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LINE公式アカウントにかかる料金は?|3つのプランの違いとポイントを解説

2021.12.13

SNSの中でも、年齢や性別を問わず幅広い年代に利用されているコミュニケーションアプリ「LINE」
2021年現在では、月間の利用者が8,900万人にも上り、日本人の約70%以上が利用しているアプリです。

そんな利用者の多いLINEでは、「LINE公式アカウント」という、企業のための特別なアカウントを作成できます。
本記事をご覧の方の中には、既に自社の公式LINEを開設している方もいらっしゃれば、まだ開設してなく、ただいま検討中という方もいらっしゃるでしょう。
LINE公式アカウントを利用している最中でも、利用する前でも気になるのが、料金ですよね。

そこで今回はLINE公式アカウントの導入をご検討中の方やプラン変更を検討している方に向けて、「LINE公式アカウントの3つの料金プラン」「配信数の数え方」について分かりやすくご紹介します。

1.「無料」で開設!LINE公式アカウントの3つの料金プラン

LINE社は以前、「LINE@」と「LINE公式アカウント」の2つの企業・店舗向けサービスを提供していましたが、2019年4月に「LINE公式アカウント」という名前で1つにまとめました。
本章では、その新しい「LINE公式アカウント」の3つの料金プランをご紹介していきます。

1.無料の「フリー」と有料の「ライト」「スタンダード」

LINE公式アカウントには、無料で使える「フリープラン」と有料の「ライトプラン」「スタンダードプラン」の合計3つのプランがあります。

「フリープラン」はその名の通り、お金が一切かからない、完全無料のプランです。
「ライトプラン」は、有料ではあるものの、月5000円と比較的安価で利用できるプランです。
「スタンダードプラン」は、1番高額なプランですが、月15,000円で利用できるプランです。

引用元:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/plan/

この3つのプランは、図の通り、「月額固定費」「無料メッセージ通数」「追加メッセージ料金」
の3点が異なります。

「月額固定費」とは、毎月支払う料金のことです。
「無料メッセージ通数」とは、各プランに定められている、メッセージの配信数のことです。
「追加メッセージ料金」とは、上記の「無料メッセージ通数」を超えてしまった場合に支払う料金のことです。

そして、LINE公式アカウントには、「オプション機能」があります。
この「オプション機能」はどのプランでも、追加で料金を支払うことで利用できます。

引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20200204/

上図の左側は、どのプランでも利用できる機能になるので、
「フリープラン」「ライトプラン」「スタンダードプラン」の3つのプランで使える機能に違いがありません。

そのため、3つのプランの違いについてまとめると、
「使える機能に差はないが、メッセージの配信数でプランが変わる。」
ということです。

少し難しいので、メッセージの配信数について、次項で深堀してみましょう。

2.違いは「メッセージの配信数」

プラン毎の違いは「ひと月に配信できるメッセージの数(上限)」です。
ただし、この「メッセージ」には、「チャット」は含まれませんので、先に違いを軽くご紹介します。

    メッセージ配信
  • 友だち全員、もしくは配信する友だちを絞り込んで「複数人に同じ内容を一度に送信できる」機能。
  • 配信数に制限があり、上限を超えると追加料金がかかる。
    チャット機能
  • 一般ユーザー向けのLINEと同じく、「友だち一人ひとりとメッセージのやり取りができる」機能。
  • 無料で制限なく利用可能。

LINE公式アカウントの3つの料金プランの「メッセージ配信数」は以下のように定められており、上限を超えてメッセージを配信する場合は、プランごとに決められた追加料金を支払う必要があります。

  • フリープラン・・・1,000通/月・追加配信不可
  • ライトプラン・・・15,000通/月・追加:5円/1通
  • スタンダードプラン・・・45,000通/月・追加:最大3円/1通

フリープランのみ、追加配信が不可となっているため、1,000通を超えての配信は出来ません。
そのため、1,001通送ることになる場合、ライトプランへの切り替え、もしくは配信数を減らさなければなりません。

ただ、ライトプランとスタンダードプランでは、15,000通、45,000通を1通でも超えた場合、1通辺り、5円または3円以下で配信できます。
例えば、ライトプランで15,001通配信する場合は、月額5,000円+5円=5,005円と計算できます。

ここで注意したいのが、スタンダードプランの追加料金です。
スタンダードプランのみ、配信数が多くなればなるほど1通あたりの料金が安くなる仕組みなので、
以下の表を見ると、45,001通送る場合は15,000円+3円=15,003円。
100,000通送る場合は15,000円+2.8円×55,000通=169,000円。
といったように計算できます。

引用元:https://www.linebiz.com/static/jp/docs/line-official-account-price-table.pdf

少し難しいですが、まとめると

・とりあえず開設なら【フリープラン】
・1,000通未満なら【フリープラン】
・1,000通~17,000通なら【ライトプラン】
(ライトプラン5,000円+(2,000通×5円=10,000円)=15,000円=スタンダードプラン)
・17,000通以上なら【スタンダードプラン】

