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Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能の使い方とは?設定方法や注意点も紹介

Googleビジネスプロフィールには、ユーザーとビジネスオーナーがチャット形式で会話が出来るメッセージ機能があります。
メッセージ機能を利用することで、ユーザーとの交流の場を作ることができるため、集客に効果的です。
本記事では、Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能の概要とメリットデメリット、効果的な活用方法などについて解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能とは?

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能は、ビジネスオーナーと検索ユーザーがチャット形式でメッセージのやり取りを行える機能です。
店舗名で検索した際に「チャット」「SMS」「メッセージ」「見積もり依頼」と表示されます。 Googleアカウントを持っているユーザーと、Googleビジネスプロフィールを管理しているビジネスであれば無料で利用でき、気軽に店舗に問い合わせができます。

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能の設定方法

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能の設定方法について解説していきます。
まずはGoogleビジネスプロフィールの管理画面からアクセスし、以下の設定を行いましょう。

  • ①チャットをオンにする
  • ②メッセージに返信する
  • ③その他の設定

それでは、それぞれについて解説していきます。

①チャットをオンにする

まず、チャットをオンにします。初めて「メッセージ」を開くと下記の画面が表示されます。

「この機能を使用する」ボタンをクリックしチャット機能をオンにすると、Google検索やGoogleマップの店舗情報画面でチャット機能が使えるようになります。

上記のようにGoogleビジネスプロフィールにチャットのアイコンが表示されますので、あとはユーザーからメッセージが届くのを待ちましょう。

②メッセージに返信する

メッセージが届くと下記のような画面になります。
受信を確認したら下部のメッセージ入力欄からすぐに返信しましょう。

③その他の設定を行う

チャットに関するその他の設定は、右上の3点リーダのメニューから設定できます。
チャットのオン/オフの切替や既読通知設定、ウェルカムメッセージ、よくある質問の追加、不在モードの設定ができます。

【弊社実例】Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能の使い方

この章では、弊社・株式会社トリニアスを例に実際にメッセージ機能を使用している様子を画像を用いて解説していきます。
メッセージ機能で使えるのは主に以下の5点です。

  • ①ウェルカムメッセージの編集
  • ②ブロック機能
  • ③予約受付
  • ④画像などの配信
  • ⑤無料相談の受付

それでは、それぞれについて解説していきます。

①ウェルカムメッセージの編集

まず、Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能には「ウェルカムメッセージ」を設定できます。
ウェルカムメッセージとは、ユーザーからのメッセージを受信した際に、あらかじめ設定しておいたメッセージを自動的に送信する機能です。

メッセージ機能を有効にするボタンの下に「ウェルカムメッセージの編集」という項目があり、ここをクリックすると文章の入力欄が表示されます。

文章は店舗によって異なりますので例文をご紹介します。
ぜひ、ご参考になさってください。

【ウェルカムメッセージ例文】
  • ご連絡ありがとうございます。担当者よりご回答いたしますのでしばらくお待ちください。
  • ご連絡ありがとうございます。担当者より12時間以内にご回答いたしますのでしばらくお待ちください。
  • ご連絡ありがとうございます。初回予約の方は【氏名・電話番号・希望日時】をお送りください。24時間以内に返信致します。
  • ご連絡ありがとうございます。株式会社〇〇です。24時間以内にご回答いたしますのでしばらくお待ちください。
  • ご連絡ありがとうございます。緊急を要する方は03-0000-0000まで直接ご連絡ください。
  • ご連絡ありがとうございます。当日の予約をご希望の方は03-0000-0000まで直接ご連絡ください。

②ブロック機能

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能は誰でもメッセージを送れる機能であることから、嫌がらせ行為への対処法としてブロック機能があります。
メッセージ機能は、全てのメッセージに24時間以内に返信しないとGoogleに「利用されていないビジネス」と判断され、自動的に機能をオフにされてしまいます。
また、返信しないことでGoogleからの評価も下がってしまうので、嫌がらせと思しきメッセージが届いた場合はブロック機能を利用しましょう。

ブロック機能の利用方法は、まずブロックしたいユーザーのメッセージを開きます。
そして右上にある三点リーダーをクリックし、画面下に表示される「ブロックしてスパムとして報告」をクリックすれば完了です。

