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MEOのクリック率は計測できない!測定可能なデータとは?

MEOのクリック率は計測できない!測定可能なデータとは?

「MEO対策をするとクリック率が向上するのって本当?」

「MEOのクリック率ってどこで確認できるの?」

こんなふうに悩んでいませんか。

結論からいうと、Google検索画面におけるMEO枠の具体的なクリック率を計測することはできません。

しかし、Googleビジネスプロフィールの閲覧数や検索数、検索語句など詳細なデータを測定することは可能です。

そこで今回は、計測できるMEOのデータの種類や意味について解説します。

ぜひ最後まで読んでみてください。

MEOのクリック率が計測できない理由

MEOにおけるクリック率とは、Google検索結果上部に表示される3つのマップ枠(ローカルパック)がクリックされた割合を指します。

Google検索に3つ店舗が表示されている枠のことを「ローカルパック」といいます

たとえば、上図のように「新宿 ラーメン屋」で検索したとします。

すると検索結果には、このローカルパックのほかにも、ラーメン屋の公式Webサイトやおすすめのラーメン屋をまとめたポータルサイトなどが表示されますよね。

MEOのクリック率は、Webサイトやポータルサイトなど表示されたすべての検索結果に対して、ローカルパックがどれだけクリックされたかを表す指標です。

一般的に、ローカルパックのクリック率は約10%程度と言われていますが、実際にはGoogleビジネスプロフィールの管理画面で数値を確認することはできません。

Googleは検索結果やマップから、ビジネスプロフィールへの正確なクリック数やクリック率を公開していないからです。

よって、MEOのクリック率を正確に把握することは不可能なのです。

測定可能なMEOのデータとそれぞれの意味

MEOのクリック率そのものは計測できませんが、Googleビジネスプロフィールではさまざまな有用なデータを確認することができます。

データを分析することで、間接的にMEO対策の効果を評価することが可能です。

検索内容

検索内容は、ビジネスプロフィールがGoogle検索(マップ)に表示されたときの検索語句を表しています。

検索語句の右隣の数字は、表示回数です。

検索内容をチェックすることで、自社の情報がどんなキーワードで何回表示されているかを調べることができます。

ビジネスプロフィールを閲覧したユーザー数

Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」セクションでは、Google検索やGoogleマップを通じてビジネスプロフィールを表示したユーザー数が確認できます。

上図左側の「2,596」が、弊社のビジネスプロフィール閲覧数です。

プラットフォーム(Google検索・Googleマップ)やデバイス(デスクトップ・モバイル)ごとのユーザー数が表示されます。

ユーザーは同一日内の複数アクセスを除外し、1日1回のみカウントされるため、より正確なデータとなっています。

ウェブサイトのクリック数

Googleビジネスプロフィールから自社ウェブサイトへのクリック数を確認することができます。

ウェブサイトへのアクセス数が増加していれば、MEO対策の効果が表れていると考えられます。

電話ボタンのクリック数

Googleビジネスプロフィール上の電話ボタンがクリックされた回数を確認できます。

電話ボタンのクリック数が増加していれば、ユーザーがビジネスに興味を持ち、コンタクトを取ろうとしていることを示しています。

メニューコンテンツの閲覧数

飲食関連のビジネスカテゴリーの場合、メニューコンテンツ(料理の詳細情報、メニュー写真、ビジネスプロフィール上のメニューリンク)を閲覧したユーザー数を確認できます。

