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【2023年6月実施】LINE公式アカウントの料金プラン改定。各プランの変更点や実施前の準備などについて

2023.02.13

2022年10月、LINE社はLINE公式アカウントの料金プランの改定を発表しました。
本記事では、気になる改定内容や改定後の影響、改定前にあらかじめ準備しておきたい事などについて解説していきます。

LINE公式アカウントの料金プランの改定内容

2022年10月31日にLINE社はLINE公式アカウントの全ての料金プランの改定を発表しました。新しい料金プランは2023年6月1日に実施予定という事です。

引用元:LINE公式サイト

そしてこちらは現在の料金プランです。

引用元:LINE公式サイト

このように金額や機能に変わりはありませんが、無料で配信できるメッセージの数が少なくなります。また、メッセージの追加も最上位プランでしか申し込めなくなっています。
この事についてLINE社は以下のように理由を述べています。

    「LINE公式アカウント」は、企業や店舗がユーザーにとって「本当に欲しい情報」を届けることで、ユーザーひとりひとりに最適化された双方向のコミュニケーションサービスを目指しています。
    しかし、メッセージの一斉配信などによる一方的なコミュニケーションが多くなっていたことが、課題となっていました。このような課題を解決するため、これまで、企業や店舗がよりユーザーひとりひとりの興味や関心に合ったメッセージを届けられるよう、ユーザーの属性/行動に応じたメッセージ配信の多様化・高度化など、さまざまな機能追加・アップデートを行なってきました。
    さらに、今後は企業・店舗とユーザーとの双方向の深い繋がりを生み出せるサービスを目指し、下記のような取り組みを進めていきます。
  • 「LINE公式アカウント」上のサービス利用情報やアンケート結果などのユーザーデータとの紐づけによる、より高度なメッセージ配信の最適化
  • PayPayやYahoo!JAPANなどのZHDグループ各社サービスとの連携によるユーザー接点の強化
  • 業種特化型パッケージプランの提供
    このような今後の活用の方向性を見据え、2023年6月1日に「LINE公式アカウント」の料金プランを改定する予定です。

この声明から、今後のLINE公式アカウントにおける主なマーケティング手法を、今までのようなメッセージの一斉配信からユーザー一人ひとりに向けた的確な情報発信に移行してほしいという意図がうかがえます。

新旧の料金プランの比較

料金プラン改定が実施されると、既に利用中の現行の料金プランに相当する新料金プランが自動的に適用される予定となっています。
改定実施予定の2023年6月1日以降にも月額プランを継続利用している場合は、改定に同意したものとみなされます。

なので、プランのアップグレードまたはダウングレードを検討している場合は改定前に手続きを行う必要があります。
プランの変更は、申請した次の月から適用されるので、余裕を持って早めに申し込むと良いでしょう。
(※アップグレードする場合は、差額を支払うことで差分のメッセージ配信数が付与されます)

【月中にアップグレードする場合】

【月中にダウングレードする場合】

引用元:LINE公式サイト

この章では、無料で配信できるメッセージの数や月額の固定費が改定後にどれくらい変わるのか、新旧の料金プランのそれぞれを比較して情報を整理していきます。

1.フリープランとコミュニケーションプラン

まず、無料のフリープランとコミュニケーションプランについてです。

現行フリープランコミュニケーションプラン
固定費(税別)0円0円
無料メッセージ通数(月) 1,000通200通
追加メッセージ 不可不可

コミュニケーションプランに改定された後も固定費は無料のままです。そして配信できるメッセージ数は800通減少し、実質5分の1の数になります。また、メッセージの追加は引き続き、不可となります。

2.ライトプランと新ライトプラン

ライトプラン新ライトプラン
固定費(税別)5,000円5,000円
無料メッセージ通数(月) 15,000通5,000通
追加メッセージ 5円/通不可

新しいライトプランでは、無料のメッセージ配信数が10,000通減少し、3分の1の数になります。また、これまでメッセージの追加送信が1通につき5円だったところ、改定後は追加が不可になります。

3.スタンダードプランと新スタンダードプラン

スタンダードプラン新スタンダードプラン
固定費(税別)15,000円15,000円
無料メッセージ通数(月) 45,000通30,000通
追加メッセージ ~3円/通~3円/通

最上位プランであるスタンダードプランでもメッセージの送信数が15,000通減少します。 そして、改定後はこのプランからメッセージの追加が可能になります。追加料金は以前と変わらず、1通につき3円(税抜き)かかります。

改定前に備えておくこと

メッセージの配信数が少なくなるということは、つまり、配信サービス自体が値上げされるということになります。そこで、なるべく経済的コストを抑えながら運用を続けていくためにも改定される前に対策を講じておきましょう。

この章では、改定前に今から備えておきたいことについて解説していきます。

1.タグ付け配信でターゲットを絞り込む

今回の料金の改定でポイントとなってくるのはメッセージの送信数です。
無料で送信できる数が大幅に減少するので、効果的な対策としてメッセージ配信の節約が挙げられます。そして、それを可能にするのがタグ付けによる絞り込み配信です。

絞り込み配信をすることで本当に必要な情報をユーザーに的確に届けられるため、情報発信の最適化を図れます。
タグ付けによる絞り込み配信は改定後でも引き続き、課金対象となるメッセージにはなります。しかし、これまで以上に送信するユーザーを絞り込むことで配信数を節約できるだけでなく、効果的な内容のメッセージ配信によってさらなる集客を期待できます。

タグ付け配信の詳細、メリットについてはこちらの記事もご参考ください。

2.無料で使える機能を有効活用する

LINE公式アカウントにはいくつものメッセージ機能があります。今回、すべての料金プランは改定されますが、一部のメッセージ配信は課金対象外として無料で使えるので、それを有効活用するのも一つの手です。

以下に課金対象としてカウントされるメッセージ、カウントされないメッセージをまとめました。

    【カウントされるメッセージ】
  • メッセージ配信(絞り込み配信、ステップ配信含む)
  • Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」
    【カウントされないメッセージ】
  • LINEチャットの送受信
  • 応答メッセージ
  • AI応答メッセージ
  • あいさつメッセージ
  • Messaging APIの「Reply API」

これらの課金対象としてカウントされないメッセージ機能、特に、チャット機能や応答メッセージ、AI応答メッセージを活用することで、お問い合わせや予約対応の効率化が図れます。
チャット機能の詳細についてはこちらの記事もご参考ください。

まとめ

ここまでLINE公式アカウントのプランの改定や対策についてまとめてきました。配信できるメッセージの数は大幅に減少しますが、絞り込み配信を駆使するなど工夫できることはあります。
ぜひ、本記事を今後のLINE公式アカウントの運用の参考にしてみてください。

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井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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