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Instagram運用代行の費用相場について徹底解説。費用別サービス内容や業者選びのポイントなどをご紹介。

国内の利用者数が3300万人を超えるSNSであるInstagram。写真投稿が中心の特徴を活かし、視覚情報で自社の商品やサービスの宣伝など集客に活用している企業が増えています。

Instagramのビジネス運用には、写真や動画の撮影、編集、投稿以外に、コメントやDMでのお客さんからの問い合わせの返信など様々なタスクが発生します。
その全てを内部のスタッフのみでカバーし続けていくのは難しいと感じる方も多く、近年では“Instagramの運用代行サービス”の需要が増えてきています。

実際に運用代行を依頼する前にサービスの費用相場や金額に見合う効果が得られるか知りたいことと思います。
本記事ではInstagramビジネスアカウントの運用代行にかかる費用やサービス内容、業者を選ぶポイントなどを解説していきます。

1.Instagramの運用代行とは

Instagramの運用代行とは、Instagramのビジネス用のアカウント“ビジネスアカウント”の運用を専門の業者に依頼できるサービスのことです。
代行業者に依頼することでご自身のビジネスに専念できるのはもちろん、自社内で運用するよりも効率が良く、また、高い費用対効果を期待できます。

Instagramの運用代行を依頼するメリットやおすすめの代行業者などの詳細についてはこちらの記事もご参考ください。

2.Instagram運用代行の費用相場

Instagram運用代行にかかる費用ですが、だいたい、月額20~30万円の価格帯が一般的です。
さらに、広告の出稿やインフルエンサーによるPRなどをオプションとして付け加えると月額が50~70万円、場合によっては100万円台にまで上がります。

業者の中には、初期のアカウント開設から投稿などの基本的なサービスをまとめたパッケージ料金で提供していたり、必要に応じて料金プランを柔軟に提案してくれるので、複数の会社で相見積もりを取ることをおすすめします。

3.費用別サービス内容

Instagramの運用代行の主なサービスと料金体系を以下の表にまとめました。おおよその金額になりますので、運用代行の依頼を検討する際の参考にしてみてください。
なお、代行の費用とは別に初期費用がかかる事がありますので、サイトに明記されていない場合は業者に問い合わせてみましょう。

  • ~10万円以下:初期設定、コンテンツの作成・投稿など
  • 10万円~30万円:アカウント開設、戦略設計、投稿内容の企画など
  • 30万円~50万円:コンテンツ作成、投稿代行、コメント管理など
  • 50万円~70万円:広告の出稿、ショッピング機能の設定など
  • 100万円以上:キャンペーンの実施、インフルエンサーによるPRなど

この章では費用別にそれぞれの価格帯で提供できるサービス内容について解説していきます。

月額:~10万円以下

まず、この価格帯では初期設定の代行やコンテンツの作成、投稿、単発のコンサルティングなど、基本的な内容のサービスを提供してくれます。また、初期費用としてこの金額を提示する代行業者もいるので事前に確認しておきましょう。
Instagramの運用代行を依頼するのが初めてで、どういった内容で代行してくれるのか確認する意味でもこの価格帯から始めてみても良いでしょう。

月額:10万円~30万円

次に、この価格帯ではInstagramのアカウント開設から運用コンセプトの設計、投稿内容の発案など、ビジネスとしての運用を始めるのに必要な基本設定をサポートしてくれます。
この段階で自社のアカウントをどのように運用していくか、どんなコンテンツを投稿していけばいいのかアドバイスしてくれるので、自社アカウントの現状の把握や分析、新しい商品やサービスの発案にも繋がります。
なので、以前からInstagramの扱いに慣れていて、これからビジネスとして本格的に運用を始めたい場合などは、これぐらいの価格帯から試して様子を見ていくのもおすすめです。

月額:30万円~50万円

そして、この価格帯ではコンテンツ作成や投稿代行、コメント管理などです。
Instagramに投稿する写真や動画の撮影などを自社内でまかなえる場合は問題ありませんが、代行業者はより訴求力の高い洗練されたデザインのコンテンツを作成してくれます。
例えば、自社で用意した画像に編集を加えてユーザーの目を惹きつけるデザインにアレンジしてくれます。

コンテンツを作成した後は、自社のターゲットユーザーの多くがアクティブになっている時間帯に投稿してくれるので自由なタイミングで投稿するよりも効果的です。 また、更新頻度は自由に設定できるので業務時間外での投稿も可能です。

そして、コメントやDMの管理も代行業者に依頼できます。
自分が書き込んだコメントにアカウントのオーナーからの反応があれば自社のファンが増えるきっかけにもなります。基本的な内容であれば、あらかじめ設定した定型文で対応してもらえるので、ご自身の日々の業務に専念する時間が確保しやすくなります。

月額:50万円~70万円

おおよそこの価格帯から広告の出稿やショッピング機能の設定が可能になります。
Instagram広告は、すでに多くの企業が取り入れていてSNSマーケティングで欠かせない媒体となっています。
また、広告形態は6種類もあり、画像や動画、ストーリーズ向けなど、代行業者はそれぞれの広告の特性を活かして効果的に運用してくれます。
広告を出稿すると、自社がターゲットとしている層以外の幅広いユーザーに自社の商品やサービスを積極的にアピールできるので、商品の販売促進や潜在顧客の開拓に繋がります。

