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Googleビジネスプロフィールの5つのデメリットと解決策を徹底解説

Web集客に欠かせない存在となったGoogleビジネスプロフィールですが、メリットと共にデメリットも存在します。

多くのサイトで「Googleビジネスプロフィールのメリット5選」などの記事は見かけたことはあると思いますが、デメリットに関してはあまり見かけたことが無いと思います。

ですがGoogleビジネスプロフィールは、デメリットもあらかじめ知っておいた方が上手く運用することができます。

今回の記事では、そんな知られざるGoogleビジネスプロフィールのデメリットと、それを踏まえた上での使い方についてご説明していきます。

Googleビジネスプロフィールを活用する5つのデメリット

あくまで弊社の見解となりますが、Googleビジネスプロフィールには次の5つのデメリットがあります。

  1. 運用に人員や時間などのコストがかかる
  2. 一部の業種や営業形態との相性が悪い
  3. 悪い内容の口コミが投稿されることがある
  4. 追加した写真が任意の場所に掲載できない
  5. 成果を出すためには継続して運用する必要がある
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ

それぞれについて、くわしく解説します。

①運用に人員や時間などのコストがかかる

Googleビジネスプロフィールは登録だけしておいて、あとは放置すればいいわけではありません。

ユーザーが来店しやすいように店舗情報を充実させたり、魅力的な写真を追加したりと、集客につなげるための運用をする必要があります。

効果的な運用をするためには、どうしても担当する人員と相応の時間がかかってしまいます。

「ただでさえお店が忙しい」「でも新しい従業員を雇う余裕もない」という方にとっては、大きなデメリットとなるでしょう。

解決策

運用コストの解決策としては、Googleビジネスプロフィールの運用代行サービスを利用することが挙げられます。

運用代行サービスとは、店舗の経営者に代わってGoogleビジネスプロフィールへの登録作業から運用までをおこなう業者のことです。

Googleビジネスプロフィール運用代行を利用すれば、経営者の方はふだんの業務に専念できるので、店舗のメニューやサービスの品質を落とすことなく、集客力を高めることができます。

そのかわりに月額3~5万円ほどの代行費用がかかりますが、従業員を雇うコストを考えれば安いといえる料金でしょう。

もし人的コストがネックであれば、Googleビジネスプロフィール運用代行を検討してみてください。

②一部の業種や営業形態との相性が悪い

Googleビジネスプロフィールは店舗周辺地域のユーザーを集客できるツールなので、一部のビジネスには向きません。

具体的なビジネスとしては、出張型のサービスやキッチンカーなどの移動販売、オンラインショップメインなどがあります。

これらのビジネスでもGoogleビジネスプロフィールを利用すること自体は可能ですが、仕組みの関係上、集客力を高めることはできないでしょう。

解決策

あなたが該当するビジネスを運営している場合の解決策は、SNSやウェブサイトなどほかの手段での集客を目指すことです。

残念ながら、これらの業種や営業形態でGoogleビジネスプロフィール経由で集客することはできません。

素直にSNSやウェブサイトのコンテンツを充実させて、ファンを獲得したほうがいいでしょう。

③悪い内容の口コミが投稿されることがある

Googleビジネスプロフィールの特徴的な機能として、「一般ユーザーからの口コミ投稿」が挙げられます。
誰が投稿したものかは表示されますが、かなり簡単に口コミを投稿することができます。

株式会社トリニアス口コミ

さて、口コミと聞いて嫌な思いをした方も多いかと思います。

簡単に口コミが投稿できるGoogleビジネスプロフィールには、時に思いもよらぬ口コミがされることがあります。
お店(会社)に対する辛口コメントがそれに当たります。

根拠のない誹謗中傷口コミの場合などは、Googleに報告すれば削除ができます。
しかしながら、それ以外の口コミは基本的に全て公開されます。

Googleビジネスプロフィールは、インターネット上にある媒体です。
そのため、毎日不特定多数の人に情報を露出していくことになります。
そんな場にネガティブ口コミが投稿されるのを、デメリットと感じるオーナー様もいます。