このように、悪質なメッセージは24時間以内にブロックしましょう。

③予約受付

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能には「予約受付」ができます。
この機能は無料で利用出来るので、24時間予約を受付けるプラットフォームに加入していない店舗におすすめの機能です。
次の章でもご紹介しますが、現代のユーザーは電話が苦手でWEB予約を好むため、WEB予約が出来ないだけで顧客を逃すこともあります。
予約受付機能を有効活用して、予約を待ってみましょう。

そして、送られてきた予約依頼は24時間以内ではなく、数分~数時間以内に返答しましょう。
通常のWEB予約はその場で予約が完了しますので、同じようになるべく早く完了させ、電話や他のWEB予約とのブッキングが無いよう注意しましょう。

④画像などの配信

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能では、テキスト以外に画像などの送信も行えます。
一度メッセージを送ってくれたユーザーのメッセージ履歴は、こちらから消さない限り残り続けるため、いつどのようなタイミングでもどのような内容でもオーナー側からアプローチ出来ます。

送れるのは【公式LINEアカウントのQRコード】【クーポン】【営業時間の変更などの最新情報】【イベントのアナウンス】【問い合わせ内容に関する現状確認】などです。ご自身のビジネスのユーザーが来店したくなるような内容のものを送ってみましょう。

しかし、返信がない状態で一方的に送り続けることはのガイドライン違反行為となりますので、返事がない場合は、その後しばらく配信を控えるなど注意が必要です。
適切な頻度でメッセージや画像を送り、新規顧客やリピーターの獲得に繋げましょう。

⑤無料相談の受付

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能は、ユーザーからの無料相談を受付できます。
現代人の多くはチャットでの相談を望む傾向にあるので、メッセージ機能はその需要を満たしています。
また、Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能は、ある程度会話が終わった後でもこちらからアプローチできます。そのため「ご相談頂いた〇〇のご状況はいかがでしょうか」といったアフターフォローも行えます。
相談の受付をきっかけに自社のファンを増やしていきましょう。

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を活用するメリット・デメリット

この章では、Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を活用するメリットとデメリットについて解説していきます。
それぞれ、以下の点が挙げられます。

メリット:
  • 無料で使える
  • いつでも問い合わせが可能
デメリット:
  • 常にメッセージの受信を確認する必要がある
  • 早めの返信が求められる

それではそれぞれについて解説していきます。

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を活用するメリット

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を利用するメリットは以下の通りです。

①無料で使える

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能の最大のメリットは、無料で使える点です。
通常、自社のホームページにメールフォームを設置する場合は費用と手間がかかります。ですが、Googleビジネスプロフィールに登録していればどなたでもすぐに無料で使えるので、業務の効率化に繋がりやすくなります。

②いつでも問い合わせが可能

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能では24時間メッセージを受け付けられるので、24時間対応の予約ツールを利用していない店舗におすすめです。

ちなみに、2020年に行われた調査では現代人の約4割が「電話に苦手意識を感じる」というデータが発表されています。このことから、予約受付が電話のみの店舗は、他の受付手段を持つ店舗に比べて予約数が増加しにくい傾向があると考えられます。

引用元:日々のコミュニケーション手段に関する意識調査

このように、機会損失を招かないためにもGoogleビジネスプロフィールのメッセージ機能を積極的に活用していきましょう。

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を活用するデメリット

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を利用するデメリットは以下の通りです。

①常にメッセージの受信を確認する必要がある

24時間いつでもどこでもメッセージを送れる機能ですので、緊急を要するメッセージが送られることもあります。
ですが、営業時間内や営業時間外でも常にメッセージ機能をチェックしているわけではないので、通知をオンにしていても気づかないことがあります。

②早めの返信が求められる

昨今はメールよりも気軽にやりとりが出来るLINEなどのチャット機能が多く利用されています。そのため、ユーザーは早い返信を期待しているので、Googleが推奨する24時間以内の返信では遅いという印象を持たれてしまいます。
このことから、メッセージ機能を利用する際はこまめに受信箱を確認し、数分~数時間、最低でも24時間以内に返信するように心がけましょう。