そして、Instagramのショッピング機能では、投稿写真やリール動画などに商品ページを紐づけて気に入った商品があればすぐに購入できるようになっています。アパレルや小売業を運営している事業者はぜひ、取り入れておきたい機能です。

ショッピング機能の導入には自社のアカウントがMeta社の審査にパスする事が条件なので、成果報酬型で請け負っている代行業者がほとんどです。万が一、審査に落ちてしまっても、再申請が可能なので、審査が通らなかった理由を代行業者に相談することもできます。

Instagram広告の運用とショッピング機能の設定はオプション料金で提供している業者が多いので、契約する前に確認しておきましょう。

月額:100万円以上

最後に、この価格帯からキャンペーンの実施やインフルエンサーを起用してのPRなどが可能になります。

Instagramキャンペーンはアカウントをフォローしたり、自社の投稿にいいね!などのアクションを起こして応募する企画がほとんどで、アカウントの認知拡大やフォロワー数の増加などに繋がります。 代行業者はキャンペーンを適切なタイミングで行ってくれるので、定期的にキャンペーンを打つことでアカウントのブランド力をどんどん高めてくれます。

そして、インフルエンサーによるPRとは、インフルエンサーに自社の商品を投稿してもらい、認知拡大や実際の購買に繋げるプロモーション方法です。代行業者はそのインフルエンサーのキャスティングや交渉などを行ってくれます。 インフルエンサーの視点を通して紹介してもらうことで、広告よりもリアリティのあるコンテンツの発信ができます。

これらのプランはかなり割高な料金になりますが、その分、手応えを感じる結果が得られるでしょう。

4.業者選びのポイント

この章では、運用代行業者を選ぶ上で抑えておきたい以下のポイントをご紹介しています。

  • 自社のビジネスに近い業種での実績がある
  • 円滑なコミュニケーションが取れる
  • 適切な契約期間
  • 費用の提示が明確

これからご自身のInstagramアカウントの運用代行を検討されている方は、ぜひ、参考にしてみてください。

自社のビジネスに近い業種での実績がある

まずは、ご自身のビジネスと同じまたは近い業種での実績や成功事例のある企業を選びましょう。 これまで数々の実績を残してきた企業であれば安心して運用を任せられます。

特定の業種に強みがあれば専門用語を使っても通じやすく、業種の特徴や知識を活かして自社に必要なコンテンツを作り、運用してくれます。

円滑なコミュニケーションが取れる

運用代行は業者にすべて丸投げすれば良いというものではなく、業者との二人三脚で効果的なアカウントを創り上げていくという意識が必要です。
運用のためにはお互いにスムーズな意思疎通が不可欠なので、その業者のレスポンスの早さや内容の簡潔さなど、問い合わせの際に確認しておきましょう。

また、Instagramにはインサイトというアカウントのデータ分析ができる機能があり、そのレポートとミーティングを月に一度の頻度で実施してくれる業者が望ましいです。 月次ミーティングなどでコミュニケーションを取る中で運用ノウハウが蓄積されるので、契約期間が終了した後でも自社で運用していく場合の役に立ちます。

適切な契約期間

Instagramの運用は専門のプロに代行してもらったとしても短期間ですぐに効果が表れるものではなく、時間をかけて継続することが非常に重要です。
特にビジネスを立ち上げたばかりで自社の知名度が低い場合は、集客に手応えが感じられるまで長い時間がかかります。
しかし、年単位の期間で契約すると、時間的、経済的コストがかかり過ぎてしまうので注意が必要です。

なので、最低契約期間を3か月から6ヶ月で設定している業者を選びましょう。平均的に6ヶ月間の最低契約期間を設けているのがほとんどです。
まずは短い契約期間内で様子を見ながら契約を更新するか決めていくと良いでしょう。

費用の提示が明確

サービスを利用する上で費用に関する情報、表記はとても重要です。運用代行は業者によってサービス内容や料金体系が異なります。

また、初期費用やInstagram広告の出稿、キャンペーンの実施などは別途でオプション料金がかかることがあります。
なるべく経済的コストを抑えるためにもサイト上で料金の確認や問い合わせをし、無料の見積りを取ってくれる企業があれば複数社で比較検討してみると良いでしょう。

まとめ

Instagramをビジネスとして運用していくためには、アカウントの現状分析やターゲット設定など、写真や動画のコンテンツを投稿する以前に行うタスクがたくさんあります。これらのタスクを専門知識や経験を活かしてサポートしてくれるのが代行業者の強みです。

運用代行の費用は10万円から100万円以上と幅広いので、自社の状況に合った料金プランで代行依頼を検討しましょう。

本記事で紹介した費用相場や業者選びのポイントなどを参考にしていただいて、ぜひ、Instagramアカウントのビジネス運用に活かしてみてください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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