LINE公式アカウントには、友だち登録しているユーザーからの問い合わせなどに対応できるチャット機能というものがあります。
電話やメールとはちがい、ちょっと空いた時間などで気軽にやり取りができるので利用するユーザーが増えています。
また、LINEのチャットの活用で問い合わせが増え、売上が伸びた企業もあります。

本記事ではLINE公式アカウントのチャット機能について解説していきます。

LINE公式アカウントのチャット機能とは

LINE公式アカウントのチャット機能は、友だち登録しているユーザーと、1対1でメッセージのやり取りができます。

チャット内でのメッセージのやり取りは他の友だちに見られることはないので、ユーザーは気兼ねなくコミュニケーションが取れます。また、お店側もお客さんとの距離が縮まりやすくなります。

お客さんの信頼感や満足感、サービスへの率直な意見を得るためにもチャット機能は積極的に活用していきましょう。

チャット機能のメリット

チャット機能を活用することで、お店側とお客さん側の両方にたくさんのメリットをもたらします。
この章では代表的なチャット機能のメリットについて解説していきます。

1.無料で始められる

まず、最初に挙げられるメリットとして、チャット機能は無料で始められます。
LINE公式アカウントのすべての料金プランに搭載されているので、ご自身のビジネスのLINE公式アカウントの運用を始めたばかりで初期費用を抑えたいという方は無料のフリープランから始めてみると良いでしょう。

また、通常のメッセージ配信数は1か月に1,000通まで(フリープランの場合)と制限がありますが、チャット内ではテキストの送信数は無制限なので、お客さんからの問い合わせにじっくり向き合うことができます。

2.自由なタイミングで問い合わせに対応できる

次に、チャット機能はお客さんからの問い合わせにすぐに対応できます。
例えば美容室やサロン、飲食店を運営している場合、外出中だったり他のお客さんへの接客などで電話にすぐに出られなかったりする場合があります。
また、メールのお問い合わせの場合も、迷惑メールに振り分けられてしまったり、他のメールに埋もれてしまって返信に時間がかかったりなど、すぐに対応するのが難しい時などもあります。

そこで、窓口をLINE公式アカウントのチャット中心にすればお客さんからの問い合わせや予約の取りこぼしが少なくなります。

そして、営業時間外など問い合わせに対応できない時間帯は自動応答の設定にして、手が空いた時などに手動で返信しましょう。自動返信でもお客さんは自分の問い合わせが受け付けられたと安心感を持ってもらえます。

3.メッセージのやり取りの履歴が残る

そして、メッセージの履歴をテキストで残せます。
電話での口頭のみのやり取りだと、双方の認識に食い違いが生まれるなどのトラブルが発生してしまう可能性があります。また、メールでのやり取りでも過去のメールを探すのに時間と労力を要します。

しかし、LINE公式アカウントのチャット機能でしたら、お客さんとお店の1対1のやり取りのみがLINEアプリ内に残り、履歴内で検索もできるので自分が送信した文章をすぐに探せます。

また、チャット機能ではテキスト以外にも画像や動画を送ることができます。
例えば美容室やアパレル事業を運営している場合、お客さんが希望に近い画像を添付して送れるので、お店側もそのイメージに沿ったサービスを提供することができます。
そして、チャットの履歴は1年間は残るので、去年と同じような髪型にしたいなど過去のやり取りを振り返ってお店側に要望を伝えられます。

4.顧客情報を管理できる

4つ目のメリットは、友だち登録しているユーザーの情報を管理できることです。
ユーザー一人ひとりに任意のタグ付けをすることで、特徴をグループ分けしてそれぞれにメッセージを絞り込み配信し、チャットのお問い合わせへと繋げることができます。

タグ付け以外にも顧客のステータスをまとめたノートの追加や、「要対応」または「対応済み」ラベルなどの設定など、LINEアプリだけで顧客情報を管理することができるので、外部の管理ツールを導入する手間やコストを削減できます。

チャット機能の注意点

この章ではチャット機能を運用する上で気を付けておきたい部分や注意点について解説していきます。
ポイントを抑えることでお客さんとのスムーズなコミュニケーションに繋がり、好印象を持ってもらいやすくなります。

1.お客さんからチャットを開始してもらう必要がある

双方向のコミュニケーションが取れるチャット機能ですが、こちらからチャットを始めることができません。
チャットを開始するにはお客さんの方からメッセージを送ってもらう必要があります。
なので、チャットの対応時間を友だち追加時にアナウンスしたり、リッチメニューに「LINEで問い合わせ/予約」ボタンを設置したり、定期配信するメッセージに定型文として設定してお知らせするのも良い方法です。

また、トークルームの上部にチャットの応答状況を示すステータスバーを表示させておくと、チャットの応答が可能になっている事を伝えることができます。

引用元:LINE公式アカウント

2.メッセージの保存期間は1年

前の章でも述べましたが、チャットでやり取りしたメッセージの保存期間は1年間です。
チャットの内容は履歴のデータが残るので、保存期間内であれば管理画面から閲覧およびデータをCSVファイルでダウンロードできます。

お客さんからのメッセージは重要な情報源です。顧客情報を蓄積・管理するためにも、メッセージのやり取りは細めにダウンロードして保存しておきましょう。
ユーザーのステータスをまとめておくことで、ご自身のビジネスのペルソナ設定の見直しや、新しいサービスの発案や品質改善のヒントを得られるでしょう。

3.誤送信に注意する

そして、編集している途中の文章をうっかり送ってしまったり、他のお客さんと間違えて対応してしまった場合などの誤送信に注意しましょう。

誤送信してしまったメッセージは24時間以内でしたら取り消すことができますが、チャット画面上ではなく管理画面の中で取り消しの作業を行う必要がありま す。その際は、誤送信してしまった事について謝罪の言葉を付け加えると丁寧な印象になります。

万が一、ユーザー側がアカウントを通報した場合、送信取り消しを行ったメッセージの内容もLINEの運営事務局に送信されてしまいますので、メッセージの取り扱いは慎重に行いましょう。

引用元:LINE公式アカウント

チャット機能の設定方法

それでは、チャット機能の設定方法についてです。
この章では実際のLINE公式アカウントの画面を使って解説していきます。

1.基本設定

まずは、チャットに対応するための基本設定を行います。

LINE公式アカウントの管理画面にログイン→チャットタブをクリック→チャット設定画面に移動→左側のメニューバーの一番下の歯車マーク(設定ボタン)をクリック→基本設定画面に移動

次に通知設定を行います。
①通知設定→チャットの通知方法の設定です。通知方法は「ポップアップ」、「サウンド」、「ポップアップでメッセージ内容を表示」の3つを選択できます。ポップアップにメッセージを表示させておくと、すぐにどんな内容か確認できるので便利です。
また、LINEコールはWeb版の管理画面で着信を受信できるので、設定しておくことで管理画面と携帯端末の両方からお問い合わせを受け取れます。

②音声・ビデオ設定→音声のみ通話とビデオで対面しての通話が選べます。ビデオ通話は、美容室を運営している場合など、お客さんの顔を見ながら対応できる便利な機能です。

2.定型文の設定

基本設定が完了したら、次は定型文の設定を行います。
定型文は、頻繁に問い合わせが来る内容(営業時間や定休日など)を想定して事前に作成しておきましょう。また、作成タイトルはトークルームに表示されないので、ご自身で管理しやすいタイトルにすると良いでしょう。

3.応答時間の設定

そして、チャットの応答時間を設定します。
応答時間タブをクリック→応答設定で細かい設定を行います。

応答機能の設定画面に移動→①チャットをONにする→②あいさつメッセージを設定

あいさつメッセージの設定画面でテキストを作成します。

あいさつメッセージの設定が完了したら、先ほどのページ戻ってチャットの応答方法を設定します。
①応答時間を設定。ご自身のビジネスの営業時間で設定→②応答方法を応答時間内と応答時間外でそれぞれ設定。

時間外のAI応答メッセージは「一般的な質問」、「(営業時間など)の基本情報」、「業種別」、「予約に関連する情報」など4種類のカテゴリで設定できます。

4.ステータスバーの設定

そして、ステータスバーの設定です。ステータスバーはチャットの応答状況などをトークルームの上部に表示させられる機能です。

応答時間内と応答時間外の両方の設定を行います。右側のボタンで表示するメッセージを編集できます。

5.通話設定

最後に電話でのお問い合わせの設定です。文章を打つのが苦手というお客さんに向けて通話でのお問い合わせも受け付けておくのも良いでしょう。

①LINEコールを「利用する」を選択→②通話ボタンを追加。プロフィールに通話ボタンを設置できます。

③通話タイプを選択→「音声通話」、「音声通話とビデオ通話」、「転送」のいずれかを選択できます。

④通話のオプションを設定→通話リクエストの有効期限、不在時のメッセージを設定します。
これで、チャットと通話の設定が完了です。

まとめ

LINE公式アカウントのチャット機能はユーザーと1対1で向き合い、きめ細やかな問い合わせができるツールです。電話やメールとはまた違った、より距離の近い関係性を構築できます。
また、お客さんとのチャットのやり取りから、自社のガイドラインやFAQの見直し、商品の説明文の表記などビジネスの品質改善にも繋がるので、積極的に活用していきましょう。

弊社では、MEO対策を中心に中小企業の集客のお手伝いをしております。 集客にお悩みの方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

コロナ禍の影響で飲食店にとって苦境が続く中、何とかして集客につなげたい、売上をアップさせたいと考える経営者の方は多いのではないでしょうか。
しかし、いざ集客対策に取り組もうとしても「どんな方法がいいのかわからない」「グルメサイトへの掲載は料金が高いからなるべく避けたい」と悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
そのような方におすすめの集客方法が「MEO対策」です。

本記事では飲食店にMEO対策が必要な理由について詳しく解説します。
飲食店がMEO対策で成果を上げるためのポイントや注意点も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもMEO対策とは?

MEO対策とはマップエンジン最適化(Map Engine Optimization)を意味する言葉で、つまりマップエンジンである「Googleマップ」において集客を目指す対策を指します。
具体的には、Googleビジネスプロフィールという無料のツールを利用してさらなる集客を目指すのがMEO対策です。

どのように集客するのかというと、Googleでユーザーが検索するであろう「地域名+業種」で構成されたキーワードで検索結果の上位に表示されるようにします。
もう少し深堀りすると、例えばあなたの店舗が新宿にあるフレンチレストランだとしましょう。そして、新宿を訪れたある人は夕食にフランス料理を食べたいと考えています。周辺の店舗に詳しくないこの人は、Googleで「新宿 フランス料理」「新宿 フレンチレストラン」といったキーワードで調べ、検索結果で上位表示された店舗に向かいました。

つまりMEO対策とは、この「新宿 フランス料理」「新宿 フレンチレストラン」といった「地域名+業種」のキーワードで検索された時にユーザーの目に付きやすい「上位表示の店舗」を目指すことです。

MEO対策とSEO対策の違いは?

Web集客の方法を調べていると、似たような言葉の「SEO対策」というものを頻繁に見かけるので「MEO対策と何が違うのだろう」と疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
MEO対策はGoogleビジネスプロフィールの上位表示を目指すのに対して、SEO対策は主にGoogle検索においてWebサイトの上位表示を目指す対策です。

つまりMEO対策とSEO対策は上位表示を目指す対象が異なります。

飲食店にMEO対策が必要な理由

では、なぜ飲食店にとってMEO対策は必要なのでしょうか。
その理由は以下の通りです。

  • グルメサイトより低価格で集客できる
  • グルメサイトよりも目立つ位置に表示される
  • 飲食店探しにGoogleが最も利用されている
  • 競合が少ない

それでは、それぞれについて解説していきます。

グルメサイトより低価格で集客できる

MEO対策はグルメサイトよりも低価格で集客効果を期待できます。
グルメサイトとは、地域の飲食店や様々なグルメ情報をまとめた「食べログ」「ぐるなび」のようなWebサイトのことです。
こういったグルメサイトに店舗情報を掲載する場合は、基本的に月額数万〜数十万円程度の料金がかかる上に集客効果が保証されているわけではないので、長く支払うには厳しい金額といえるでしょう。

MEO対策では自店のGoogleビジネスプロフィールを運用すれば月額の料金は一切かかりません。
無料で集客効果を得られる可能性もあるので、なるべく低コストで集客したい方はMEO対策を検討してみましょう。

グルメサイトよりも目立つ位置に表示される

MEO対策を行うとグルメサイトよりも目立つ位置に店舗情報が表示されます。
まずはGoogleで「新宿駅 レストラン」と検索した際の以下の画像をご覧ください。

画像の赤枠部分がMEO対策で上位3位に表示されているGoogleビジネスプロフィールで、その下に表示されているのがグルメサイトなどのWebページです。
このようにユーザーが行きたい飲食店に関するキーワードで検索した時、検索結果の一番目立つ部分(ローカルパック)にGoogleビジネスプロフィールの店舗情報が表示されます。

