LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージの機能や作成方法などをご紹介。
LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージとはメッセージとして動画を配信できる機能です。 テキストや画像のみのメッセージよりもインパクトがあるアピール方法なので、高い宣伝効果を期待できます。
本記事ではLINE公式アカウントのリッチビデオメッセージについて解説していきます。
LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージとは
LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージとは、動画をメッセージで配信できる機能のことです。
配信された動画は自動再生されるので、メッセージを受け取ったユーザーはそのままトークルーム内で見ることができます。動画にはURLを埋め込めるので視聴が完了したら外部サイトへと誘導が可能になります。
また、一度、配信されたリッチビデオメッセージは無期限で再生が可能なのでユーザーは繰り返し観ることができます。
リッチビデオメッセージで配信できる動画は以下のサイズが推奨されています。
- ファイル形式:mp4、MOV、WMV
- サイズ:200MB以下
動画は縦型や横型、正方形など様々なサイズに対応しています。縦型に設定すればトークルームの画面を占有できるのでユーザーにアピールしやすくなります。
ちなみに再生時間が長過ぎると、アップロードに時間がかかる上に、ユーザーに最後まで見てもらえない可能性が高くなるので注意しましょう。また、設定できるサイズも限られていることから30秒〜1、2分程度の長さが適切です。
通常の動画とリッチビデオメッセージの違いについて
この章では通常の動画とリッチビデオメッセージの配信についての違いについて解説します。
通常の動画の場合は、普段のメッセージのやり取りと同じように動画データをメッセージに添付して配信できます。また、ファイル形式はmp4を推奨しています。
リッチビデオメッセージも通常のメッセージと同じように配信できますが、動画自体の保存や転送、SNSでのシェアができません。なので、動画を保存、拡散してもらいたい場合は通常のメッセージと同じ形式で配信しましょう。
配信 | 保存やシェアなど | 外部サイトへの遷移 | ファイル形式 | サイズ | |
---|---|---|---|---|---|
通常の動画 | 〇 | 〇 | × | mp4(推奨) | 200MB以下 |
リッチビデオメッセージ | 〇 | × | 〇 | mp4、MOV、WMV | 200MB以下 |
リッチビデオメッセージのメリットとデメリット
リッチビデオメッセージは、映像を使ってユーザーの視覚と聴覚の両方にアピールできるというメリットがあります。また、それと同時に動画データの制作には様々なコストがかかるというデメリットも存在します。
この章ではリッチビデオメッセージのメリットとデメリットについて解説していきます。
1.リッチビデオメッセージのメリットについて
リッチビデオメッセージのメリットは、テキストでは長文になってしまったり、画像では説明しにくい情報などを短時間で分かりやすく伝えることができます。また、動画はユーザーの印象に残りやすいので高い宣伝効果も期待できます。
例えば飲食業の場合は、料理を多角的に撮影することで食材の瑞々しさなどをアピールできます。また、小売業で家電などを扱っている場合は、商品が実際に動いている様子を撮影すればユーザーは動作を確認できます。
このように動画を使うことで文字や画像だけでは伝えきれない情報を理解しやすい形でユーザーに届けることができます。
2.リッチビデオメッセージのデメリットについて
リッチビデオメッセージにはメリットがある一方、デメリットも存在します。 それは、動画の制作にはある程度の経済的かつ時間的なコストがかかるという点です。
PRに繋がりやすい動画を作るには映像制作以外にマーケティングについての専門知識が必要になります。なので、自社のスタッフだけで作るのは難しいため、最初のうちは専門業者にいくつか相見積もりをとったり、フリーのクリエイターなどに発注するのがお勧めです。
リッチビデオメッセージの作成・配信方法
この章では、リッチビデオメッセージの作成と配信方法について実際のLINE公式アカウントの管理画面を使って解説していきます。 もしも、ご自身やスタッフで動画データを作成したり、設定するのが難しいという場合はLINE公式アカウントの運用代行業者に問い合わせてみるのも良いでしょう。
1.リッチビデオメッセージの作成
LINE公式アカウントの管理画面にログイン→左側のメニューからリッチビデオメッセージ作成を選択
リッチビデオメッセージ作成画面に移動→①タイトルを入力(100文字まで入力できますが、LINEの通知欄に表示された時に内容が分かりやすいタイトルにすると良いでしょう)→②動画をアップロード(ポップアップ画面が出てきます。推奨フォーマットはmp4、MOV、WMV。ファイルサイズは200MB以下のデータをアップできます)
③アクションボタンで動画視聴後のアクションを任意で設定→④URLを入力→⑤デフォルト設定のテキストのいずれかを選択(任意のテキストも20文字まで入力できます。確実なアクションに繋げるためにも長すぎない文言が良いでしょう)
2.リッチビデオメッセージの配信
設定が完了したら、作成したリッチビデオメッセージを配信します。
絞り込み配信など効果的なメッセージの配信方法についてはこちらの記事もご参照ください。
管理画面の左側のメニューから「メッセージを作成」を選択→メッセージ配信画面に移動
メッセージ作成画面で「リッチビデオメッセージ」を選択→作成したリッチビデオメッセージを設定→配信。
これでリッチビデオメッセージの配信が完了です。
まとめ
LINE公式アカウントのリッチビデオメッセージは、映像を使ってユーザーの視覚情報に訴求できるインパクトのある宣伝方法です。
このような動画の配信に加え、テキストのみや画像での配信形式を使い分けると効果的です。
ぜひ、ご自身のLINE公式アカウントの運用に活かしてみてください。
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