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飲食店がMEO対策で集客できる理由とは?MEOの始め方や施策内容も解説

コロナ禍の影響で飲食店にとって苦境が続く中、何とかして集客につなげたい、売上をアップさせたいと考える経営者の方は多いのではないでしょうか。
しかし、いざ集客対策に取り組もうとしても「どんな方法がいいのかわからない」「グルメサイトへの掲載は料金が高いからなるべく避けたい」と悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
そのような方におすすめの集客方法が「MEO対策」です。

本記事では飲食店にMEO対策が必要な理由について詳しく解説します。
飲食店がMEO対策で成果を上げるためのポイントや注意点も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもMEO対策とは?

MEO対策とはマップエンジン最適化(Map Engine Optimization)を意味する言葉で、つまりマップエンジンである「Googleマップ」において集客を目指す対策を指します。
具体的には、Googleビジネスプロフィールという無料のツールを利用してさらなる集客を目指すのがMEO対策です。

どのように集客するのかというと、Googleでユーザーが検索するであろう「地域名+業種」で構成されたキーワードで検索結果の上位に表示されるようにします。
もう少し深堀りすると、例えばあなたの店舗が新宿にあるフレンチレストランだとしましょう。そして、新宿を訪れたある人は夕食にフランス料理を食べたいと考えています。周辺の店舗に詳しくないこの人は、Googleで「新宿 フランス料理」「新宿 フレンチレストラン」といったキーワードで調べ、検索結果で上位表示された店舗に向かいました。

つまりMEO対策とは、この「新宿 フランス料理」「新宿 フレンチレストラン」といった「地域名+業種」のキーワードで検索された時にユーザーの目に付きやすい「上位表示の店舗」を目指すことです。

MEO対策とSEO対策の違いは?

Web集客の方法を調べていると、似たような言葉の「SEO対策」というものを頻繁に見かけるので「MEO対策と何が違うのだろう」と疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
MEO対策はGoogleビジネスプロフィールの上位表示を目指すのに対して、SEO対策は主にGoogle検索においてWebサイトの上位表示を目指す対策です。

つまりMEO対策とSEO対策は上位表示を目指す対象が異なります。

飲食店にMEO対策が必要な理由

では、なぜ飲食店にとってMEO対策は必要なのでしょうか。
その理由は以下の通りです。

  • グルメサイトより低価格で集客できる
  • グルメサイトよりも目立つ位置に表示される
  • 飲食店探しにGoogleが最も利用されている
  • 競合が少ない

それでは、それぞれについて解説していきます。

グルメサイトより低価格で集客できる

MEO対策はグルメサイトよりも低価格で集客効果を期待できます。
グルメサイトとは、地域の飲食店や様々なグルメ情報をまとめた「食べログ」「ぐるなび」のようなWebサイトのことです。
こういったグルメサイトに店舗情報を掲載する場合は、基本的に月額数万〜数十万円程度の料金がかかる上に集客効果が保証されているわけではないので、長く支払うには厳しい金額といえるでしょう。

MEO対策では自店のGoogleビジネスプロフィールを運用すれば月額の料金は一切かかりません。
無料で集客効果を得られる可能性もあるので、なるべく低コストで集客したい方はMEO対策を検討してみましょう。

グルメサイトよりも目立つ位置に表示される

MEO対策を行うとグルメサイトよりも目立つ位置に店舗情報が表示されます。
まずはGoogleで「新宿駅 レストラン」と検索した際の以下の画像をご覧ください。

画像の赤枠部分がMEO対策で上位3位に表示されているGoogleビジネスプロフィールで、その下に表示されているのがグルメサイトなどのWebページです。
このようにユーザーが行きたい飲食店に関するキーワードで検索した時、検索結果の一番目立つ部分(ローカルパック)にGoogleビジネスプロフィールの店舗情報が表示されます。

検索した直後にユーザーの目に触れるので、ローカルパックに表示された店舗情報はクリックされる確率が圧倒的に高くなります。 そのため、グルメサイトよりも高い集客効果が明確に期待できます。

