Googleマップが勝手に閉業に?第三者からの編集の提案は4日以内に対応を
Googleマップを見たら、自分のお店が「閉業」になっていた。営業時間や店名が、いつの間にか変わっていた。こうしたことは、お店の人が知らないうちに起きることがあります。
原因の一つが、お店の人以外の利用者による「編集の提案」です。Googleは提案を受けたオーナーに通知を送り、4日以内に承認か拒否をするよう案内しています。対応しないままにすると、事実と違う内容でも反映されてしまうことがあります。
この記事では、編集の提案の仕組みと「4日」の意味を、Googleのヘルプをもとに整理します。あわせて、当社で確認した2つの事例(4日以内に対応して閉業を防げたお店と、対応されずに閉業になったお店)と、勝手に変わったときの直し方をご紹介します。
Googleマップの情報は、お店以外の人も修正を提案できる
Googleマップの店舗情報は、お店の人だけが書き換えられるものではありません。Googleは、利用者からの情報提供を募っています。
たとえばGoogleマップのヘルプには、利用者が場所を選び、「情報の修正を提案」、「この場所は閉業したか、ここにはありません」、「閉業している」の順に選んで送信する手順が掲載されています。つまり、お店の人でなくても、そのお店を「閉業」として報告できるということです。
出典:Google マップで「営業再開」または「閉業」のマークを付ける(Google マップ ヘルプ)
提案される内容は閉業だけではありません。当社で確認しているだけでも、営業時間、店名など、さまざまなパターンがあります。
届く通知メールには「Google マップのユーザー」としか書かれておらず、提案した人が誰なのか、どんな意図だったのかは分かりません。嫌がらせのこともあれば、利用者の勘違いのこともあるでしょう。ただ、どちらの場合でも、お店がやるべきことは同じです。
米国では、提案がさらに手軽になる機能も
Googleは2026年9月、米国で先行して、会話形式で店舗情報の修正を提案できる「Tell Maps」という機能の提供を始めました。店頭の看板の写真をアップロードすると、Googleマップが写真から営業時間を読み取り、確認のうえで提案として送信できる仕組みです。今後ほかの国にも広げるとしていますが、日本での提供時期は発表されていません。
Googleは、提案された内容は正確かどうかを確認しており、ポリシーに違反する提案は掲載しないと説明しています。一方で海外の専門家からは、手軽になったぶん悪用されるおそれを指摘する声も出ています。
もっとも、Tell Mapsが日本で使えるようになるかどうかにかかわらず、Googleマップの「情報の修正を提案」からは、日本でもすでに誰でも店舗情報の修正を提案できます。
出典:Search Engine Roundtable(2026年9月2日)
編集の提案は、通知から4日以内に承認か拒否を
第三者からの提案について、お店のオーナーは確認の機会を与えられています。Googleのヘルプには、次のように書かれています。
- Google は、ビジネス プロフィールの更新に関する提案をユーザーから受け取ることがあります。
- 提案された編集内容をご確認いただく必要がある場合は、メールまたはサービス内通知が届くことがあります。
- 通知が届いてから 4 日以内に、提案を承認または拒否してください。
- 一般公開されている他の情報で裏付けられる更新内容については、自動的に公開されることがあります。
- Google は、ユーザーから提案された編集内容を、事前の審査なしでビジネス情報に適用することがあります。
出典:ビジネス プロフィールに対する Google による変更を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
この「4日」は、2026年9月にGoogleがヘルプに明記したものです。海外のSEO専門メディアは、新しいルールができたというより、それまでの運用が文章で明確にされたものだと伝えています。
出典:Search Engine Roundtable(2026年9月23日)
・事実と違う提案なら拒否
なぜ、事実と違う提案でも反映されてしまうのか
ポイントは、「一般公開されている他の情報で裏付けられる」という条件です。Googleは、ホームページなど、ほかの場所に出ている情報と照らし合わせて判断します。
ほかのサイトに古い営業時間が残っていたり、以前の店名のままのページがあったりすると、それが「裏付け」と判断されるおそれがあります。お店の人から見れば事実ではない内容でも、Googleから見て裏付けがあると判断されれば、反映されてしまうことがあるわけです。
さらにヘルプには、事前の審査なしで適用されることもあると書かれています。4日待ってもらえるとは限らないので、通知が来たらその日のうちに確認するくらいの意識でいるのが安全です。
どんな通知が届くのか
当社には、2026年9月11日ごろからこの形式の通知が届くようになりました。件名は次のとおりです。
[ご対応のお願い]: ●●●● 様、ビジネス プロフィールへの Google による変更をご確認ください
メールの本文には、次のように書かれています。
この編集内容は正しいですか?
