
GOOGLEマイビジネスの投稿とは。やり方と活用方法を紹介
Googleマイビジネスには、写真や文章で店舗の魅力をアピールできる「投稿」機能が存在します。
しかし、店舗運営者の方の中には
「投稿の手順がわからない」
「投稿する時の注意点は?」
「どう発信を行えば良いの?」
など「投稿」機能を使うに当たって様々な疑問が生じるでしょう。
ですので、今回は「投稿」機能の概要・手順・メリット・注意点などをまとめました。
Googleマイビジネスの投稿機能とは

Googleマイビジネスの「投稿」とは画像や写真を使って店舗情報を発信できる機能で、ブログやSNSのように店舗の魅力を気軽にアピールできる場所として重宝されています。
Googleは情報が充実していて新しいものを評価する傾向にあるので、情報の更新が行いやすい「投稿」機能はローカルエリアでの上位を目指すのに適している機能と言えるでしょう。
Googleマイビジネス「投稿」の種類

Googleマイビジネスに残せる投稿にはいくつか種類があり、ユーザーにアピールする内容によって変わります。
- COVID-19に関する投稿
- 最新情報
- 商品
- イベント
- 特典
それぞれの役割やどんな時に使用するべきかなどを細かく伝えていこうと思います。
COVID-19に関する投稿

・使用例
- アミューズメント施設・・・人との距離が近くなるため
- 飲食店・・・マスクを外すことが多くなるため
最初にご紹介するのは「COVID-19に関する投稿」です。
「COVID-19に関する投稿」は、2020年のコロナウイルスの感染拡大に伴って、Google側が投稿の種類に新しく加えた項目です。
ユーザーが安心して来店しやすいように、営業時間の変更や臨時休業、デリバリー対応、テイクアウト対応の開始、店舗への入場制限など店舗側が行っている感染対策を表示できます。
人との距離が近くなるボーリングやカラオケなどのアミューズメント施設や、マスクを外す機会が多くなる飲食店などは優先的に入力を終わらせておきましょう。
最新情報

・使用例
- 最新メニュー情報
- アクセス情報
- 営業時間の変更
「最新情報の投稿」は、店舗の新着情報やお知らせを「テキスト・画像・ボタンリンク」をつけてアピールできます。
テキストには最新メニューや営業時間の変更、店舗の場所など、その投稿を見ただけで店舗のことが丸わかりできる内容を入れましょう。
画像には店舗の推しとなる写真や、看板などビジュアル面でアピールできるものが望ましいです。
上記の画像で「詳細」と入っているボタンリンクの部分には「予約」「オンライン注文」「購入」「詳細」「登録」「今すぐ電話」の項目が入れられるので、自身に一番適しているリンクを入れ込みましょう。
イベント

・使用例
- 期間限定イベント
- 限定セール情報
「イベント」では、店舗で行うイベントの告知を「タイトル・期間・テキスト・画像・ボタンリンク」をつけてアピールできます。
最も頭を悩ませるべき部分は「タイトル」の部分で上手くユーザーを惹きつけることができれば、新たなユーザーを店舗に呼び込むことができるでしょう。
また「期間」については、日にちだけでなく時間まで決められるので、開店時間と閉店時間まで合わせて反映できればユーザーに親切な情報となります。
例)
4月25日~4月30日→4月25日10時~4月30日19時
季節ごとのイベントが多いであろう飲食店やアミューズメント施設などに適している投稿でしょう。
商品

・使用例
- 店舗で取り扱っている商品・・・購入した時のイメージを湧きやすくさせる
- 通販で取り扱っている商品・・・ボタンリンクから直接購入へ繋げられる
店舗で取り扱っている商品を「タイトル・テキスト・画像・金額・ボタンリンク」で表示できます。
商品の魅力を余すことなく伝えるためには、全ての情報を丁寧に入力する必要があるでしょう。
また、通販商品やインターネットサービスを扱っている場合は、「購入サイト」のリンクを入れると、ユーザーに親切な情報となるのでおすすめです。
特典