メニューコンテンツの閲覧数が増加していれば、ユーザーがビジネスに興味を持っていることを示しています。

メッセージの送信率・レスポンス時間

Googleビジネスプロフィールから送信されたメッセージ数を確認できます。

メッセージ数が増加していれば、ユーザーがビジネスとコミュニケーションを取ろうとしていることを示しています。

予約数

Googleビジネスプロフィールから行われた予約数を確認できます。

予約数が増加していれば、MEO対策が実際の顧客獲得につながっていることを示しています。

データで見るMEO対策の集客効果

ここからは、弊社(株式会社トリニアス)がMEO対策を担当した店舗様の詳細なデータを紹介します。

いずれの店舗様も、MEO対策の効果がデータとしてはっきりと表れています。

「本当に集客効果があるの?」「MEO対策をするかどうか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

居酒屋の事例

こちらのグラフは、株式会社トリニアスがMEO対策を担当したとある居酒屋のものです。

グラフの数値は、ユーザーがGoogleマップで特定のキーワードで検索したときに、「この居酒屋のビジネスプロフィールが何位に表示されたか」を表しています。

このグラフを見ると、12/16からさまざまな検索語句でのランキングが10位以上に急上昇していることがわかります。

ランキング上位を獲得したキーワードは、つぎのとおりです。

  • 〇〇区(エリア)×居酒屋
  • 〇〇区(エリア)×居酒屋 おすすめ
  • 〇〇区(エリア)×居酒屋 人気
  • 居酒屋×〇〇区(エリア)
  • 〇〇区(エリア)×居酒屋 飲み放題
  • 〇〇区(エリア)×居酒屋 個室

いずれのキーワードも、MEO対策を始めてからわずか半月ほどでの成果です。

画像右側のグラフが、MEO対策をするまえのユーザー動向を比較したデータ。

「ウェブサイト」は、Googleビジネスプロフィールに訪問したユーザーが、ウェブサイトにアクセスした数を表しています。

「経路案内」は、ビジネスプロフィール経由で店舗までのルート案内機能を利用したユーザー数。

「電話」はビジネスプロフィール経由で店舗に予約や問い合わせの電話をかけたユーザー数です。

グラフを見ると、前年と比べていずれの動向も3倍以上もの数値に増えていることがわかります。

さらに詳しいデータは、以下のページをチェックしてみてください。

飲食店・居酒屋がMEO対策を導入し集客&売上アップを目指す【事例】

歯科医院の事例

上のグラフは、株式会社トリニアスがMEO対策を担当した歯科医院様の検索語句のデータです。

グラフを見ると、11/21ごろから複数のキーワードでのランキングが急上昇していることがわかります。

対策したキーワードは、以下の通りです。

  • 〇〇区(エリア)×歯医者
  • 〇〇区(エリア)×歯医者 口コミ
  • 〇〇区(エリア)×歯医者 おすすめ
  • 〇〇区(エリア)×歯医者 評判
  • 〇〇区(エリア)×歯科 おすすめ
  • 〇〇区(エリア)×歯科 評判

当歯科医院様は、MEO対策を開始してから20日ほどで指定地域内でのランキング上位を独占。

「○○区 歯医者」といった検索する人が多いキーワードでも、1ヶ月以内に4位を達成しました。

上のグラフは、当歯科医院のビジネスプロフィールが表示されたあとに「ユーザーがどんな行動をしたか」を表しています。

画像右側の表を見ると、「ウェブサイト」「経路案内」「電話」のいずれも、2倍以上の数値になっていることがわかります。

導入いただいた歯科医院様も、目に見える集客効果に大変満足していました。

さらに詳しいデータは、以下のページをチェックしてみてください。

歯科医院がMEO対策を導入し集客&売上アップを目指す【事例】

まとめ

今回は、MEOのクリック率について解説しました。

MEOのクリック率そのものは直接計測できませんが、Googleビジネスプロフィールが提供するさまざまなデータを活用することで、MEO対策の効果を間接的に評価することができます。

ビジネスプロフィールの閲覧数、ウェブサイトへのアクセス数、電話ボタンのクリック数、メニューコンテンツの閲覧数、メッセージの送信数、予約数などのデータを総合的に分析することで、MEO対策の効果を把握し、改善点を見出すことが可能です。

データの解釈には注意が必要ですが、継続的にこれらのデータをモニタリングし、適切な対策を講じることで、効果的なMEO戦略を構築することができるでしょう。

さらに効果を高めたい場合は、プロのMEO対策サービスの利用がおすすめです。

当社のMEO primeでは、あなたのビジネスに合わせた戦略立案から実施まで、トータルでサポートいたします。

まずは気軽にお問い合わせください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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