と、考えられます。一つの検討材料として、ご参考にしてください。

ここまで、「配信数」「何通」「追加メッセージ配信数」などと「配信数」についてお話してきました。
ただ、ここからがとても重要で、実はこのメッセージ配信数のカウント方法が特殊なのです。
カウント方法を知らないと、「フリープラン内に収まらなかった…」「スタンダードプランに切り替えた方が安かった…」なんて悲劇が起きてしまいます。
そうならないためにも、次章でメッセージ配信数のカウント方法について解説いたします。

2.「配信数」のカウント方法の2つの注意点

ここまで、「配信数」について解説してきましたが、この「配信数」のカウント方法にもルールがあります。
本章では、そのカウント方法のルールを解説していきます。

1.カウントされるメッセージは2種類のみ

前章で「プランの違いはメッセージの配信数だ」とお伝えしましたが、実はLINE公式アカウントで配信するメッセージには、配信数として「カウントされるもの」と「されないもの」があります。

下記の通り、「メッセージ配信」と「ステップ配信」の2つが、配信数としてカウントされます。

機能名説明カウント対象
メッセージ配信通常のメッセージ配信
ステップ配信「友だち追加」をきっかけに、あらかじめ用意しておいた内容・タイミング・期間でメッセージを自動で配信できる機能
あいさつメッセージ「友だち追加」の際に、自動で配信される1通目のメッセージ×
応答メッセージ友だちからのメッセージに対して、「事前に設定したメッセージ」が自動で返信される機能×
AI応答メッセージ友だちからのメッセージに対して、AIが内容を判断して「プロフィールで設定した情報」が自動で返信される機能×

※注意※「チャット機能」や「タイムライン」は「メッセージ配信」ではないため、無料プラン、有料プランに関わらず、追加料金なしで制限なく利用できます。

2.「1配信=1吹き出し」ではない

前項で「メッセージ配信」と「ステップ配信」が配信数としてカウントされるメッセージとご説明しましたが、下図の通り、LINE公式アカウントのメッセージは「1配信=1吹き出し」ではなく、「1配信=3吹き出しまで」でカウントされます。

引用元:http://www.dicemanege.com/agency/images/pdf/180511_01.pdf

つまり、フリープランであればひと月に配信できるメッセージの上限が1,000通なので、最大3,000吹き出しまで配信できます。

プラン毎の配信可能な吹き出し数は以下の通りです。

  • フリープラン・・・最大3,000吹き出しまで
  • ライトプラン・・・最大45,000吹き出しまで
  • スタンダードプラン・・・最大135,000吹き出しまで

ただし、「1配信=3吹き出し」としてカウントされるのは、「同時に3つの吹き出しを配信した時」に限ります。

「3回に分けて配信した吹き出しは、3配信としてカウントされてしまう」ので、メッセージの作成画面で「+追加」ボタンを押して1度に送る吹き出しの数を増やし、文字やスタンプ、写真、クーポンなどを組み合わせて上手にメッセージを配信していきましょう。

3.「友だち250人以上」で有料プランへの切り替え検討を

さて、ここまではプランの違いやポイントについて解説してきましたが、では実際に「どのプランを選べばいいのか」「プランの切り替えはいつ考えれば良いのか」と疑問に思いますよね。

この章では、一緒に計算をしながらご自身の会社がどんな時にどのプランを選ぶべきかを見極めていきましょう。

LINE社は、「LINE公式アカウントからのメッセージの最適な配信頻度は月に4回」と発表しているため、今回は「月4回の配信」を例に計算していきます。

例えば、友だちの数が250人までであれば、
250人×4回=1,000通
となり、メッセージの配信数が1,000通以内に収まるので、フリープランで問題ありません。

しかし、もし友だちが251人に増えた場合、 251人×4回=1,004通
となり、メッセージの配信数が1,000通を超えてしまうので、有料プランへの切り替えを検討する必要があります。

月4回の配信をする場合、各プランの友だち数の基準は以下の通りです。

  • フリープラン・・・友だち数:0~250人以内
  • ライトプラン・・・友だち数:251人~4,250人以内
  • スタンダードプラン・・・友だち数:4,251人以上

プランの切り替えは月単位で可能ですが、反映される時期は、切り替え先によってそれぞれ違うので注意しましょう。

4.まとめ:LINE公式アカウントはフリープランからのスタートでOK!

ここまで「LINE公式アカウントの運用にかかる料金」と「注意点やポイント」について解説してきました。

無料で開設でき、選ぶプランや工夫次第でその後もお手軽な料金で運用できるLINE公式アカウントに魅力を感じる方は多いと思います。

まずはお試し感覚でフリープランから利用を開始してみて、「チャット」や「タイムライン」などの機能を上手く活用しながら、様子を見て有料プランへの切り替えを検討してみると良いでしょう。

LINE公式アカウントの運用にお悩みの方は、弊社にお気軽にご相談ください。
以下の公式LINEより、簡単にお問合せしていただけます。

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井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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