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WEB広告を活用した店舗ビジネスの売上UP方法をご紹介

2021.07.26

従来の店舗ビジネスはチラシや看板が主な集客手段でした。
しかし現代はスマホやインターネットが当たり前となったためWEB広告が主な集客手段となりつつあり、市場も伸び続けています。

そんな中、以下のような悩みをお持ちの店舗ビジネス経営者・従業員の方も多いのではないでしょうか。
「知り合いにWEB広告を薦められたけど、本当に必要なのか分からない…」
「実際にWEB広告を始めるにはどうしたらいいのか分からない…」

そのようなお悩みをお持ちの方に向けて本記事では、 店舗ビジネスにWEB広告が必要な理由から 実際に有効な広告媒体まで分かりやすく解説していきます。
この記事で店舗ビジネスにおけるWEB広告活用の基本を学び、ぜひ御社の売上向上に役立ててみてください。

1.店舗ビジネスでWEB広告の導入が必要な理由

WEB広告が必要な理由

店舗ビジネスでWEB広告が必要な理由は以下の3つです。

1)オフライン広告の効果が下がってきている
2)オフライン広告ではターゲティングができない
3)オフライン広告では効果の可視化がしづらい

つまり、従来主流であったオフライン広告のメリットが薄くなってきているのです。
そのため多くの店舗ビジネスはオフライン広告からWEB広告へのシフトを始めており、もはや店舗ビジネスでWEB広告の活用は避けられないとも言えるでしょう。 それぞれ詳しくご説明します。

オフライン広告の効果が弱まってきている

店舗ビジネスでWEB広告の導入が必要な理由の1つ目は、チラシや看板などのオフライン広告の効果が弱まりつつあるという点です。

WEB広告の市場が伸び続けているのに対して、オフライン広告の市場は年々縮小しています。
新聞購買者数の減少やスマートフォンの普及、またコロナウイルスによる自粛要請により、消費者がWEB広告と接する時間が増加したということが原因として挙げられます。

スマホやインターネットの普及や、コロナウイルス感染拡大などの外的要因によってオフライン広告の供給が減り、効果も弱まってきているのです。

オフライン広告では細かいターゲティングが難しい

店舗ビジネスにWEB広告が必要な理由の2つ目は、オフライン広告では細かいターゲティングが難しいという点です。

チラシ・看板・新聞などのオフライン広告は基本的にばら撒き施策です。
従来はチラシを大量に印刷し、不特定多数の人に配ったりポスティングを実施することが当たり前でした。
しかし、ばら撒き施策ではターゲット以外の人にリーチすることがほとんどで、コストの無駄になる場合が多いです。
よほど単価の高い商品や反響のいい商品であれば広告費を回収できますが、ターゲット以外にリーチしてしまう事実は変わりません。

しかし、WEB広告なら話は違います。WEB広告では膨大な数のユーザーデータからセグメントを絞って広告配信をします。
絞り込みできるセグメントは広告媒体によって変わりますが、主に年代・性別・興味関心・居住地(都道府県・市町村など)は多くの媒体で絞り込みが可能です。
居住地を絞れば店舗周辺の居住者だけの広告配信が可能なので広告費の無駄撃ちがなく、狙いたい人にだけリーチできます。

つまりWEB広告は、ばら撒き施策のオフライン広告とは違い、ターゲットを絞った広告配信ができるということです。

オフライン広告では広告効果の可視化がしづらい

店舗ビジネスにWEB広告が必要な理由の3つ目は、オフライン広告では広告効果の可視化がしづらいという点です。

オフライン広告の主な施策であるチラシや看板の「いつ・どのような属性のユーザーにどれくらいリーチしたか」「反響はどのくらいあったか」などの効果を振り返る際には、アンケートを利用する必要があります。
しかし、WEB広告であれば手軽に、細かくデータを可視化できます。

WEB広告効果の可視化には多大なメリットがあります。それは広告施策のPDCAが回せるという点です。
例えば、特定エリア・特定の年齢層、性別に1か月間広告を出稿した結果〇件の広告閲覧があり、その内何%がwebページまで来ているのか。
またwebページに来たユーザーたちはどのページをどれくらい見ていて、商品購入・お問い合わせにつながっているのか、ということを定量的に測定・分析できます。
この分析が行えることで、広告施策の改善が出来るようになり、より効果が高く見込める広告を出稿できるようになるのです。
他の店舗事業者が続々とWEB広告に乗り出しPDCAを回している中、WEB広告を活用しない理由はないと言えるでしょう。

ここまでは店舗ビジネスがWEB広告を導入すべき理由を解説してきましたが、WEB広告は、オフライン広告のデメリットを解消することが可能です。
また反対に、WEB広告のデメリットをオフライン広告で解消することも可能です。
そのため実際に広告施策を考える際は、オフライン広告とWEB広告のどちらか一方だけではなく、両者を同時に検討することが大切です。

