Googleビジネスプロフィールの「メニュー・サービス」機能とは?登録方法やメリット、注意点を解説
飲食店や美容院などの店舗型ビジネスを経営されている方は様々なユーザーに来店してもらうために、数多くのメニュー・サービスを用意しているのではないでしょうか。
実は、Googleビジネスプロフィールにはそのメニューやサービスを登録して、ユーザーにアピールできる機能があります。
しかし、いざ登録しようとしても、
「登録方法がわからない」
「商品機能とメニュー・サービス機能の違いがわからない」
と悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、Googleビジネスプロフィールに「メニュー・サービス」を登録する方法や「商品機能」との違いについて解説します。
登録するだけで無料で簡単に自社の商品・サービスをアピールできるので、ぜひ最後までご覧ください。
「メニュー・サービス」機能とは?
Googleビジネスプロフィールの「メニュー・サービス」機能とは、お店で提供しているメニューやサービスを文章のみで登録できる機能です。
どちらもGoogle検索やGoogleマップを使ってお店探しをするユーザーにメニューやサービスをアピールできる機能ですが、現在(2024年10月時点)はスマートフォンとタブレットユーザーのみが閲覧可能で、PCユーザーは見られません。
「メニュー」と「サービス」の違いは?
「メニュー・サービス」と一括りにしていますが、実際はGoogleビジネスプロフィールに登録している店舗のカテゴリ(業種やサービス内容)によって表示が異なります。
- 居酒屋、料亭などの「飲食店」⇒「メニュー」
- 飲食店以外の業種 ⇒「サービス」
と、このように名称が分かれています。
しかし、登録方法や機能はほとんど同じですのでご安心ください。
「商品」機能との違いは?
Googleビジネスプロフィールには「メニュー・サービス」機能の他に「商品」という機能があります。
どちらも店舗で提供している商品やサービスを登録できる点は変わりませんが、以下のような違いがあります。
【商品機能】
- メニューやサービスの「写真」を登録できる
- スマホ・タブレット・PCユーザー全てに表示される
【メニュー・サービス機能】
- 文章のみ登録できる
- PCユーザーには表示されず、スマホ・タブレットユーザーのみに表示される
明確な使い分けがあるわけではないため、可能であればどちらも登録しておいた方が良いでしょう。
ただし、あえて使い分けるとすれば、「商品」は一つ一つに写真を用意できるため、施術や治療に使用する器具、おすすめのメニューなど視覚的にイメージを伝えたいものが向いていると言えます。
また、「絶対にPCユーザーにも宣伝したい」という商品やサービスがある場合は「商品」に登録する必要があります。
「メニュー・サービス」に登録する3つのメリット
ここまでGoogleビジネスプロフィールの「メニュー・サービス」機能の概要について解説しましたが、なぜ登録したほうが良いのでしょうか。
この章では登録すべき3つのメリットを紹介していきます。主に以下の通りです。
- 登録した「メニュー・サービス」がGoogleの検索結果の一覧に表示される
- ユーザーが欲しい情報を探しやすくなる
- ユーザーが店舗を選ぶ基準になる
それでは、それぞれについて解説していきます。
登録した「メニュー・サービス」がGoogleの検索結果の一覧に表示される
1つ目のメリットは、登録したメニューやサービスがGoogleの検索結果の一覧に表示される点です。
例えば「ヘアカラー」というサービスを登録した場合、ユーザーがGoogle検索やGoogleマップで「ヘアカラー」と検索すると、検索結果の一覧に表示されるようになります。
お店探しをするユーザーの目に触れる機会が増えて集客効果アップが期待できるのは「メニュー・サービス」を登録するメリットといえるでしょう。
ユーザーが欲しい情報を探しやすくなる
2つ目のメリットは、ユーザーが欲しい情報を探しやすくなる点です。
「メニュー・サービス」機能は文章のみで検索結果に表示されるため、ユーザーは飲食店のメニューのような手軽さと一覧性で商品やサービスを見られます。
また、店舗のウェブサイトにアクセスして、メニューやサービスを探す手間も省けます。
手早く情報を入手したいユーザーにとって利便性が向上するのは「メニュー・サービス」を登録するメリットといえるでしょう。
ユーザーがお店を選ぶ基準になる
3つ目のメリットは、ユーザーがお店を選ぶための基準になる点です。
「メニュー・サービス」機能では、お店で提供するメニューやサービスの「名前」「説明文」「価格」などを登録できます。
例えば、歯のホワイトニングをしたいユーザーがいて、サービスを全く登録していない「歯科医院A」と「ホワイトニング ¥ 10,000〜」というサービスを登録している「歯科医院B」がある場合、このユーザーは「歯科医院B」を選ぶはずです。