検索した直後にユーザーの目に触れるので、ローカルパックに表示された店舗情報はクリックされる確率が圧倒的に高くなります。 そのため、グルメサイトよりも高い集客効果が明確に期待できます。

飲食店探しにGoogleが最も利用されている

飲食店にとってMEO対策が重要な理由の3つ目は、飲食店を探す人のほとんどがGoogleを利用していることです。

一般的に飲食店を探す方法として、SNSやグルメサイト、知人経由の情報などが挙げられます。
しかし、その中で最もGoogleを利用している人が多いということが、株式会社TableCheckが2022年に行なった調査で判明しました。
このことから、利用者数が多いGoogleにおいて自店舗の上位表示を目指すのは、さらなる集客効果が期待できるでしょう。

競合が少ない

4つ目の理由は、MEO対策はグルメサイトやSEO対策と比べて競合が少ないことです。

MEO対策は「地域名+業種」で検索したユーザーを集客することを目的とした施策なので、競合となりうるのは自店舗の周辺に点在するわずかな飲食店のみです。
一方のSEO対策は、周辺地域のみならず国内の企業や店舗、個人が運営する膨大な数のWebサイトが競合相手となります。
その中で上位表示を勝ち取るのは、SEO対策に精通したプロの業者でさえ至難の業と言えるでしょう。

また、グルメサイトは地域を限定して店舗情報を表示できるものの、掲載料金を多く支払った店舗が優先して上位表示される仕組みになっています。
そのため、より多くの料金を支払わないと他の店舗情報に埋もれてしまうのです。
さらに、MEO対策はそれらの集客方法と比べて、さほど認知度は高くありません。
まだ本格的に取り組んでいる店舗が少ないので、競合が少なく、今からMEO対策を始めても十分な集客効果が見込めるでしょう。

飲食店におけるMEO対策の始め方

MEO対策を始めるには、まずGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。

Googleビジネスプロフィールは、既にGoogleアカウントをお持ちならすぐに登録・集客を開始できます。
ビジネスを始めるには「オーナー確認」の手続きが必要になりますので、忘れずに行いましょう。
また、こちらの動画でも、Googleビジネスプロフィールの登録方法について解説しています。文章を読むのが苦手な方や音声を聴きながら登録作業を進めたい方は、ぜひご参考ください。

Googleビジネスプロフィールの作成の詳しい方法についてはこちらの記事をご参照ください。

飲食店がMEO対策で集客するための施策内容

MEO対策は飲食店と相性の良い集客方法ですが、ここで紹介する「飲食店がMEO対策で成果を上げるためのポイント」を実践し、着実に店舗集客へとつなげましょう。
具体的な内容は以下の通りです。

  • ビジネス名を設定する
  • ビジネスカテゴリを設定する
  • ビジネスの説明を記載する
  • 正しい所在地を登録する
  • 営業時間を設定する
  • メニューを登録する
  • 店内やメニューの写真を掲載する
  • オンライン予約機能を活用する
  • クチコミを管理する

それでは、それぞれについて解説していきます。

ビジネス名を設定する

まずはビジネス名を設定しましょう。
Googleビジネスプロフィールは適切なビジネス名を設定することが大事です。

ここで入力したものが実際にGoogle検索やGoogleマップで表示される店舗名なので、お店を探すユーザーの混乱を招かないように、「誤字・脱字」「英語の大文字・小文字」「半角・全角」などの表記に注意しましょう。

ただし、ビジネスの名前に地名やサービス名などのキーワードを入れることは、ガイドラインで明確に禁止されています。
例えば、「洋食レストラン〇〇『安い ランチ』」「居酒屋〇〇『個室 焼き鳥』」のようなものを示します。
ビジネス名は、看板などに表記されているものと同様の「正式名称」を設定しましょう。
なお、登録したい店舗の名前を入力した時に、以下の画像のように同一の店舗の名前と住所が候補として表示されることがあります。

もし、これが登録したい店舗と一致していた場合は候補を選択して、Googleビジネスプロフィールのオーナー権限の取得を行いましょう。

ビジネスカテゴリを設定する

2つ目はビジネスカテゴリを設定しましょう。

もっとも自社に近いと思われるメインカテゴリとして設定します。
ビジネスカテゴリとは、「カフェ」「レストラン」「美容室」といった分類のことです。
入力するとカテゴリの候補が表示されるので、Googleビジネスプロフィールに登録したい店舗に最も近いものを選択しましょう。

カテゴリの詳細についてはこちらの記事をご参照ください。

ビジネスの説明を記載する

3つ目は、自店のビジネスの説明を記載しましょう。
Googleビジネスプロフィールには自店の説明を入力する欄があります。
弊社・株式会社トリニアスの説明文を例としてご覧ください。

このようにどんなお店なのかわかるように概要を記載しましょう。具体的には取扱商品やメニュー、サービス内容などを入力します。
また、実際のGoogleビジネスプロフィールの説明文は改行されない仕組みになっていますので、括弧や文字の装飾などを使い、読みやすい説明文を書いてみましょう。

Googleビジネスプロフィールの説明文についてはこちらの記事もご参照ください。

正しい所在地を登録する

4つ目は、正しい所在地を登録しましょう。

実際の来店につなげるためには正しい住所の登録が不可欠です。
なぜなら、住所が古いままだと、実際に来店しようとしてくれたユーザーに不信感を与えてしまうからです。
大事な顧客を取りこぼさないためにも、住所は正しく、最新のものを登録しましょう。

営業時間を設定する

5つ目は正しい営業時間を設定しましょう。
前述した住所の項目でも述べましたが、機会損失をふせぐためにも、正確な営業時間を設定しましょう。
特にランチなど時間限定のサービスを提供する場合は、「ほかの営業時間を追加」で設定しておきましょう。
また、お盆や大型連休などでいつもと違う営業時間になる場合は、「特別営業時間」も登録しておくと良いでしょう。

メニューを登録する

6つ目はメニューを登録しましょう。
Googleビジネスプロフィールのメニュー機能は、自店舗のメニューの詳細を文章のみで掲載できる機能です。

自店の看板メニューはもちろん、サイドメニューなどできるだけたくさんのメニューを登録しましょう。
また、季節限定のメニューなどを登録すれば、四季を意識した商品を提供しているサービスの行き届いた店舗だと好感を持たれやすくなります。

店内やメニューの写真を掲載する

7つ目は店内やメニューの写真を掲載しましょう。
明るい店内の詳細や美味しそうな料理の写真、スタッフの笑顔の写真などを掲載すれば、初めて訪れるユーザーに安心感を与えられます。そして、Googleビジネスプロフィールからお問い合わせが増え、実際の来店へと繋がりやすくなります。
Googleでは写真をたくさん掲載している店舗は上位表示しやすい仕組みになっているので、ぜひ活用してみてください。

Googleビジネスプロフィールの写真機能についてはこちらの記事もご参照ください。

オンライン予約機能を活用する

8つ目はオンライン予約機能を活用しましょう。
Googleビジネスプロフィールにはオンラインで予約できる機能が備わっています。
オンライン予約は電話が苦手というユーザーでも使いやすく、昨今の需要が高まっている機能ですので積極的に活用していきましょう。

Googleビジネスプロフィールの予約機能についてはこちらの記事もご参照ください。

クチコミを管理する

9つ目はクチコミを管理しましょう。
MEO対策においてクチコミの管理は最も重要な要素といってもいいでしょう。

例えば、Googleで「新宿 レストラン ランチ」と検索すると以下の画像のような結果が表示されます。

画像の赤枠内が実際に来店したユーザーからのクチコミで、その中の「ランチ」という単語が太字になっています。
これはユーザーが「ランチ」を含む内容をクチコミで投稿し、これらの店舗は「新宿 レストラン『ランチ』」のキーワードで上位表示されています。

クチコミの数をたくさん集めるのももちろん大事ですが、投稿されたクチコミ全てに丁寧に返信すれば、そのやりとりを読んだ他のユーザーが自店に興味を持って実際に足を運んでくれる可能性が高まります。

クチコミの集め方についてはこちらの記事もご参照ください。

飲食店におけるMEO対策の注意点

MEO対策は自店ですぐに運用できる一方で、意図せずGoogleビジネスプロフィールのガイドラインに違反してしまうことも少なくありません。
ガイドラインに違反するとGoogleビジネスプロフィールの利用停止やアカウント削除など重いペナルティが課せられるおそれがあります。

そうならないために本章で紹介するMEO対策の注意点を確認しておきましょう。
具体的には以下の通りです。

  • 競合店舗を貶める行為をしない
  • クチコミの見返りに特典を渡さない

それでは、それぞれについて解説していきます。

競合店舗を貶める行為をしない

Googleビジネスプロフィールのガイドラインでは、競合店舗を貶める行為を禁止しています。
正確には「競合店舗を貶める」という文言ではなく、ガイドライン中の「不実表示」がそれに該当します。
具体的な内容は「競合店舗の評判を下げる内容のクチコミをする」「競合店舗のGoogleビジネスプロフィールに無関係な写真を追加する」など、明確な悪意のあるいたずら行為です。

競合店舗よりもたくさん集客したい、売上アップしたいと願う気持ちは、店舗経営者であれば誰しもあります。その気持ちをMEO対策や店舗のサービス向上に努めるなど正しい方法に向けてみましょう。

Googleビジネスプロフィールのガイドラインについてはこちらの記事もご参照ください。

クチコミの見返りに特典を提供しない

飲食店で最も注意しなければいけないことは、Googleビジネスプロフィールのクチコミへの見返りに特典を渡してはいけないということです。
クチコミはMEO対策において重要、と聞くと「それならクーポン券などと引き換えに良い内容のクチコミをしてもらえばいいのでは」と考える人もいらっしゃるでしょう。
しかし、Googleは常に平等な情報提供を呼びかけているので、特典を条件にユーザーからクチコミをしてもらう、また良い評価のクチコミをしてもらう行為を全面的に禁止しています。
特典に該当するものは「現金」「金券」「ギフト券」「クーポン券」などです。

クチコミを増やすことは確かに重要ですが、親切で丁寧なサービスを提供し、正しい方法でクチコミを増やすことを心がけましょう。

クチコミの依頼方法ついてはこちらの記事もご参照ください。

MEO対策は代行業者にまかせるのもひとつの手段

ここまで飲食店におけるMEO対策の重要性を解説してきましたが、店舗によってMEO対策に費やせる予算や人員、時間の確保が難しいという事業者の方もいらっしゃるでしょう。
そういった時はMEO対策を代行業者に委託するのもひとつの手段です。

MEO対策代行業者とは、店舗や企業に代わってGoogleビジネスプロフィールを運用し、希望に沿った的確な施策によってGoogleマップへの上位表示へと導く業者のことです。
代行業者に委託することによって店舗の通常業務に専念できるようになります。

しかし業者に委託するとなると気になるのはやはり料金です。弊社・株式会社トリニアスが提供している運用代行サービスでは月額約3万円となっております。
ただし、弊社は「成果報酬型」の料金プランを採用しているので、依頼後、万が一Googleマップに上位表示できなかった際には一切料金がかかりません。

効果が見込めなくても実質無料で代行業者を試せるので、ご興味のある方は弊社までお気軽にお問い合わせください。

飲食店MEO対策のまとめ

今回は飲食店のMEO対策について解説しました。
MEO対策は費用をかけずに売上を伸ばしたいという飲食店にとって欠かせない集客方法です。
ほかの方法と比べても競合が少なく、今から本格的にMEO対策に取り組んでも十分に効果を得られる可能性が高いです。
ぜひ、本記事を参考に、今すぐMEO対策を始めましょう。

もし自店舗でMEO対策をやるべきか悩んでいる、人員やコストに不安があるという方は、ぜひ弊社・株式会社トリニアスが提供するMEO対策提供代行サービス「MEO prime」がおすすめです。
MEO prime」では以下のサービスを提供しています。

  • Googleビジネスプロフィールの最適化:店舗情報の充実化や写真の掲載、クチコミ対応など、基本的な設定から高度な最適化までサポートします。
  • キーワード選定と対策:地域名や業種に合わせたキーワードを選定し、効果的な対策を行います。 分析ツールの提供:Googleビジネスプロフィールのインサイト機能を活用し、検索数やアクセス数、ユーザーの行動を詳細に分析します。
  • ノウハウの提供:MEO対策の最新トレンドや成功事例を基に、効果的な集客方法をお伝えします。

このように「MEO prime」は、特に集客に悩む飲食店の経営者の方々に最適です。
ポータルサイトの高額な手数料に悩むことなく、低コストで効果的な集客を実現できます。今すぐ「MEO prime」を導入し、Googleマップでの上位表示を目指して、店舗の集客力を飛躍的に向上させましょう。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

LINE公式アカウントでは、友だち登録しているユーザーにデジタルのクーポンを配信できる機能があります。
ク ーポンを配信することでリピートに繋がったり、お店のファンを増やすことができます。
本記事ではLINE公式アカウントのクーポンの作成や効果的な配信方法について解説していきます。

