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LINE公式アカウントのショップカードについて。その機能や作成方法、効果的な活用のポイントなど。

2022.11.21

LINE公式アカウントにはショップカード機能というものがあります。
ショップカード機能とはサービスを利用した金額に応じたポイントが貯まる、従来のポイントカードと同じシステムです。ショップカード機能を設定することで、ご自身のビジネスやお客さんにもたくさんのメリットをもたらします。

本記事では、LINE公式アカウントのショップカード機能やその効果的な活用方法について解説していきます。

LINE公式アカウントのショップカード機能とは

LINE公式アカウントのショップカードとは、LINEアプリの中で発行や管理ができるポイントカード機能です。
友だち登録したユーザーにサービス利用や商品の購入金額に応じたポイント、来店ポイントなどを付与できます。 仕組みは従来の紙媒体のポイントカードと同じで、ユーザーはお財布などから出し入れすることなくスマホ一つで手続きが完了できますし、店舗側もカード発行の手間をかけることなく運用できます。

ショップカード機能はLINE公式アカウントのすべての料金プランに搭載されているので、ポイントカードの導入を考えている店舗は積極的に活用していきたいシステムです。

ショップカードのメリットとデメリットについて

ショップカード機能はLINEアプリの中で手続きが完了できるので、店舗側にとってもお客さんにとっても大きなメリットがありますが、多少のデメリットも存在します。
この章ではショップカード機能がもたらすメリットやデメリットについて解説していきます。

1.無料で始められる

ショップカード機能の導入におけるメリットは、まず、無料で運用を始められることです。
LINE公式アカウントのすべての料金プランにデフォルトで搭載されているので、最初は無料のプランで運用を開始するのが良いでしょう。

これまでのショップカードやポイントカードは紙媒体のものが主流というイメージでしたが、LINE公式アカウントのショップカード機能を導入すれば紙媒体でのカードの発行が不要になります。 なので、事業を立ち上げたばかりで初期費用を抑えたい場合などに、カードのデザインや印刷にかかる費用を抑えられるのは大きなメリットです。

2.すぐに発行できる

次に、ショップカードはLINE公式アカウントの管理画面で設定すればすぐに発行できる点です。
店舗ごとにポイントカードを作ると、お財布の面積を圧迫したり、うっかり忘れてしまって再度作り直すという手間がかかってしまいます。

ショップカード機能は紙媒体などでポイントカードを物理的に作らなくても良いので、ユーザーはポイントカードを忘れたり紛失したりするなどのアクシデントを回避できる上に再発行の手間を解消できます。

3.リピーターの獲得に繋がりやすい

紙媒体のポイントカードを作る必要が無くなるので、気軽にポイントを貯めやすくなり、そのお店に好感を持ちやすくなります。

そして、ショップカード機能は、通常のサービスを利用してポイントを貯める以外に、貯まったポイントによって受けられる特典も自由に設定できます。なので、来店の楽しみがさらに増え、お客さんが再度、利用してくれる可能性も高まります。

4.LINEユーザーしか使えない

ここからはデメリットについて取り上げていきます。

ショップカード機能のデメリットは、まず、LINEアプリをインストールしているユーザーにしか使えないという点です。
LINEは日本で最も普及しているSNSですが、業種によっては、ご自身のビジネスのターゲットとしているお客さんの中に、LINEアプリをインストールしている人の数は少ないかもしれません。

なので、来店したお客さんがLINEユーザーでない場合はアプリのインストールと友だち登録を直接お願いしてみるのが良いでしょう。

5.設定に手間がかかる

次の章でも解説していきますが、ショップカードの設定・作成にはいくつもの工程があります。
カードのデザインの中心となる背景画像を最適なサイズや解像度で用意したり、利用ガイドで注意事項をアナウンスしたりなど、入力する項目がたくさんあるので苦手意識を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

もしも、ご自身やスタッフのみで作成が難しいという場合はLINE公式アカウントの運用代行を検討してみるのも一つの方法です。

ショップカードの作り方について

ここまでショップカードの機能やメリットとデメリットについて解説してきました。それでは、実際にショップカードを作成してみましょう。

この章ではLINE公式アカウントの管理画面の画像を使ってショップカードの作り方を解説していきます。

1.ショップカードを作成する

LINE公式アカウントの管理画面にログイン後、左側のメニューから「ショップカード」をクリックします。

ショップカード作成ボタンからショップカードの設定画面に移動します。(デフォルトでプレビュー画面が表示されますが、左にあるボタンで閉じることができます)

“カード設定”の画面で、カードのデザインやポイント数などを設定していきます。まずは背景画像をアップロードします。

背景に最適な画像は以下の通りです。

  • ファイル形式:JPG、JPEG、PNG
  • ファイルサイズ:3MB以下
  • 推奨画像サイズ:1920px × 960px

なお、背景画像を設定せずにカードは作成できますが、ご自身で選んだ画像を設定すれば他社との差別化を図ることができ、お客さんに覚えてもらいやすくなります。

その他の項目は以下の通りになります。

①デザインの設定
デザインは10種類あり、右のプレビュー画面で確認できます。

②ゴールまでのポイント数の設定
ポイントは1〜50までの数字を設定できます。お客さんが貯めるのに難易度が高すぎない数字を設定しましょう。

③ゴール特典/ポイント特典
ゴール特典の設定の詳細は後ほど解説していきます。

④有効期限/有効期限の通知の設定
ショップカードの有効期限の項目を設定しましょう。特に期限を設けない場合は“設定しない”を選択できます。
また、これらの項目はカードの公開後は変更できないので注意しましょう。

