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Instagramキャンペーンのやり方を成功事例を踏まえて確認しましょう

2022.06.23

Instagramでは、ユーザーのアクションを促す投稿を行う事によって、エンゲージメントやフォロワーの増加を狙う「Instagramキャンペーン」が存在します。

ビジネス目的で運営を行っている方におすすめの「Instagramキャンペーン」ですが、注意点や目的を失って始めてしまうと、思わぬ大失敗を招くでしょう。

今回は「Instagramキャンペーン」の実態や作成方法・実際の成功事例を確認して、皆様が良い状態でInstagramキャンペーンへ乗り出せるようにします。

「Instagramキャンペーンって禁止されてるの?」
「何か効率の良いやり方は無い?」

など疑問点のお持ちの方は、ぜひご覧下さい。

Instagramキャンペーンとは

Instagramキャンペーンとは、自身のアカウントの投稿を多くのユーザーにリーチさせたり、沢山のエンゲージメントを集めるために行われるInstagram施策の1つです。

具体的には

「この投稿にフォローしてくれたら、何名様に○○をプレゼント」
「このハッシュタグをつけて投稿したユーザーの中から、何名様に○○があります。」

上記のように特典を付けることで、ユーザーのアクションを促して自社アカウントの認知拡大や反響を集めて「リーチ」や「エンゲージメント」の上昇を狙います。

特典をプレゼントする人数が多いほど、ユーザーが多く参加してくれる傾向が高いでしょう。

抽選後のやり取りは「DM」や「メール」などを使って、クローズなやり取りを心がけるのがポイントです。

次項からはInstagramで多く見受けられるキャンペーンの種類をご紹介します。

フォロー型キャンペーン

「フォロー型キャンペーン」はその名の通り、フォロワーを集めたい時に用いられるキャンペーン方法です。

ワンタップで出来る「いいね」や「フォロー」は、ユーザーにとって最もハードルが低く参加しやすいのが特徴でしょう。

参加しやすいということは、多くのユーザーの流入が期待できます。

Instagramを始めたばかりのアカウントや、もっとフォロワーを増やしたいと思っているアカウントに適している方法でしょう。

投稿型キャンペーン(UCG)

「このハッシュタグをつけて、投稿してください」
「テーマに沿った写真を使って、メンションして投稿してください」

など、ユーザーに投稿を促すのを条件にしたキャンペーン方法は、投稿型キャンペーンと呼ばれてます。

投稿型キャンペーンの特徴は、ユーザーによって作成されたクオリティの高い投稿が集まるところでしょう。

独自のハッシュタグや自社アカウントにまつわる写真が複数集まることで「評判が高いアカウント」だと、フォロワー以外のユーザーから認識されます。

ユーザーの許可さえ取れれば、リポストを行って自身の投稿に活かすのも良いでしょう。

難点として挙げられるのは、ハッシュタグや写真の使用をユーザーに「依頼」してしまう形になるので、ユーザーの参加ハードルが高くなってしまうところです。

キャンペーン元の投稿で、ユーザーの参加意思をどれだけ高めていけるかがポイントでしょう。

いいね、コメント型キャンペーン

「いいね」や「コメント」を集めるタイプのキャンペーンは、ユーザーからのアクションを貰ってエンゲージメントを上昇させられます。

エンゲージメント率の向上は、Instagramのアルゴリズム評価に大きく影響するので、ぜひとも集めておきたい部分です。

そんな重要なエンゲージメントを、「いいね」や「コメント」など敷居の低いアクションで集められるのがポイントでしょう。

また、他のキャンペーン型と組み合わせて行って相乗効果を狙うのも良いでしょう。

(例)
「いいね」と「写真投稿」
「いいね」と「フォロー」

どのキャンペーン型も気をつけるべき所は、「ユーザーがキャンペーンに参加してみたい」と感じる投稿を残すことです。

細部までこだわって投稿を作成して下さい。

キャンペーンを行う時の注意点

キャンペーンは、Instagram側が定めたルールを必ず守って行いましょう。

好き勝手にやってしまうと、Instagramのコミュニティガイドラインプロモーションガイドラインを破ってしまう危険性があります。

ユーザーにもInstagram側にも嫌われない「Instagramキャンペーン」の作成を目指してください。

Instagramキャンペーンの組み立て方

「自身でInstagramキャンペーンを行いたい!」と思っても、キャンペーンの具体的な組み立て方を知らなければ、実行に移すのが難しくなるでしょう。

そこで「Instagramキャンペーンの組み立て方」をご紹介します。

目的を具体的に決める

キャンペーン投稿を行う前に「キャンペーンの目的」をハッキリとさせましょう。

最終的に導きたい結果が「フォロワーの獲得」であれば、フォロー型のキャンペーンを行った方が良いですし、「エンゲージメントの獲得」を目的にするならば、いいねやコメント型のキャンペーンを行った方が良いです。

