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初心者に見て欲しいInstagram広告の出し方。メリットなどを簡単に解説

2021.11.23

Instagramを見ていると、必ずといって良いほど目に入るInstagram広告。
ビジュアルが洗練されてるものはユーザーの印象に残りやすいため、商品やサービスのアピールに適した広告です。

個人でも運用ができるとあって、今なおInstagram広告を開始する企業は後を絶ちません。

しかし、「本当に個人で始められるの?」「導入の手順が複雑そう」「どの広告が良いのか分からない」など様々な理由で導入に踏み切れない方も多くいらっしゃると思います。

そこで今回は「Instagram広告の出し方」をテーマにして、広告のメリットや導入方法、効果を上げやすい広告出稿のコツをご紹介していきます。

読んだ方にとっての助け舟になるような記事になれば幸いです。

Instagram広告って何?

Meta Platforms, Inc.が運営するSNS「Instagram」。

写真や動画をオシャレに加工することが可能で、2015年頃からじわじわとユーザー数を伸ばしていきました。

そんなInstagramに動画や写真を用いて広告を差し込めるのが「Instagram広告」です。

Instagram広告を利用すれば、多くのユーザー達のタイムラインの中に広告を出稿することが出来て、自身の商品やサービスの情報を届けられます。

またそれ以外にも大きなメリットがありますので、次章で詳しくご紹介致します。

Instagram広告のメリット

大きく分けて3つのメリットが上げられます。
どのメリットもこれからビジネスを行う上で重要な要素となっております。

費用が安く設定できる

まず初めにメリットとして挙げたいのは、導入する際の費用が安く設定できる点です。
一日1$から出稿出来るため、日本円にすると最低1日107円(2021年時点)からスタートが可能で、広告の運用実績を見て気軽に設定を変えることができます。

設定した広告費を超えない程度に広告を出稿できるこの要素は、今までの広告媒体(TVCM、新聞広告など)には無い要素です。

写真や動画で視覚的にアピールができる

Instagram広告は、より視覚的に商品やサービスをPRできます。

詳しくは後ほど解説しますが、Instagramにはストーリーズやフィード投稿といった数多くの投稿方法があります。
どの投稿でも目を引くのは、動画や写真を駆使した視覚的に訴えてくるものです。

投稿の工夫次第ではユーザーたちの大きな共感を集めてバズる(注目を集める)ことも不可能ではありません。

どのような投稿が注目を集めやすいかは、他のユーザーの投稿を参考にして創意工夫してみましょう。

幅広いユーザーに届けられる

Instagram広告は、幅広いユーザーに自身の広告を届けられます。

スマートフォンの普及率が高くなることでSNSの利用者もじわじわと増えてきました。
Instagramのユーザー数は、2019年時点で3,300万人以上とFacebook社が発表しています。
Instagramは男女問わず幅広い年齢層が利用しているため、狙ったターゲット層に届けることが可能です。

また、先ほども紹介した通りバズることが出来れば、より多くのユーザーがInstagram広告を目にして、新たなターゲット層が出現する可能性も出てきます。

以上、Instagram広告のメリットを3つご紹介しました。

  1. 費用を安く設定できる。
  2. 写真や動画で視覚的にPRができる。
  3. 幅広いユーザーに商品・サービスを届けられる。

では実際にどのように広告を出稿出来るのでしょうか。
次章で、Instagram広告の種類をご紹介させて頂きます。

Instagram広告の種類

Instagram広告は以下の6種類があります。

  1. 写真広告
  2. 動画広告
  3. カルーセル広告
  4. ストーリーズ広告
  5. コレクション広告
  6. 発見タブ広告

各広告の仕様や効果について解説いたします。

写真広告

一般的なフィード投稿を用いた方法です。
文字とテキストで画面に表示されユーザーのタイムライン上に並びます。

投稿する際に注意すべきことは、ユーザーの知人の投稿などと同じ画面に表示されるのでユーザー達が広告を気にせず流し見してしまうこと。

ですので、写真広告を出す場合には目を引きやすい画像を使用することをおすすめします。

動画広告

最大120秒の動画素材と一緒にテキストを投稿する方法です。
写真投稿と同じくユーザーのタイムラインに並び表示されます。

タイムライン上に動きを加えられるので、ユーザーの興味を搔き立てることが可能です。
120秒と短い尺の中で、しっかりと魅力が伝わる映像が必要になってきます。

カルーセル広告

複数の写真や動画をテキストと一緒に投稿できる広告出稿方法です。

タイムラインに表示されるあなたの広告をユーザーがタップすることで、画面に大きく広告が表示され、スワイプすることで次の写真や動画に切り替わります。

一つの広告枠で複数の商品やサービスを紹介できたり、おすすめしたい商品やサービスを多方面から案内できるので、目玉商品やサービスがある店舗におすすめの広告となっております。