・使用例
- このクーポンを見せた時だけ、一品サービス
- クーポン使用時、10%OFF
店舗に訪れた時に利用できるクーポンを「画像+タイトル+期間(開始日から終了日)+特典の詳細+クーポンコード+リンク+利用規約」を表示できます。
イベントと同じく時間指定をつけることで、ユーザーに「使うなら今しかない」と認識させて流入を狙いましょう。
お客さんをもう少し増やしたいと思っている店舗経営者の方におすすめの方法でしょう。
検索画面での見え方
Googleマイビジネスの投稿は作成されると、ユーザー側の画面にどう表示されるのでしょうか。
Google検索・Googleマップそれぞれの表示のされ方をご紹介します。
Google検索での表示のされ方
・PC版

・スマホ版
Googleマイビジネスに登録している企業・店舗であれば、店舗名を入力して検索するだけでGoogleマイビジネス情報が入力された「ナレッジパネル」がスマホなら検索欄の下に、PCなら画面の右側に表示されます。
PCではナレッジパネルを下へスクロールする
以上の方法を取ることでGoogleマイビジネスの投稿が確認できます。
Googleマップでの表示のされ方
・PC版

・スマホ版
Googleマップも検索を行うと、Google検索と同じようにナレッジパネルが表示されます。
対象のナレッジパネルを下へと進めることで「投稿」一覧が並び始めます。
Googleマイビジネス投稿のやり方
ここからGoogleマイビジネスの「投稿」のやり方をご紹介します。
Googleマイビジネスにログイン

まずはGoogleマイビジネスにログインをしましょう。
ログインをしたらビジネス情報を選択します。
まだGoogleマイビジネスの登録が終了してない方はGoogleマイビジネスへの登録から始めてみましょう。
トップ画面から投稿を選択

ログインすると、様々な機能が選択できるGoogleマイビジネスのトップ画面に切り替わります。
今回、選択するのは上記画像の赤い部分です。
投稿を選択すると「投稿を作成」ボタンが現れるので、そちらをクリックします。
投稿の種類を選択して必要情報を入力して公開

投稿の種類を選択して、詳しい投稿内容を入力していきます。
投稿に適した画像・テキスト・リンクボタンを入力して公開を選択しましょう。
※注意点
- 投稿は1500文字までしか入力できません。
- 投稿前には必ずプレビューで確認しましょう。
※おまけ 投稿内容をSNSに連携して拡散

SNSを持っている店舗の場合は、Googleマイビジネスの投稿を連携しましょう。
SNS連携を行う事のメリットの一つとして上げられるのは、やはり拡散力です。
各SNSのフォロワーが投稿を気に入れば、リツイートやシェア機能を使って広めてくれる可能性があります。
それにより、Googleマイビジネスを見ていない方にも投稿が届いて新たな集客を呼び込めるという訳です。
SNSは集客に生かせるツールなので、ぜひうまく取り入れていきましょう。
Googleマイビジネス投稿のメリット
ここまでGoogleマイビジネスの種類・手順を説明させて頂きました。
では、Googleマイビジネスの投稿機能を使うと、集客効果にどのような影響を与えるのでしょうか?
Googleマイビジネス投稿のメリットと題しましてお伝えしていきます。
ボタンリンクを使うことで流入をアップさせられる