そこでまずはオフライン広告の3つの手法をご紹介します。

2.オフライン広告の手法とメリット/デメリット

ここまでオフライン広告よりWEB広告の市場の方が伸びているとご説明してきましたが、WEB広告が伸びている現代でもビジネスによってはオフライン広告の方が効果を得られることもあります。
そこで本章では3つのオフライン広告のメリットデメリットを解説していきます。

チラシ

チラシの特徴はWEB広告で集客しにくい市町村などの狭い地域にアプローチできる点です。

WEB広告は、ターゲットがその広告を打ち出した媒体を利用していない場合、情報を届けることは困難ですが、チラシは拒否をされない限りターゲットに情報を届けられます。 そのためWEB広告では反応を見せなかった層の集客が期待できます。

チラシのメリット
・保存性がある
・WEB広告で集客しにくい市町村などの狭い地域にアプローチできる
チラシのデメリット
・無駄打ちになる可能性が高い
・掲載できる情報量に限りがある
・誰にどれくらい読まれているか分からない

看板広告

2つ目は看板広告です。看板は視認性が高く、一度作ってしまえば長期間の広告掲載が可能で、従来メジャーなオフライン広告手法でした。

しかし、昨今のコロナ禍で看板広告の出稿を中止する会社が増加しました。
中止の理由の多くは「どれだけ看板で効果があるか分からない」「外出する人数が減ったため効果が実感できなくなった」というものです。
実際に、繁華街の多くの看板が解約となり「広告募集中」の表示になっています。

看板広告のメリット
・人の注意を惹きやすい
・一度作成すれば長期間掲載可能
看板広告のデメリット
・効果が分かりにくい
・年間契約などの縛りがあるため好きな時だけに掲載することが難しい

交通広告

3つ目の手法は交通広告です。
代表的な物には電車・バスの中にある広告や、駅構内の電光掲示板(サイネージ)があります。

交通広告のメリットは日常の生活動線上にあり生活の中で目にする事が多く、また接触回数が多い点です。
そして交通広告のデメリットは費用が比較的高額である点や、他のオフライン広告と同じように効果の可視化が難しい点です。

交通広告のメリット
・媒体接触率が高い
・エリアを絞って広告出稿が可能
交通広告のデメリット
・費用が比較的高額になりやすい
・効果が分かりづらい

ここまでは従来の店舗ビジネスにおけるオフライン広告を3つ解説してきました。
次は実際に店舗ビジネスで活用できるWEB広告の手法を解説していきます。

3.店舗ビジネスで使えるWEB広告手法

WEB集客方法

店舗ビジネスで使えるWEB広告は主に4種類あります。
どの広告も始めやすい広告ですので、自社の状況に合わせてぜひ活用してみてください。

リスティング広告

リスティング広告とはGoogleなどの検索エンジンの広告で、検索されたキーワードに関連したサイトを検索結果の目立つ位置に表示するといった広告です。
「新宿 インプラント」や「新宿 メガネ」などの自社サイトに関連するキーワードが検索されたときに表示される広告なので、特定のキーワードで検索するほど目的が明確なユーザーにだけ表示される広告ということです。

またリスティング広告は、表示ユーザーを市町村単位で絞り込めます。そのため商圏を限定しているビジネスに有効的な広告です。
エリアを絞り込むとそのエリアのユーザーしか広告が表示されないため、ビジネスによっては効果が落ちやすいです。
そのためエリアは絞らずオフライン広告と併用することもおすすめします。

とはいえ目的が明確なユーザーにだけ表示される点や市町村単位で絞れる点からリスティング広告は、ビジネスの認知拡大ではなく商品やサービスを売りに出したいビジネス向けのWEB広告です。

このリスティング広告は現在GoogleとYahooで利用可能です。
使いやすく利用ユーザー数の多いGoogleから始めることがおすすめです。

Facebook広告

2つ目のWEB広告媒体はFacebook広告です。

以前は広告代理店など一部の会社でしかFacebookで広告出稿できませんでしたが、現在では個人単位で自由に広告出稿ができるようになっています。

Facebook広告の最大の特徴は、興味関心のセグメントに応じて配信対象をかなり細かい粒度で絞り込める点です。
細かく絞れる理由は、Facebook社が膨大なユーザーデータ(実名・居住地・勤務先など)を保有しているからです。

また、広告フォーマットが非常に豊富なことも特徴として挙げられます。
リスティング広告は文字だけの訴求しかできませんが、Facebook広告では写真・動画・スライドショーなどの多彩なフォーマットに対応しています。

リスティング広告は検索した際に表示されるため顕在層向けの広告媒体ですが、Facebook広告は対象ユーザーのフィード(タイムライン)に表示されるため潜在層向けの広告です。
もちろんFacebook広告でも顕在層の獲得は一定数狙えますが、リスティング広告の方が量・質共に高い傾向にあります。
Facebook広告で潜在層にアプローチして認知を上げながら、ニーズが顕在化したユーザーをリスティング広告で獲得しにいくといった手法がおすすめです。

