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MEOアルゴリズムとは?ランキング要因と対策を解説

MEO対策はGoogleのアルゴリズムを理解することでさらなる集客に繋がりやすくなります。しかし、「アルゴリズム」という言葉に難しい印象を抱く方も多いでしょう。
そこで、本記事ではMEO対策のアルゴリズムについて分かりやすく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

MEO対策とは

MEO対策とは

MEO対策とは、Googleで「渋谷 カフェ」などと「地域名×サービス名」「地域名×業種」で検索をした際にマップと一緒に表示される店舗情報の表示順位を向上させる対策のことです。
マップと一緒に表示される店舗情報はGoogleビジネスプロフィールというGoogleが無料で提供しているツールで編集ができ、店舗情報を最適化することで検索結果で上位表示を目指します。

MEO対策はマップ検索の対策なので、Googleマップで検索される店舗や「新宿 居酒屋」など間接的に検索される店舗が対策しています。

▼MEO対策が向いている店舗について詳しく見る
https://media.meo-taisaku.com/meo-know-how/meo-gyousyu/

Googleのアルゴリズム(仕組み)とは

アルゴリズム(英: algorithm)とは、計算ができる問題を解決するための計算方法の事を指し、Googleに当てはめると「Googleの検索結果を決める計算方法」となります。

MEOとSEOの違い

MEO対策もSEO対策もユーザーファーストなアルゴリズム(仕組み)になっていることは同じですが、それぞれ以下のように分けて考えられます。

SEO対策のアルゴリズム(仕組み) 情報やサイトの質や正しさ
MEO対策のアルゴリズム(仕組み) Googleビジネスプロフィールの情報量とユーザーとの距離とお店の知名度

SEO対策では知名度の高い企業や、お金や時間をかけて質の良いサイトを制作する企業が上位表示されやすい傾向にあります。
一方、MEO対策はGoogleビジネスプロフィールの店舗情報が充実していて、ユーザーの現在地との距離が近く、また地元での知名度が高ければ個人店舗でも上位表示できます。

▼MEO対策とSEO対策の違いについて詳しく見る
https://media.meo-taisaku.com/meo-know-how/seo-meo-difference/

MEOのアルゴリズム(仕組み)

Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法

引用:Googleビジネスプロフィール ヘルプ

MEO対策のアルゴリズムは、Googleが公式サイトにて「ランキングを決める仕組みは関連性・距離・視認性の高さの3つだ」と公表しています。
この章ではGoogleの説明を深堀して分かりやすく解説していきます。

関連性

MEOアルゴリズム「関連性」

引用:Googleビジネスプロフィール ヘルプ

関連性とは、GoogleビジネスプロフィールやWEB上にある店舗情報と検索語句の関連性のことを指します。
例えばユーザーが「新宿 つけ麺」と検索した場合、検索結果には「新宿周辺にあるつけ麺屋」が表示されます。
Googleビジネスプロフィールにある情報と「つけ麺」に関連があるのか、店舗の位置と「新宿」が関係あるのかをGoogleは判断しています。

関連性の参考画像

「関連性」で判断している場合もあるので、関連がある「新宿駅に近い渋谷区のつけ麺屋」や「新宿区にあるラーメン店」が表示されることもあります。
このように、Googleはビジネスプロフィールの情報と検索語句の関連性を見て検索結果を変えています。

距離

MEOアルゴリズム「距離」

引用:Googleビジネスプロフィール ヘルプ

ここでの距離とは二種類あります。

  • 検索ユーザーの現在地と店舗の距離
  • 検索語句の地名と店舗の距離

例えば、新宿区にいるユーザーと他の区や他県にいるユーザーが「新宿 居酒屋」と検索すると検索結果が変わります。

距離の参考画像
距離の参考画像2
検索地点 検索結果
新宿区 現在地と距離が近い店舗
他の区・他県 知名度や口コミ評価、情報量が多い店舗

このように、今すぐ行く距離なのか、公共交通機関などを使って時間をかけて移動して行く距離なのかによって表示内容が変わります。
「半径〇mだったらこの順位」といった詳細なアルゴリズムは公表されていませんが、このようにユーザーの検索地点や検索語句との店舗の距離も検索結果に影響をもたらします。