解決策

お店や会社に寄せられる口コミ
その中でもネガティブ口コミに対しては、「サービスを改善するためのヒント」として受け取るのが一番です。

人によってお店や会社の評価はそれぞれです。
今まで気づかなかったポイントで不満を抱えるお客様は必ずいます。
そんな「隠れた改善ポイント」を見つけてもらったつもりで受け取りましょう。

Googleビジネスプロフィールでは、寄せられた口コミに返信することが可能です。(返信内容も公開されます。)
チクリと指摘されたような口コミに対して誠実に返信すれば、イメージアップにつなげることができるでしょう。

④追加した写真が任意の場所に掲載できない

オーナー確認の済んだGoogleビジネスプロフィールには、お店や会社側で用意した写真をアップすることができ、お気に入りの画像を何枚でもアップできます。

ここにアップした画像は、Google検索やGoogleマップであなたのサービスの名称が検索された時に、検索ユーザーの目に止まります。

【Google 検索】
【Googleマップ】

ではここでGoogleビジネスプロフィールのデメリットの話に戻りますが、Googleビジネスプロフィールの写真管理機能では、アップした写真を任意の場所に配置することができません。

「検索ユーザーの最も目に留まりやすい場所に、この写真を配置したい」というようなことができないのです。

なぜなら、Googleビジネスプロフィールの写真は、Google側によってランダムな順番で表示されるからです。
そして、お店や会社側がアップした写真のみでなく、一般の方が投稿した写真も間に挟まるようにして表示されます。(Googleビジネスプロフィールでは、一般の方の写真投稿ができます)
この特徴により「Googleビジネスプロフィールは、ウチのお店のイメージアップの写真を思うように表示できない」と感じるオーナー様も多く見受けられます。
※Googleビジネスプロフィールを使った集客方法を提案する業者は、正直このデメリットを突っ込まれるのが痛いです。

Googleビジネスプロフィールで写真を任意の場所に表示できない理由は、Googleは公表していません。おそらく「露骨な宣伝色を出させないため」だと思われます。

Googleビジネスプロフィールを提供するGoogleのスタンスは、

  • 検索ユーザーになるべく正確な情報提供をする
  • Googleビジネスプロフィールの情報は、サービスを提供する側と、サービスを受ける側がともに作っていく

なので、一般ユーザーが写真を投稿できます。

企業側とユーザー双方のバランスを考えての機能ですが、ビジネスを営むオーナー様にとっては手痛いデメリットかもしれません。

解決策

任意の場所に写真は設置できないものの、お店や会社側がアップした写真は、一般ユーザーがアップした写真より優先的に表示されます。

その特徴を活かして、Googleビジネスプロフィールにアップする写真は、全て質の高いものにしておくのがおすすめです。
つまり、どの写真がどの場所に表示されても「このお店(会社)雰囲気が素晴らしい」と思われるようにしておくということです。

Google側は、ビジネスプロフィールにアップする写真の「基準」を以下のように公言しています。

  • 外観写真・・・3枚以上
  • 内観写真・・・3枚以上
  • 商品の写真・・・3枚以上
  • サービスの内容をあらわす写真・・・3枚以上
  • メニューの写真(飲食店)・・・3枚以上
  • 共有エリアの写真(ジムや温泉など)・・・1枚以上
  • 客室の写真(宿泊施設)・・・3枚以上
  • スタッフの写真・・・3枚以上
  • JPEG形式またはPNG形式の画像であること
  • 写真のサイズが10KB~5MGであること
  • 写真の解像度が縦720ピクセル×横720ピクセル以上であること
  • 画像加工がされておらず、自然な写真であること
参考:Googleビジネスプロフィールヘルプ

これらの基準に従って写真を用意し、Googleビジネスプロフィールにアップしておくことが解決策と言えます。

⑤成果を出すためには継続して運用する必要がある

「Googleビジネスプロフィールに登録すれば、Googleマップ上の目立つ場所に表示されます。」
Googleビジネスプロフィールのメリットとして上記のようなうたい文句を見かけた方もいるかもしれません。

実際GoogleビジネスプロフィールはGoogleマップに紐づけられていますので、「Googleビジネスプロフィールの開設→Googleマップで目立つ」というウワサがささやかれています。