ボタンリンク機能で直接的に売り上げに繋げられることがメリットとして上げられます。
ボタンリンクには「予約・オンライン注文・購入・詳細・登録・今すぐ電話」と、ユーザーが次のアクションに繋げやすい項目を付けることができます。
例えば、飲食店なら予約フォーム、通販をメインに扱っている場合なら通販サイトへのリンクなど、ユーザーを次のステップへ進めさせることができます。
ボタンリンクは効果的に使えば使うほど、直接売り上げに結び付く機能です。
なので、投稿をユーザーが見た際に「次のステップに進みたい」と思わせる必要があります。
ですので、一つずつの投稿に工夫を凝らしていきましょう。
リアルタイムの情報を届けることで、他の店舗との差別化を図れる
お得な特典や楽しいイベントを店舗側がどれだけ企画しても、それがユーザーの皆様に届かなければ意味がありません。
Googleマイビジネスの投稿を活用することで、リアルタイムで情報を認知させることができます。
また競合が行き届いてない部分を率先して充実させることで、他の店舗との差別化を図ることができます。
競合との違いを見せることで、ユーザーに「一味違う店舗」だと認識してもらいましょう。
ユーザー達に様々な情報を与えられる
ユーザーに様々な情報を与えられるのもメリットの一つです。
多くのユーザーは来店前に下調べをしてから向かう店舗を決めていきます。
その際にメニュー、価格帯、雰囲気などを総合的に見て判断して向かていることが、リクルートスタイルの調査によりわかりました。
「投稿」機能は、そんなユーザー達の欲求を応えるのに最も適した方法なのです。
基本情報の登録だけではなく、テキスト・写真を使うことでどんどん店舗の魅力をPRしましょう。
定期的な投稿でGoogle側の評価を上げられる
定期的な投稿を続けることで、Google側の評価が上がります。
Googleは常に新しく更新されている情報をユーザーに届けたいという意向があります。
Googleマイビジネスの投稿を継続的に行うことで、Google側の評価が上がりMEO内での表示順位が上がります。
表示順位が上がるようになれば、MAP上での視認性が高まって新たなユーザー達の流入が見込めるようになります。
投稿の注意点・デメリット
手軽に行えるGoogleマイビジネスの投稿には「テキスト文字は1500字まで」や「表示期間は一週間以内」などのいくつかデメリットがあります。
中には、守らないとGoogleマイビジネスの運用自体が停止してしまうので、しっかりと確認してルールを守った投稿を行いましょう。
今回は特に注意して欲しい3点のポイントをご紹介します。
投稿内容がすぐに表示されない場合がある
投稿内容がすぐに表示されない場合があります。
Googleマイビジネスの投稿内容はアップロードされる前に必ずGoogle側が審査しています。
ですので、投稿から掲載されるまでに若干のタイムラグが発生します。
イベントの投稿や、期間限定など時期が決まっている物に関しては、作成した投稿が無駄にならないよう時間に余裕を持った投稿を行いましょう。
2、3日経っても投稿が表示されない場合は、「投稿コンテンツに関するポリシー」違反をしてしまっているか、Googleマイビジネス側のバグの可能性がありますので、Google側に確認することをお勧めします。
Googleマイビジネスのポリシーを理解した上で投稿する
Googleマイビジネスのポリシーを理解した上で投稿を行いましょう。
ユーザーの害となってしまう情報を載せる事をGoogle側は許してくれません。
ここでGoogleが公開しているGoogleマイビジネスのポリシーをお伝えします。
【スパム】→誤字・自動生成コンテンツ・低品質な画像や動画など
【不適切なコンテンツ】→嫌がらせやいじめ、差別にあたるコンテンツなど
【プライバシー】→個人情報や気密記録など
【写真と動画のガイドライン】→識別可能の人物の許可のないコンテンツなど
【電話番号の追加】→誰の電話番号でも掲載出来てしまうためNG
【禁止コンテンツ】→アルコール・タバコ・ギャンブル・医薬品など
【児童の搾取】→児童の搾取や虐待にあたるコンテンツ
【テロ関連のコンテンツ】→テロ行為を助長したり称賛しているコンテンツなど
【不実表示、誤解を招く文言】→なりすましやユーザーへの請求や課金方法の記載がないなど
出典:https://support.google.com/business/answer/7213077?hl=ja
簡単にまとめると「ユーザーの迷惑にならない投稿を心がけること」が大事になってきます。
先ほども申し上げた通り、Google側はユーザーの害になってしまう情報を載せることを許しません。
なので、いつ、いかなる場合もユーザーの為になる情報を投稿し続けてください。
もちろん、投稿だけでなく店舗自体のサービスも常にユーザーファーストにしましょう。
一部、投稿機能が使用できないビジネスがある
ホテルなどの宿泊施設など、一部のビジネスでは投稿機能が使えません。
とはいえ宿泊サービス業は、写真や口コミで選ばれる業種ですので記事投稿を行わなくとも集客は期待できます。
また現在は無料で予約サイトを登録できますので、【写真の追加】【口コミの増加】【予約サイトの掲載(無料)】の3つを行いましょう。
またホテル向けのGoogleマイビジネスをGoogle側が用意してますので、事業者の方は下記リンクをぜひご覧ください。
関連リンク:ホテル向けビジネス プロフィールのスタートガイド
また発信量を増やしたい場合は、SNSを駆使して店舗の魅力をアピールしてください。
投稿の作成に時間がかかる
投稿の作成に少し時間が掛かってしまうのがデメリットの一つでしょう。
普段から文章を書いたり、写真を撮ったりするのが好きな方であれば、苦労はしないかもしれません。
しかし、いきなり「ユーザーを意識した投稿文を!」と言われてしまうと、ハードルを高く感じる方も多いと思います。
そんな時は、店舗で起こった日常の出来事を呟くことから始めていきましょう。
ユーザーが「こんなお店なんだ」とイメージしやすくなる投稿がおすすめです。
作成した投稿をTwitterやInstagramなど、他のSNSに共有するのも良いと思います。
Googleマイビジネス投稿の活用方法
店舗や企業がどのように「投稿」機能を利用しているのか、具体例を挙げながら活用方法をご紹介します。
新商品を映える写真でPR
一番ポピュラーな方法と言えば、やはり新商品のアピールに使う方法でしょう。
上記の画像のように四角形のカードの様な形で表示されるので、画像の配置の仕方も気にかけて編集しなければなりません。
特にカフェやオシャレなレストランなどは、Instagramなどで言われる「映える画像」を作成した方が良いでしょう。
調理・施術工程が見せたい店舗は短尺の動画を用意して、メッセージと共に投稿してください。
定期的に最新情報をブログ感覚で更新する