一方で、サービスを登録していない「歯科医院A」は来店見込みのあるユーザーを取りこぼし、機会損失となってしまいます。
このようにユーザーがお店を選ぶ基準になるのは「メニュー・サービス」を登録するメリットといえるでしょう。
「メニュー・サービス」を登録する方法
「メニュー・サービス」機能を登録するメリットがわかったところで、具体的な登録方法を解説していきます。
手順は以下の通りです。
- Googleビジネスプロフィールの管理画面の「メニュー」または「サービス」を押す
- 「メニューアイテムを追加」または「他のサービスを追加」を押す
- 「アイテム名」「アイテムの価格」「アイテムの説明」を入力する
なお、これらの作業をするためにはGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認を完了している必要があります。
まだオーナー確認が済んでいない方は先に済ませておきましょう。
また「メニュー・サービス」はPCでのみ登録が可能です。
スマートフォンやタブレットでは登録できませんので、PCを使用できる環境で登録しましょう。
Googleビジネスプロフィールの管理画面の「メニュー」または「サービス」を押す
まずはGoogleビジネスプロフィールの管理画面にログインします。
画面左上にあるメニューバーを押すと「メニュー」または「サービス」と表示されるので、それをクリックします。
「メニューアイテムを追加」または「他のサービスを追加」を押す
「メニュー」を追加する場合は「メニューアイテムを追加」をクリックします。
「サービス」の場合は「他のサービスを追加」を押して「保存」を押すだけで登録できます。サービスの価格情報や説明は、追加したいものを選んであとから登録しましょう。
「アイテム名」「アイテムの価格」「アイテムの説明」を入力する
「メニュー」の登録画面に移ったら、それぞれ以下の項目に入力しましょう。
- アイテム名
- アイテムの価格(省略可)
- アイテムの説明(省略可)
「アイテム名」は140文字以内で「アイテムの説明」は1000文字以内で入力し、価格を設定して画面下の「追加」を押したら登録は完了です。
「アイテムの価格、説明」の入力は省略できますが、「2-3.ユーザーがお店を選ぶ判断材料になる」で解説したとおり、未入力は機会損失となるおそれがあるので、できるだけ入力することをおすすめします。
なお、登録したいメニューに該当するカテゴリがないときは「メニューセクションを追加」でも可能です。
「メニュー・サービス」を登録するときの2つの注意点
ここまでGoogleビジネスプロフィールで「メニュー・サービス」を登録する方法について解説しましたが、登録する時は以下の2つの点に注意しましょう。
- 説明文は内容が簡単に理解できるように記載する
- 最新の情報を登録する
説明文は内容が簡単に理解できるように記載する
1つ目の注意点は、説明文を読んだユーザーがメニューやサービスの内容を簡単に理解できるように記載する点です。
説明文の文字数制限は1000文字以内ですが長々とメニューやサービスの特徴を書いてもユーザーが読みにくくなるので、100文字程度で簡潔に書くと良いでしょう。
わかりやすい例を挙げると、
【ヘアカラー】
髪に優しいオーガニックカラーです。
保護成分配合で、カラー剤の不快なニオイや髪へのダメージを最小限におさえます。
色持ちも良く、白髪染めとしてもおすすめです。
このように簡潔な文章の方がユーザーは内容を理解しやすいため、むやみに情報やキーワードを詰め込むのは避けましょう。
最新の情報を登録する
2つ目の注意点は、メニューやサービスの新しい情報を登録する点です。
Googleビジネスプロフィールに古い「メニュー・サービス」が登録されていると、来店したユーザーとトラブルになったり店舗がイメージダウンしたりするおそれがあります。
例えば「旬の野菜をつかった天ぷら」というメニューを、Google検索で見つけたユーザーがいたとします。しかし、いざ店舗に行ったら「そのメニューはもうやってないです」と言われたら、がっかりするはずです。
すると、そのユーザーは店舗に対して悪いイメージを抱き、悪意のある口コミを投稿するなど店舗のイメージダウンにつながる嫌がらせをするかもしれません。
こういったトラブルで損害を受けないために、メニューやサービスは新しい情報を登録した方が良いでしょう。
Googleビジネスプロフィールのメニュー・サービス機能のまとめ
今回は、Googleビジネスプロフィールに「メニュー・サービス」を登録する方法について解説しました。
「メニュー・サービス」機能は店舗集客に役立つ便利な機能です。
ですが、ユーザーを第一に考えてメニューやサービスを登録しないと、トラブルやイメージダウンなど大きな損害を招くおそれがあります。
ぜひ、本記事を参考に「メニュー・サービス」を登録して、より多くのユーザーに選ばれる魅力的な店舗を目指しましょう。
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