Googleストリートビュー認定フォトグラファーとは?制度終了後の公開方法
「Googleストリートビューの認定フォトグラファーになりたい」と考えてこのページにたどり着いた方に、はじめにお伝えしなければならないことがあります。
Googleストリートビュー認定フォトグラファー(Street View trusted)の制度は、2024年12月31日をもって終了しました。現在、新たに認定を受けることはできません。
ただし、ストリートビューの撮影や公開ができなくなったわけではありません。むしろ「認定を受けた人だけが有利」という仕組みがなくなり、条件を満たせば誰でも公開できる形に変わっています。
この記事では、制度が終了するまでの経緯と、認定フォトグラファーがどのような存在だったのか、そして現在ストリートビューを公開するにはどうすればよいのかを整理してご紹介します。
Googleストリートビュー認定フォトグラファー制度は2024年12月に終了しました
Googleは2024年10月、ストリートビュー認定フォトグラファー(Street View trusted)プログラムを2024年12月31日をもって終了すると告知しました。告知のとおり、同年末で制度は終了しています。
実際、かつて認定フォトグラファー向けに用意されていたGoogleの公式ページ(google.com/intl/ja/streetview/business/trusted/)にアクセスすると、現在は認定に関する説明ではなく、一般向けの投稿案内ページに転送されます(2026年9月時点)。認定要件がまとめられていたページも同様です。
制度の終了によって、次のものがなくなりました。
- ストリートビュー認定バッジ
- Google公式サイトに掲載されていた「委託可能な認定フォトグラファーのリスト」
- 認定フォトグラファー向けのブランドアセット(ロゴなど)の使用権
- 認定フォトグラファー専用のサポート窓口
一方で、次のものはこれまでどおり続いています。
- すでに公開されているストリートビューの画像
- これから新しく360度写真や360度動画を公開すること
- Googleマップ上でのバーチャルツアーの掲載
- 360度動画から移動できる経路(いわゆる「青い線」)を作ること
つまり、なくなったのは「Googleが撮影者を認定する仕組み」であって、ストリートビューそのものではありません。
認定フォトグラファーとは、どのような制度だったのか
ここからは、制度が存在していた当時の内容を振り返ります。現在は適用されない点にご注意ください。
Googleストリートビュー認定フォトグラファーは、Googleの公式サイトで次のように定められていました。
簡単にまとめると、「ストリートビューの撮影において一定以上の実績とスキルを持ち、Googleブランドを掲げて活動してよいと公式に認められた法人・個人」ということになります。
認定を受けるには、次の3つの条件を満たす必要がありました。
- 360度写真をストリートビューに50枚以上公開する
- 公開した写真のうち50枚以上がGoogleから承認される
- Googleから認定バッジを受け取る
特に重要だったのが2番目で、ただ枚数を公開すればよいわけではなく、画質や合成の精度が審査されていました。
認定された撮影者は、Google公式サイトのリストに掲載され、撮影を依頼したい店舗や施設から直接見つけてもらうことができました。下の画像は、当時実際に掲載されていたリストです。

弊社も認定フォトグラファーとして、多くの店舗・施設の撮影を担当してきました。制度は終了しましたが、撮影の実績とノウハウはそのまま残っています。
制度終了後、いまストリートビューを公開するには
認定という「人」に対する審査がなくなった代わりに、現在はアップロードする画像そのものが要件を満たしているかどうかで判断されます。条件を満たせば、誰でも公開できます。
Googleが公開している360度写真の要件は次のとおりです。
- サイズは7.5メガピクセル以上
- アスペクト比(縦横の比率)は2対1
- ファイルサイズは75MB以下
- 画像の周囲に隙間がなく、合成のずれが目立たないこと
- 鮮明でぶれがなく、ピントが合っていること
- 撮影間隔は、室内なら2歩(約1メートル)ごと、屋外なら5歩(約3メートル)ごと
出典:360°写真を作成して Google マップに公開する(Googleマップ ヘルプ)
360度動画を使う場合は、ストリートビュー スタジオからアップロードします。対応しているファイル形式はmp4とmovで、アップロード後の処理には数日かかることがあります。Googleの案内では、個々の360度写真の合成に公開から4日以上かかる場合があるとされています。
なお、2枚以上の平面写真から経路を作る「Photo Path」は、Googleがサポートを終了しました。新しいPhoto Pathを公開することはできません。
もうひとつ、実務上とても重要な注意点があります。画像にぼかしを入れて公開した場合、そのぼかしを後から取り消すことはできません。通行人の顔や車のナンバーなど、映り込みの処理は公開前に慎重に判断する必要があります。
出典:360°画像と Photo Path にぼかしを入れる、削除する(Googleマップ ヘルプ)
ストリートビューと360度パノラマ画像の違いは「歩き回れるかどうか」
ストリートビューと言えば「360度ぐるっと見渡せる画像」というイメージが強いですが、通常の360度パノラマ画像との間には大きな違いが一点あります。
それは、ストリートビューが「歩き回れるパノラマ画像」だという点です。
下の画像で、マウス(スマートフォンの方は指)で方向を示す矢印をクリックしてみてください。その方向に画像が移動し、室内の細かい部分まで見て回れるはずです。
↓弊社が撮影した実際のストリートビュー↓
一方、通常の360度パノラマ画像は移動ができず、撮影した地点から周りを見渡すだけになります。
歩き回れるようにするには、撮影地点どうしの画像のずれを最小限にしてつなぎ合わせる必要があり、それなりの手間と時間がかかります。認定制度がなくなった今も、この作業の難しさ自体は変わっていません。
撮影を依頼したいときは、自分で探す必要があります
制度の終了でひとつ、依頼する側にとって不便になった点があります。
Google公式サイトにあった「委託可能な認定フォトグラファーのリスト」がなくなったため、Googleから撮影者を探すことができなくなりました。
そのため現在は、撮影代行を行っている会社を自分で調べて比較し、選ぶことになります。料金の決まり方や対応エリアは会社によって差があるため、見積もりの前に条件を確認しておくと安心です。
撮影代行の選び方や依頼の流れについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
弊社でも、店舗・施設向けのストリートビュー撮影と公開の代行を承っています。撮影から公開までを一括で任せたい場合は、Street primeのページをご覧ください。
まとめ
今回は、Googleストリートビュー認定フォトグラファー制度についてお伝えしました。
制度は2024年12月31日をもって終了しており、現在は新たに認定を受けることはできません。認定バッジも、Google公式の撮影者リストもなくなっています。
ただし、ストリートビューの公開自体は続いています。今は「誰が撮ったか」ではなく、アップロードする画像が要件を満たしているかどうかで判断される仕組みです。7.5メガピクセル以上、アスペクト比2対1、75MB以下といった条件を満たせば、誰でも公開できます。
撮影を依頼したい場合は、Googleのリストが使えなくなったぶん、代行会社を自分で比較して選ぶ必要があります。この記事が、その判断の材料になれば幸いです。
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