて、インプレッションやトラフィックが発生することはありません」と明記しています(2026年9月時点の管理画面表記)。

「AIに勝手に使われたくない」という理由だけで除外すると、AI検索経由の露出をすべて失うことになります。集客を目的にサイトを運営している場合、設定の意味を確認せずに変更しないでください。

ただし、通常のGoogle検索への影響はありません。公式ヘルプには「この設定は、特定の検索の生成 AI 機能にお客様のコンテンツを表示するかどうかにのみ影響します。Google 検索の他の部分に影響を与えるランキングや掲載可否のシグナルとしては使用されません」と明記されています。除外しても、通常の検索結果での順位やインデックス登録が不利になることはありません。

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」(support.google.com/webmasters/answer/16908024)/Google Search Console「設定 → 検索の生成 AI」の画面表記(2026年9月時点)

なお、この設定には継承の仕組みがあります。設定画面には「管理設定の継承元」が表示され、初期状態では上位のドメインプロパティの設定を引き継ぎます。設定を変更すると、子プロパティを含むプロパティ内のすべてのページに影響します。複数のプロパティを管理している場合は、どのプロパティで変更しようとしているかを確認してから操作してください。

レポートの開き方

STEP 1

Search Consoleにログインし、対象のプロパティを選ぶ

複数サイトを管理している場合は、左上のプロパティ選択で対象サイトに切り替えます。

STEP 2

左メニューの「検索パフォーマンス」→「検索結果」を開く

「検索結果」を開くと、その下に「生成 AI」という項目が表示されます。左メニューに「生成 AI」が見当たらない場合は、「検索結果」が閉じている可能性があります。

STEP 3

「生成 AI」を選ぶ

画面上部のパンくずが「検索結果のパフォーマンス > 生成 AI 機能」に切り替わり、表示回数の推移がグラフで表示されます。こちらの直リンクからも開けます(Search Consoleにログインした状態で、対象プロパティが選択されている必要があります)。

STEP 4

「ページ」でページ別に確認する

グラフの下に「ページ」「国」「デバイス」「日」のタブが並びます。「ページ」で表示回数の多い順に並べ替えると、AIに拾われているページが特定できます。

画面の表記は、2026年9月時点の実際の管理画面で確認したものです。公式ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)にも日本語版があり、グループ化できる項目が「ページ」「国」「日付」「デバイス」である点は実画面と一致しています。なお、レポートの位置は今後変更される可能性があります。左メニューに見当たらない場合は、ヘルプの「すべてのレポートとツール」からも探してみてください。

Google Search Consoleの左メニュー。「検索パフォーマンス」→「検索結果」の下にある「生成 AI」を赤枠で示している。画面右側には生成AIパフォーマンスレポートのグラフとページ・国・デバイス・日のタブが表示されている
左メニュー「検索パフォーマンス」→「検索結果」の下に「生成 AI」が表示される(赤枠部分。数値は伏せています)

画面の名称や配置は、Google側の更新によって変わる場合があります。左メニューに見当たらない場合は、次の「レポートが表示されない場合」を確認してください。

レポートが表示されない場合

公式ヘルプでは、レポートが見当たらない理由として次の3つが挙げられています。

レポートが表示されない理由(公式ヘルプ記載)
  • 段階的な提供のため、すべてのプロパティで使えるわけではない
  • Google検索の生成AI機能での表示回数が十分にたまっていない
  • 自サイトを検索の生成AI機能から除外している

出典:Google 検索セントラル ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(support.google.com/webmasters/answer/16984139)

過去のデータは遡って見られるのか

公式ヘルプには、データの開始時期や遡及可否についての記載が確認できませんでした。ただし実際の管理画面では、レポート公開以前の期間についてもデータが表示されています(2026年9月時点の確認では、過去3か月分のグラフが表示されました)。

どこまで遡れるかはプロパティによって異なる可能性があるため、実際の表示範囲はご自身の画面でご確認ください。

数字をどう読むか

表示回数がゼロに近い場合

AIに認識されていない可能性があります。ただし、扱っているテーマによってはAI Overviewsがそもそも出にくい領域もあるため、ゼロ=問題とは限りません。

参考として、AI Overviewの出現率は76.9%という調査があります(Itera・日本語クエリ・30カテゴリ1,459クエリ・調査期間2026年7月/2026年8月5日発表)。多くの検索でAIによる回答が表示される状況にはなっています。

特定のページだけ表示回数が多い場合

そのページの構成が、AIにとって引用しやすい形になっていると考えられます。見出しの立て方、結論の位置、FAQの有無などを確認し、他の記事へ横展開する材料にできます。

通常の検索順位と比べる

検索順位は高いのにAIでの表示回数が少ないページは、順位はあるがAIには選ばれていない状態です。逆に、順位が低いのにAIでの表示回数があるページもあります。両者は別の評価軸として動いていると考えたほうが実態に近くなります。