LINE公式アカウントのクーポン機能とは

LINE公式アカウントのクーポン機能は、友だち登録しているお客さんに向けてクーポンを配信できる機能のことです。
従来の紙媒体のクーポンとは違い、デジタル上ですぐに作成できます。 また、クーポンが表示された画面を見せるだけでクーポンの特典を受け取れるので、スマホ一つで完結できるのも魅力の一つです。

クーポンを月ごとに定期的に配信したり、その月にお誕生日を迎えるお客さんに向けてプレゼントとして配信したりすることで、サービスに触れてもらう機会を増やしてくれます。
クーポン機能はLINE公式アカウントの料金プランにデフォルトで設定されていますので、まずは無料プランから始めてみると良いでしょう。

クーポン機能のメリットについて

クーポン機能は集客や販促にとても有効なシステムです。
ユーザーに商品やサービス利用の割引を提供できたり、リピータ増加や新規顧客の開拓など、LINE公式アカウントの運用を続けていくために必要な要素がたくさん備わっています。

この章ではクーポン機能の代表的な4つのメリットについて解説していきます。

1.サービス利用の促進

まず、クーポンは来店や商品の購入などサービス利用を促せることができます。
既存の登録ユーザーには定期的なメッセージ配信などで期間限定クーポンを提供することで接点が増えます。クーポンが配信されるとそのサービスや商品に対して興味がわきます。そして、再来店やサービス利用の促進へと繋がっていきます。

また、新規のユーザーに対しては友だち追加時にお礼としてその場ですぐに使えるクーポンを付与することで、クーポンを利用する意思が高まります。そして、お店に対する期待値も生まれるので新規顧客の開拓にも有効です。

2.友だちが増える

次に、友だち登録してくれるユーザーが増えやすくなります。
確実に増やしたい場合は、LINEのタイムラインやSNSなどでまだ登録していないユーザーに向けて友だち限定のクーポン情報を発信してみましょう。クーポン獲得自体を目的とした友だち登録者が増えていきます。その際、実施中のキャンペーン情報と共に発信するとさらに効果的です。

そして、既に友だち登録しているユーザーにはお得で使い勝手の良いクーポンを定期的に配信することで、クチコミや紹介制度などから新規のユーザーが増えていきます。

3.ブロック防止に繋がる

そして、クーポン配信はブロックの防止にも繋がります。
LINE公式アカウントを運用していて、最も懸念するのはユーザーからブロックされてしまうことです。

友だち登録の数は売上にも大きく影響しますので、ユーザーの負担にならないペースで定期的なクーポンの配信を心がけていきましょう。また、それと同時に、友だち登録を継続してもらうためにもユーザーの興味をひくような、役に立つクーポンの内容を常に考えていくのも重要です。

もし、良いアイデアを考えるのが難しいという場合は、LINE公式アカウントの運用代行業者のコンサルティングを受けることをおすすめいたします。

4.データ分析ができる

4つ目のメリットは、ユーザーの動向などの細やかなデータ分析ができ、クーポンの統計情報が得られることです。
LINE公式アカウントの管理画面で配信した各クーポンの開封された数や使用された数が確認できます。

どのクーポンがどれだけ使用されたかを知ることで、今後の新たなサービス内容を考える時のヒントや業務改善の方向性などが見えてきます。そして、今後のご自身のビジネスの成長にも繋がります。

クーポンの作成・配信方法について

それでは、LINE公式アカウントのクーポンを作成してみましょう。
この章では、クーポンの作成や配信方法について実際の管理画面の画像を使用して解説していきます。

設定にはいくつもの過程があります。もしも、ご自身やスタッフのみで設定が難しいという場合は、LINE公式アカウントの運用代行業者に依頼するのも良い方法です。

1.クーポンの作成・設定

まず、LINE公式アカウントの管理画面にログインします。

左側のメニューから「クーポン」をクリック→下部の「作成」ボタンをクリック

クーポン作成画面で各項目を入力。

①クーポン名→どういったサービスが受けられるか分かりやすい名前にしましょう。
②有効期限→クーポンの有効期限を設定します。
③写真→サイズは10M以下でファイル形式はJPG、JPEG、PNGの写真または画像を用意します。

④利用ガイド→クーポンの使用に関するガイドラインを500文字まで入力できます。未入力の状態でもテンプレートのテキストが設定されているのでご自身のビジネスに合わせてアレンジできます。

⑤抽選→クーポンのプレゼント企画などで抽選方式を設定できます。当選確率は低すぎないように設定しましょう。
⑥公開設定→クーポンを公開できる範囲を設定できます。「公開する」に設定すると、まだ友だち登録をしていない、すべてのユーザーがクーポンを取得できるようになります。友だち限定で配信する場合はメッセージ機能を使いましょう。

⑦使用可能回数→使用回数は「上限なし」も選べますが、赤字になってしまう可能性がありますので、「1回のみ」を選択するのが無難しょう。
⑧クーポンコード→ユーザーに入力してもらうコードを設定できます。ECサイトを運営している場合などに便利です。
⑨クーポンタイプ→クーポンのタイプは下記の5種類から選べます。キャンペーンやセール期間などでランダムに使い分けるとバラエティー豊かになり、ユーザーを飽きさせません。

以上の項目を入力できたら「保存」ボタンを押してクーポンの作成が完了です。

2.クーポンの配信方法

次にクーポンの配信方法についてです。 クーポンの作成が完了したら友だち登録しているユーザーに向けて配信します。

まずは、あいさつメッセージとして配信する方法です。
管理画面トップの左側のメニューから「あいさつメッセージ」をクリック→あいさつメッセージ作成画面に移動。

あいさつメッセージ作成画面の左から4番目のボタンからクーポンを添付して送信します。

次にメッセージとして配信する場合です。あいさつメッセージと同様で、クーポンボタンから添付してメッセージを作成、送信します。

クーポンの効果的な配信方法とは

この章では集客に効果的なクーポンの配信方法について解説していきます。
定期的なメッセージ配信だけでも大きな効果が得られるクーポン機能ですが、その機能を最大化するには配信するタイミングが重要です。

友だち登録した時や新商品の発売開始など適切なタイミングで配信して、たくさんのユーザーに自社のクーポンを利用してもらい、集客に繋げていきましょう。

1.友だち登録時

まず、友だち登録してくれたお礼として配信する方法です。
LINE公式アカウントでは、友だち追加の際に自動的にお礼のあいさつメッセージが送信されます。そのあいさつメッセージにクーポンを添付しましょう。
第一印象が重要ですので、すぐに購買行動に繋がるようなユーザーの関心を惹く、使いやすい内容のクーポンを配信しましょう。

また、クーポンの有効期限は短すぎず長すぎない、1週間〜1か月程度の期間が良いでしょう。

2.新商品発売やキャンペーン開始時

次に、新商品の発売を開始したりキャンペーンを実施するタイミングでの配信です。

新商品や新サービスの宣伝はもちろんですが、季節ごとのイベントや月毎のキャンペーンなどを1か月に1度のタイミングで配信すれば、1年に12回もクーポンをユーザーに届けることができます。その分、配信結果の分析ができる機会も多くなり、課題が可視化できるので業務改善にも繋がります。 なので、月に1回のキャンペーンの企画は定期的に発信しておきましょう。

配信に適切なペースについてはこちらの記事でも紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

3.雨の日・空いている時間帯限定などのクーポンで来店を促す

そして、来客が少ない天候の日やお客さんの少ない時間帯に限定したクーポンの配信です。雨や雪など足元が思わしくない天候の日は客足が遠のきやすくなります。
また、アイドルタイムといわれる昼休みなどのピークを過ぎた時間帯にお客さんを呼び込むのにも限定クーポンの配信は有効的です。 特に飲食店を経営されてる方は影響を受けやすいので、ぜひ活用してみてください。 また、業種によってアイドルタイムは異なりますので、ご自身のビジネスに合わせて配信していきましょう。

実際に限定クーポンを配信して売上が伸びた事例もありますので、ぜひご自身のビジネスにも取り入れてみてください。

4.アンケート回答のお礼として配信

最後に、アンケートに回答してもらったお礼として配信する方法です。LINE公式アカウントにはリサーチ機能というアンケートを実施できる機能があります。
来店した翌日やメッセージの定期配信などのタイミングでお客さんにアンケートを送ってみましょう。そして、お礼としてクーポンをプレゼントすることで回答率も上がり、業務改善に必要なデータを取得しやすくなります。

アンケートの実施はサービス内容の改善やご自身のビジネスを成長させる要素としても重要なので、積極的に作成・配信していきましょう。

まとめ

LINE公式アカウントのクーポン機能は集客において活用していきたい機能です。
クーポンの配信や配信した後の動きを分析することで、ご自身のビジネスのユーザーのニーズが明確なものになり、新たなサービスのアイデアも生まれることでしょう。 ぜひ、ご自身のLINE公式アカウントの運用に活かしてみてください。

弊社では、MEO対策を中心に中小企業の集客のお手伝いをしております。 集客にお悩みの方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

LINE公式アカウントにはショップカード機能というものがあります。
ショップカード機能とはサービスを利用した金額に応じたポイントが貯まる、従来のポイントカードと同じシステムです。ショップカード機能を設定することで、ご自身のビジネスやお客さんにもたくさんのメリットをもたらします。

本記事では、LINE公式アカウントのショップカード機能やその効果的な活用方法について解説していきます。

LINE公式アカウントのショップカード機能とは

LINE公式アカウントのショップカードとは、LINEアプリの中で発行や管理ができるポイントカード機能です。
友だち登録したユーザーにサービス利用や商品の購入金額に応じたポイント、来店ポイントなどを付与できます。 仕組みは従来の紙媒体のポイントカードと同じで、ユーザーはお財布などから出し入れすることなくスマホ一つで手続きが完了できますし、店舗側もカード発行の手間をかけることなく運用できます。

ショップカード機能はLINE公式アカウントのすべての料金プランに搭載されているので、ポイントカードの導入を考えている店舗は積極的に活用していきたいシステムです。

ショップカードのメリットとデメリットについて

ショップカード機能はLINEアプリの中で手続きが完了できるので、店舗側にとってもお客さんにとっても大きなメリットがありますが、多少のデメリットも存在します。
この章ではショップカード機能がもたらすメリットやデメリットについて解説していきます。

1.無料で始められる

ショップカード機能の導入におけるメリットは、まず、無料で運用を始められることです。
LINE公式アカウントのすべての料金プランにデフォルトで搭載されているので、最初は無料のプランで運用を開始するのが良いでしょう。

これまでのショップカードやポイントカードは紙媒体のものが主流というイメージでしたが、LINE公式アカウントのショップカード機能を導入すれば紙媒体でのカードの発行が不要になります。 なので、事業を立ち上げたばかりで初期費用を抑えたい場合などに、カードのデザインや印刷にかかる費用を抑えられるのは大きなメリットです。

2.すぐに発行できる

次に、ショップカードはLINE公式アカウントの管理画面で設定すればすぐに発行できる点です。
店舗ごとにポイントカードを作ると、お財布の面積を圧迫したり、うっかり忘れてしまって再度作り直すという手間がかかってしまいます。

ショップカード機能は紙媒体などでポイントカードを物理的に作らなくても良いので、ユーザーはポイントカードを忘れたり紛失したりするなどのアクシデントを回避できる上に再発行の手間を解消できます。

3.リピーターの獲得に繋がりやすい

紙媒体のポイントカードを作る必要が無くなるので、気軽にポイントを貯めやすくなり、そのお店に好感を持ちやすくなります。

そして、ショップカード機能は、通常のサービスを利用してポイントを貯める以外に、貯まったポイントによって受けられる特典も自由に設定できます。なので、来店の楽しみがさらに増え、お客さんが再度、利用してくれる可能性も高まります。

4.LINEユーザーしか使えない

ここからはデメリットについて取り上げていきます。

ショップカード機能のデメリットは、まず、LINEアプリをインストールしているユーザーにしか使えないという点です。
LINEは日本で最も普及しているSNSですが、業種によっては、ご自身のビジネスのターゲットとしているお客さんの中に、LINEアプリをインストールしている人の数は少ないかもしれません。

なので、来店したお客さんがLINEユーザーでない場合はアプリのインストールと友だち登録を直接お願いしてみるのが良いでしょう。

5.設定に手間がかかる

次の章でも解説していきますが、ショップカードの設定・作成にはいくつもの工程があります。
カードのデザインの中心となる背景画像を最適なサイズや解像度で用意したり、利用ガイドで注意事項をアナウンスしたりなど、入力する項目がたくさんあるので苦手意識を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