定期的にブログ感覚で更新することで、最新情報を常にGoogle側に認知させていけるでしょう。
ユーザーに安心感を与えるため、最低でも一週間に一回は投稿を続けて下さい。
店舗で行ったイベントや行事を欠かさず投稿することで、その行事やイベントに訪れたユーザーからの口コミ投稿も狙えます。
大きなイベントが無くても一週間の予約状況などを投稿することで、ユーザーに近々の状況を伝えられます。
ユーザーが足を運びたくなるような投稿を行いましょう。
他のSNSと連動した特典をつけてユーザーにアピール
他のSNSとの連動キャンペーンを行って、相乗効果を狙う企業・店舗アカウントもあります。
「Twitter・Instagramを来店前にフォローをしてくれたらお会計から何%引き」
「RTやシェアで何割引き」
など、来店前にSNSの拡散を行ったユーザーにだけ特典をプレゼントして、より多くのユーザーに店舗の魅力が広まるようにしているGoogleマイビジネス利用者も現れました。
Googleマイビジネス以外からも利用者を増やしたい方はぜひ、SNSとの連動を図りましょう。
まとめ
Googleマイビジネスの投稿は、興味を持たれやすいコンテンツの作成ができます。
ユーザーの興味を引くコンテンツの作成、そして投稿機能を利用することで、Google側の評価が上がり上位表示の可能性が出てきます。
集客効果が期待出来る投稿機能を活用してみましょう。
もしもGoogleマイビジネスの運用に困った場合などは、対策業者に依頼するのも手であります。
弊社株式会社トリニアスは、2000社以上のMEO対策を手掛けてきました。
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どんな些細な疑問でも構いませんので、ぜひ下記のリンクからお問い合わせください。
※2021年11月4日(木)にGoogleは「Googleマイビジネス」の名称を
「Googleビジネスプロフィール(Google Business Profile)」に変更しました。