Instagram広告

3つ目はInstagram広告です。
昨今はリスティング広告・Facebook広告に加えて、Instagram広告の活用が広まってきています。

Instagramの投稿やストーリーの中に表示でき、またInstagramの自社アカウントから投稿できるため、投稿に馴染む形での広告配信が可能です。
そして、InstagramはFacebook社が運営しているため、Facebook広告と同じく、細かい粒度のターゲティングが可能です。

更に、Instagramのユーザー数の多さもポイントです。
Instagramの月間アクティブユーザー数(MAU)は3,300万人と言われており、日本人の4人に1人は使っている計算になります(FacebookのMAUは2,600万人)。

Instagram広告のターゲットはFacebook広告と同じく潜在層がメインですので、リスティング広告と併用すると効果的です。

ジオターゲティング広告

最後はジオターゲティング広告です。ジオターゲティング広告は自店舗の周りに住んでいる・訪問履歴のあるユーザーに絞って広告配信する手法です。昨今ジオターゲティング広告は店舗ビジネス業界でメジャーになっていきています。

Facebook・Instagram広告だと市町村単位の絞り込みしかできませんが、ジオターゲティングは半径100mから出稿可能である点など、非常にターゲティングの精度が高いです。
また、リスティング広告の場合はあくまでユーザーの居住地等は推定で出された属性データであるのに対し、ジオターゲティング広告は実際の居住地や行動履歴に基づいてターゲティング可能な点が大きなメリットとしてあります。

また、チラシと比較した場合、ジオターゲティング広告の顧客1人あたりへのリーチ単価はチラシの1/15~1/20になるため、認知拡大のコストパフォーマンスに非常に優れています。

ジオターゲティング広告もFacebook広告・Instagram広告と同じく潜在層の認知獲得に向いている広告です。
そのため、広告出稿の際は「ジオターゲティング広告は認知施策である」という点を押さえておく必要があります。

4.広告手法の使い分け

店舗ビジネスにおける広告手法をオフライン/WEB共に解説してきました。
次に広告媒体をどのように使い分けていくかをお話します。

折り込みチラシを見るきっかけになったこと

実際に株式会社オリコミサービスの調査によると、WEB広告よりもチラシの方が店舗への誘導率が高いという結果が出ています。

この調査結果からもWEB広告は認知拡大に効果的であり、オフライン広告は店舗への誘導に効果的ということが分かります。 WEB広告のみだと店舗への誘導が弱く、オフラインのみだと拡散範囲が狭いため認知拡大が弱いといったそれぞれの強み弱みがあるため、併用も検討しましょう。

潜在層・顕在層の両面アプローチが必要

潜在層だけ・顕在層だけに向けた広告出稿は健全ではありません。

潜在層だけに広告出稿をしていても興味を持ってもらう所から始まるため成約まで結びつくことが少なく、 また顕在層向けの広告だけでは、顕在層を増やす対策が出来ていないためいずれ獲得が頭打ちになります。
リスティング広告と併用してFacebook広告やオフライン広告を活用するなど、潜在層と顕在層の両方に対してアプローチすることが大切です。
予算の都合上どちらかしかできないという場合は、まずは顕在層向けのリスティング広告から始めましょう。

5. WEB広告の出稿をするには

これまでご紹介したWEB広告を出稿するやり方は非常にシンプルです。
リスティング広告・Facebook広告・Instagram広告はオンライン上でアカウント開設〜出稿まで完結できます。

リスティング広告(Google広告)アカウント開設ページ
⇒Googleのリスティング広告はこちらからアカウント開設可能です。 Facebook広告・Instagram広告アカウント開設方法記事
⇒Facebook広告・Instagram広告はFacebookの広告アカウントで出稿可能です。

ジオターゲティング広告については、現状オンライン上での手続きができる広告媒体がありません。
普段お付き合いのある広告代理店、またはジオターゲティング広告を提供している媒体社に問い合わせてみましょう。

6.まとめ

今回は店舗ビジネスにおけるWEB広告の必要性から具体的なWEB広告媒体と使い方まで解説してきました。
店舗ビジネスの売上向上のために、WEB広告の活用は避けては通れない時代になってきています。
店舗への誘導に効果的なオフライン広告に加えて、認知拡大に効果的なWEB広告を活用することで、更なる売上向上が期待できます。

ただし、WEB広告の出稿は常にコストがかかり、さらに出稿をやめてしまうと効果が持続しません。
最小限のコストでWEB集客を強化したいという方には、近年注目されているMEOをおすすめします。
MEOは低額から始めることができ、顕在ニーズのあるユーザーに訴求が可能です。

WEB広告とMEOを組み合わせることで継続的にWEBから集客できる仕組みづくりが可能ですので、ぜひ検討してみてください。

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井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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