飲食店探しにGoogleが最も利用されている

飲食店にとってMEO対策が重要な理由の3つ目は、飲食店を探す人のほとんどがGoogleを利用していることです。

一般的に飲食店を探す方法として、SNSやグルメサイト、知人経由の情報などが挙げられます。
しかし、その中で最もGoogleを利用している人が多いということが、株式会社TableCheckが2022年に行なった調査で判明しました。
このことから、利用者数が多いGoogleにおいて自店舗の上位表示を目指すのは、さらなる集客効果が期待できるでしょう。

競合が少ない

4つ目の理由は、MEO対策はグルメサイトやSEO対策と比べて競合が少ないことです。

MEO対策は「地域名+業種」で検索したユーザーを集客することを目的とした施策なので、競合となりうるのは自店舗の周辺に点在するわずかな飲食店のみです。
一方のSEO対策は、周辺地域のみならず国内の企業や店舗、個人が運営する膨大な数のWebサイトが競合相手となります。
その中で上位表示を勝ち取るのは、SEO対策に精通したプロの業者でさえ至難の業と言えるでしょう。

また、グルメサイトは地域を限定して店舗情報を表示できるものの、掲載料金を多く支払った店舗が優先して上位表示される仕組みになっています。
そのため、より多くの料金を支払わないと他の店舗情報に埋もれてしまうのです。
さらに、MEO対策はそれらの集客方法と比べて、さほど認知度は高くありません。
まだ本格的に取り組んでいる店舗が少ないので、競合が少なく、今からMEO対策を始めても十分な集客効果が見込めるでしょう。

飲食店におけるMEO対策の始め方

MEO対策を始めるには、まずGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。

Googleビジネスプロフィールは、既にGoogleアカウントをお持ちならすぐに登録・集客を開始できます。
ビジネスを始めるには「オーナー確認」の手続きが必要になりますので、忘れずに行いましょう。
また、こちらの動画でも、Googleビジネスプロフィールの登録方法について解説しています。文章を読むのが苦手な方や音声を聴きながら登録作業を進めたい方は、ぜひご参考ください。

Googleビジネスプロフィールの作成の詳しい方法についてはこちらの記事をご参照ください。

飲食店がMEO対策で集客するための施策内容

MEO対策は飲食店と相性の良い集客方法ですが、ここで紹介する「飲食店がMEO対策で成果を上げるためのポイント」を実践し、着実に店舗集客へとつなげましょう。
具体的な内容は以下の通りです。

  • ビジネス名を設定する
  • ビジネスカテゴリを設定する
  • ビジネスの説明を記載する
  • 正しい所在地を登録する
  • 営業時間を設定する
  • メニューを登録する
  • 店内やメニューの写真を掲載する
  • オンライン予約機能を活用する
  • 口コミを管理する

それでは、それぞれについて解説していきます。

ビジネス名を設定する

まずはビジネス名を設定しましょう。
Googleビジネスプロフィールは適切なビジネス名を設定することが大事です。

ここで入力したものが実際にGoogle検索やGoogleマップで表示される店舗名なので、お店を探すユーザーの混乱を招かないように、「誤字・脱字」「英語の大文字・小文字」「半角・全角」などの表記に注意しましょう。

ただし、ビジネスの名前に地名やサービス名などのキーワードを入れることは、ガイドラインで明確に禁止されています。
例えば、「洋食レストラン〇〇『安い ランチ』」「居酒屋〇〇『個室 焼き鳥』」のようなものを示します。
ビジネス名は、看板などに表記されているものと同様の「正式名称」を設定しましょう。
なお、登録したい店舗の名前を入力した時に、以下の画像のように同一の店舗の名前と住所が候補として表示されることがあります。

もし、これが登録したい店舗と一致していた場合は候補を選択して、Googleビジネスプロフィールのオーナー権限の取得を行いましょう。

ビジネスカテゴリを設定する

2つ目はビジネスカテゴリを設定しましょう。

もっとも自社に近いと思われるメインカテゴリとして設定します。
ビジネスカテゴリとは、「カフェ」「レストラン」「美容室」といった分類のことです。
入力するとカテゴリの候補が表示されるので、Googleビジネスプロフィールに登録したい店舗に最も近いものを選択しましょう。