もしも、ご自身やスタッフのみで作成が難しいという場合はLINE公式アカウントの運用代行を検討してみるのも一つの方法です。

ショップカードの作り方について

ここまでショップカードの機能やメリットとデメリットについて解説してきました。それでは、実際にショップカードを作成してみましょう。

この章ではLINE公式アカウントの管理画面の画像を使ってショップカードの作り方を解説していきます。

1.ショップカードを作成する

LINE公式アカウントの管理画面にログイン後、左側のメニューから「ショップカード」をクリックします。

ショップカード作成ボタンからショップカードの設定画面に移動します。(デフォルトでプレビュー画面が表示されますが、左にあるボタンで閉じることができます)

“カード設定”の画面で、カードのデザインやポイント数などを設定していきます。まずは背景画像をアップロードします。

背景に最適な画像は以下の通りです。

  • ファイル形式:JPG、JPEG、PNG
  • ファイルサイズ:3MB以下
  • 推奨画像サイズ:1920px × 960px

なお、背景画像を設定せずにカードは作成できますが、ご自身で選んだ画像を設定すれば他社との差別化を図ることができ、お客さんに覚えてもらいやすくなります。

その他の項目は以下の通りになります。

①デザインの設定
デザインは10種類あり、右のプレビュー画面で確認できます。

②ゴールまでのポイント数の設定
ポイントは1〜50までの数字を設定できます。お客さんが貯めるのに難易度が高すぎない数字を設定しましょう。

③ゴール特典/ポイント特典
ゴール特典の設定の詳細は後ほど解説していきます。

④有効期限/有効期限の通知の設定
ショップカードの有効期限の項目を設定しましょう。特に期限を設けない場合は“設定しない”を選択できます。
また、これらの項目はカードの公開後は変更できないので注意しましょう。

⑤カード取得ボーナスの設定
カード取得ボーナスとは、ショップカードを取得した時に付与される初回ボーナスポイントのことです。カード取得のみで、ある程度のポイントがもらえると、お客さんはさらにポイントを貯めたくなることでしょう。

⑥ポイント取得制限の設定
ポイント取得を制限することで不正なポイント取得や利用の防止になります。 “制限しない”設定もできますが、それではお客さんもポイントを貯める達成感が得られませんし、店舗側も特典で赤字になってしまう可能性もあります。

なので、上部2つの“同日中に同じお客さまへのポイント付与を許可しない(0:00にリセット)”または“指定時間内に同じお客さまへのポイント付与を許可しない”を選択するのがおすすめです。

⑦利用ガイドの記載
最後に利用ガイドを記載しましょう。ショップカードを使用する際の規定や注意事項などをアナウンスする項目です。
少し難しそうな部分ではありますが、未入力の状態でもテンプレートのテキストが設定されているのでご自身のビジネスのルールに合わせてアレンジできます。
500文字まで入力できますが、お客さんに分かりやすいよう簡潔な文章を心がけましょう。

⑧保存
すべての項目を入力し終えたら保存して、ランクアップカードの作成またはショップカードを公開しましょう。 (ランクアップカードについては後ほど解説していきます)

2.ゴール特典(特典チケット)を設定する

ゴール特典(特典チケット)の作成について解説していきます。

ポイントがある一定数貯まったら受けられる特典を設定しておくと、お客さんに達成感を感じてもらえ、リピートにも繋がりやすくなります。
例えば、飲食店でしたらポイントが貯まったらドリンク1杯無料やお茶菓子のサービスをしたり、小売店でしたら好きな商品の値段の〇%を割引き、などが喜ばれます。

このように、お客さんに特別感を感じてもらえるようなサービスをいくつか考えておきましょう。

3.ランクアップカードを設定する

ショップカード設定の全項目が入力が完了後は、保存してランクアップカードも作成できます。ランクアップカードとはポイントが満タンになったら次のランクに移行できるカードのことです。

ランクアップカードはゴール到達後に別のカードに切り替わります。カードごとに異なる特典を用意できるのでお得意様向けのちょっと贅沢な特典なども設定できます。

引用元:LINE公式アカウント

効果的なショップカード機能の運用方法とは

この章ではショップカードの機能を効果的に運用する具体的な方法について解説していきます。

LINE公式アカウントのリッチメニューの中にショップカードを配置したり、POPやポスターの掲示をしたり、オンラインとオフラインの両方から多角的にアピールしていきましょう。

1.リッチメニューに表示させる

まず、LINEのトーク画面のリッチメニューに表示して周知させる方法です。

リッチメニューとはトーク画面の下部(キーボードエリア)に表示されるメニュー欄のことで、そこにショップカードを表示させておけば、ユーザーはトーク画面を開いたらすぐにアクセスできます。

また、キャンペーン期間中はショップカードの部分を大きく表示させるなどの細かい設定も行えるため、ご自身のビジネスのコンセプトに合わせた運用が可能になります。

2.URLを配信する

次にショップカード取得専用のURLをLINE公式アカウントのタイムラインやメッセージ配信にて周知する方法です。

管理画面でショップカードを作成・公開したらカード配布用のページが表示されます。
カード設定→カード配布→カード取得用URLをコピー。コピーしたURLを告知用のテキストに添付して配信できます。

引用元:LINE公式アカウント

3.クーポンを配信する

そして、クーポンをメッセージ配信してショップカードとの併用を促す方法です。LINE公式アカウントのメッセージ配信機能では、最新情報などのお知らせ以外にもクーポンを配信できます。
雨の日限定や〇月限定クーポンなど、友だち登録したユーザーのみに配信されるお得なクーポンを発行して来店を促進してみましょう。
実際のサービス利用とポイント取得の組み合わせでリピーター獲得に繋がりやすくなります。

メッセージ配信機能についてはこちらの記事もご参照ください。

4.ポップを作って周知する

最後に、店内にQRコードを印字したPOPを多数用意して友だち登録を周知する、オフラインからのアピール方法です。

POPを店内の壁やテーブル、レジカウンターなど、お客さんと接点を持ちやすい場所に設置して、積極的に友だち追加を促進しましょう。
また、ポイント読み取り用のQRコードを印字したポスターも複数の場所に貼っておけば、お客さんご自身でポイント取得を行ってくれるので、スタッフの負担が軽減されます。

まとめ

このようにLINE公式アカウントのショップカード機能には、無料で始められるだけでなく、事業を運営するのに欠かせない要素が数多く備わっています。そのメリットは大きく、効果的に活用することでリピーターの獲得や新規顧客の開拓にも繋がりやすくなります。
ぜひ、ご自身のLINE公式アカウントの運用に活かしてみてください。

弊社ではMEO対策を中心に中小企業の集客のお手伝いをしております。集客にお悩みの方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

LINE公式アカウントでは、友だち登録しているユーザーに向けて定期的なメッセージ配信ができます。配信を行うことでご自身のビジネスの最新情報や友だち限定クーポンなどを提供できます。
そして、メッセージの配信方法にはいくつか種類があり、目的やユーザー別に配信方法や内容を分けることで、より集客に繋がりやすくなります。

本記事では、LINE公式アカウントのメッセージ配信の種類や効果的な配信内容について解説していきます。

LINE公式アカウントのメッセージ配信とは

LINE公式アカウントのメッセージ配信は、友だち登録しているお客さん全員にご自身のビジネスの最新情報をお知らせできる機能です。 定期的に配信することでサービス情報に触れてもらう機会が多くなるので、お客さんとの接点を作るのに非常に効果的です。

メッセージを配信した後はチャットに繋げることもできるので、情報発信だけでなく、1:1のお問い合わせにも対応できます。宣伝や告知だけでなく、お客さんとのコミュニケーションが図れる場でもあるので積極的な配信を心がけていきましょう。

また、メッセージ配信はLINE公式アカウントの料金プランに記載してある配信数に含まれます。無料のプランでも充分な配信数がデフォルトで設定されていますので、まずはそこから始めてみるのも良いでしょう。

メッセージ配信の基本機能について

この章ではメッセージ配信の基本的な機能について解説していきます。

メッセージはテキストやスタンプ以外にも画像や動画などを送ることができます。 また、A/Bテスト用のメッセージの作成や友だち登録しているユーザーの属性を絞り込んでのセグメント配信などもできます。

メッセージを一度に送信できるのは3つの吹き出しまでで、「メッセージを送った回数」×「送ったユーザー数」を配信回数としてカウントします。

各料金プランの中で配信できる回数や文字数には制限があるので、一度でどれだけの集客効果があるメッセージを作成できるかがポイントになってきます。

メッセージ配信の種類

LINE公式アカウントのメッセージの配信方法はいくつかあり、シンプルなテキストで配信したり、画像や動画を用いて視覚情報で訴求するものなどがあります。
それぞれの特性を知り、用途によって使い分けることで様々な効果やメリットが得られます。

この章ではメッセージ配信の代表的な4つの方法について解説していきます。

1.テキスト&スタンプなどの通常配信

まず、LINEの通常通りの使い方のようにテキストやスタンプ、画像などを友だち登録しているすべてのユーザーに一斉送信する方法です。

作成したメッセージをそのままユーザー全員に送信するだけなので簡単に行えるというメリットがありますが、デメリットとしては、全てのユーザーに効果的とはいえないため、内容や配信頻度によってはブロックされてしまうリスクもあります。

2.セグメント配信

次に、“セグメント配信”です。
セグメント配信とは、ユーザーの属性に合わせてタグ付けして絞り込み配信をする方法です。タグ付けで配信先を絞られるので、情報を本当に必要としているユーザーに確実に届けることができます。
セグメント配信には、ユーザー管理の効率化やメッセージの開封率の上昇というメリットがあります。

タグの付け方の詳細はこちらの記事もご参照ください。

3.リッチメッセージ

そして、“リッチメッセージ”についてです。
リッチメッセージはテキストや画像に加え、Webのリンクやクーポンをまとめて配信できる方法です。 テキストのみでの配信よりも視覚情報で訴求できるので、より高い宣伝効果が得られます。

新商品やキャンペーン情報の画像など、文字情報だけでは伝わりにくい内容を分かりやすく配信できるので開封率も上がりやすくなります。

4.ステップ配信

最後に“ステップ配信”についてです。
ステップ配信とは、ユーザーの行動に基づいて、事前に用意しておいたメッセージを設定したタイミングで自動配信する方法です。 友だち登録した日からの日数など、ユーザーひとりひとりの行動に合わせた内容のメッセージを配信できます。

ステップ配信を自動化できるサポートツールなどもあり、こちらの記事でも紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

効果的なメッセージ配信とは

メッセージ配信機能を効果的に活用するには、様々な工夫が必要です。
例えば、ご自身のビジネスのターゲットとなるユーザーがアクティブになっていない時間や曜日に配信しても充分な効果は得られないでしょう。 なので、ユーザーが反応しやすい時間帯や頻度で配信することでメッセージの開封率も上がり、実際の集客に繋がりやすくなります。

この章では集客に効果的なメッセージの配信方法について解説していきます。

1.ユーザーが求める情報を提供する

まず、情報を発信する上でユーザーが求める情報を提供するという点がとても重要です。
LINE公式アカウントは、お客さんに直接、情報を届けることができる以外にもチャットによる相互のコミュニケーションがすぐに取れるので、他のSNSに比べてユーザーとの距離が近く感じるツールです。

“友だち”からの連絡はすぐに確認したくなるものなので、どれだけユーザーの関心を惹きつけ、購買行動に繋げられるかがポイントになってきます。 情報を配信する際は、ユーザーにとって興味がある、役に立つ、期待感が持てるといったメリットのある内容を意識して作成してみましょう。

2.配信時間や頻度をユーザーの生活リズムに合わせる

次に、メッセージ配信はその内容も大事であると共に、配信する時間帯や頻度を考慮するのも大事です。

LINE公式アカウントは業種別にカテゴリ分けされていて、各業種に最適な頻度や時間帯 は多岐にわたります。 なので、まずはご自身のビジネスに近いカテゴリの時間帯で配信してみましょう。

また、配信頻度はLINE公式サイトでは月2〜4回の配信を推奨しています。なので、2週間に1回または週に1回ほどのペースで、通常の業務に支障のない範囲で定期的に配信するのが良いでしょう。

メッセージの開封率の高さはユーザーの購買行動に直結します。ご自身のビジネスのユーザーのターゲットやペルソナ設定をしておくことで、ユーザーにとって快適な配信ペースが明確になり、マーケテイングの最適化を図れます。

3.文章は簡潔にする

配信するメッセージの文章はスムーズに読める量を心がけましょう。

5行〜10行までを目安として、改行や絵文字で装飾するなどして読みやすいメッセージを作成していきます。 あまり文章が長すぎると、最後まで読んでもらえず削除されてしまう可能性があります。 なので、お知らせしたい内容が多かったり、長文になりそうな場合は、期間を空けて数回に分けて配信するか、リンクを貼って告知ページなどに誘導するようにしましょう。

また、丁寧な言葉遣いは大事ですが、あまり堅苦しくない表現にした方がユーザーは親しみを抱きやすくなります。
もし、メッセージの文章を考えるのが苦手という場合はLINE公式アカウントの運用代行を検討してみるのも一つの方法です。

4.画像やクーポンを組み合わせて配信する

定期的な情報発信は大事ですが、テキストだけのお知らせを淡々と配信し続けるとユーザーは面白みを感じなくなり、ブロックされてしまうリスクが高くなってしまいます。

なので、宣伝効果のある画像と文章を組み合わせて配信しましょう。 メッセージ配信は文字が主体となりますが、画像を用いることでより分かりやすくユーザーに届けられます。

そして、時々、画像と組み合わせて実用的なクーポンの配信もお勧めします。“雨の日限定”や“〇月限定”などその日の天気や期間を限定して使用するものや、他に登録しているポータルサイトやアプリよりもお得な金額のLINEの友だち限定のクーポンなどが喜ばれます。

まとめ

LINE公式アカウントのメッセージ配信は集客において積極的に活用していきたい機能です。
配信方法にはいくつもの種類がありますが、ターゲットによって使い分ければユーザーの興味を惹きつけやすい形で最新情報を届けられ、売上向上や新規顧客の開拓に繋がりやすくなります。
ぜひ、ご自身のLINE公式アカウントの運用に活かしてみてください。

弊社では、MEO対策を中心に中小企業の集客のお手伝いをしております。集客にお悩みの方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

現代では、Google検索やGoogleマップを活用して店舗を探すことが一般的になっています。そのため、地域密着型のビジネスにとってMEO対策は欠かせない集客手法の一つです。  

中でも、クチコミはMEO対策を成功させる上で非常に重要な要素となっており、効果的な運用には欠かせません。  

しかし、MEO対策を検討中または始めたばかりの方の中には

「なぜクチコミがそれほど重視されるのか?」

と疑問を持つ方もいるでしょう。  

そこで本記事は、MEO対策におけるクチコミの重要性について詳しく解説します。

さらに、クチコミがもたらす具体的な効果や増やし方、注意点についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

MEO対策のクチコミとは?