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を活用するときの注意点

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を利用する際に注意するべき点が3つあります。
ユーザーからの評価はもちろん、Googleからの評価にも影響しますので、必ず以下の注意点を確認しましょう。

  • 24時間以内に返信する
  • 予約のブッキングに注意する
  • ガイドラインを守る

それでは、それぞれについて解説していきます。

24時間以内に返信する

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能は必ず24時間以内に返信する必要があります。
その理由として以下の2点が挙げられます。

  • ①ユーザーとの信頼関係のため
  • ②Googleからの評価を下げないため

①ユーザーとの信頼関係のため

前述しましたが、現代人はメールよりもチャットに慣れているため、24時間以内の返信ではなく数分~数時間での返信を無意識のうちに期待しています。
そのため、事前に〇時間以内、〇日以内に返信いたしますといったアナウンスが無い限り、たった1日返信が遅くなっただけで信頼を失ってしまいます。
時間を作って問い合わせてくれた見込み客を取りこぼさないためにも、数分〜数時間以内、もしくは24時間以内に返信しましょう。

②Googleからの評価を下げないため

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能は24時間以内に返信をしないと、Googleに「このビジネスはメッセージ機能を使いこなせていないようなので、ユーザーに悪影響を与える」と判断され、メッセージ機能をオフにしてしまいます。
ユーザーは迅速な対応を期待していますので、数分〜数時間以内での返信を心掛けましょう。
また、Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能には、「返信までに要する時間」という過去の平均返信時間や類似ビジネスの平均返信時間が確認できます。これを目安に返信時間の短縮を心がけましょう。

【返信までに要する時間の要件】
Googleビジネスプロフィールでメッセージ機能を使用する場合の要件は次のとおりです。
新しいメッセージを受信したら、24 時間以内に返信することが重要です。こうすることで、ユーザーとの信頼関係を築くことができ、集客アップにもつながります。24 時間以内に返信しなかった場合、Google ではタイムリーな返信を推進するため、お客様のビジネスのメッセージ機能を無効にすることがあります。

引用:Googleビジネスプロフィールでメッセージを管理する

予約のブッキングに注意する

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能で予約を受ける場合、電話予約やWEB予約からの予約とのブッキングに注意しましょう。
Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能で受ける予約は、完全手動で管理をする必要がありますので、予約を受けたらすぐに空きを確認しましょう。
また、返信が遅れてしまったり、他予約機能への反映が遅れてしまうとブッキングのおそれがありますので、予約状況をしっかり確認してから予約受付の連絡をしましょう。

ガイドラインを守る

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能を利用する際は必ずガイドラインを守りましょう。
メッセージ機能におけるガイドラインは主に以下の3点が挙げられます。

  • ①個人情報や機密情報
  • ②許可されない返信
  • ③不実表示、誤解を招く文言

①個人情報や機密情報

チャット内で個人情報や機密情報を送ること、送信させることは違反行為です。
例えば、クレジットカード情報や社会保障番号やパスポート番号、パスワードなどがこの項目に該当します。
しかし、予約時に必要な名前や電話番号などの情報は対象外です。

②許可されない返信

メッセージ機能のガイドラインには返信の仕方について多く書かれています。 具体的には以下のことが挙げられます。

  • 不当に長い時間が経ってからユーザーに返信する
  • 元のリクエストとは無関係な商品やサービスに関するメッセージ
  • 返信がないのに繰り返し送信するメッセージ
  • 長すぎるメッセージや絵文字、 URL が多すぎるメッセージ

③不実表示、誤解を招く文言

メッセージ機能を利用する際は以下のような内容の文章を送ってはいけません。

  • なりすまし
  • 虚偽の発言
  • 請求や課金が明確でない商品/サービスの情報提供

このようにメッセージ機能を利用する際はGoogleビジネスプロフィールのガイドラインを必ず守りましょう。

Googleビジネスプロフィールのメッセージ機能まとめ

今回はGoogleビジネスプロフィールのメッセージ機能やユーザーへの効果的な返信方法などについて解説してきました。 メッセージ機能の活用はMEO対策としてさらなる集客に繋がりやすくなりますので、ぜひ、ご参考になさってください。
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井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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