その際に「参加するにはハードルが高い・低い」も同時に考えられると、投稿作成する際の方向性がハッキリします。

目的も決めずにInstagramキャンペーンを行ってしまうと、進む軸がズレて収集が付かなくなりますので必ず目的を設定しておきましょう。

キャンペーンの基になる投稿を作成する

キャンペーンの基になる投稿の作成に進みます。

キャンペーンで効果を出すには、ユーザーにアクションを起こして貰う必要があるので、「ターゲットが少なすぎる投稿はNG」です。

特典についてはユーザーの参加率が上がるように、「ユーザーが思わず欲しくなってしまうモノ」を設定しましょう。

起こして貰いたいアクションを決める際には、「キャンペーンへの参加ハードル」を加味して考えて下さい。

投稿後はインサイトで分析を行う

投稿後はInstagramの分析ツールである「インサイト」を利用して、投稿の効果検証を行いましょう。

一回の投稿だけではキャンペーンの効果が薄いと感じた場合は、自身の投稿をリポストして認知を拡げる努力をしましょう。

ただ、あまりにも自身の投稿のシェアが多すぎると、ユーザーからの反感を買ってしまう恐れがあるので「投稿は2日に1回のペース」が望ましいです。

また、通常投稿だけでなくストーリーズや、リールでもInstagramキャンペーンを試して自身のターゲット層に一番反応の良いものを調べていくのが効果的です。

Instagramキャンペーンのポイント

Instagramキャンペーンを行う上でのポイントをまとめました。

ターゲットや求める結果を考える上で大事な部分になってくるので、改めてご確認ください。

応募条件を優しくする

応募条件はなるべく優しいものにしましょう。

「いいね」や「フォロー」だけなら、ハードルが低くてユーザーの誰もが参加しやすくなると思います。

しかし、写真投稿については気軽に行えないユーザーも多いでしょう。

そこに加えて「こだわりの一枚」とか「ハッシュタグ」に因んだ内容など、求められた場合はますます参加するユーザーが少なくなります。

写真投稿キャンペーンを行う時は、「自社製品と何か」などユーザーが簡単に撮れるパターンを提示しましょう。

他のSNSと並行して行う

Instagram以外のSNSも使用している方は、そのSNSと連携を図るのがおすすめです。

Instagramだけではアプローチできなかったユーザーにまで自身の投稿を広められるので、普段とは一味違うターゲットにリーチする可能性があります。

Twitter連携を使えば、驚くほど簡単に投稿のシェアが行えるでしょう。

Instagram内部だけでなく、外部へもアピールすることも忘れないで下さい。

参加人数に応じて特典を変えてみる

キャンペーンに参加してくれた人数に応じて、特典のグレードアップを図るのもおすすめです。

例えば、「指定したハッシュタグの付いた投稿が10個増えるごとに当選者も10人UP」といったように、参加するほど特典を得る機会が増えるパターンを想像して下さい。

投稿数が増えるほど当選者数が上がるので、特典の内容次第では多くのユーザーがキャンペーンに参加してくれるでしょう。

ハッシュタグ投稿をカウントする場合だと、何度も投稿できるのでユーザー達は自身で当選確率を上昇させられます。

キャンペーンに能動的に参加してもらうためにも、特典の工夫は重要になります。

特典は金券など換金できるものにしない

特典のグレードアップのお話をしましたが、ユーザーへのプレゼントで贈ってはいけないものがあります。

現金や現金同等物(商品券・ギフト券・電子マネーなど)とよばれる代物です。

Instagramは「いいね」や「フォロー」、「コメント」の見返りに現金や現金同等物を送る行為自体を禁止しており、特典としてプレゼントしてしまうと立派な規約違反となるので気をつけましょう。

※自社サイトのクーポン券・割引券は金券に該当しない場合があるので大丈夫です。
しかし、Instagramのアップデートによって変更する恐れがあるので注意深くガイドラインを確認してください。

