ストリートビューの店内撮影!居酒屋の事例と導入の流れ
この記事では、近年増えつつある「居酒屋さんのGoogleストリートビュー導入」について、段取りをお伝えしていきます。
- どんな居酒屋さんがストリートビュー導入に向いているのか?
- 実際に導入するまでの流れとは?
- どんなことに気を付けて店内撮影をおこなうのか?
- 居酒屋さんのストリートビューの実例
この4点について、弊社が撮影の時に気をつけていることをまとめました。
Googleストリートビューの導入を検討されている居酒屋さんオーナーの方は、シミュレーションのつもりで読んでみてください。
Googleストリートビュー導入に向いている居酒屋さんの特徴
居酒屋の中で店内のバーチャル画像をGoogleストリートビューで公開するのが向いているのは、個人経営(もしくは小規模のグループ経営)の店舗です。
Googleストリートビューは、『室内を歩いているかのように移動できる画像』という特徴から、操作している人(見ている人)が知らず知らずのうちに閲覧している店舗に親近感を持ちます。
誰でも知っているチェーン店の居酒屋と、一度も入ったことの無い居酒屋とでは、前者の方が入りやすいでしょう。
大規模チェーンの居酒屋は、すでにCMやテレビ取材などで認知度を高めています。
そんな店舗に勝つためには、Googleストリートビューを公開して、ユーザーの皆様に安心感を与えた方が良いでしょう。
すでに見たことのある大規模チェーン店の室内より、まだ見たことのない個人経営のお店の室内の方がユーザー達は興味が持てる傾向があるのでおすすめです。
- 個人経営の居酒屋ならではの内装
- 個人経営店の居酒屋ならではのアットホーム感
- 個人経営店の居酒屋ならではの隠れ家感
室内のあらゆるポイントが、Googleストリートビューでは「魅力」になります。
ストリートビューを居酒屋さんに導入する時の流れ
Googleストリートビューの導入の流れは、撮影業者によって若干違いはありますが、主に下記のようになります。
①Googleストリートビュー認定代理店に導入サポートの依頼・見積もり
ストリートビューの撮影技術が認められている「認定フォトグラファー」に依頼する方が、クオリティは保証されます。
Googleストリートビューは自由価格です。
なので、撮影業者によって価格や付随するサービスが違ったりします。自店にとって納得のできる業者を選びましょう。
②費用や撮影する箇所、撮影日などの打ち合わせ・料金のお支払い
ご都合の良い時間に、直接お伺いするかお電話などで打ち合わせを行います。
③Googleビジネスプロフィールを開設する
Googleビジネスプロフィールとは、できあがったストリートビューを格納しておくインターネット上の箱で、10分くらいの簡単な操作で開設できます。
基本は自身で作成しますが、できない場合は業者に作成の依頼ができます。
④店内の撮影
Googleストリートビューの撮影規定(国際規格)に従って、カメラマンが外観や内観を撮影します。居酒屋で店内撮影時に注意することは、後ほど詳しく説明します。
⑤撮影画像を360度バーチャル画像に加工・インターネット上に公開
ストリートビュー認定フォトグラファーにお任せです。
居酒屋の場合、いつ・どこを・何に注意して撮影するのか?
居酒屋のGoogleストリートビューを撮影する際には、仕込みの時間や、来店しているお客様のプライバシーに気を付けて撮影していきます。
もちろん個別の打ち合わせによって撮影条件は変わってきますが、弊社でお受けしたケースでは、
- 開店前、仕込みが終わった後(15~17時の間)
- 冬季は日が落ちる前のできるだけ早い時間
に店内撮影を行います。
明るい時間に撮影する理由は、室内が美しく見える明るさが、Googleストリートビューの撮影基準で決まっているからです。(「お客様が入っている賑わい感を出したい」という希望があれば、照明の明度を上げたり、お客様の顔にボカシを入れたりして対応します。)
居酒屋では室内の構造によって、資材の段ボールや飲料の炭酸ボンベが見える場所にあることも多いでしょう。
Googleストリートビューは店舗のアピールのためのツールですから、そういった「アピールに関係のない部分」を自然に見えづらくする工夫も施します。(やりすぎると印象操作になるので、あくまで自然にを心がけます)
例えば、アピールに関係のない部分が椅子やテーブルで遮られるアングルで撮ったり、POPや店内メニューを目立つように撮影するといった具合です。
- この居酒屋さんにとって、一番のアピールポイントはどこか?
- アピールに関係のない部分を自然に目立たなくするにはどうすればいいか?
- このPOPはこの場所にあって見栄え的におかしくないか?
この3点について認定フォトグラファーは考えて撮影し、可能な居酒屋は店長やスタッフさんに「顔出し」で写ってもらいます。
Googleストリートビューは、基本的に人物の顔にはボカシを入れる決まりになっています。
しかし、承諾があれば顔出しが可能です。
個人経営の居酒屋(来店のハードルが高い店舗)は、お店にいる方の顔を先に知っていただくことで、心理的ハードルを下げることができます。
その効果に納得いただいた居酒屋では、積極的に顔出しをしていただいています。
Googleストリートビューは、撮影するお店の種類によって注意するポイントが異なります。
上記でお話しした内容に気をつけて認定フォトグラファーと写真を撮っていきましょう。
居酒屋さんのストリートビュー 4つの実例
ここからは居酒屋のストリートビューの導入事例を実際に見ていきます。
撮影すると、どんな雰囲気になるのかお確かめください。
洋風串焼きダイニング TIES(タイズ) charcoal&spices(横浜市・中山駅近く)
コの字型になっている店内を、すみずみまで様子が分かるようなアングルで撮影しました。
厨房がガラス越しで見える特徴があったため、仕込み中のスタッフさんの「動き」もイメージできるように写していきました。
鶏料理きむら(横浜市・中山駅近く)
縦に長い居酒屋です。
地元の人に愛されるような親しみのある雰囲気だったため、店主のご夫婦に顔出しで写ってもらいました。(カウンターに矢印を向けるとお二人が写っています)
もつ鍋料理 まほうのえのぐ(東京都中目黒)
大きな壁画がある、内装が個性的な居酒屋です。
店内の奥に進むと、壁画がはっきり確認できるように撮影しています。
さらに見ている人の印象に残るよう、店長さんとスタッフの方に顔出しで写って頂きました。
三代目くぼた(東神奈川駅近く)
店舗奥の方に壁一面にお酒が飾られています。お酒がある方に進んでもらうと、あるタイミングで店主の方が顔出しで登場します。
ちょっとサプライズ的な要素を含めて撮影しました。
壁に貼ってあるポスターやメニューの内容も、確認しやすいように意識して撮っています。
弊社が撮影に携わった居酒屋さんのストリートビューをご紹介しました。
仕上がりのイメージに役立てましたら幸いです。
まとめ
居酒屋がGoogleストリートビューを導入する際の段取りについて、最後にもう一度まとめます。
- 個人経営(もしくは小規模グループ経営)のお店の方がストリートビューの集客効果は高い。
- 開店前で仕込みの終わった後など、お店の営業に差し支えのない時間帯に撮影する。
- お店独自の特徴をいかにアピールするか?を念頭に置いて撮影する。
- 可能であればスタッフさんに顔出ししてもらい親近感を演出。「入店の心理的ハードル」をさらに下げる。
- 居酒屋さんは同業他社との差別化が重要な、ライバルが多い業種です。
個人経営店ならではの雰囲気はGoogleストリートビューというツールを使って発信していきましょう。その「個性」は、きっと武器になってくれます。
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