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「“幼稚園”という言葉を知らない時代に」──時代の変化とともに情報発信の重要性を再確認

少子化や共働き世帯の増加、ライフスタイルの多様化により、幼児教育を取り巻く環境は急速に変化しています。
今回取材に応じてくれたのは、千葉県で認定こども園を運営する梅乃園幼稚園様。
InstagramやMEO対策といったWebマーケティングを導入した背景や、見えてきた課題、今後の展望についてお話を伺いました。

「“幼稚園”という言葉を知らない人が増えているという衝撃」

― まず、InstagramやMEO(Googleマップ最適化)を導入しようと思ったきっかけについて教えていただけますか?

園長様:
「そうですね、一番大きかったのは“幼稚園”という言葉自体が若い世代の間でマイナーになってきているという現実です。保育園は毎年のように新設されている一方で、幼稚園児の数は減少の一途。千葉市では毎年500人ほど減っている状況です。
さらに、中国から来た保護者の方の中には「子どもを預ける施設=保育園」という認識しかない方もいて、「幼稚園って何?」と聞かれることもあるんです。それを聞いた時に「これは相当深刻だな」と感じましたね。」

それは少し意外ですね…。

園長様:
「はい。20年前とはまったく違います。さらに言うと、幼稚園は“幼稚園教諭”、保育園は“保育士”という違いもあまり認識されていない。そうした基本的な情報ですら、若い世代には伝わっていないと感じました。」

「Web施策が届いていなかった現実と説明会の来場者減」

― MEO・ Instagram導入以前に行っていたWeb施策は何かありましたか?

園長様:
「一応、ホームページとInstagramアカウントはありましたが、Instagramはほぼ手をつけていない状態で、本当に“アカウントがあるだけ”といったレベルでした。Googleアナリティクスを使ってアクセス数を見てはいたものの、あくまで確認程度でしたね。
一番の転機は、毎年開催していた入園説明会に人が集まらなくなったことです。それまでは定員の7割以上が説明会経由で来ていたのに、ある年から一気に来場者が減ってしまった。「これはいよいよ情報が届いていない」と危機感を覚えました。」

「InstagramやMEO導入で“見てます”の声も。でもまだ浸透途上」

― MEOやInstagram導入後、反響や変化はありましたか?

園長様:
「「見てます」と言ってくださる方もいて、効果は少しずつ出ていると感じます。ただ、まだ“浸透してきた”とは言えないですね。保護者に「Instagramやってますよ」と伝えると「そうなんですか?」という反応なので、もっと継続的に発信をしていく必要があると思っています。」

「すでに園児は定員に達している—次のステップは“課外活動の参加率”」

― では、今後求めている成果や目標についてお聞かせください。

園長様:
「現在、園児数としては定員までしっかり集まっているので、入園者数そのものを追いかけるフェーズはひとまずクリアしています。今後は“課外活動”への参加率をもっと上げたいと思っています。
うちでは「コアラーニング」や「コアトレ」などの課外活動をやっているのですが、これをもっと積極的に知ってもらって、入園前から「楽しみにしてます」と言ってもらえるようになれば嬉しいですね。」

「製作者さんの文章、まるで自分が書いたみたいで驚きました(笑)」

― 弊社の対策内容の中で、特に印象に残っている点などはありますか?

園長様:
「Instagramの画像編集と文章ですね。特にコンテンツ製作者さんの書いた文章が「これ、自分で書いたっけ?」って思うくらい自然で、すごく驚きました(笑)。あれは期待を超えてきましたね。」

「知名度とブランディング、それがすべての起点になる」

― 最後に、InstagramやMEO運用を通じて最終的に目指していることを教えてください。

園長様:
「やはり「知名度」と「ブランディング」ですね。そこがしっかり構築できれば、園児募集も課外活動も、すべてが連動して良いサイクルになると思います。
今の時代、“良い施設がある”というだけでは選ばれません。しっかりと“知ってもらう”ための情報発信を今後も続けていきたいと思っています。」

担当者からのコメント

言葉や制度の“常識”が時代とともに変化する中で、地域の教育機関が果たすべき役割もまた進化しています。今回のお話からは、現場の危機感と、それに真摯に向き合おうとする姿勢が強く伝わってきました。InstagramやMEO対策といった“今どきの施策”も、真の目的は「必要な人に必要な情報を届ける」こと。その本質を見失わない取り組みに、これからも注目していきたいです。

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井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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