ストーリーズ広告

Instagramのストーリーズに広告を載せる方法です。
Instagramのストーリーズ投稿は、スマートフォンの全画面に表示されます。

フィード投稿の正方形とは違うため、縦長の長方形で見やすい文字や画像、動画にすることがポイントです。

またストーリーズは、投稿画面下からサイトへ変移出来るため、広告からの流入も見込めます。

Meta Platforms, Inc.が2019年に発表した情報から、Instagramを毎日使う7割のユーザーがストーリーズを閲覧しているということが判明しました。

以上の情報を踏まえるとストーリーズ広告は、Instagram広告を多くのユーザーに届けるのに適した広告と考えられます。

コレクション広告

コレクション広告は、メインの画像や動画の下に、複数の商品画像を表示出来ます。
クリックのみで商品購入ページに移動できるため、通販やECサイトを行っている店舗に向いています。

コレクション広告は、メインの画像でどれだけユーザーの興味が引けるかがポイントです。

発見タブ広告

Instagramの発見タブを利用した広告出稿方法です。

発見タブとはユーザーの興味、指向を分析してよりおすすめのコンテンツを見せるという機能で、発見タブを利用することで興味を持ちそうなユーザーに広告を見せられます。

総務省が調べた「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では、Instagramは20代~30代の若い世代にかけて使用率が高いことがわかりました。

ですので、トレンドを意識したファッションブランドやインスタ映えを狙えるコンセプトカフェなど、より多くの若者を引き込みたい店舗は検索タブ広告を利用した方が新たな顧客を獲得できる可能性が高まるでしょう。

Instagram広告の追加機能

Instagram広告にはいくつか追加機能があります。

なかでもユーザーに直接問いかける「アンケート機能」と、広告からそのままショッピングサイトへアクセスできる「ショッピング広告」は大変便利なものとなっています。

お客様の流入を上げたい場合には覚えておきたい機能です。

Instagram広告の出し方

ここからはInstagram広告の出し方についてご紹介します。
Instagram広告に必要なものは以下です。

  • Facebookページ(Facebookアカウントが必要)
  • Instagramアカウント
  • Instagram広告配信用の画像・動画
  • 支払い用クレジットカード

以上が準備できたら、さっそく導入を進めていきましょう。

※FacebookとInstagramのアカウントを持ってない場合は、下記からご登録しましょう。

Facebookに登録
Instagramに登録

ステップ1 FacebookアカウントとInstagramアカウントを連結

FacebookアカウントとInstagramアカウントを連結させます。

手順は簡単で、Facebookのアカウントページの設定からInstagramを選択し、
自身のアカウント名を入力していけばアカウント連携が完了します。

Facebookのアカウント連携はアプリからは行えないので、WEB上から変更しましょう。

Instagramの方でも同様に設定からFacebookを選択し、自身のアカウント名を入力してログインします。

この手順を終わらすと、連携が完了となります。

ステップ2 Facebookビジネスマネージャを作成

次にInstagram広告とFacebook広告の運用に必要不可欠なFacebookビジネスマネージャを作成します。

以下のページからFacebookビジネスマネージャを作成し、Facebookアカウントを追加します。

Facebookビジネスマネージャ

これで広告作成の準備は完了できました。

ステップ3 広告キャンペーンの作成

ビジネスマネージャから広告を作成していきます。

まずはキャンペーンの作成を選択。
次に広告の目的を問われます。

選択出来る項目は下記になります。

  • ブランドの認知度アップ
  • リーチ(多くのユーザーに配信したい)
  • トラフィック(目的のページにアクセスさせたい)
  • エンゲージメント(いいねやシェアなどのリアクションが欲しい)
  • アプリのインストール
  • 動画の再生回数のアップ
  • リード獲得(見込み客を増やしたい)
  • メッセージ(ユーザーとのコミュニケーションを図りたい)
  • コンバージョン(商品の購入、問い合わせの獲得の増大)
  • カタログ販売
  • 来店数の増加