MEO対策におけるクチコミとは、Googleビジネスプロフィールに登録された店舗や企業に対し、実際に訪れたユーザーが星での評価やコメントなどの形で感想を投稿するものです。  

クチコミは、ユーザーが店舗を選ぶ際の判断材料となり、信頼性の向上や集客力の強化につながります。  

特に、クチコミの数や質、星での評価はMEO対策において視認性や検索結果の関連性に大きな影響を与えます。  

高評価のクチコミが多数寄せられることで、Googleの評価が向上し、検索結果で上位表示される可能性が高まります。  

さらに、クチコミは顧客からの貴重なフィードバックとして、自社の強みや改善すべき点を把握する助けにもなります。  

そのため、積極的にクチコミを集め、適切に管理することがMEO対策を成功させる鍵となるでしょう。

MEO対策においてクチコミが重要な3つの理由

クチコミがMEO対策に重要とされる理由として、Google検索やマップ検索結果において自社のビジネスプロフィールの表示順位を決める3つの要素のうち、2つに大きく影響することが挙げられます。

Googleは表示順位をどのように決めているのか、以下のように明言しています。

ローカル検索結果では、主に関連性、距離、視認性の高さなどの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。

引用元:Googleビジネスプロフィールヘルプ

3つの要素の中で、クチコミは関連性と視認性の高さに大きく影響します。

その理由についてそれぞれ解説していきます。

  • 「関連性」に好影響を与える
  • 「視認性の高さ」に好影響を与える
  • ビジネスの信頼性が向上する

「関連性」に好影響を与える

「関連性」とは、ユーザーが店舗を探すために使用したGoogle検索・マップでの「検索キーワード」と、自社のビジネスプロフィールの情報の関連性の高さを指します。

では、なぜクチコミがこの「関連性」に影響するかというと、検索キーワードと内容が一致しているクチコミは関連性が高い情報としてGoogleに認識されるからです。

たとえば、Google検索で「新宿 レストラン ランチ」と検索してみると、以下の画像のように該当する店舗のビジネスプロフィールとクチコミが表示されます。

上の図のようなクチコミをたくさん増やすことで、Googleビジネスプロフィールと検索キーワードの関連性が高まります。

関連性が高まると検索結果に上位表示されやすくなるので、MEO対策においてとても重要です。

「視認性の高さ」に好影響を与える

「視認性の高さ」とは、オフライン・オンライン問わずその店舗/企業をどれだけ多くの人が知っているかを示しています。つまり、ビジネスにおける知名度です。

Googleは、店舗の知名度をはかるための指標として「クチコミ数の多さと評価の高さ」を重要視しています。

クチコミの数が多く、評価が高いほどユーザーにおすすめできる優良な店舗/企業として上位表示されやすくなるのが、Google検索・マップの仕組みです。

MEO対策においては、クチコミを増やすための施策がとても重要です。

ビジネスの信頼性が向上する

MEO対策で高評価なクチコミを増やすと、店舗の信頼性が高まります。

良いクチコミが投稿されていると、ユーザーが来店を決める要因となりやすいからです。

たとえば、なにもクチコミがない店舗と、高評価なクチコミがたくさん投稿されているお店の場合、ほとんどの人が高評価なクチコミが多いほうのお店を選ぶでしょう。

特に新規顧客の場合は、クチコミを見て来店意思を決定することが多いです。

MEO対策においても高評価なクチコミを増やすことが重要といえます。

クチコミを増やす3つのメリット

クチコミを獲得することで得られるメリットは、以下の3つです。

  • Googleからの評価が上がる
  • お客さんとのコミュニケーションで信頼関係が構築できる
  • 今まで気づかなかった自社の強みや改善点が明確になる

それでは、それぞれについて解説していきます。

Googleからの評価が上がる

クチコミの数、特に高評価のクチコミの数が多いほど、Googleからは優良な企業として認識されます。

前述した、Googleビジネスプロフィールの表示順位を決定する要素を満たすことができるからです。

ローカル検索やGoogleマップ検索のいずれの検索結果にも、上位表示されやすくなる効果が期待できます。

お客さんとのコミュニケーションで信頼関係が構築できる

クチコミの投稿欄は、お客さんとの大事なコミュニケーションの場でもあります。

クチコミに丁寧に返信することで、お客さんとのコミュニケーションが深まり、信頼関係を築くことができるでしょう。

一連のやり取りを見たほかのユーザーが、自社のサービスに興味を持ち、新規顧客の獲得につながる可能性も高まります。

いままで気づかなかった自社の強みや改善点が明確になる

クチコミはお客さんからの目線による客観的な意見です。

貴重な意見を参考にして、自社のビジネスの強みをさらに伸ばしていくための新しいアイデアが生まれるきっかけになることもあります。

クチコミによって改善点も可視化されることもあるので、サービスの見直しや品質を向上させる施策を講じることも可能です。

クチコミが増えると、新規顧客の獲得やビジネスとしての成長の機会を得ることができます。

クチコミを獲得するデメリット

そして、クチコミを獲得する際に生じるデメリットについては以下の点が挙げられます。

  • ネガティブなクチコミを書き込まれることもある
  • 炎上するおそれがある

それでは、それぞれについて解説していきます。

ネガティブなクチコミを書き込まれることもある

クチコミはGoogleアカウントを持っているユーザーなら誰でも投稿できるので、ネガティブな内容のクチコミが投稿されることもあります。

ネガティブなクチコミといっても、正当な苦情であれば真摯に受け止め、業務改善に活かす要因となるでしょう。

しかし、中には事実無根の誹謗中傷のような悪質な内容のクチコミもあります。

悪質なクチコミはGoogleに報告して削除してもらうなど適切な対処法があるものの、万全とはいえません。

もっとも重要なのは、悪質なクチコミを未然に防ぐため、最善のサービスを提供するように尽くすことです。

炎上するおそれがある

事業を運営していくにあたって、炎上はもっとも懸念すべき点です。

炎上の火種となったクチコミを見た他のユーザーが、さらにネガティブなクチコミを投稿し、事態がさらに悪化してしまうおそれもあります。 

万が一、炎上してしまった場合は冷静に対応していきましょう。

【無料でできる】クチコミを効率的に増やす方法

クチコミを増やすことはMEO対策において重要ではあるものの、ユーザー側にはクチコミをすることにメリットを感じません。

自ら率先して投稿してくれるケースは少なく、お客さんがクチコミを投稿してくれることをただ待っているだけではなかなか増えにくいのが現状です。

クチコミをより効果的に増やすためには、以下のような方法でユーザーに促す必要があります。

  • お客さんに直接依頼する
  • チラシやポップを掲示する
  • QRコードを使用する
  • クチコミ管理ツールを使う

お客さんに直接依頼する

もっともシンプルな方法は、来店したお客さんに対して「クチコミ投稿をお願いします」と依頼することです。

お願いするタイミングは、飲食店であれば喫食後や会計しているときがいいでしょう。

「よろしければクチコミをお願いします」「今後もより良いサービスを提供するためにクチコミいただけると幸いです」など、さりげなく依頼してみてください。

お客さんがお店のサービスに満足していれば、快諾してくれるかもしれません。

口頭で依頼するだけならお金もかからないので、まずはクチコミを直接お願いする方法を試してみましょう。

チラシやポップを掲示する

店頭チラシやポップ、ポスターなどでクチコミ投稿をお願いする方法もあります。

口頭と違って作成の手間や印刷費用はかかりますが、店内の目立つ場所に貼っておくだけで効果が期待できます。

テーブルや店舗の出入り口、レジの横、トイレなどお客さんの目線に入りやすいポイントを選んでみてください。

お客さんが気の向いたタイミングで、クチコミ投稿をしてくれるでしょう。

直接クチコミをお願いするのは気が引ける、恥ずかしいという方にもおすすめの方法です。

クチコミ投稿用QRコードを活用する

クチコミ投稿用のQRコードを使う方法も有効です。

QRコードを利用することで、お客さんがスマホで読み込むだけで店舗のクチコミ投稿ページにアクセスできます。

クチコミ投稿用QRコードを印刷して、店内に掲示しましょう。

レジ横やテーブルに置いておくだけで、食後や会計中にクチコミ投稿を促進できます。

先ほど紹介した、店頭POPやチラシなどにQRコードを印刷するのもおすすめです。

クチコミ投稿用QRコードの作成方法は、こちらの記事をご覧ください。

クチコミ管理ツールを使う

MEO対策では、クチコミ管理ツールを活用して店舗の評判を飛躍的に向上させることができます。

弊社・株式会社トリニアスが提供するSurvey primeは、Googleビジネスプロフィールでの高評価クチコミをかんたんに集めるために設計された専用ツールです。

このツールを使えば、ポジティブなクチコミだけを効率的に反映させ、顧客からの信頼を獲得できます。

さらに、ネガティブ・ポジティブのクチコミを自動判定する機能や、かんたんなレビュー依頼機能で、顧客の声を素早く集めることも可能です。

アンケート回答後にはオリジナルクーポンを発行し、顧客の満足度を高めることもできます。

Survey primeを導入し、クチコミ管理の新しいステージへと進みましょう。

顧客の声を最大限に活かし、店舗の未来を明るく照らす一歩を踏み出してください。

MEO対策ではクチコミに対して返信することも重要

ここまでMEO対策ではクチコミを増やすことが重要だと解説しました。

ですが、ユーザーから一方的にクチコミをしてもらうだけでは不十分です。

いただいたクチコミに対して返信をすることが重要だとGoogleは明言しています。

ビジネスに関してユーザーが投稿したクチコミに返信しましょう。クチコミに返信することで、ユーザーの存在やその意見を尊重していることもアピールできます。ユーザーから有用で好意的な内容のクチコミが投稿されると、ビジネスの存在感が高まり、顧客が店舗を訪れる可能性が高くなります。

引用元:Googleビジネスプロフィールヘルプ

Googleビジネスプロフィールには、クチコミに返信する機能が備わっています。

MEO対策としてだけでなくファンを獲得するためにも、クチコミの一つ一つに丁寧な返信を心がけていきましょう。

具体的な返信方法については以下のポイントを抑えることで、ユーザーからの評価が高まりやすくなります。

  • 簡潔な文章でまとめる
  • 定型文を多用しない
  • 一つ一つのクチコミに適した内容を返信する

一方で、日々の業務が忙しいからとクチコミ返信用の定型文を多用したり、すべてのクチコミに対して同じ文面での返信を繰り返したりするのはNG。ユーザーに悪い印象を与えてしまうことになりかねません。

わざわざ店舗のために「改善してほしい」「応援したい」という気持ちでクチコミを投稿してくれたユーザーの気持ちに応えるためにも、上記のポイントに注意して返信しましょう。

クチコミへのくわしい返信方法は、以下の記事をチェックしてみてください。

【例文付き】Googleのクチコミへの正しい返信方法とは?

