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Instagramで学校の広報をする方法│成功させるコツや活用事例も紹介

2022.10.21

これまで学校の広報といえばホームページや学校要覧などが一般的でしたが、近年はスマートフォンの普及にともなってSNSを活用する方法が注目を集めています。

なかでも若年層に人気のInstagram(インスタグラム)で学校の魅力をアピールして、学生の確保につなげたいと考える方も多いのではないでしょうか。

その一方で「そもそもSNSを利用したことがない」「Instagramは利用したことがあるけど、どうやって学校の広報をすれば良いかわからない」など、悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、Instagramで学校の広報をする具体的な方法について詳しく解説します。

成功させるコツや実際に学校が活用している事例も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもInstagram(インスタグラム)とは?

Instagramはメタ社が運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、日本国内での月間利用者数は3,300万人超の規模を誇ります。

最大の特徴は画像や動画がメインという点で、被写体のおしゃれさや美しさを追求した「インスタ映え」という単語が流行するほどこれらのクオリティが重要視されています。

学校で利用する場合は、おしゃれなスペースのある大学やデザイン系の専門学校など文章では伝えにくい魅力がある学校におすすめです。

また、Instagramは特に10~20代女性の利用者が多いこともあり、女子校や美容・アパレル系専門学校など若年層の女性がターゲットの学校との相性も良いSNSです。

Instagramで学校の広報をする前の準備

Instagramで学校の広報をする前に、以下の3つの準備をしておきましょう。

  • アカウントを作成する
  • プロアカウントへ切り替える
  • プロフィールを編集する

アカウントを作成する

まずは学校で運用するInstagramのアカウントを作成しましょう。

手順は以下の通りです。

  • Instagramのアプリ(iOSAndroid)をダウンロードする
  • 「メールアドレスか電話番号で登録」をタップして、入力する
  • 認証コードを受け取り後、入力する
  • 名前とパスワードを設定する
  • 誕生日を入力する
  • ユーザーネームを設定する
  • 連絡先の同期を設定する
  • プロフィール画像を設定する
  • フォロー設定をする(スキップ可)

以上でアカウントの作成は完了です。

プロアカウントに切り替える

Instagramのアカウントの作成が完了したら、プロアカウントに切り替えましょう。

Instagramのプロアカウントは通常のアカウントとは異なり、集客や宣伝、アクセス分析などビジネス向けの機能が利用できます

その上、通常のアカウントを作成していれば誰でも無料で切り替えられるので、学校の広報をはじめ、ビジネス目的で利用するならプロアカウントがおすすめです。

以下の手順でさっそくプロアカウントに切り替えてみましょう。

  • Instagramのアカウントにログインする
  • プロフィール画面右上の「3本線マーク」をタップする
  • 「設定」をタップする
  • 「アカウント」をタップする
  • 「プロアカウントに切り替える」をタップする
  • ヒント画面下の「次へ」を4回タップする
  • 「学校」「教育」など該当するカテゴリを選択する(表示されていない場合は検索する)
  • ビジネスアカウントを選択する
  • 連絡先情報を入力する(スキップ可)
  • Facebookとリンクする(スキップ可)

以上で、Instagramの通常アカウントからプロアカウントへの切り替えは完了です。

プロフィールを編集する

Instagramのプロフィールは、アカウントの存在そのものや発信する情報の内容をユーザーに知ってもらうために重要な場所ですので、忘れずに編集しておきましょう。

編集できる項目とそれぞれのポイントは以下の通りです。

プロフィール画像アカウントの「顔」となるアイコン。
学校の場合は、ロゴや校舎の外観などひと目で学校名が分かる画像がおすすめ。
名前プロフィール画像の下に表示される名前。
学校の場合はほかのユーザーに分かりやすいよう、正式な学校名を設定するのがおすすめ。
(例:マケスク大学、Makesuku University など)
ユーザーネームログインにも使用するアカウントのID。ほかのユーザーが使用するものと重複できない。
ユーザーが検索する際にも使用する場合があるので、学校名を含むものが好ましい。
(例:Makesuku Univ、Makedai1972 など)
自己紹介150文字以内で入力できるアカウントの紹介文。
学校の概要や発信する内容を簡潔に記載するのがおすすめ。
(例:新宿にある〇〇の専門学校です。学校での出来事やイベント情報を随時発信していきます。)
リンク外部のウェブサイトへのリンク。
学校用ホームページのURLを入力することで、プロフィール経由でユーザーを誘導できる。

Instagramで学校の広報をする際のコツ

それでは、実際にInstagramで学校の広報をする際のコツを紹介していきます。

フィードで学校の日常やイベントの様子を伝える

Instagramのフィードとは、複数枚の画像や動画を同時に投稿できる機能です。

この機能を活用して、学校内の日常風景やイベントで白熱しているシーンなど教員・生徒にしか味わえない雰囲気を伝えましょう

実際に通信教育の大手企業であるベネッセが調査した「大学選択で重視した点」の結果では、全体の4割ほどの学生が大学を選択する上で「キャンパスライフが楽しそう」「キャンパスの雰囲気が良い」などの要素を重視していることが分かっています。

しかし、こういった様子や雰囲気はTwitterやFacebookなどのSNS、学校用ホームページの文章で表現することは難しく、読み手にも伝わりにくいものです。

フィードで画像や動画を投稿して「なんだか楽しそうな学校」「すごく雰囲気が良い学校」と、学生に認識してもらいましょう。

また、そういった雰囲気を伝えやすくする方法として、Googleストリートビュー屋内版を導入するのが効果的です。

Googleストリートビュー屋内版とは、ユーザーが実際にその場に訪れることなく、スマートフォンやパソコンを通じて教室・運動場など学校内部の様子を360°のパノラマ写真で見せられるサービスです。