⑤カード取得ボーナスの設定
カード取得ボーナスとは、ショップカードを取得した時に付与される初回ボーナスポイントのことです。カード取得のみで、ある程度のポイントがもらえると、お客さんはさらにポイントを貯めたくなることでしょう。

⑥ポイント取得制限の設定
ポイント取得を制限することで不正なポイント取得や利用の防止になります。 “制限しない”設定もできますが、それではお客さんもポイントを貯める達成感が得られませんし、店舗側も特典で赤字になってしまう可能性もあります。

なので、上部2つの“同日中に同じお客さまへのポイント付与を許可しない(0:00にリセット)”または“指定時間内に同じお客さまへのポイント付与を許可しない”を選択するのがおすすめです。

⑦利用ガイドの記載
最後に利用ガイドを記載しましょう。ショップカードを使用する際の規定や注意事項などをアナウンスする項目です。
少し難しそうな部分ではありますが、未入力の状態でもテンプレートのテキストが設定されているのでご自身のビジネスのルールに合わせてアレンジできます。
500文字まで入力できますが、お客さんに分かりやすいよう簡潔な文章を心がけましょう。

⑧保存
すべての項目を入力し終えたら保存して、ランクアップカードの作成またはショップカードを公開しましょう。 (ランクアップカードについては後ほど解説していきます)

2.ゴール特典(特典チケット)を設定する

ゴール特典(特典チケット)の作成について解説していきます。

ポイントがある一定数貯まったら受けられる特典を設定しておくと、お客さんに達成感を感じてもらえ、リピートにも繋がりやすくなります。
例えば、飲食店でしたらポイントが貯まったらドリンク1杯無料やお茶菓子のサービスをしたり、小売店でしたら好きな商品の値段の〇%を割引き、などが喜ばれます。

このように、お客さんに特別感を感じてもらえるようなサービスをいくつか考えておきましょう。

3.ランクアップカードを設定する

ショップカード設定の全項目が入力が完了後は、保存してランクアップカードも作成できます。ランクアップカードとはポイントが満タンになったら次のランクに移行できるカードのことです。

ランクアップカードはゴール到達後に別のカードに切り替わります。カードごとに異なる特典を用意できるのでお得意様向けのちょっと贅沢な特典なども設定できます。

引用元:LINE公式アカウント

効果的なショップカード機能の運用方法とは

この章ではショップカードの機能を効果的に運用する具体的な方法について解説していきます。

LINE公式アカウントのリッチメニューの中にショップカードを配置したり、POPやポスターの掲示をしたり、オンラインとオフラインの両方から多角的にアピールしていきましょう。

1.リッチメニューに表示させる

まず、LINEのトーク画面のリッチメニューに表示して周知させる方法です。

リッチメニューとはトーク画面の下部(キーボードエリア)に表示されるメニュー欄のことで、そこにショップカードを表示させておけば、ユーザーはトーク画面を開いたらすぐにアクセスできます。

また、キャンペーン期間中はショップカードの部分を大きく表示させるなどの細かい設定も行えるため、ご自身のビジネスのコンセプトに合わせた運用が可能になります。

2.URLを配信する

次にショップカード取得専用のURLをLINE公式アカウントのタイムラインやメッセージ配信にて周知する方法です。

管理画面でショップカードを作成・公開したらカード配布用のページが表示されます。
カード設定→カード配布→カード取得用URLをコピー。コピーしたURLを告知用のテキストに添付して配信できます。

引用元:LINE公式アカウント

3.クーポンを配信する

そして、クーポンをメッセージ配信してショップカードとの併用を促す方法です。LINE公式アカウントのメッセージ配信機能では、最新情報などのお知らせ以外にもクーポンを配信できます。
雨の日限定や〇月限定クーポンなど、友だち登録したユーザーのみに配信されるお得なクーポンを発行して来店を促進してみましょう。
実際のサービス利用とポイント取得の組み合わせでリピーター獲得に繋がりやすくなります。

メッセージ配信機能についてはこちらの記事もご参照ください。

4.ポップを作って周知する

最後に、店内にQRコードを印字したPOPを多数用意して友だち登録を周知する、オフラインからのアピール方法です。

POPを店内の壁やテーブル、レジカウンターなど、お客さんと接点を持ちやすい場所に設置して、積極的に友だち追加を促進しましょう。
また、ポイント読み取り用のQRコードを印字したポスターも複数の場所に貼っておけば、お客さんご自身でポイント取得を行ってくれるので、スタッフの負担が軽減されます。

まとめ

このようにLINE公式アカウントのショップカード機能には、無料で始められるだけでなく、事業を運営するのに欠かせない要素が数多く備わっています。そのメリットは大きく、効果的に活用することでリピーターの獲得や新規顧客の開拓にも繋がりやすくなります。
ぜひ、ご自身のLINE公式アカウントの運用に活かしてみてください。

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井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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