MEO対策におけるクチコミの注意点

クチコミを増やすことがMEO対策において重要と解説しました。

ですが、中には無意識のうちにGoogleビジネスプロフィールのガイドラインに違反している人も少なくありません。

ガイドラインに違反するとGoogleビジネスプロフィールの利用停止、アカウント削除など重いペナルティを課せられる場合があります。

クチコミを増やす際は以下の注意点を守りましょう。

  • 自作自演をしない
  • 金品や特典を見返りにクチコミを促す
  • 高い評価のクチコミを促す

Googleはあくまでもユーザーにとって公平な情報提供を求めているので、このような行為をすべて禁止しています。

売上や知名度をアップさせることを重要視するあまり、ガイドラインに違反してはいけません。

これまでGoogleビジネスプロフィールに費やしてきた時間や努力がすべて無駄になってしまう恐れがあるので、十分に注意しましょう。

悪質なクチコミを書かれたときの対処法

もしも、自社のGoogleビジネスプロフィールに悪質な内容のクチコミが投稿されてしまったら冷静に対応しましょう。

この章では、悪質なクチコミが書き込まれた際の削除方法や対処方法について解説していきます。

  • クチコミの削除申請をする
  • 悪質なクチコミへの対処法

クチコミの削除申請をする

Googleビジネスプロフィールに投稿されたクチコミは、ガイドラインに違反している内容のものは削除できます。

悪質な内容のクチコミは放置せず、速やかにGoogleに削除依頼の申請を行いましょう。

現在、第三者が投稿したクチコミの削除方法は、投稿者本人による削除、またはGoogleに削除依頼を申請する手段の2つに限られています。

クチコミの削除の申請手順についてはこちらの記事もご参照ください。

悪質なクチコミへの対処法

Googleにクチコミの削除を申請しても、Googleのクチコミの仕組みや審査によって、実際に削除されるのに時間がかかることがあります。

場合によっては、Google側の判断で削除されないこともあるでしょう。

削除されなかった場合の対処法については、以下の方法が有効的です。

  • 投稿したユーザー本人に削除してもらう
  • 丁寧に返信する
  • クチコミの数を増やす

クチコミは、投稿した本人であればすぐに削除できます。

しかし、削除してもらえるように直接お願いするのは、少し抵抗があるでしょう。

その場合、そのクチコミに対して丁寧に返信するのがもっとも効果的な対処方法です。

また、クチコミの数を増やすことで、ネガティブなクチコミの印象が薄くなる効果があります。

クチコミの増やし方についてはこちらの記事もご参照ください。

ネガティブな内容のクチコミは耳が痛いものですが、正当なクレームの場合、投稿したユーザーは店舗/企業の成長や改善を期待して書き込んでくれることもあります。

クチコミの内容を活かせば業務改善に繋がるチャンスにもなるので、投稿されたクチコミには全て目を通しておきましょう。

MEO対策クチコミのまとめ

今回は、MEO対策におけるクチコミの重要性について解説してきました。

MEO対策における施策は多々ありますが、特にクチコミは店舗にもたらす影響が大きく、もっとも重要視すべき施策といえます。

ご自身のビジネスの成長のためにも、本記事を参考にクチコミの対策に注力していきましょう。

なお、自社のスタッフのみでは、なかなかGoogleビジネスプロフィールの運用やクチコミの管理が難しいことがあると思います。

MEO対策が行き届いていないと感じている方や運用する人員が足りないという方は、MEO対策業者に運用代行を依頼するのもひとつの方法です。

弊社・株式会社トリニアスではMEO対策を中心に、これまで4,000社以上の中小企業・店舗様のGoogleビジネスプロフィールの運用をサポートしてきました。

店舗の売り上げをさらにアップさせたい、思うようにクチコミが増えないなどのお悩みの方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

“LINE”は日本国内で最もユーザー数の多いSNSです。そして、そのLINEをビジネス運用できる“LINE公式アカウント”は多くの企業に導入されています。
LINE公式アカウントでは、ともだち登録しているお客さんに向けて定期的な情報発信ができます。発信において効果的なのがタグ付けによる絞り込み配信です。

本記事では、ともだち登録しているユーザーへのタグ付けのメリットやタグの設定方法について解説しています。

LINE公式アカウントのタグとは

LINE公式アカウントの情報配信には、登録している全てのユーザーに一律で配信する“全体配信”とユーザーの特徴を絞って配信する“セグメント配信”の2種類の方法があります。

タグ(チャットタグ)に特定のキーワードを付け加えて、友だち登録しているユーザーの特徴をカテゴリ分けして複数のグループごとに管理できます。

タグを使うことで、“初来店した時期”や“平均的な購入金額や滞在時間”、“再来店の頻度”など、ユーザー一人ひとりの特徴を細かく分類できます。
それぞれのグループの特徴に適した情報発信ができるので、ペルソナマーケティングとしての効果を発揮します。

タグ付けのメリット

LINE公式アカウントのタグ付けは定期的な情報配信にとても便利な機能です。 タグ付けを活用することで以下のようなメリットがあります。

・ユーザーの管理がスムーズに行える
カテゴリ分けされるので、ユーザー管理の効率が良くなり、情報発信の最適化を図れます。

・メッセージの開封率が上がる
ユーザーに効果的なメッセージを送るとCVが上がるので、売上の向上も見込めます。
また、配信先が絞られるので、メッセージの発信回数が少ない無料プランの範囲内でも充分に効果があります。

・ブロック防止に繋がる
ユーザーの興味をひく情報を発信できるのでブロックされる確率も低くなります。
そして、定期配信を楽しみにしてくれるファンが増え、リピーターとして、さらなる集客が見込めます。そして、すでに友だち登録しているユーザーのクチコミなどから新規顧客の開拓にも繋がります。

タグ付けの方法

この章では実際のタグ付けの方法を解説していきます。

タグ付けはLINE公式アカウントの管理画面から行います。PC版でもスマホ版でもどちらからでも付与できますが、今回はPC版でのスクリーンショットを使って解説していきます。

1.タグの作成と付与する方法

①管理画面にログインし、画面上部の“チャット”と書いてあるタブをクリックします。

②チャット設定の画面上部の“タグ”と書いてあるタブをクリックします。

③左側の設定(歯車のマーク)をクリックし、タグを作成します。(1人のユーザーに対し、20文字以内で自由に設定できます。)

④そして、ともだち登録しているユーザーにタグ付けする方法です。左側のメニューから“連絡先”を開きます。
ユーザーの名前の右にある“+タグを追加”をクリックし、タグを入力します(上限10個まで)。
これでタグ付けが完了です。

2.タグを付けたユーザーにメッセージを送信する

次にタグを付けたユーザーのグループに、店舗の最新情報などのメッセージを送信する方法です。

①左側のメニューから“絞り込み配信”のマークをクリックして開きます。“タイプを選択”という項目にチェックが入っていることを確認します。

②左側のタグ付けしたグループを選択してメッセージを作成後、送信すれば完了です。

ちなみに、このメッセージ配信はLINE公式アカウントの料金プランに記載してある配信数に含まれます。
タグ付けで配信先を絞ることで、情報を必要としているユーザーに確実に届けられます。なので、配信数に制限のあるプランでもタグ付けの効果を充分に発揮します。

タグ付けする際の注意点

LINE公式アカウントのタグ付けは、最新情報のセグメント配信にとても便利ですが、いくつか注意しなければいけない点があります。
この章では、タグ付けする際の注意点について解説していきます。

1.絞り込み配信は友だち登録100人から

まず、タグ付けによる絞り込み配信ができるのは友だち登録数が100人以上の場合のみです。該当する属性のユーザーが100人に満たない場合は送信できません。
もし、自社のアカウントの友だち登録数が100人以下の場合は、登録ユーザーを増やすか、タグを使わずに手動で配信を行いましょう。

また、友だち登録数の算出には数日のタイムラグが発生する点にも注意しておきましょう。

2.タグを細かく分けすぎない

次に、タグの種類を細かく分けすぎないようにしましょう。
10個までの単語が設定できますが、たった10個でも上限いっぱいまで設定すると管理に手間がかかってしまいます。

また、タグの種類が多いと二重にメッセージを送ってしまう可能性も懸念されるので、あくまでも自身のビジネスに深く関連のある単語に絞ってタグを作成しましょう。

3.タグ付けは自動化できない

そして、タグ付け自体は自動化できないので、すべて手動でおこなう必要があります。タグ付けを自動で行えるツールなどもあるのでそれを活用するのも一つの方法です。

もし、ご自身やスタッフのみで日々の業務と並行しながら運用するのが難しい場合は、LINE公式アカウントの運用代行を検討してみてもいいでしょう。運用代行についてはこちらの記事もご参考ください。

まとめ

ユーザーの特徴を掴んだ細やかなタグ付けでのセグメント配信は、ご自身のビジネスの情報発信をより効率的なものにします。ぜひ、ご自身のLINE公式アカウントの効果的なビジネス運用に活かしてみてください。

弊社ではMEO対策を中心に中小企業の集客のお手伝いをしております。集客にお悩みの方は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

費用対効果の高い施策をすることは、経営者・従業員の負担軽減や利益のアップにつながるので、店舗の存続には欠かせません。

その方法のひとつとしてMEO対策が挙げられますが「どのくらい効果があるの?」「費用はどれくらいかかる?」など、費用対効果が気になっている経営者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、MEO対策で店舗が得られる効果や費用がかかるポイント、効果が出た企業の実例など、費用対効果について詳しく解説します。

具体的な費用対効果を算出する方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもMEO対策とは?

費用対効果を確認する前に、MEO対策とは何かをおさらいしておきましょう。

MEO対策とは、Googleビジネスプロフィール登録した店舗(企業)の情報をGoogle検索・Googleマップで上位表示させるための施策を指します。

具体的な施策内容は、

  • 店舗の良いクチコミを集める
  • 商品・メニューの写真を掲載する
  • 投稿機能で店舗に関する情報を発信する

など、自社のGoogleビジネスプロフィールの情報を編集する作業がメインです。

これらによって上位表示させると、Google検索・マップ上でユーザーに自社の店舗を見つけてもらいやすくなり、集客率や売上アップが見込めます。

MEO対策に向いている業種

MEO対策は、地域と紐づいた店舗型ビジネスに向いている施策です。

例えばレストラン・カフェといった飲食店や、エステサロン、美容室、病院など実店舗があるビジネスがそれに該当します。

反対に、一定の場所に店舗がない移動販売やそもそも実店舗がないオンラインショップなどはMEO対策に向いていないため、施策をしてもあまり集客効果は見込めないでしょう。

関連記事:MEO対策が向いている企業とは

MEO対策の費用対効果が高い理由

MEO対策はGoogleビジネスプロフィールを編集する手間がかかったり、一部向いていない業種があったりと決して万能ではありませんが、それでも費用対効果が高い施策と言えます。

この章では、その理由について解説していきます。

費用があまりかからない

Web集客法と聞くと、多額の費用がかかりそうなイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。

たしかに多額の費用がかかるWeb集客法もありますが、MEO対策であれば費用がかかりません

Googleビジネスプロフィールへの店舗情報の登録・編集は自社で対応すれば無料でできるので、ホームページのようにドメイン・サーバー代などの費用は一切不要です。

ただし、MEO対策を業者に依頼する場合は費用がかかってしまいますが、それでも月額5万円ほどの負担で済みます。

上の画像のように、MEO対策はほかのWeb集客とくらべても圧倒的に費用がかかりにくく、集客効果が少しでも出れば利益につながりやすいので、非常に費用対効果が高いと言えるでしょう。

集客効果が出るまで時間がかからない

MEO対策は、本格的に施策を始めてから実際に集客効果が出るまでの時間があまりかかりません。

SEO対策は、プロの業者に依頼したとしても半年~1年ほど時間がかかるのに対し、MEO対策は早ければ数週間、遅くとも半年ほどで集客効果が出始めます

実際に弊社がMEO対策を代行した大手不動産のチェーン店では、施策を始めてからわずか2ヶ月でGoogleビジネスプロフィールのアクセス数が3倍になったというデータもあります。

集客効果がなかなか出なければその分、業者へ支払う報酬や人件費など多額のランニングコストがかかり、利益を上げるための施策がかえって経営を苦しめる要因となってしまいます。

その点、低コスト・短期間で集客効果が出やすいMEO対策は費用対効果が高いと言えるでしょう。

広告枠やSEO枠よりもクリックされる確率が高い

MEO対策によってGoogle検索やGoogleマップに上位表示させると、広告・SEO枠よりもクリックされる確率が高くなります。

Google検索では、例えば「新宿 歯医者」と調べた場合、以下の画像のように検索結果の上から順番に「広告」「MEO」「SEO」の3つの枠が表示されます。

海外のIT企業「ENGENIUS」の調査によるとこういった検索結果を見たユーザーのうち、広告枠をクリックする割合が約13%、SEO枠が40%に対して、MEO枠はおよそ半数である「47%」を占めることが分かっています

クリックする割合の多さは自社のGoogleビジネスプロフィールにアクセスするユーザー数の増加に直結するので、ほかのWeb集客に取り組むよりもMEO対策は費用対効果が高いと言えるでしょう。