導入することでユーザーがその学校に居るかのような疑似体験ができるので、「しっかり設備が整っている」「校内の雰囲気がおしゃれ」など文章や画像では伝えきれない魅力をアピールできるようになります。

実際のところ、内部の様子をくまなく伝えようと教員だけで写真や動画を撮影したり、それをホームページにアップロードするのは非常に手間がかかるものです。

ただでさえ学校の通常業務が忙しくて手一杯なのに、撮影やアップロードをしている時間なんてないという方もたくさんいらっしゃるでしょう。

弊社では、そういった一連の作業を学校に代わってサポートする「ストリートビュー撮影代行サービス」を提供しています。

興味のある方は、ぜひ一度弊社までご相談ください。

リールで臨場感を伝える

Instagramのリールは、スマートフォンの縦画面いっぱいに表示される動画を投稿・視聴できる機能です。

リールの大迫力な動画で、入学を検討している学生に臨場感あふれる体験をさせましょう。

具体的な投稿内容は「実技講習の様子」「学校・学科の紹介動画」など、画像やフィードでは魅力を伝えにくいものがおすすめです。

また、リールでは動画と一緒に任意の曲を設定し、再生させられます。

若年層で流行っている曲や動画の雰囲気に合った曲を設定することで、より一層学生の興味を引きやすくなるでしょう。

コツコツと継続して投稿する

Instagramで学校の広報をする上で、コツコツと継続して投稿することがとても重要です。

アカウントを作成して広報を始めたとしてもすぐには集客効果が出ないため、段々と投稿すること自体が苦痛になってきて断念してしまう方も多いでしょう。

しかし、アカウントは子どもや学生と同様に、時間をかけてじっくりと成長させていくものです。

そのため短期間で必死になっていずれ諦めてしまうよりも、1~2週間に1回ほどの頻度で学生にとって有益な内容を投稿し、「反響があったらラッキー」くらいのスタンスがちょうど良いのです。

そうすることで次第に投稿内容の質が高まり、アカウントのフォロワー増加・学校への問い合わせ件数の増加といった目に見える形で効果が現れるでしょう。

Instagramでの学校広報の事例

コツを理解したとしても、Instagramで学校の広報をする具体的なイメージは浮かびにくいものです。

そのため、ここからは実際にInstagramで広報をしている学校の事例を紹介します。

青山学院大学

青山学院大学は東京都渋谷区に設置されている私立大学で、公式アカウントのフォロワー数は2022年10月現在で19,000人を超えています。

このアカウントでは、満開の桜や雪景色など美しい風景と共に撮影されたキャンパスがおしゃれな雰囲気を醸し出しています。

 
 
 
 
 
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青山学院大学 / Aoyama Gakuin U.(@aoyamagakuinuniversity)がシェアした投稿

また、記念館や礼拝堂といった風情ある建物も印象的で、写真を見ただけで日本離れした異空間に居るような気分を味わえるほど。

いずれも学生が貴重な青春時代を過ごす場所としての魅力が伝わりやすく、ぜひとも参考にしてもらいたいアカウントです。

2.

大阪大学

大阪大学は大阪府吹田市に設置されている国立大学で、公式アカウントのフォロワー数は2022年10月現在で25,000人を超えています。

このアカウントは各キャンパスの紹介動画や、同校の公式マスコットキャラクターであるワニ博士のLINEスタンプ宣伝動画など、様々なリールに注力しています。

中でも学校紹介動画が印象的で、キャンパス内を駆け回るような疾走感で展開する映像は、思わず何度でも観てしまうほど魅力的です。

 
 
 
 
 
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大阪大学 (Osaka University)(@osakauniversity)がシェアした投稿

また、公式マスコットキャラクターを全面的に押し出しているところも、学校をブランディングする一つの方法として参考にしてもらいたいアカウントです。

関西医科専門学校

関西医科専門学校は大阪府大阪市に設置されている理学療法士を育成する専門学校で、公式アカウントのフォロワー数は2022年10月現在で6,179人を獲得しています。

このアカウントは学校の日常や授業風景を写したフィードが中心で、画面越しでも生徒が学校生活を楽しんでいる様子が伺えます。

そんな様子を「いかっぴー」という医科(いか)と烏賊(いか)をかけた公式マスコットキャラクターが発信する、という設定も面白い発想です。

学校というと堅いイメージがありますが、マスコットキャラクターを起用することで学生に親しみやすい印象を与え、その上ブランディングにも一役買ってくれています。

自校のイメージを変えたい、自校の象徴となるような要素が欲しいという学校に是非とも参考にしてもらいたいアカウントです。

まとめ

今回は、Instagramで学校の広報をする方法について解説しました。

Instagramで学校広報を始めること自体は難しくないものの、集客効果を出すためには正しいコツを理解してアカウントを運用することが重要です。

本記事を参考にInstagramを活用して、学校の存続に欠かせない生徒の確保を目指しましょう。

しかしながら、なにもノウハウがない状態でInstagramアカウントの運用や学校の広報をするのは困難を極めるでしょう。

ましてや、ただでさえ忙しい教育の現場でアカウントの運用や広報のために人員を確保することは、そう簡単なことではありません。

そんなときは、Instagram運用代行サービス業者に依頼するのもひとつの手段です。

Instagram運用代行サービスならアカウントの作成から運用、広報に至るまで業者が一貫しておこなうので、学校側は本来の業務に専念できます。

弊社でもInstagram運用代行サービスを提供しているので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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