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LINE公式アカウントのリサーチ機能とは。メリットや活用方法などをご紹介。

2023.01.17

LINE公式アカウントのリサーチ機能とはアンケートフォームを作成できる機能のことです。
アンケートを配信して、友だち登録しているユーザーの興味やニーズを調べたり意見を集めることができ、そこからご自身のビジネスの業務改善のヒントなどを得られることでしょう。

本記事ではLINE公式アカウントのリサーチ機能ついて解説していきます。

LINE公式アカウントのリサーチ機能とは

LINE公式アカウントのリサーチ機能ではアンケートフォームを作成してユーザーの意見や回答を集計できます。

作成したアンケートは、全てのLINEユーザーに向けてタイムラインに投稿したり、友だち登録したユーザーに限定してメッセージ配信することができるので、内容によって配信方法を使い分けると効果的です。

また、リサーチ機能に似ている機能で「LINEリサーチ」というものがあります。こちらは有料の機能で多様な調査メニューを提供している他、専門家によるサポートが可能です。さらに詳しいアンケート調査を行いたいという場合は導入を検討しても良いでしょう

リサーチ機能のメリット

リサーチ機能を活かすことでもたらされるメリットは、ビジネスを運営していく上でとても大きいものです。
この章ではリサーチ機能の3つのメリットについて解説していきます。

1.無料で使える

リサーチ機能のメリットは、まず、無料で使えることです。リサーチ機能は全ての料金プランに搭載されているので、事業を立ち上げたばかりで初期費用が限られている状態でも使うことができます。

また、LINE公式アカウントにはプレミアムアカウントと認証済アカウント、未認証アカウントの3つのタイプがあり、全てのアカウントで利用できます。(※未認証アカウントでは設定できない一部の機能があります)

2.業務改善につながる

2つ目のメリットは業務改善につながるということです。
リサーチ機能によるアンケートの実施は、ユーザーからの感想や率直な意見が聞けるので、ビジネスの現状や課題が可視化でき、新たな気づきも得られます。
そして、現在のガイドラインの見直しやサービスの品質向上など、ビジネスの成長にも繋がるのでさらなる集客を期待できます。

3.ユーザーへの理解が深まる

そして3つ目のメリットはユーザーへの理解が深まることです。
アンケートを介してユーザーとコミュニケーションを取ることでニーズや悩みを知ることができるので、ユーザーとの関係性が構築されていきます。

また、アンケートにユーザーの基本的なプロフィールを入力することもあるので、ご自身のビジネスはどういう人たちに利用してもらっているのか知ることができます。ユーザーの属性を把握することで新しい商品やサービス考案のヒントを得られるでしょう。

リサーチ機能の注意点

リサーチ機能にはメリットがありますが、作成や配信にあたって注意する点もあります。
この章ではリサーチ機能の注意点について解説していきます。

1.未認証アカウントでは「自由回答形式」を選べない

リサーチ機能はデフォルトで「選択形式」のアンケートが設定されています。それと合わせて「自由回答形式」も作成することで、ユーザーの率直で貴重な意見を得ることができます。しかし、自由回答形式のアンケートは未認証アカウントでは自由回答形式のアンケートは作成できません。

ご自身のLINE公式アカウントを認証済にするには、登録後にLINEの事務局にアカウント認証のリクエストを申請しましょう。

2.回答者が少ないと結果を閲覧できない

アンケートの回答者が20人以下の場合は結果を確認することができません。
もしも、ご自身のLINE公式アカウントの友だち登録数が20人より少ない場合は、まずは友だち登録ユーザーの数を増やすことから始めてみましょう。

LINE公式アカウントの友だちを増やす方法についてはこちらの記事もご参照ください。

3.「アカウント満足度調査」は90日に一度しかできない

アカウント満足度調査」とはリサーチ機能の一つで、無料でアンケート調査ができます。ご自身のLINE公式アカウントの満足度や、どんな商品やサービスが求められているかを把握することができる機能です。

90日(約3か月)に一度しか配信できないという制約がありますが、ユーザーからのフィードバックを定期的に得られる貴重な機会なので、積極的に活用していきましょう。

リサーチ機能の活用方法

リサーチ機能をより効果的に使うにはアンケートの配信方法に工夫が必要になります。
この章ではリサーチ機能の活用方法について解説していきます。

1.定期的な配信をする

まず、定期的な配信をする方法です。
ユーザーのニーズの調査やサービス向上のために定期的にアンケートを配信しましょう。 実施するタイミングは3か月~半年に1回程度であれば、日々の業務に支障をきたすことはないでしょう。