アクセスするユーザー数が年々増加している

およそ9割の人がスマートフォンを所有する現代では、Google検索やGoogleマップを利用して店舗を探すことが当たり前となりつつあり、その影響でGoogleビジネスプロフィールにアクセスするユーザー数も年々増加しています。

実際に弊社の調査では以下の画像のように、昨年と比べてさまざまな業種でGoogleビジネスプロフィールのユーザー数が増加していることが分かりました。

このように、スポーツジムや習い事(学習塾)、歯科医院など全く関連性のない業種においても平均的に増加しているので、今からMEO対策に取り組んでも高い費用対効果を得られるでしょう。

費用対効果を算出する方法

MEO対策の費用対効果が高い理由を説明してきましたが、実際には具体的な数値で示さないと本当に効果が高いのかどうかがわかりません。

たとえ施策をする前と比べて集客効果が出たとしても、人件費や業者へ支払う報酬がそれを上回る金額であれば、費用対効果が高いとは言えないでしょう。

また、MEO対策の費用対効果を数値化しておくことによって実際に施策をするかどうかの判断基準にもなるので、以下の計算式で算出してみましょう。

費用対効果 = MEO対策によって得た効果 ー MEO対策にかかった費用

ごく単純な計算式ですがこれだけでは具体的なイメージがわかないと思うので、以下のような飲食店を例に解説していきます。

  • 月平均売上 ⇒ 100万円
  • 月平均来客数 ⇒ 1,000人

この飲食店がMEO対策によって来客数が1,000 ⇒ 1,300人に増えたとすると、月平均の売上は単純計算で130万円と想定できます。

この130万円のうち、増えると想定される「30万円」が費用対効果を算出するための「MEO対策によって得た効果」です。

次に「MEO対策にかかった費用」の算出について、これは施策を業者に代行してもらう場合はその月額の費用(ここでは5万円としておきます)を当てはめれば大丈夫です。

一方で自身、または従業員など自社のリソースでMEO対策をする場合、1ヶ月のうち施策にかけた時間分の人件費を「MEO対策にかかった費用」に当てはめましょう。

例)施策にかけた時間(40時間 /月) × 給与を時給換算した数値(1,500円とする)= MEO対策にかけた人件費(6万円)

ここまでの計算を、MEO対策の費用対効果を算出するための式に当てはめると、以下のようになります。

業者に依頼した場合の例:【 30万円(MEO対策によって得た効果)ー 5万円(MEO対策にかかった費用)= 25万円(費用対効果) 】

自社で対策した場合の例:【 30万円(効果)ー 6万円(費用)= 24万円(費用対効果)】

非常にざっくりとした計算方法でしたが、この通りになればMEO対策にかけた費用以上の効果が出ている、つまり費用対効果が高いと言えるでしょう。

MEO対策で集客効果が出た事例紹介

MEO対策は費用対効果が高いとはいっても、実例を見てみないことには信ぴょう性に欠けるでしょう。

トリニアスはこれまで、飲食店やクリニック、不動産などの業種をはじめとした4,000社以上のMEO対策をサポートしています。

トリニアスが実際にMEO対策をした企業のなかで、「問い合わせ数がアップした」「来客数アップにつながった」などの集客効果が出た事例を、こちらの記事でくわしく紹介しています。

MEO対策の集客効果に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

MEO対策費用対効果のまとめ

今回は、MEO対策の費用対効果について解説しました。

MEO対策は、短期間で高い集客効果を見込めることから近年注目されてつつあるWeb集客法ですが、まだ本格的に取り組んでいる店舗・企業はそう多くはありません。

いまからMEO対策を始めて本格的に取り組めば近隣の同業他社と大きく差をつけられる可能性が高いので、まずは自社でできるところから少しずつ始めてみましょう。

一方でMEO対策に興味はあるものの、

「施策にかける時間・人員がいない」
「ノウハウがないから何から始めれば良いかわからない」

という方は、これまで4,000社以上の中小企業・店舗様のMEO対策をサポートしてきた実績のある弊社までお気軽にご相談ください。

またMEO対策を自分でやってみたい方向けの資料もあるので、よかったらダウンロードしてみてください(無料)。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

Googleビジネスプロフィールのクチコミは、集客や信頼度の向上にとても重要です。

多くの人がクチコミを参考に店舗やサービスを選ぶため、良いクチコミを増やすことはビジネスの成長につながります。

本記事では、クチコミを増やす方法をわかりやすく解説します。

ぜひ、最後までご覧ください。

クチコミを増やすメリット

Googleビジネスプロフィールにクチコミが増えると、検索結果での表示順位が上がる可能性があります。また、クチコミが多いと利用者の安心感が高まり、問い合わせや来店につながりやすくなります。

Googleの公式サイトでも下記の通り、自社のGoogleビジネスプロフィールの“視認性の高さ”という表現で、認知されることへの重要性を訴えていますので積極的にクチコミを増やすことを意識してみましょう。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。
Googleでのクチコミ数とスコアもローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスはランキングが高くなります。

引用:Google公式サイト

クチコミを増やす基本的な方法

クチコミは店舗やサービスの信頼性を高め、新規顧客の獲得につながる重要な要素です。

特に、Googleビジネスプロフィールのクチコミは、検索順位や集客に大きく影響を与えます。

この章では、クチコミを増やすための基本的な方法を紹介します。

お客様に直接お願いする

サービスの満足度が高いお客様に、Googleビジネスプロフィールにクチコミを書いてもらうようにお願いすると、自然と良いクチコミが増えます。会計時やサービス終了後に「クチコミを書いていただけると嬉しいです」と伝えると、協力してもらいやすくなります。

QRコードを活用する

クチコミ投稿用のURLをQRコードにして、レジや店内の目立つ場所に設置すると、お客様に手軽にクチコミを書いてもらえます。チラシやメニューにもQRコードを掲載すると、さらに多くの方に見てもらえます。

QRコードの作成方法の詳細についてはこちらの記事もご覧ください。

チラシやポップで依頼する

そして、チラシやポップ、ポスターなどでクチコミ投稿を呼びかける方法です。

カラフルなデザインにして店舗の出入り口やレジの横、テーブルなど目立つ場所に掲示しておきましょう。

口頭でお願いするのもいい方法ですが、掲示物で視覚情報からも訴えかけてみましょう。

このようなアナログな方法でも充分に効果を発揮します。

SNSやメールで案内する

LINEやInstagram、メールなどでクチコミのお願いをすると、来店後のお客様にもアプローチできます。「ご利用ありがとうございました。クチコミを投稿していただけると励みになります」と伝えると、お客様も投稿しやすくなります。

スタッフに協力してもらう

スタッフが積極的にクチコミ投稿をお願いすると、お客様が気軽に書いてくれる可能性が高くなります。特にリピーターの方には、スタッフから直接声をかけると効果的です。

消費者心理を活用する

人は他者の意見を参考にする傾向があります。そのため「他のお客様からも多くのクチコミをいただいております」と伝えることで、投稿のハードルを下げることができます。

クチコミが増えやすい環境を作る

企業や店舗にとって、良いクチコミは信頼性を高め、新規顧客を引き寄せるために非常に重要です。しかし、ただ待っているだけではクチコミは増えません。

クチコミを増やすためには、顧客が積極的に意見を投稿したくなるような環境を作り出すことが大切です。

サービスの質を向上させる

良いクチコミを増やすには、満足度の高いサービスを提供することが一番の近道です。

接客や商品、サービスの品質を高めることで、お客様が自然とクチコミを書きたくなります。

クチコミを書いたお客様に感謝の気持ちを伝える

クチコミを書いてくれたお客様に「クチコミを書いていただき、ありがとうございます」と伝えると、他のお客様にも良い印象を与えます。丁寧に返信するのも重要です。

クレーム対応を適切に行う

クチコミには良いものだけでなく、厳しい意見も含まれることがあります。クレームのクチコミにも誠実に対応し、改善策を提示すると、信頼度が高まります。

Googleアルゴリズムを意識する

Googleは、クチコミの質や量を評価して検索順位を決定します。

定期的にクチコミが増えることが望ましいため、継続的なクチコミ獲得の取り組みが重要です。

ネガティブなクチコミへの対応方法

クチコミには良いものだけでなく、厳しい意見やクレームも含まれます。

ネガティブなクチコミを受けた際、適切に対応することが、顧客との信頼関係を築き、ブランドのイメージを守る鍵となります。

この章では、ネガティブなクチコミへの対応方法をさらに詳しく解説し、効果的な改善策をご紹介します。

ネガティブなクチコミを冷静に受け入れる

ネガティブなクチコミを受けると、感情的に反応したくなることがあるかもしれません。

しかし、感情に任せて反論したり、無視したりすることは逆効果です。

まずは冷静に、そして建設的に受け入れる姿勢を示しましょう。

顧客が感じた問題に耳を傾け、どのような点が不満だったのかを理解することが重要です。顧客のフィードバックを受け入れ、改善の機会として捉えることで、次回以降の対応がスムーズになります。

迅速かつ個別に対応する

ネガティブなクチコミに対する対応は迅速であることが大切です。

クチコミを放置しておくと、問題が拡大し、他の潜在的な顧客にも悪い印象を与えるおそれがあります。

クチコミを確認したら早めに対応を始めましょう。

また、顧客ごとに個別の対応を心掛けることも重要です。一般的な返答ではなく、その顧客の状況に応じた具体的な返答をすることで、顧客は「自分の意見が大切にされている」と感じることができます。

建設的な改善策を提案する

ネガティブなクチコミには謝罪だけでなく、実際の改善策を提示することが信頼度を高めます。顧客が指摘した問題に対して、具体的にどのように改善する予定なのかを示しましょう。

たとえば「○○の問題については、現在改善を進めており、今後は○○のような対応を取ります」といった具体的な説明を行います。さらに、改善策を実施した後に顧客に報告することで、誠実な対応が評価されます。

公開の場で誠実に対応する

GoogleのクチコミやSNSなどの公開の場でネガティブなクチコミに対応する際、礼儀正しさと感謝の気持ちを忘れずに示しましょう。顧客が公開の場でコメントを投稿した場合、その対応を他の人たちも目にするため、丁寧で誠実な対応が特に重要です。

「ご指摘いただきありがとうございます。お客様のご不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。今後の改善に活かしますので、引き続きご愛顧いただけますようお願いいたします」といった形で、感謝と謝罪を伝えることが効果的です。

フィードバックを積極的に活用する

ネガティブなクチコミを単に「悪いクチコミ」と捉えるのではなく、貴重なフィードバックとして活用することが大切です。顧客の意見は、サービスや製品を改善するための貴重な情報源です。

クチコミに基づいて改善策を講じるだけでなく、定期的にフィードバックを収集し、サービスの質を向上させるためのプロセスを整えることで、長期的に顧客満足度を高めることができます。

ネガティブなクチコミへの対応は、ただ単にクレームを解決するだけでなく、顧客との信頼関係を深めるチャンスです。冷静に受け入れ、迅速かつ個別に対応し、改善策を提示することで、顧客からの信頼を得ることができます。また、公開の場で誠実に対応し、フィードバックを活かすことで、長期的なブランドの成長に繋げることができます。

ネガティブなクチコミをポジティブな結果に変えるためには、顧客とのコミュニケーションを大切にし、常に改善を意識した対応が求められます。

クチコミを管理し、信頼度を高める

Googleビジネスプロフィールのクチコミは、ユーザーが店舗やサービスを選ぶ際に非常に重要な要素となります。

良いクチコミが多いほど信頼度が向上し、集客にもつながります。一方で、悪いクチコミが放置されると、ブランドイメージの低下を招くおそれがあります。

この章では、クチコミを適切に管理し、信頼度を高める方法について詳しく解説します。

すべてのクチコミに返信する

良いクチコミだけでなく、改善点を指摘するクチコミにも誠実に返信すると、信頼度が高まります。丁寧な対応を心がけることで、さらなるクチコミ獲得につながります。

不適切なクチコミは報告する

虚偽の情報や誹謗中傷のクチコミがあった場合は、Googleに報告することで削除してもらえる可能性があります。冷静に対処し、適切な方法で対応しましょう。

クチコミ依頼のトーク例を活用する

クチコミを依頼するときに、どのように伝えるかも重要です。

特に、オンラインでの評判が企業の成功に直結することが多いため、積極的に良いクチコミを集めることが求められます。しかし、顧客にクチコミをお願いするのは簡単ではありません。適切なタイミングとトーンで依頼することが、クチコミをもらうためのカギです。

以下のような例を活用すると、スムーズにお願いできます。

例:

「本日はご来店いただき誠にありがとうございます。もしよろしければ、Googleビジネスプロフィールにクチコミを書いていただけると嬉しいです。多くのお客様の参考になりますし、スタッフ一同の励みにもなります。」