多くの場合はトラフィックか、コンバージョンになるとは思いますが、自身の店舗に合わせて選択してみてください。

ステップ4 広告の詳細な設定

次に広告の詳細設定を行います。
ここで決めなければならないのは、「オーディエンス」「広告の配置」「予算」です。

・オーディエンス

自身の広告を誰に届けたいのかを思い浮かべながら設定していきましょう。
ここでは性別、年齢層など詳細に選択できます。
幅広い流入客を呼びたい場合は、少し広く設定しましょう。

・広告の配置

広告をどこに設置するのかを決めます。
Instagram広告なので、選択肢にあるInstagramを選んで終了です。

・予算

広告の予算を決めます。
「1日の予算」と「通常の予算」から選択が可能です。
ご自身の店舗に合わせた予算額と期間を設定しましょう。

ステップ5 広告の作成

ステップ1~4までが完了すると、実際の投稿に載せる広告の制作画面に切り替わります。
必要なのは広告に載せる「テキスト」と「写真」だけです。
魅力的な広告にするために一番「映える」ものを選択しましょう。

その後は、支払い方法を選択。

間違いが無いかを確認し、広告を出稿を選択すると完了となります。
入稿する際は以下の事に気をつけましょう。

最終チェック項目
  • ターゲットは自身にマッチしてるか
  • 誤字脱字は無いか
  • 写真は適切か
  • 予算と期間は自身に合ったものとなってるか

Instagram広告のトクする運用方法

ここからはInstagram広告のトクする運用方法として4つご紹介させて頂きます。

出稿後の反応を見て修正していく

出稿後のユーザーたちの反応を確認しておきましょう。

「自身の広告がどのように見られているのか?」
「どの年代や性別に見られやすいのか?」

などをFacebookビジネスマネージャや、Instagramインサイトを使用することで確認しておきましょう。

その際に、自身の広告の良いところや悪いところをしっかりと分析して、広告の修正を行っていくことが大切です。

しかし、修正と言っても具体的にどのような点を修正すれば良いのでしょうか?
次項で、ポイントをご紹介します。

文字は少なく、視覚的な印象をつける

Instagramは視覚的でグラフィカルな投稿が好まれる傾向があります。

あまりにもテキストが多めの投稿だと、まず読まれることも無いでしょう。

ですので、広告を投稿する際は写真や動画が印象的に写り、ユーザーの関心を集められる投稿にしていきましょう。

スマートフォン全体に表示されるストーリーズに広告を投稿する時も、「あくまで文字は添えるだけ」を意識していくと良い広告が作成出来るでしょう。

ターゲットを絞り込みすぎない

ターゲット層の絞り込みすぎに注意しましょう。

ターゲット層を絞り込みすぎると、閲覧するユーザー数が少なくなってしまうため、1件当たりの配信コストが高くなります。

Instagram広告は幅広いユーザーに届けられるのがメリットですので、必要以上にターゲットを細かく絞って、見込みのあったユーザーを逃さないように注意が必要です。
自身で範囲を狭めずに多くの方に見られるような広告運用をしていきましょう。

インスタ代行に頼むのも手

以上のことを踏まえて、一人でやるのが厳しそうと思った方は、インスタ代行を行っている会社に運用をお願いするのも手です。

なぜなら、インスタ代行を専門で行っている業者はそのノウハウを活かして、その店舗やサービスに合った運用を行うからです。質問にも、親身に答えてくれます。

どう流入経路を増やすべきか、投稿の仕方はこのままで良いのか、そもそも広告を出稿する必要があるのかなどの疑問に専門アドバイザーが対応してくれます。

まとめ

ここまでInstagram広告について解説してきました。

お手軽な金額から始めれて、工夫次第では大きな効果を得られるInstagram広告に可能性を感じる方は多いと思います。

Instagram広告は始めた後は、結果を分析し、広告の投稿に工夫を凝らすことが一番大事になります。

業種によっては大きな効果を産み出すInstagram広告を上手に運用していきましょう。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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