実は、この言葉は「省略形」で、メリットを正確にご紹介すると下記のようになります。

「Googleビジネスプロフィールを開設して、あなたのサービスの情報をまずはしっかり入れましょう。
その後は放置せず、定期的に写真の追加を行ったり、他のWeb媒体(SNSやホームページなど)で情報公開を行うなど、継続してサービスを露出していくことで、だんだんインターネット上での情報量が増え、Googleマップで目立つ場所に表示されますよ」

Googleビジネスプロフィールは、「インターネット集客の必殺技では無く、それだけやってれば大丈夫」というものではないのです。

どちらかと言えば、時間をかけてじっくり育てていく媒体で、集客効果を狙うなら、長期的な視点で運用していくことになります。

なので、Googleビジネスプロフィールのことを「一朝一夕でインターネット集客できるツール」と思い込んでしまうと、じっくり現れてくる集客効果に気づかないというケースが出てきます。

解決策

あるキーワード(例:「横浜市西口 居酒屋」)でGoogleマップ検索をした時に、目立つ場所にお店が表示されるための施策を「MEO(Map Engine Optimization)地図エンジン最適化」と言います。

「どんな順番でお店が表示されるか?」については、いろいろな要因があります。
Googleは基準を公開していませんが、中でも大きいのが次の2つと言われています。

  • 1.検索ユーザーの現在位置(検索ユーザーの現在位置から近い順にお店が表示されることがある)
  • 2.公開された情報量が多いお店の順で表示される

Googleは特に③悪い内容の口コミが投稿されることがあるを重要視する傾向があります。
「公開された情報量」とは、Googleビジネスプロフィール内の情報に限らず、インターネット全体での情報量のことです。

インターネット上でのあなたのサービスの情報量は、すなわち「話題度」ということになります。
情報量が多いお店ほど「話題になっていて人気のあるお店」という判断がされ、Googleマップ上で目立つ場所に表示される傾向が強いのです。

つまり、Googleビジネスプロフィールの情報を定期的に更新(写真の追加など)することはもちろん、他のWeb媒体(SNSやホームページ)でも積極的に情報を出していくことが、「MEO(Map Engine Optimization)地図エンジン最適化」の最適な方法と言えます。

もう一度言いますが、Googleビジネスプロフィールはすぐに効果が出るものではありません。

一瞬にして効果を発揮するものではなく、他のWeb媒体と合わせて長期的に運用していくことで、効果がじわじわ表れてくるものなのです。

Googleビジネスプロフィールの運用を始めるなら代行サービスを利用するのもひとつの手段

Googleビジネスプロフィールの運用をこれから始めるなら、トリニアスの運用代行サービスを利用するのもひとつの手段です。

弊社の担当がGoogleビジネスプロフィールへの登録作業から最新情報の更新、集客効果の確認・分析など、経営者様に代わって対応します。そのため、人員や施策の時間などのコスト面の不安があっても、すばやく運用をスタートできます。

月額3~5万ほどの代行料金がかかりますが、自社のリソースでまかなったり担当の社員を雇ったりするよりも、ローコストで手っ取り早く集客することができます。

「もっと売り上げをアップさせたい」「でも担当する社員も時間もない」という方は、ぜひトリニアスまでご相談ください。

無料でダウンロードできる資料もあります。

Googleビジネスプロフィールのデメリットまとめ

今回は、Googleビジネスプロフィールの5つのデメリットについて解説しました。

デメリットと決めつけてしまえば、どれも「ただの短所」として終わってしまうでしょう。

しかしながら、どんなツールにも長所短所はつきものです。

デメリットを理解した上で、それも含めて長期的に活用していくお店(会社)にこそ、集客効果はあらわれます。

※今回はGoogleビジネスプロフィールのデメリットにフォーカスしたお話でしたが、きちんとメリットもあります。

本記事の内容を参考に、Googleビジネスプロフィールの運用をはじめてみましょう。
「運用を担当する社員がいない」「どうやってGoogleビジネスプロフィールに登録すればいいの?」と悩んでいる方は、ぜひトリニアスまでご相談ください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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