このように相手に感謝を伝え、依頼の理由を説明しています。相手がクチコミを書きやすい環境を提供することがクチコミを集めるための第一歩です。

具体的な返信方法や例文についてはこちらの記事もご覧ください。

まとめ

Googleビジネスプロフィールのクチコミを増やすには、お客様への積極的なお願い、QRコードやSNSの活用、サービスの向上など、さまざまな工夫が必要です。

信頼度の高いクチコミを増やすことで、集客効果を高め、より多くのお客様に選ばれる店舗やサービスを目指しましょう。

弊社・株式会社トリニアスではクチコミ管理ツール『Survey prime』を提供しております。

Googleビジネスプロフィールに関するポジティブなクチコミを収集し、管理するツールです。クチコミの感情分析、簡単なクチコミリクエストやアンケート機能、アンケート完了後のクーポン発行機能などがあります。また、スタッフのクチコミ貢献度の追跡や、ウェブサイトへのクチコミ表示機能も提供されています。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。

これまで学校の広報といえばホームページの運用や学校要覧の作成などが主でしたが、近年、スマホの普及に伴ってSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用する方法が注目を集めています。

しかし、SNSそのものを利用したことがない方にしてみれば、

「SNSを活用するのは本当に有効なの?」
「SNSを活用してみたいけど、どうすれば良いかわからない」

といった疑問や悩みが生じることもあるでしょう。

そこで今回は、学校の広報にSNSを活用するためのコツについて解説します。

活用するメリットや各種SNSの選び方も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

学校の広報にSNSが有効な理由

学校の広報にSNSを活用することに対して「本当に有効なのか」と疑問を抱く方もいるかと思いますが、結論から言うと非常に有効です。

その理由を順番に深堀りしていきましょう。

10代のSNS利用者数が多い

学校の広報にSNSが有効な1つ目の理由は、10代のSNS利用者の割合が非常に多いことです。

実際に総務相が令和2年におこなった「通信利用動向調査」によると、学校のターゲット層である13〜19歳の86,1%がSNSを利用していることが分かっています。

およそ9割に近い人が日常的にSNSを利用していることから、進学したい学校の情報収集をすることも想定できるので、広報に活用することで効果的に自校をアピールできるでしょう。

コロナ禍で気軽に来校できなくなった

学校の広報にSNSが有効な2つ目の理由は、コロナ禍で気軽に来校できなくなったことです。

高校や大学、専門学校などではオープンキャンパスや説明会など入学を希望する学生やその保護者が来校する機会がありますが、コロナ禍でためらっている方も少なくありません。

そのような方に向けて学校内や説明会の様子を動画で発信できるので、機会損失を防げるでしょう。

学校の広報にSNSを活用するメリット

学校の広報にSNSを活用するメリットは以下の通りです。

  • 無料で集客効果が期待できる
  • 画像や動画で学校の雰囲気を視覚的にアピールできる
  • イベントを宣伝しやすくなる

無料で集客効果が期待できる

学校の広報にSNSを活用する1つ目のメリットは、無料で集客効果が期待できることです。

学校用のホームページを作成・運用する場合はサーバー代やドメイン代などの料金がかかる上、それらを外部の業者に委託する場合はさらに高額な料金がかかってしまいます

さらに、集客効果を出すためには高度なノウハウが必要なので、学校内のリソースだけではなかなか効果が出にくいのが難点です。

一方のSNSであればアカウントの作成や運用に料金がかからないため、まずは気軽に始めてみましょう。

画像や動画で学校の雰囲気を視覚的にアピールできる

学校の広報にSNSを活用する2つ目のメリットは、画像や動画を通して学校の雰囲気を視覚的にアピールできることです。

ホームページや学校要覧のように、文章だけで学校内の雰囲気や魅力を存分に伝えるのは難しいものです。

SNSであれば学校全体や授業中の風景、部活動の様子など、画像や動画を通じて視覚的にアピールできるので、「こんな学校に入ってみたい」といった具合に学生の意欲を掻き立てられるでしょう。

イベントを宣伝しやすくなる

学校の広報にSNSを活用する3つ目のメリットは、オープンキャンパスや説明会などイベントを宣伝しやすくなります。

これまでの宣伝方法といえば、学校用ホームページへの掲載やチラシを周辺地域に掲示するなどが一般的で、いずれも宣伝できる範囲が限定的で認知させにくいことが難点でした。

一方、SNSであれば8,270万人にものぼる国内のユーザーに対して宣伝できるので、周辺地域のみならず広い範囲での集客効果が期待できるでしょう。

学校の広報にSNSを活用する際のコツ

学校の広報にSNSを活用する際のコツは以下の通りです。

  • SNSの危険性を考慮する
  • 学生に協力を依頼する
  • SNSユーザーとのコミュニケーションを図る

SNSの危険性を考慮する

学校の広報にSNSを活用する際は、<不適切な内容を投稿してしまうと炎上する危険性があることを考慮しておきましょう。

たとえ投稿した側に悪意がなくともひとたび炎上すると後処理に追われるだけでなく、アカウントや学校そのものの信用を失ってしまいます。

そのほかにも、投稿する際は個人情報の取り扱いに注意が必要です。

誤って個人情報が記載されたデータを投稿したり個人を特定できるものが映った画像や動画を投稿したりしてしまうと、犯罪に巻き込まれてしまうリスクがあります。

SNSは学校の広報に活用しやすい反面、使い方を誤ると取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも考慮しておきましょう。

ユーザーにメリットのある投稿をする

SNSでは、常にユーザーに対してメリットがある内容を投稿しましょう。

芸能人や著名人の場合は、自身のSNSアカウントに日常的な疑問や体験を日記のように投稿しても、ユーザー(フォロワー)からは「〇〇さんはこれが好きなんだ」「私と一緒でうれしい」といったメリットを感じられます。

しかし、学校に対してユーザーが求めているのは「自分の現在や将来のために必要な情報があるかどうか」であるため、日記のような内容を投稿しても興味・関心を持ってくれません。

それどころか「なんか変な学校だな」と、ネガティブな印象を与えて敬遠されてしまう恐れもあります。

学校そのものやアカウントのイメージを崩さないためにも、ユーザーの視点で考えた内容を投稿しましょう。

学生に協力を依頼する

学校の広報にSNSを活用する際は、自校の学生に協力を依頼しましょう。

教員とターゲットでは世代が異なるので、求める情報を正確に把握してそれを発信するのは簡単なことではありません

したがってターゲットに魅力を感じてもらうためには、同じ世代である学生に「どんな情報を求めているのか」「どんな内容が共感できるのか」といった具合に聞き取り調査をする方法が確実です。

なかなか無償で学生に協力してもらうのは難しいですが、うまく協力を仰いでより精度の高い情報を発信しましょう。

ユーザーとのコミュニケーションを図る

SNSを広報に活用する際は、ユーザーからのチャットやコメントに返信するなどコミュニケーションを図りましょう。

学校側から情報を発信することはもちろん重要ですが、あまり一方的になると押し付け感があって一歩距離を置かれてしまいます。

情報の発信に尽力するあまり、質問や問い合わせへの返信が遅れたりおろそかにしたりすると、ユーザーは「全然答えてくれない」と不信感を抱いてしまいます。

学校の存続に欠かせない学生を確保するためにも、普段から積極的にコミュニケーションを図りましょう。

各種SNSの特徴と選び方

一口にSNSといっても「Twitter」「Facebook」「YouTube」などさまざまな種類があるので、どれを選べば良いか迷ってしまうこともあるでしょう。

そんな方に向けて、この章ではそれぞれのSNSの特徴や学校に適した選び方を紹介します。

Twitter(ツイッター)

Twitterは、日本国内のユーザー数が4,500万人を超える巨大なSNSです。

「ツイート」という文章がメインの投稿機能で、140文字以内であれば「学校でこんなことがあった」「今日は学校でこんなことをやる」といった日常の出来事や体験などを気軽につぶやけるのが特徴です。

それによって学校・学生間で対面よりも気軽にコミュニケーションを図れるので、交流の場を作るにはもってこいのSNSと言えます。

また、ツイートにはウェブサイトのURLを貼り付けられるので、イベントの宣伝や受験シーズンの交通・気象情報の共有など利用場面が多いことから、高校や大学、専門学校を問わずに活躍するでしょう。

Facebook(フェイスブック)

Facebookはメタ社が運営する世界最大のSNSで、国内でも2,600万人ものユーザーを抱えています。

Twitterをはじめ、ほかのSNSとの大きな違いは実名登録制であることです。

そのため、本名や年齢、学歴・職歴など詳細な情報を公開しているユーザーが多く、自校のターゲットに対して正確に情報を発信できることが特徴です。

また、Facebookのもう一つの特徴として30、40代のユーザー数が多いことが挙げられます。

このことから、学生よりも保護者に向けて情報を発信したり文字数制限が無い投稿機能を学校用のホームページとして利用したりすることで、Facebookの持ち味を生かせるでしょう。

Instagram(インスタグラム)

Instagramは、日本国内のユーザー数が3,300万人を超えるSNSです。

TwitterやFacebookとは対照的に、Instagramは画像や動画がメインのSNSであるため、学校の授業風景や在学生の印象など、文章では伝わりにくい雰囲気を直感的かつ視覚的にアピールできるのが特徴です。

また、Instagramは10、20代女性のユーザー数が圧倒的に多いため、女子高や美容・アパレル系の専門学校など若い女性がターゲットの学校と相性が良いことも特徴の一つです。

若い女性が共感できる内容や学校での実技講習の様子、役に立つノウハウなどの情報を発信することで、ターゲットの心をグッとつかめるでしょう。

YouTube(ユーチューブ)

YouTubeは誰もが知っているとおり、動画の投稿や閲覧がメインのSNSです。

InstagramやTikTokのような短尺の動画とは異なり、YouTubeは最大12時間までの長尺の動画を投稿できます。

そのため、CMやアイキャッチのようなちょっとした動画からウェブオープンキャンパスのような大掛かりな動画まで、ターゲットや利用目的に合わせて柔軟に対応できるのが特徴です。

また、投稿した動画は文章と画像がメインになりがちな学校用のホームページにも掲載できるので、ホームページの完成度が高まるとともに学校の魅力がより伝わりやすくなるでしょう。

TikTok(ティックトック)

TikTokは、主にスマートフォンでの閲覧に適した縦長の動画を投稿できるSNSです。

特に10代の利用者が多いこともあり、YouTubeやInstagramよりも日常風景や面白おかしいエンタメ系など少しカジュアルな雰囲気の動画が多いのが特徴です。

また、TikTokは独自の仕組みによって自校に興味関心のないユーザーにも投稿を届けやすくなっているので、内容とクオリティ次第ではあるものの比較的拡散されやすい(バズりやすい)という特徴もあります。

これによってほかのSNSよりも急速なアカウントの成長が期待できるため、まずはTikTokで自校の認知拡大やファン獲得を目指すのも良いでしょう。

LINE(ライン)

LINEは、いまや日本国内のほとんどの人が日常的に連絡手段として利用しているSNSです。

その利用率の高さから、ほかのSNSよりも幅広い年齢層に加えて多くのユーザーへ情報を発信できるのが特徴です。

学校が利用する場合、保護者から学生向けの情報まで万能に扱えるのがLINEの強みでもあります。

ただし、情報を発信するためにはユーザーに「友だち追加」をしてもらうことが必須なので、入試対策講座の体験チケットやオープンキャンパスで利用できるクーポンを配布するなど、メリットを感じてもらえる工夫をしてみましょう。

まとめ

今回は、SNSを学校の広報に活用するメリットやコツについて解説しました。

SNSは正しい活用方法を知り、学校の特徴に合ったものを選ぶことで集客効果を飛躍的に高める可能性を秘めています。

しかし、SNSを広報に活用している学校はまだまだ少ないので、是非この機会にアカウントの運用を始めてほかにはない自校の魅力を存分にアピールしてみましょう。

また、SNSと併行して自校の魅力をアピールするなら、Googleストリートビュー屋内版を導入するのが効果的です。

Googleストリートビュー屋内版とは、ユーザーが実際にその場に訪れることなく、スマートフォンやパソコンを通じて教室・運動場など学校内部の様子を360°のパノラマ写真で見せられるサービスです。

導入することでユーザーがその学校に居るかのような疑似体験ができるので、「しっかり設備が整っている」「校内の雰囲気がおしゃれ」など文章や画像では伝えきれない魅力をアピールできるようになります。

実際のところ、内部の様子をくまなく伝えようと教員だけで写真や動画を撮影したり、それをホームページにアップロードするのは非常に手間がかかるものです。

ただでさえ学校の通常業務が忙しくて手一杯なのに、撮影やアップロードをしている時間なんてないという方もたくさんいらっしゃるでしょう。

弊社では、そういった一連の作業を学校に代わってサポートする「ストリートビュー撮影代行サービス」を提供しています。

興味のある方は、ぜひ一度弊社までご相談ください。

お問い合わせ・ご相談はこちら

MEO対策・ビジネスプロフィール・ストリートビュー
Instagram・LINE・HP/LP制作に関しては、
当メディアの運営会社 株式会社トリニアスにご相談ください。