カテゴリの詳細についてはこちらの記事をご参照ください。

ビジネスの説明を記載する

3つ目は、自店のビジネスの説明を記載しましょう。
Googleビジネスプロフィールには自店の説明を入力する欄があります。
弊社・株式会社トリニアスの説明文を例としてご覧ください。

このようにどんなお店なのかわかるように概要を記載しましょう。具体的には取扱商品やメニュー、サービス内容などを入力します。
また、実際のGoogleビジネスプロフィールの説明文は改行されない仕組みになっていますので、括弧や文字の装飾などを使い、読みやすい説明文を書いてみましょう。

Googleビジネスプロフィールの説明文についてはこちらの記事もご参照ください。

正しい所在地を登録する

4つ目は、正しい所在地を登録しましょう。

実際の来店につなげるためには正しい住所の登録が不可欠です。
なぜなら、住所が古いままだと、実際に来店しようとしてくれたユーザーに不信感を与えてしまうからです。
大事な顧客を取りこぼさないためにも、住所は正しく、最新のものを登録しましょう。

営業時間を設定する

5つ目は正しい営業時間を設定しましょう。
前述した住所の項目でも述べましたが、機会損失をふせぐためにも、正確な営業時間を設定しましょう。
特にランチなど時間限定のサービスを提供する場合は、「ほかの営業時間を追加」で設定しておきましょう。
また、お盆や大型連休などでいつもと違う営業時間になる場合は、「特別営業時間」も登録しておくと良いでしょう。

メニューを登録する

6つ目はメニューを登録しましょう。
Googleビジネスプロフィールのメニュー機能は、自店舗のメニューの詳細を文章のみで掲載できる機能です。

自店の看板メニューはもちろん、サイドメニューなどできるだけたくさんのメニューを登録しましょう。
また、季節限定のメニューなどを登録すれば、四季を意識した商品を提供しているサービスの行き届いた店舗だと好感を持たれやすくなります。

店内やメニューの写真を掲載する

7つ目は店内やメニューの写真を掲載しましょう。
明るい店内の詳細や美味しそうな料理の写真、スタッフの笑顔の写真などを掲載すれば、初めて訪れるユーザーに安心感を与えられます。そして、Googleビジネスプロフィールからお問い合わせが増え、実際の来店へと繋がりやすくなります。
Googleでは写真をたくさん掲載している店舗は上位表示しやすい仕組みになっているので、ぜひ活用してみてください。

Googleビジネスプロフィールの写真機能についてはこちらの記事もご参照ください。

オンライン予約機能を活用する

8つ目はオンライン予約機能を活用しましょう。
Googleビジネスプロフィールにはオンラインで予約できる機能が備わっています。
オンライン予約は電話が苦手というユーザーでも使いやすく、昨今の需要が高まっている機能ですので積極的に活用していきましょう。

Googleビジネスプロフィールの予約機能についてはこちらの記事もご参照ください。

口コミを管理する

9つ目は口コミを管理しましょう。
MEO対策において口コミの管理は最も重要な要素といってもいいでしょう。

例えば、Googleで「新宿 レストラン ランチ」と検索すると以下の画像のような結果が表示されます。

画像の赤枠内が実際に来店したユーザーからの口コミで、その中の「ランチ」という単語が太字になっています。
これはユーザーが「ランチ」を含む内容を口コミで投稿し、これらの店舗は「新宿 レストラン『ランチ』」のキーワードで上位表示されています。

口コミの数をたくさん集めるのももちろん大事ですが、投稿された口コミ全てに丁寧に返信すれば、そのやりとりを読んだ他のユーザーが自店に興味を持って実際に足を運んでくれる可能性が高まります。

口コミの集め方についてはこちらの記事もご参照ください。

飲食店におけるMEO対策の注意点

MEO対策は自店ですぐに運用できる一方で、意図せずGoogleビジネスプロフィールのガイドラインに違反してしまうことも少なくありません。
ガイドラインに違反するとGoogleビジネスプロフィールの利用停止やアカウント削除など重いペナルティが課せられるおそれがあります。