Google マップのユーザーが、お客様のビジネス プロフィールに記載されている情報に 古いものが含まれている可能性があることに気づき、更新を提案しました。
お店やサービスのステータスを「閉業」に更新するよう提案されています。
4 日以内に下のリンクをクリックして、フィードバックをお寄せください。
メールの中に「はい、正確です」と「いいえ、間違っています」の2つのボタンがあります。事実と違う提案であれば「いいえ、間違っています」を押します。通知メールそのものにも、4日以内という期限がはっきり書かれています。
海外でも、「Does this look right to you?(この情報で合っていますか?)」という件名で、同じ形式のメールが届いていると報じられています。
出典:Search Engine Roundtable(2026年9月)
【事例】4日以内に対応したお店と、対応されなかったお店
当社で確認した2つの事例を紹介します。どちらも「閉業」への更新を提案されたケースですが、4日以内に対応できたかどうかで、結果がはっきり分かれました。
事例1:通知に気づいてすぐ対応し、閉業を防げた(当社の契約店舗)
当社が担当しているカフェに、「閉業」への更新を提案する通知が届きました。上で紹介した通知メールが、このときに届いたものです。
当社では通知メールを社内のチャットに自動で転送しているため、届いてすぐに気づき、お店の営業状況を確認しました。そのうえで「いいえ、間違っています」でフィードバックを送り、閉業に変わるのを防ぎました。
事例2:対応されないまま、約4日で閉業に(当社の取引先ではないハウスクリーニング店)
こちらは、提案に対応がされないまま4日が過ぎ、お店の情報が「閉業」に変わってしまったケースです。
| 時期 | 起きたこと |
|---|---|
| 通知が届いた日 | 「閉業」への更新を提案する通知が届く |
| 約4日後 | 提案に対応がないまま、お店の情報が「閉業」に変わる |
| その後 | プロフィールがオーナー確認の必要な状態になり、執筆時点でもまだ元に戻っていない |
2つの事例から分かったこと
1. 4日という期限どおりに反映された
対応されなかった店舗では、通知から約4日で、提案どおり「閉業」に変わりました。Googleのヘルプや通知メールにある「4日」は、実際にそのとおりに動く期限だということです。
2. 一度反映されると、元に戻すのに手間がかかる
閉業に変わったあと、プロフィールはオーナー確認が必要な状態になりました。4日以内に「いいえ、間違っています」を押していれば防げたことが、反映されたあとは手続きのやり直しになります。
3. 分かれ目は「4日以内に判断して動けるかどうか」
同じ「閉業」の提案でも、通知にすぐ気づいて対応したお店は守られ、対応されなかったお店は閉業になりました。通知を受け取る仕組みと、4日以内に判断する人の両方が必要です。
勝手に変わってしまったときの直し方
閉業にされてしまった場合
Googleビジネスプロフィールで、営業中に再設定します。Googleのヘルプでは、パソコンでの手順が次のように案内されています。
- ビジネス プロフィールに移動する
- 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選ぶ
- 「営業時間」の横にある編集アイコンを押し、「決まった営業時間で営業している」を選ぶ
- 営業日のチェックボックスをオンにする
- プルダウンで営業時間を設定する
- 「保存」をクリックする
出典:ビジネス情報を営業中に再設定する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
再設定すると、Googleマップと検索で、プロフィールに閉業のマークが表示されなくなります。
営業時間や店名などが変わってしまった場合
管理画面の「プロフィールを編集」から、正しい情報に直します。店名や住所の変え方は、次の記事で詳しく解説しています。
▶ Googleマップに表示された店舗名を変更する方法とは?
▶ Googleマップの住所変更方法!反映されない時の対処法も解説
直したあとに、ほかのサイトの情報もそろえる
Googleは、ほかの公開情報を裏付けにして判断します。ホームページやグルメサイト、SNSなどに古い情報が残っていると、また同じ内容の提案が通ってしまうおそれがあります。Googleビジネスプロフィールを直したら、ほかの場所の店舗情報も同じ内容にそろえておきましょう。
勝手な変更を防ぐために、お店がやっておくこと
第三者からの提案そのものを止めることはできません。できるのは、提案に気づいて、4日以内に対応できる状態をつくっておくことです。
- 通知が確実に届く受信箱にしておく:Googleからの通知メールが、運用の担当者が毎日見ているメールアドレスに届くようにしておきます
- 通知が来たら4日以内に確認する:正しい提案なら承認、事実と違う提案なら拒否します。事前の審査なしで反映されることもあるので、できるだけ早く確認します
- ほかのサイトの情報を最新にそろえる:ホームページやグルメサイトなどに古い情報が残っていると、誤った提案の裏付けにされるおそれがあります
- ときどき自分のお店のページを確認する:店名、営業時間、営業状況などが正しいかを、定期的に見ておくと早く気づけます
担当者が複数いる場合は、それぞれのGoogleアカウントをビジネスプロフィールのオーナーか管理者として招待しておくと、1人が休みの日でもほかの人が対応できます。Googleのヘルプによると、管理者もオーナーと同じく「Google による変更」を承認できます。
出典:ビジネス プロフィールのオーナーと管理者を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
▶ 【図解】Googleビジネスプロフィールの管理者アカウント追加方法とは?