アンケートの定期配信は、ユーザーとの接触の機会が増やせると同時に、自社サイトへのアクセスや実際の来店などといったCV率の向上やアカウントのブロック防止にも繋がります。

2.セグメント配信する

次に、セグメント配信でユーザーを絞り込んで配信する方法です。
ユーザーを任意の属性でカテゴリ分けしてターゲットを絞り込みます。それに基づいてアンケートを配信することで効率的にユーザーの意見を収集することができます。 ユーザー一人ひとりの好みや購買行動、来店頻度などに合わせた的確な質問内容でアンケートを作成すれば、積極的な回答を期待できます。

セグメント(タグ付け)配信についてはこちらの記事も併せてご参考ください。

リサーチ機能の設定・配信について

この章では実際のLINE公式アカウントの管理画面の画像を用いて、リサーチ機能の設定方法について解説していきます。
もしもアンケートの設定や任意の質問を考えるのが難しいという場合は、LINE公式アカウント運用代行業者に問い合わせてみるのも良いでしょう。

1.作成・設定方法

LINE公式アカウントの管理画面にログイン→左側のメニューのツールからリサーチを選択→リサーチページの作成

開くと下記のようにプレビュー画面が同時に出て来ます。プレビュー画面では設定した画像やユーザーに送信されたアンケートがどのように表示されるのか確認できます。

①リサーチ名を設定→60文字まで設定できますが、長すぎないタイトルにしておきましょう。
②リサーチ期間を設定→現在以降の日時で設定できます。一度、設定した期間は途中で変更できないので注意しましょう。
③メイン画像を設定→メイン画像とはチャットルームに表示される画像のことです。画像は以下のサイズが推奨されています。

  • ファイル形式:JPG、JPEG、PING
  • ファイルサイズ:10MB以下
  • 推奨画像サイズ:520px×340px、780px×510px

④リサーチの説明文を設定→説明文は150文字以内で設定できます。どういった内容のアンケートなのか分かりやすい文章にしましょう。
⑤公開範囲を設定→すべてのユーザーまたは友だち登録しているユーザーのいずれかを選択できます。友だち登録キャンペーンなど、ご自身のアカウントを周知させたい場合は「すべてのユーザー」に向けてタイムライン上で配信すると良いでしょう。

⑥紹介ページを設定→紹介ページとは、ユーザーが「回答する」をタップすると表示されるページです。
⑦紹介ページのアイコンを選択→アイコンは6つのデザインから選べます。
⑧トップページの画像を選択→ファイル形式:JPG、JPEG、PNG ファイルサイズ:10MB以下。

⑨お問い合わせ先を設定→お問い合わせの表示/非表示を任意で選択します。「表示」を選択した場合は会社名と電話番号が表示されます。
⑩ユーザーの同意の設定→こちらも任意でユーザーの同意についての表示を選択できます。利用規約のWebサイトのURLまたは規約文を設定できます。

⑪サンクスページを設定→サンクスページとはその名の通り、アンケートに回答してくれたお礼やメッセージを表示する項目です。
アンケート回答のお礼にクーポンをプレゼントすると喜ばれますので、ぜひ設定しておきましょう。また、クーポンの内容はアンケート回答者限定の特典が受けられる内容であればユーザーは特別感を得られます。

ちなみにクーポンは事前に設定しておく必要があります。クーポンの作成方法についてはのこちらの記事もご参考ください。

また、クーポンに加えてお礼のメッセージも一言あると丁寧な印象になるので、忘れずに記入しておきましょう。
サンクスページの設定が完了したら、リサーチ機能の注意事項を確認の上、次へ進みます。

⑫質問項目の設定→現状の把握や新しいサービスの提案など、実施する目的を明確にし、それに適した質問項目を設定することで効率的にユーザーからの意見を集められます。

まず、ユーザーの属性を性別、年齢、居住地に関する質問を任意で設定します。デフォルトで設定されたテンプレートか新規で選択肢を作成することもできます。

⑬次に、自由形式での質問項目を設定します。回答形式は単一回答か複数回答のいずれかを選択できます。 質問項目は7つまで追加できますがユーザーに負担がかからないボリュームで設定しましょう。設定が完了したら保存して終了です。

2.配信方法

アンケートの作成が完了したらメッセージで配信しましょう。
手順は通常のメッセージと同じで、メッセージ作成画面で作成したリサーチを添付して配信すれば完了です。

まとめ

LINE公式アカウントのリサーチ機能は、友だち登録しているユーザーの属性の調査やご自身のビジネスのサービスや商品の品質改善のヒントが得られる機能です。
ぜひ、ご自身のLINE公式アカウントの運用に活かしてみてください。

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井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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