オリジナルグッズを用意して、ブランドイメージの向上を狙う

特典に自社のオリジナルグッズを用意して、自社ブランドの認知やイメージの向上を狙っても良いです。

このキャンペーンでしか手に入らない「限定性」を訴えかけることで、参加するユーザーを爆発的に増やせるでしょう。

オリジナルグッズのおすすめは、「実用性のあるモノ」であること。

使いやすいカバンだったり、ペンやノートなど日常的に使用するものでも良いでしょう。

ユーザーに長く愛されるオリジナルグッズを作成するのがポイントです。

Instagramキャンペーンを行うのに使用したいツール

Instagramキャンペーンを行うには、テーマ決め・投稿作成・分析など多くの工数が掛かります。

店舗運営もしながら、大量の工数をこなしていくのは至難の技でしょう。

本章でご紹介するキャンペーンツールを使用すれば、ある程度の工数を自動化してくれます。

扱うツールによっては、自動化できる工数が限られていたり、機能を拡張すると料金が掛かってしまう場合もあります。

今回は弊社の観点から見た「おすすめInstagramキャンペーンツール」をご紹介するので、ぜひ最後までご覧下さい。

キャンつく

TwitterとInstagramに対応しているキャンペーンツールで、キャンペーンのプラン建てから投稿の製作、特典の手配、事務的処理など全てにわたってサポートしてくれます。

UCGを集めやすい写真投稿キャンペーンに対応しており、ブランドイメージの向上を手助けするツールです。

ATELU

出典:ATELU

Instagramのコメントキャンペーン、ハッシュタグ投稿キャンペーン、フォトコンテストで使用できるキャンペーンツールです。

自動化ができるのは、応募の収集と絶対に間違えられない当選者の抽選です。

情報が1つも間違えられない部分を自動化できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

SmartHash

出典:SmartHash

SmartHashはTwitterとInstagramで対応しているハッシュタグキャンペーン実施ツールと、Instagram用にコメントキャンペーンを行う2つのシステムが存在します。

ハッシュタグキャンペーンとコメントキャンペーンが同時にできるのが最大のメリットで、炎上の危険性があるコメントやアカウントをブロックするなどサポート機能が充実しているのが特徴です。

Instagramキャンペーン導入事例

では、実際のInstagramの導入事例を見ていきましょう。

今回は食品系・小売店・家電とカテゴリーを分けさせて頂きました。

食品系

インスタントラーメンを展開している「サッポロ一番」のアカウントでは、新商品の発売に合わせてInstagramキャンペーンを展開しています。

「フォロー」と「いいね」だけで応募できるので、ユーザー達の参加ハードルも低く応募しやすいのが特徴です。

消費したら消えてしまう商品に関しては、「いいね」、「フォロー」で応募できる簡単なキャンペーンがおすすめだと言えます。

小売店

個性的なキッチン用品を販売している「キッチン道具の和平フレイズ[公式]」のアカウントでは、フォロワーが5万人超えたという事で自慢のポットをプレゼントする企画をやっておりました。

コメント欄に欲しい色を書き込む方式にしており、ユーザー人気の色をキャンペーンを行いながら情報収集ができます。

また、「色を書き込むと当選率がUPする」と添えておくことで、一歩踏み込んだコメントができるようにしてるのもポイントでしょう。

家電

お家用からアウトドア用まで完備しているプロジェクターブランド「Nebula (ネビュラ)|プロジェクター」のアカウントでは、季節の変わり目などにInstagramキャンペーンを行っていました。

特典が貰えるのは1名〜10名と狭き門ですが、商品のクオリティが素晴らしいので応募するユーザーが多いです。

コメント方式でエンゲージメントを集めるタイプのキャンペーンを行っておりますが、ユーザーのストーリーズにもシェアを促すことによって、まだ自社のことを知らないアカウントへのリーチを目指しています。

ユーザーのアクションを出来るだけ促すことで認知を拡げていくのも、Instagramキャンペーンの立派な利用方法です。

まとめ

Instagramキャンペーンを上手く活かせば、UCGを集められるだけでなく新たなリーチエンゲージメントの上昇が狙えます。

しかし、Instagram側が定めているポリシーを守ったキャンペーンを行わなければいけません。

ユーザーが思わずキャンペーンに参加したくなるようなコンテンツを作成し、Instagram運営に大きな効果をもたらしましょう。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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