当社で行っていること
当社では、契約している店舗について、Googleからの通知メールを社内のチャットに自動で転送しています。通知が届いたらすぐに事実を確認しに行き、事実と違う提案であれば「いいえ、間違っています」でフィードバックを送って、情報が勝手に変わるのを防いでいます。
通知を1人の受信箱だけに届けていると、休みの日や見落としで4日が過ぎてしまうことがあります。チームで見られる場所に通知が届く仕組みにしておくのがおすすめです。
Googleからの通知メールを見落とさないことは、編集の提案に限りません。クチコミの投稿が制限されたときも、気づく手がかりは通知メールでした。
▶ Googleのクチコミが書けない原因は?投稿制限の実例と再審査の手順
Googleマップの店舗情報を、勝手に変えられないように守りたい方へ
当社のMEO対策サービス「MEO prime」の契約店舗では、Googleからの通知を社内のチャットで共有し、編集の提案が届いたらすぐに事実を確認して対応しています。
MEO primeのサービス内容を見るよくある質問(FAQ)
Googleマップの情報が勝手に変わるのはなぜですか?
Googleマップでは、お店の人以外の利用者も、店名や営業時間、閉業などの情報について修正を提案できます。Googleはユーザーから提案を受け取ることがあり、内容によってはビジネス情報に反映されます。オーナーが知らないうちに情報が変わっていた場合は、第三者からの編集の提案が反映された可能性があります。
第三者からの編集の提案には、いつまでに対応すればよいですか?
Googleのヘルプでは、通知が届いてから4日以内に、提案を承認または拒否するよう案内されています。4日以内に対応しない場合、一般公開されているほかの情報で裏付けられる更新内容は、自動的に公開されることがあります。
事実と違う提案でも反映されてしまうことはありますか?
あります。Googleは、ホームページなど一般公開されているほかの情報で裏付けられる更新内容を、自動的に公開することがあるとしています。ほかのサイトに古い情報や誤った情報が残っていると、それが裏付けと判断されるおそれがあります。また、事前の審査なしでビジネス情報に適用されることもあるため、通知が届いたら早めに確認することが大切です。
勝手に閉業にされてしまったら、どう直せばよいですか?
Googleビジネスプロフィールで、営業中に再設定します。Googleのヘルプでは、「プロフィールを編集」から「営業時間」を選び、「決まった営業時間で営業している」を選んで営業日と営業時間を設定し、保存する手順が案内されています。再設定すると、Googleマップと検索で閉業のマークが表示されなくなります。
閉業などの提案をしたのは誰か分かりますか?
通知メールには「Google マップのユーザー」としか書かれておらず、提案した人やその意図は分かりません。嫌がらせの場合もあれば、利用者の勘違いの場合もあります。どちらの場合でも、事実と違う提案は4日以内に拒否し、正しい情報になっているかを確認するという対応は同じです。
勝手に情報を変えられないようにするには、どうすればよいですか?
提案そのものを止めることはできません。Googleからの通知メールが確実に届く受信箱にしておき、通知が来たら4日以内に確認して承認か拒否をすることが基本です。あわせて、ホームページやほかのサイトの店舗情報を最新にそろえておくと、誤った提案が裏付けと判断されにくくなります。
まとめ
Googleマップの店舗情報は、お店以外の利用者も修正を提案できます。閉業、営業時間、店名など、提案される内容はさまざまです。
Googleのヘルプでは、通知が届いてから4日以内に、提案を承認または拒否するよう案内されています。対応しないままにすると、ほかの公開情報で裏付けられると判断された場合、事実と違う内容でも反映されることがあります。当社で確認した事例でも、通知にすぐ気づいて対応したお店は閉業を防げた一方、対応されなかったお店は約4日で閉業に変わりました。
提案そのものは止められません。通知が確実に届くようにしておき、4日以内に対応すること、ほかのサイトの情報も最新にそろえておくことが大切です。Googleビジネスプロフィールの運用でお困りの場合は、MEO primeまでお気軽にご相談ください。
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