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Googleビジネスプロフィールが重複したときの対処法とは?削除と統合のやり方も紹介

Googleビジネスプロフィールを運用している方の中で、Googleから「お使いのプロフィールが重複と判定されました」というメールが届いて、どうすればいいのかお悩みではありませんか。 または、すでに第三者が自社のGoogleビジネスプロフィールを登録していたという方もいらっしゃるでしょう。
重複したままだと店舗集客に悪影響を及ぼす原因となってしまいます。
そこで、本記事ではGoogleビジネスプロフィールで重複が発生する原因や対処法について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

Googleビジネスプロフィールの重複とは

Googleビジネスプロフィールの重複とは、同じ住所や店舗名のビジネス情報が複数のアカウントで発生し、Google検索やGoogleマップに表示される状況を指します。
このような重複はユーザーの混乱を招き、ビジネスの信頼性に悪影響を及ぼす可能性があります。 Googleビジネスプロフィールの重複を防ぐためには、適切な管理と定期的な確認を行い、正しい情報をユーザーに提供しましょう。

Googleビジネスプロフィールの重複が起きる3つの原因

Googleビジネスプロフィールの重複とは、Googleマップ上に同じ店舗/企業の情報が2つ以上存在している状態のことです。 本来、1店舗につき1つのビジネスプロフィールが登録されているのが望ましいのですが、なぜ重複が起きてしまうのでしょうか。 その原因は主に以下の3点です。

  • ①社内での情報共有不足
  • ②Googleによるビジネスプロフィールの自動生成
  • ③第三者によるGoogleビジネスプロフィールの作成

それでは、それぞれについて解説していきます。

1.社内での情報共有不足

社内での情報共有が不足していたために、Googleビジネスプロフィールが重複してしまったということはよくあります。
例えば、スタッフの誰かがビジネスプロフィールを作成していたことを知らずに、別のスタッフが新しくGoogleビジネスプロフィールを作成してしまうと、同じ店舗の情報が複数存在することになります。

2.Googleによるビジネスプロフィールの自動生成

ご自身で登録する前にGoogleビジネスプロフィールが既に作成されていることがあります。
これはインターネット上に存在するあなたの店舗に関する情報をもとに、自動的にビジネスプロフィールが作成される仕組みになっているからです。
この時点でネット上の情報が統一されていないと、Googleはそれぞれを別の店舗とみなしてしまいます。そのため、ひとつの店舗に対して複数のビジネスプロフィールが重複してしまうことがあるのです。

  • 例①:店舗名の表記の違い→「ABC居酒屋」と「居酒屋ABC」
  • 例②:住所の表記の違い→「東京都新宿区大久保1丁目2-3」と「東京都新宿区大久保1-2-3」

店舗情報の統一についてはこちらの記事もご参照ください。

3.第三者によるGoogleビジネスプロフィールの作成

Googleビジネスプロフィールは、店舗関係者以外の第三者によって作成されることもあります。
例えば、常連のお客さんが店舗のビジネスプロフィールがないことに気づき、善意で作成してくれることがあります。その結果、店舗のGoogleビジネスプロフィールが重複する状態になります。

Googleビジネスプロフィールの重複を放置してはいけない理由

Googleビジネスプロフィールが重複しても特に問題がなければそのまま放置してしまう方も多いでしょう。
ですが、重複したままの状態はユーザーや自社のビジネスにとってデメリットしかありません。
Googleビジネスプロフィールの重複を放置してはいけない理由は主に以下の2点です。

  • ユーザーの混乱を招いてしまう
  • Googleからの評価が下がってしまう

それでは、それぞれについて解説していきます。

ユーザーの混乱を招いてしまう

まず、Googleビジネスプロフィールの重複はユーザーの混乱を招き、情報収集の妨げとなってしまうおそれがあります。
例えば、片方のビジネスプロフィールでは土日が定休日として記載され、もう一方では年中無休と記載されていると、ユーザーはどちらの情報を信じたら良いのかわかりません。そうするとユーザーが店舗に足を運ぶのをためらってしまったり、他の店舗に行ってしまったりする原因になります。

このことから、ユーザーを取りこぼさないためには重複は避けるべきでしょう。

Googleからの評価が下がってしまう

次に、Googleビジネスプロフィールが重複していると、検索結果での上位表示が難しくなるおそれがあります。
Googleはユーザーにとって快適な情報収集の提供を掲げているため、情報の混乱を招くような内容のビジネスプロフィールは評価が下がってしまいます。
これは、検索結果でのGoogleビジネスプロフィールの上位表示を目指すMEO対策を実施している店舗にとっては大きな痛手となるため、重複を発見した際は直ぐに対処しましょう。

Googleビジネスプロフィールが重複しているときの3つの対処法

「お使いのプロフィールが重複と判定されました」というエラーメッセージが表示された場合など、Googleビジネスプロフィールが重複した際はどうすればいいのでしょうか。
Googleビジネスプロフィールが重複している時の対処法は主に以下の3点です。

  • ①Googleビジネスプロフィールの管理画面から削除する
  • ②Googleマップからの修正を提案する
  • ③Googleに問い合わせて統合を依頼する

それでは、それぞれについて解説していきます。

1.Googleビジネスプロフィールの管理画面から削除する

1つ目は、削除したい方のGoogleビジネスプロフィールの管理画面からビジネス情報を削除する方法です。
ちなみに、この方法はGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認が完了していない状態では行えませんので、まずはオーナー確認の手続きを行いましょう。
オーナー確認が完了したら以下の手順で重複しているGoogleビジネスプロフィールを削除します。