あわせて押さえておきたい前提
  • AI Overviewが表示されたときのゼロクリック率は55.6%と推定されている(Itera・日本語クエリ・30カテゴリ1,459クエリ・調査期間2026年7月/2026年8月5日発表)。実測値ではなく、検索結果画面の占有状況から算出された推定値である点に注意してください
  • ChatGPT・Copilot・Gemini・Perplexityからの流入は、キーイベント(購入・登録など、重要と設定した行動)の発生率が通常の検索結果からの流入の1.5倍だったという分析がある(Brainlabs・広告主54社・2025年1月〜2026年4月)。これはGoogleのAI OverviewsやAIモードとは別の経路の数字であり、このレポートに出てくる表示回数とは対象が異なります

クリックされる回数自体は減っていく一方で、AI経由でたどり着いた人は検討が進んだ状態で訪問している、という見方ができます。表示回数が少なくても、質の面では意味がある可能性があります。

よくある質問

Q1. 生成AIパフォーマンスレポートの利用に費用はかかりますか?

かかりません。Google Search Consoleの標準機能として提供されており、追加の契約や課金は不要です。Search Consoleを利用できる状態であれば、そのまま確認できます。

Q2. AI経由で何件の問い合わせがあったかは分かりますか?

このレポートでは分かりません。クリック数が提供されていないため、成果の測定はアクセス解析ツール側で行う必要があります。レポートで確認できるのは、AI機能の中で自社ページが表示された回数です。

Q3. どの質問で自社が表示されたのか知りたいのですが

クエリ別のデータは提供されていません。現時点では、実際にAI検索へ想定質問を入力して確認する方法しかありません。AIの回答は毎回つくり直されるため、1回の結果ではなく、同じ質問を複数回試した出現率で見ることをおすすめします。

Q4. 「検索の生成 AI」で除外したほうがよいですか?

日本語の管理画面では「設定」→「検索の生成 AI」から設定できます。「除外する」を選ぶと、Googleの設定画面の説明どおり、検索の生成AI機能でサイトが表示されなくなり、インプレッションやトラフィックも得られなくなります。集客が目的の場合はおすすめしません。

まとめ

生成AIパフォーマンスレポートによって、AI検索での自社の見え方をはじめて数字で確認できるようになりました。要点を整理します。

  • 2026年8月31日に全世界で公開完了。Search Consoleの標準機能で、費用はかからない
  • AI Overviews・AIモードでの表示回数を、ページ別・国別・デバイス別・日付別に確認できる(Discover内のAI機能は別レポート)
  • クリック数・クエリ別・AI OverviewsとAIモードの内訳は提供されていない
  • 「設定」→「検索の生成 AI」で除外すると、AI機能でのサイト表示・インプレッション・トラフィックが得られなくなる
  • 順位とAIでの表示は別の軸として動く。両方を見て判断する

まずは自社のどのページが拾われているかを確認するところから始めてください。数字が見えるようになったこと自体が、これまでとの大きな違いです。

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本記事の出典
  • 生成 AI パフォーマンス レポート(検索)の開き方・確認できる指標・表示されない理由:Google 検索セントラル ヘルプ/support.google.com/webmasters/answer/16984139
  • 生成 AI パフォーマンス レポート(Discover)が別レポートである点:Google 検索セントラル ヘルプ/support.google.com/webmasters/answer/16983858
  • 「検索の生成 AI」設定の内容・除外した場合の影響・通常の検索への影響がない点:Google 検索セントラル ヘルプ「検索の生成 AI 設定」/support.google.com/webmasters/answer/16908024
  • Search Engine Roundtable「Google Search Console Generative AI Tools Now Live」(2026年9月1日)/seroundtable.com/google-search-console-generative-ai-tools-live-41984.html
  • AI Overview出現率76.9%(実測)・AI Overview表示時のゼロクリック率55.6%(推定値):株式会社Itera「2026年7月 LLMOトレンドレポート」/日本語クエリ・30カテゴリ・1,459クエリ/調査期間2026年7月・2026年8月5日発表/prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000177930.html
  • ChatGPT・Copilot・Gemini・Perplexity経由の流入におけるキーイベント発生率が通常の検索結果からの流入の1.5倍:Brainlabs/広告主54社・2025年1月〜2026年4月/Digiday「In Graphic Detail: How AI search has impacted the web traffic of over 50 advertisers」(2026年8月25日)/digiday.com/marketing/in-graphic-detail-how-ai-search-has-impacted-the-web-traffic-of-over-50-advertisers/
長澤 充紀

長澤 充紀

株式会社トリニアス入社後、MEOコンサルタントとして、店舗・企業の集客支援やGoogleビジネスプロフィールの運用改善に従事。 現在は、マーケティング領域における自社サービスの責任者として、AI検索最適化サービス「LLMO prime」の企画・運営を担当しています。 主な取り組みとして、フィリップ・コトラー氏が提唱した「5Aモデル」をベースに、MEOによるマップ検索とLLMによるAI検索を掛け合わせた、AI時代の新たな購買行動モデル「AIMA5(アイマファイブ)」を発案。LLMO primeのサービス設計やコンテンツ戦略に活用しています。 MEO・SEO・LLMOを横断した知見を生かし、検索行動が大きく変化するAI時代において、企業や店舗が継続的に「見つけられ、比較され、選ばれる」ためのマーケティング支援に取り組んでいます。

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