そうならないために本章で紹介するMEO対策の注意点を確認しておきましょう。
具体的には以下の通りです。

  • 競合店舗を貶める行為をしない
  • 口コミの見返りに特典を渡さない

それでは、それぞれについて解説していきます。

競合店舗を貶める行為をしない

Googleビジネスプロフィールのガイドラインでは、競合店舗を貶める行為を禁止しています。
正確には「競合店舗を貶める」という文言ではなく、ガイドライン中の「不実表示」がそれに該当します。
具体的な内容は「競合店舗の評判を下げる内容の口コミをする」「競合店舗のGoogleビジネスプロフィールに無関係な写真を追加する」など、明確な悪意のあるいたずら行為です。

競合店舗よりもたくさん集客したい、売上アップしたいと願う気持ちは、店舗経営者であれば誰しもあります。その気持ちをMEO対策や店舗のサービス向上に努めるなど正しい方法に向けてみましょう。

Googleビジネスプロフィールのガイドラインについてはこちらの記事もご参照ください。

口コミの見返りに特典を提供しない

飲食店で最も注意しなければいけないことは、Googleビジネスプロフィールの口コミへの見返りに特典を渡してはいけないということです。
口コミはMEO対策において重要、と聞くと「それならクーポン券などと引き換えに良い内容の口コミをしてもらえばいいのでは」と考える人もいらっしゃるでしょう。
しかし、Googleは常に平等な情報提供を呼びかけているので、特典を条件にユーザーから口コミをしてもらう、また良い評価の口コミをしてもらう行為を全面的に禁止しています。
特典に該当するものは「現金」「金券」「ギフト券」「クーポン券」などです。

口コミを増やすことは確かに重要ですが、親切で丁寧なサービスを提供し、正しい方法で口コミを増やすことを心がけましょう。

口コミの依頼方法ついてはこちらの記事もご参照ください。

MEO対策は代行業者にまかせるのもひとつの手段

ここまで飲食店におけるMEO対策の重要性を解説してきましたが、店舗によってMEO対策に費やせる予算や人員、時間の確保が難しいという事業者の方もいらっしゃるでしょう。
そういった時はMEO対策を代行業者に委託するのもひとつの手段です。

MEO対策代行業者とは、店舗や企業に代わってGoogleビジネスプロフィールを運用し、希望に沿った的確な施策によってGoogleマップへの上位表示へと導く業者のことです。
代行業者に委託することによって店舗の通常業務に専念できるようになります。

しかし業者に委託するとなると気になるのはやはり料金です。弊社・株式会社トリニアスが提供している運用代行サービスでは月額約3万円となっております。
ただし、弊社は「成果報酬型」の料金プランを採用しているので、依頼後、万が一Googleマップに上位表示できなかった際には一切料金がかかりません。

効果が見込めなくても実質無料で代行業者を試せるので、ご興味のある方は弊社までお気軽にお問い合わせください。

飲食店MEO対策のまとめ

今回は飲食店のMEO対策について解説しました。
MEO対策は費用をかけずに売上を伸ばしたいという飲食店にとって欠かせない集客方法です。
ほかの方法と比べても競合が少なく、今から本格的にMEO対策に取り組んでも十分に効果を得られる可能性が高いです。
ぜひ、本記事を参考に、今すぐMEO対策を始めましょう。

もし自店舗でMEO対策をやるべきか悩んでいる、人員やコストに不安があるという方は、ぜひ弊社・株式会社トリニアスが提供するMEO対策提供代行サービス「MEOprime」がおすすめです。
MEOprime」では以下のサービスを提供しています。

  • Googleビジネスプロフィールの最適化:店舗情報の充実化や写真の掲載、口コミ対応など、基本的な設定から高度な最適化までサポートします。
  • キーワード選定と対策:地域名や業種に合わせたキーワードを選定し、効果的な対策を行います。 分析ツールの提供:Googleビジネスプロフィールのインサイト機能を活用し、検索数やアクセス数、ユーザーの行動を詳細に分析します。
  • ノウハウの提供:MEO対策の最新トレンドや成功事例を基に、効果的な集客方法をお伝えします。

このように「MEOprime」は、特に集客に悩む飲食店の経営者の方々に最適です。
ポータルサイトの高額な手数料に悩むことなく、低コストで効果的な集客を実現できます。今すぐ「MEOprime」を導入し、Googleマップでの上位表示を目指して、店舗の集客力を飛躍的に向上させましょう。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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