  • ①Googleビジネスプロフィールにログイン
  • ②右端の「三点リーダー」から「ビジネスプロフィールの設定」を選択/li>
  • ③「ビジネスプロフィールを削除」⇒「プロフィールコンテンツと管理者を削除」を選択
  • ④「続行」⇒「削除」⇒「完了」を選択

もしも、削除したいGoogleビジネスプロフィールを管理しているアカウントにログインできない場合は、再度、ログイン方法を確認してみましょう。

2.Googleマップからの修正を提案する

2つ目はGoogleマップの「情報の修正を提案」から報告する方法です。
手順は以下の通りです。

  • ①Googleマップで削除したいビジネスプロフィールを表示
  • ②「情報の修正を提案」をクリック
  • ③「休業、閉業、または削除」をクリック
  • ④「他の場所と重複」をクリックして完了

ちなみに、この方法はあくまで「削除依頼」になるため、情報が削除されるまでに数か月~数年時間かかる場合があります。また、情報の削除はGoogleの判断によるため、確実に削除されるわけではないので注意が必要です。
確実に情報を削除したい場合はGoogleビジネスプロフィールの管理画面からの削除を行いましょう。

3.Googleに問い合わせて統合を依頼する

3つ目はGoogleに問い合わせて統合を依頼する方法です。
重複したビジネスとの両方の写真や口コミなどを消したくない場合、Googleのサポート窓口に問い合わせてビジネス情報の統合を依頼しましょう。
手順は以下の通りです。

  • ①お問い合わせページにアクセス
  • ②お問い合わせ内容に「ビジネス情報の重複」と入力
  • ③「ビジネス情報の重複」を選択し、「次のステップ」をクリック
  • ④ステップ2では何も選択せず、「次のステップ」をクリック
  • ⑤「メール」をクリックし、必要な情報と重複しているビジネス情報を統合したい旨を記入
  • ⑥「送信」をクリックして完了

ちなみに、ネガティブな内容の口コミも統合されてしまいます。ネガティブな口コミの数が増えてしまうのが心配という方は、誹謗中傷などの悪質な口コミに対してGoogleに削除の申請ができます。
口コミの削除の詳細についてはこちらの記事もご参照ください。

Googleビジネスプロフィールの重複を防ぐ方法

Googleビジネスプロフィールの重複は未然に防ぐことが可能です。
主に以下の3つの方法が有効的です。

  • 作成前にすでにGoogleビジネスプロフィールが存在していないかを確認する
  • Web上のビジネス情報を統一する
  • 移転する際は住所変更を行う

それでは、それぞれについて解説していきます。

1.作成前にすでにGoogleビジネスプロフィールが存在していないかを確認する

新しくGoogleビジネスプロフィールを作成する際は、すでに同じ店舗のビジネスプロフィールが作成されていないか確認することで重複を未然に防げます。
社内で情報共有するのはもちろんですが、Googleや第三者の手によってすでにビジネスプロフィールが作成されていないか確認しておきましょう。
確認方法は以下の通りです。

  • ①Googleマップを開く
  • ②検索窓に「ご自身の店舗名」+「ご自身の店舗がある地域名」を入れて検索

マップ上の店舗の所在地に赤いピンが表示されれば、すでにGoogleビジネスプロフィールが存在している状態です。

2.Web上のビジネス情報を統一する

Web上にある情報の中で「NAP情報」を統一しておけば、Googleが複数のビジネスプロフィールを自動生成してしまうことを防げます。 NAP情報とは以下の3つの情報のことを指します。

  • Name(店舗や会社の名前)
  • Address(所在地)
  • Phone(電話番号)

ホームページやブログ、ポータルサイトやSNSなどWeb上に掲載しているものは全て統一することが重要です。
なぜなら、NAP情報の統一にはGoogleビジネスプロフィールの表示順位を上げる効果もあるため、「全角半角」「ひらがなカタカナ」「スペース」など、一言一句すべて統一していきましょう。

3.移転する際は住所変更を行う

店舗を移転する場合は、新しくGoogleビジネスプロフィールを作成するのではなく、住所変更をすることで重複を防げます。
住所変更はGoogleビジネスプロフィールのメニューから「情報」を選択し、移転先の住所を入力します。
また、移転までに一定期間休業する場合は、同じく「情報」から「臨時休業マークを付ける」を選びましょう。
住所を変更する方法についてはこちらの記事もご参照ください。

Googleビジネスプロフィールの重複の対処法まとめ

今回は、Googleビジネスプロフィールの重複の対処法について解説しました。
ビジネスが重複しているという連絡が来ると不安に感じるかと思います。
本記事でご紹介した重複を解除する方法や原因、今後、重複しないための対策など、ぜひ、参考になさってください。

もしも、ビジネスの重複が解除されなかったり、複数店舗のGoogleビジネスプロフィールの管理が難しかったりする場合や、今後、さらに自社のGoogleビジネスプロフィールのMEO対策の効果を高めたいという場合は、弊社・株式会社トリニアスまでご相談ください。
弊社では、MEO対策を中心に、これまで4,000社以上の中小企業・店舗様のGoogleビジネスプロフィールの運用をお手伝いしてまいりました。

弊社が提供しているMEO対策サービス・MEO primeでは、店舗情報の登録からプロフィールの最適化など幅広くサポートしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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