視認性の高さ

MEOアルゴリズム「視認性の高さ」

引用:Googleビジネスプロフィール ヘルプ

もともとは「関連性・距離・知名度」の3つでした。ですが、2021年6月に知名度の名称が「視認性の高さ」に変更されています。
上図の説明文や英語表記には変更がないので、知名度だけで順位が変わるという誤解を解くための変更だと言われています。

この説明文では“どんなに口コミを集めても知名度の高い大手には叶わない”という印象ですが、 実際の内容は異なります。 たとえばディズニーランドを「遊園地」と認識している人は少ないので、「関東 遊園地」と検索してもディズニーランドは上位表示されません。
また、スターバックスやドトールコーヒーなどもブランド名で検索することが多いため、「新宿 カフェ」などと検索しても上位表示されません。

このように、検索語句によっては知名度が表示順位を決定づけるものではないので、自社に合う方法でMEO対策していきましょう。

MEO対策のメリット

ここまでMEO対策のアルゴリズムについて解説しました。アルゴリズムを意識してMEO対策をすることで得られるメリットについてお話していきます。
メリットは主に以下の2点です。

  • ユーザーの目に留まりやすい
  • 来店意思の高いユーザーに届きやすい

それでは、それぞれについて解説していきます。

ユーザーの目に留まりやすい

1つ目はユーザーの目に留まりやすくなることです。
検索結果に上位表示することで自社のGoogleビジネスプロフィールの閲覧数が増えます。
アルゴリズムを意識してMEO対策を行うことで、上位表示されやすくなり、徐々にお問合せや来店も増えるでしょう。

来店意思の高いユーザーに届きやすい

2つ目は、マップ検索をする来店意思の高いユーザーに届きやすいことです。
マップを使って検索するという事は、今すぐ向かうか後日旅行で行く場合がほとんどです。
そのため、検索語句に合うGoogleビジネスプロフィールを作成し、「どこかしらのお店に来店するユーザー」に自社を知ってもらえます。

MEO対策のデメリット

MEO対策にはデメリットもありますので、この章で解説していきます。
デメリットは主に以下の2点です。

  • ユーザーからの誹謗中傷
  • 継続しないと効果を実感できない

それでは、それぞれについて解説していきます。

ユーザーからの誹謗中傷

1つ目は、Googleビジネスプロフィールの閲覧数や来店数が増える事により誹謗中傷を受けるおそれがある点です。 もちろん絶対に起こるということではありませんが、上位表示することで閲覧する人や来店客も増えると、その分、色んな人と関わることになります。

また、Googleビジネスプロフィールは誰でも情報を編集できる特性上、店名を勝手に変えられたり、来店していない人から口コミが投稿されたりなどのいたずらが発生することがあります。万が一、そのような口コミが投稿された場合はGoogleに削除申請しましょう。
削除の申請方法についてはこちらの記事もご参照ください。

継続しないと効果を実感できない

2つ目は、時間をかけて継続しないと効果を実感できない点です。
Googleは3か月に1回程度大きなアルゴリズムのアップデートを行います。その際に行われる修正は無数にあるといわれています。
そのため、MEO対策で一度、上位表示できたらずっと上位をキープできるわけではないので対策を継続していくことが重要です。
例えば、3か月だけMEO対策業者に依頼をして上位表示してもらい、その後は何も対策せずに放置してしまったり、自社内で施策しようとする方もいらっしゃいますが、対策し続けないと上位表示はキープできません。
競合他社も上位を目指してMEO対策をしているので、対策を止めたらすぐに順位を追い抜かれてしまうでしょう。

そこで、次章から自社内で今すぐできるMEO対策方法をご紹介します。

MEOアルゴリズムを考慮した対策方法

この章ではMEO対策の方法について解説していきます。
Googleのアルゴリズム(仕組み)である「関連性」「距離」「視認性の高さ」を活用する方法ですのでぜひ、ご参考ください。
具体的な方法は以下の4点です。

  • 店舗情報を充実させる
  • カテゴリを設定する
  • 写真を投稿する
  • 口コミの数を増やす

それでは、それぞれについて解説していきます。

1.店舗情報を充実させる

基本情報入力による視認性の差

まずは、自社のGoogleビジネスプロフィールの店舗情報を充実させましょう。
店舗名、住所、ホームページ、予約リンク、電話番号、営業時間、商品やサービスなどの情報を正しく入力しましょう。
そうすることで、「関連性」、「距離」、「視認性の高さ」のすべての対策に繋がります。
特にゴールデンウィークや年末年始などで営業時間が変わる場合は必ず入力しましょう。

2.カテゴリを設定する

カテゴリの影響度参考画像

2つ目はカテゴリを設定することです。
Googleビジネスプロフィールでは店舗のカテゴリを任意で設定でき、表示順位に大きな影響を与えます。

例えば、「新宿 歯医者」と「新宿 ホワイトニング」の検索結果を見るとカテゴリがそれぞれ違います。
もし「新宿 ホワイトニング」で上位表示したい歯医者さんがいた場合、「新宿 ホワイトニング」で上位表示出来ているGoogleビジネスプロフィールが設定している「美容歯科医」や「エステティックサロン」に変えた方が適切と判断できます。

自社で上位表示させたい検索語句(キーワード)を使用しているGoogleビジネスプロフィールのカテゴリを参考にしてみましょう。

写真を投稿する

検索語句と写真の関係

3つ目は写真を投稿することです。
Googleは、ビジネスプロフィールに投稿された写真がどういう写真なのかを自動で認識できるので、検索語句が違うと同じ店舗でも検索語句に合わせた写真が表示されます。
例えば、「つけ麺」と「ラーメン」など2種類以上のメニューやサービスで上位表示させたい場合は両方の写真を載せてみましょう。

Googleビジネスプロフィールの写真の投稿方法についてはこちらの記事もご参照ください。

口コミの数を増やす

口コミが検索結果に引用されるときの参考画像

4つ目は口コミの数を増やすことです。
口コミは検索結果に引用されることが多いため、Google側は重要視しています。
また、口コミは増やすだけでなく全てに丁寧に返信しましょう。1件1件に丁寧に返信することで投稿してくれたユーザーが再び来店してくれる可能性が高まります。

口コミの効果的な返信方法についてはこちらの記事もご参照ください。

MEOアルゴリズムのまとめ

今回はMEOアルゴリズムについて解説しました。
アルゴリズムという言葉は一見、難しく感じますが、「Googleにおける検索結果の計算方法」であることがお分かりいただけたことでしょう。

Googleは年に数回のアルゴリズムのアップデートを繰り返しているので、その内容に応じて適切な施策を行う必要があります。 しかし、MEO対策をするスタッフが足りない、Googleアルゴリズムのアップデートにその都度対応するのが難しいという場合は、ぜひ弊社・株式会社トリニアスのMEO対策サービス・MEOprimeのご利用をご検討ください。
店舗情報の登録からプロフィールの最適化など幅広くサポートいたします。サービスの詳細や対策にかかる費用など無料でご相談を承っております。
MEO対策にご興味のある方は弊社までお気軽にお問い合わせください。

井波 雅臣

井波 雅臣

2013年、株式会社トリニアスに入社。 以来、2年間に渡って4つのBtoC事業(大手通信回線)立ち上げを行う。 そこでの新規事業立ち上げ経験、営業スキルを買われ2015年よりBtoB事業であるGoogleストリートビュー撮影代行サービスに携わる。 以降、株式会社トリニアスのBtoB事業においてGoogleビジネスプロフィールの専任担当としてDM事業部を牽引。 5年間でのサポート件数は延べ5000件以上。 現在はMEOサービスを中心にデジタルマーケティングの総合サポートを手がける。

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